-----とある日の昼休み-----
「それにしてもおたえとゆーくんも付き合うことになってたって聞いた時は驚いたよね〜」
「私もいきなり好きって言われてびっくりしたよ」
「あはは…」
いつものようにポピパで昼を食べているとたえと付き合うことになってたことについて話していた。あの時は勢いで言っちゃったんだよな……
「あの時は熱くなっちゃって」
「でも嬉しかった、ありがとう優弥」
「どういたしまして」
勢いだったけど結果的には付き合えることになったしたえもポピパやめないでくれたしよかったかな。
食べ終わって話を続けていると
「ゆーうーやーくーん!」
「わっ!?彩先輩!?」
「こんにちはポピパのみんな」
彩先輩と千聖先輩がやってきた。彩先輩は後ろから抱きついてきて千聖先輩は何かを持っている。つーか彩先輩が後ろから抱きついてるから背中に柔らかいの当たってる、というか当てられてる?ちょっと動いてみるか。
「んっ…優弥君わざとでしょ///」
「彩先輩がそれ言います?」
彩先輩と小声で話していると千聖先輩が咳払いしこっちを見ていた。
「彩ちゃん?」
「っ!?」
「学校でそういうことするなとは言わないからせめて人のいない場所にしなさい」
「は、はーい……」
あ、するなとは言わないんだ。まぁ風紀委員の紗夜先輩や生徒会長の燐子先輩は今の彩先輩よりもっと凄いことしてたけど。
「ところで千聖先輩、持ってるそれってひょっとして」
「ええ、セットリストできたわ」
「香澄」
「うん、ありがとうございます!」
やっぱり主催ライブのセトリだった。見せてもらったけどわかりやすくて助かる。特にロックがだけど
「みんな揃ってますね」
「美咲に花音先輩」
「えっと…セットリスト…持ってきたよ//」
「お、おう、これは凄いな」
「うちいつもこんな感じで//」
美咲が赤くなりながらスケッチブックを見せてくれたけど……赤くなる気持ちもわかるなこれは…
「ん〜えがおのオーケストラ、のっびのびトレジャー、コロッケタイムにこれは新曲かな」
「はいはい、テキトーに言わない……」
いや有咲、今回は正解だと思う。
「戸山さん凄い!?」
「全部当たってる!?」
『うそ!?』
「いぇい!」
やっぱり当たってた。
「戸山さんもハロハピ来ない?」
「ええ〜どうしようかな〜」
おふざけだと思うけどなんか勧誘が始まったな。
「ダメ」
「香澄はポピパのでーす」
「振られたか〜」
たえの沙綾にそれは阻止されていた。俺もちょっと乗っかるぞ。
「そうだぞ美咲、香澄は俺のだから渡さないぞ」
「ゆーくん…えっち///」
「わかってるよ、というか優弥君その手わざと?」
「もち」
香澄の後ろから抱きついて渡さないって言ったけど……前に回したその手は香澄の胸を掴んでいる。
「もっと触っていいんだよ?///」
「まぁそれは置いておいて「えっ?」美咲、曲順は分かったけどMCとかはあるのか?」
「うん、1曲目の後と新曲の前に入れるよ」
「おっけー」
香澄のはスルーしてハロハピのライブのことで確認を取っておいた。どれくらい時間使うかも含めて、パスパレもハロハピもとりあえず大丈夫、放課後Galaxyに行ってAfterglowからもらって……Roseliaはどうなったんだろ?香澄が文化祭前にオファーはしてあるって言ってたけど……
確認をしようとしたらチャイムが鳴っちゃったから放課後にするか。
-----放課後-----
「はいこれ、うちのセトリ」
「ありがとな蘭、すげっ、めっちゃわかりやすい」
「どれどれ〜?ほんとだ!」
蘭からセトリをもらったけどめっちゃわかりやすいな。香澄のあと有咲も見てたけど「うちらもこれくらいやらないと」って呟いてたけど……たしか香澄がやってるんだよな。
「できた!ポピパのセットリスト!」
「……うん、さすが香澄、期待を裏切らない分かりにくさ」
「えっ……」
「ぜんっぜんわかんねぇ!」
できたって言ってたけど有咲の言う通り全然わかんねぇな。仕方ない、俺が書き直すか。幸いなことに丸ついてるのはライブでやる曲だし。
「じゃあ俺が書き直すから、えっと順番はっと……」
別の紙に曲の順番、あとはMCのタイミングや必要機材も書いていった。とりあえずこんな感じか。
「簡単な感じになっちゃったけどロックこれで平気か?」
「えっと……はい。これなら大丈夫です」
「これなら!?うぅ…ロック〜」
「あはは……」
これならという発言にショックを受けた香澄、まぁ仕方ない。実際全然分からなかったんだから。
「Poppin’Partyさん、Afterglowさん、Pastel*Paletteさん、ハローハッピーワールドさんはこれで大丈夫ですけど……Roseliaさんは出ないんですか?」
ロックの疑問に香澄たちの顔が曇った。正直なところ何も返事がないからどうなっているか分からないんだよな。
「前にお礼に言った時次はないわよって言ってたし…」
「遠回しに断られたのかな……」
「もう1回お願いしてみよう!」
「香澄の言う通りだなら、出ないなら出ないではっきりしてくれないとロックも困るよな」
「そう…ですね、お願いします」
続きはまた今度ということにしてポピパのみんなでCiRCLEに向かった。紗夜先輩情報だと今日CiRCLEで練習するみたいだし、それでCiRCLEに着いたら受け付け近くにRoseliaのみんな揃ってたから助かる。
「友希那先輩少しだけいいですか?」
「なにかしら?」
「次はもう迷惑かけません!」
「みんなでドキドキするようなライブにしたいです!だから……私たちのライブに出てください!」
『お願いします!』
「わかったわ」
……なんかすんなり了承されたぞ!?
「そこをなんとか……え?」
「何を驚いているの?」
「湊さんから……オファーをもらったと……聞いていましたけど……」
「私たちはそのつもりで動いていましたよ?」
参加のつもりで動いてくれていたのは嬉しいんだけど……
「あの……それならそれで……というよりどちらにしても連絡欲しかったです」
「え!?友希那返事してなかったの!?」
「……それは申し訳なかったわ」
完全に返事忘れてたって顔してたな。まぁどうするか聞けたからよかったけど。
「貴方たち…覚悟はできたようね」
『はい!』
「それじゃあリハーサルの日時とか決まったら連絡しますけど都合の悪い日はありますか?」
「Poppin’Partyの主催ライブまでうちはライブの予定無いからいつでも大丈夫よ」
「分かりました、では決まったら連絡します」
Roseliaはこれから練習だから俺たちはここでCiRCLEをあとにしてまたGalaxyに戻った。俺だけでいいって言ったんだけど、みんな来たかったみたいだからみんなでになった。
「ポピパさん2回出演ですか!?」
「うん!最初にやってその後に、リターンズ!」
「お前リターンズって言いたいだけだろ……」
Galaxyに戻ってライブのことを話していると香澄からまさかの2回出演という案が出た。そんな話俺たちの中でもしてないだろ?つーか有咲の言う通りリターンズって言いたいだけかな?
「だいたい2回出演なんてそんなこと……」
「あぁ〜有咲、隣見てみ?」
「隣?隣って言ったらロックだけど…「ポピパさんが2回出演…最高や〜」あ、いいんだ」
いいみたいだな。まぁポピパの主催ライブだしこのくらいはいっか。ロックはスタッフとしてじゃなくてポピパファンとして言ってる気もするけど……とりあえず大丈夫そう。
この後はライブとは関係ないことを少しの間話したりして外に出た。ライブの宣伝のためにチラシをと…もう夕方だし明日でいいんじゃって思ったけどみんなやりたいみたいだし1時間だけってことでやることにした。
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「Poppin’Partyのみなさん、準備はどうかしら?」
「チュチュにパレオ…なんでいるんだ?」
「何か手伝えることないかと思って」
言ってる内容はありがたいことだけどその言い方…たえがポピパでのラストライブになるとでも思ってるのかな?
「タエ ハナゾノ がPoppin’Partyでの最後のライブになるんだから有終の美を奏でてもらわないと」
「あ!本当は有終の美を飾るですがチュチュ様は…」
「パレオー!///」
なんだこれ?
「ま、まぁともかく、困ったことがあれば言ってちょうだい!力になるわ!」
「そうか、じゃあ早速困ってることがあるんだけど聞いてくれるか?」
「いいわよユウヤ ヤマモト!」
「よかったよかった、実はな〜むぐっ!?」
『おたえ(ちゃん)!?』
「ごめん優弥、それは私から…」
困ってることを言おうとしたらたえに口を抑えられた。俺が言おうとしていることは分かってるみたいだな。
「チュチュ、パレオ、短い間だったけどRASで過ごした時間はとても刺激になりました。凄く痺れた…でも!」
たえはRASで過ごした時間のことを言っているが、全部過去形で言っていることに気付いているのかチュチュの顔がどんどん険しいものになっていっている。
「私はPoppin’Partyをやめるつもりはありません!短い間ありがとうございました」
「はなさん…」
「そう……
行って」
『え?』
「どこか行くつもりだったんでしょ?早く私の前から消えて」
「……行くぞみんな」
『うん』
「チュチュ、お前ならRASにぴったりな最高のギタリストを見つけることができるよ、じゃあな」
チュチュのところから離れるように歩いていくとチュチュの荒れてる声が聞こえてきた。ゴミ箱を蹴ろうとしているのを止めているけど……蹴るならパレオをっていうのはおかしくないか?
まぁ置いとこう
「たえ、ありがとな」
「ううん、私が言うべきことだから」
「辛いこと…言わせちゃったね」
「大丈夫だよ香澄、ありがとう」
俺がたえはこれからもポピパでって言おうとしてたのをたえが止めて自分で言った。たしかにたえが言うべきことだとは思うけど…実際に言ってくれたのは嬉しかった。
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『お邪魔します』
「いらっしゃい」
「ごめんね?急に来ちゃって」
「いえいえ、主催ライブのことで話し合うんですよね?あれ?六花?」
「お、お邪魔します」
Galaxyでの打ち合わせ+ちょっと練習が終わった後みんなで香澄の家にやってきた。明日香が出迎えてくれたけどロックがいることに驚いてるな。
「今日バイトじゃなかった?」
「バイトだったんだけど…」
「香澄が連行してきた」
「つ、連れて来られちゃった」
「ふ〜ん…」
香澄に連れて来られたことについては驚かない明日香だったけどそれでもロックに対してジト目を向けている。これは明日香が誘っても来てくれないってパターンかな?
「私が誘っても来てくれないのに…」
「だって!ファンとしてメンバーの家に行くなんて」
「いや、もう有咲の蔵には何回か行ってるし俺の家も来てるじゃん」
「はっ!?たしかに!?」
「六花のおたんちん…」
「ええ!?」
「おたんちんって何?」
「気にすんな香澄」
メンバーの家に行くなんてとか行ってるけどもう既に有咲の蔵に行ってる。それに俺の家に泊まりに来ることもある、まぁ逆もあるけど。
だから別に香澄の家に来ても問題ないし…つーか明日香は友達だろロック…
「今度からは誘ってバイトとか無かったら来てよね」
「う、うん、いつもごめんね明日香ちゃん」
「まぁ六花がお姉ちゃんたちのこと大好きなのは分かってるからいいけど…あ、ごめんなさい引き止めちゃって、後で飲み物持っていきますからみなさん頑張って下さい」
『ありがとう』
話すのをやめて香澄の部屋に入るとロックがものすごく眠たそうにしていた。まぁバイトやってたんだし当然か。
「ロック、私のベッド使っていいよ」
「ええ!?悪いですよ!?ふわぁ…あ、すみません」
「いいからいいから、ゆーくんお願い」
「了解、拒否権無しなロック」
「ふぇ!?///」
ロックが眠い事に気付いた香澄は自分のベッドを使うように言ったけど悪いと言って拒否しようとしたけど…それを香澄が許さなかったから俺がお姫様抱っこで寝かせてあげた。そのまま添い寝も悪くなかったけどライブの話しないとだからそれは我慢した。
……終わったらするか。ってかすぐ横にしたらすぐ眠ったな。お疲れ様ロック
「そういえば香澄、新曲どうなったんだ?」
『新曲!?』
「何か作ってたよな?」
え?なにそれ?俺聞いてないんだけど
「一応あるにはあるけど……Returnsできたしいいかなって」
「聞きたい」
「私も聞きたい」
「えぇ///そ、それじゃあ」
恥ずかしがりながらもギターを弾きだした香澄、自分で作ったからかな?初めて作ったはずだけどいい感じじゃん。
「どう…かな?」
「いいじゃん香澄!」
「そ、そう?//」
「主催ライブでできないかな?」
「今度ロックに相談……って思ったけど相談したらほとんどのこと許可しそう……」
『たしかに』
たえや沙綾が聞きたいって言い出しりみも聞きたがった香澄の新曲、好評だ。そしてロックに相談……って思ったけどポピパ好きのロックなら許可しそうだしみんなも同意見だった。
「それじゃあ辞書貸して?」
「え?」
「香澄語、翻訳しないとでしょ?」
香澄語って新しい言語?まぁそれは置いておいて有咲やる気だな〜まぁりみやたえ、沙綾もだし俺もなんだけどな。
みんなで意見出し合って香澄の作った曲をより良い曲にすることができた。
そして日が経ち
「以上でリハーサルは終了です!本番もよろしくお願いします!」
リハーサルを無事に終わらせて本番のみとなった。
次回は2期最終話です。またいつになるか分からないけどお楽しみに