星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

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投稿遅くなってすみません、やっと出来ました。ようやく3話分が終わりました。


55、友達の為のライブ、応えるギタリスト

 

 

「準備はいいか?」

 

『うん!』

 

「それじゃあ事前に話した通り俺はロックと一緒にいる、多分そのままスタッフの手伝いに入ることになるかな」

 

『わかった』

 

今日はポピパのガールズバンドチャレンジのライブ1発目。最初のライブだけどロックのために作った曲をやる。事前に話し合ってあるけど、ロックが飛び出して行った場合、俺がスタッフの手伝いに入ることもGalaxyスタッフの美子さんに話してあるし了承を得ている。

 

控え室を後にした俺は客席の方に向かった。

 

「明日香」

 

「ゆー兄!?」

 

「今日はこっちだ、ロックは?」

 

「まだ宣伝中」

 

「そっか」

 

客席のところにいる明日香に合流したら驚かれた。ギリギリまで控え室にいるとでも思ったのかな。ロックのことを聞くとまだスタッフとしての仕事をしているようだった。

 

そろそろライブ開始の時間となった時

 

「間に合った!」

 

「「お疲れロック(六花)」」

 

「ありがとうござ……優弥先輩!?」

 

あ、ロックにも驚かれた。

 

「今日は俺はこっちだ」

 

「そうでしたか、びっくりしたぁ……」

 

「ロック……今日のライブしっかり見とけよ」

 

「え?は、はい!もちろんです!ポピパさんのライブを見逃すわけにはいきませんから!」

 

「(途中で出ていっていいからとは言わなくていっか)」

 

今日に関しては途中から見なくていいって思ってるけどそれは言わないでおくか。

 

「みなさんこんにちはー!私たち」

 

『Poppin’Partyです!よろしくお願いします!』

 

「あれ?ドラムとキーボードが…」

「いつもと違う」

 

時間になり香澄たちが出てきた。ドラムとキーボードのセットがいつもと違うことに明日香もロックも気が付いた。これは今回のライブのために必要なことだった。

 

「初めての予選とてもすっごくわくわくしています」

 

「ちょっとでもいいなって思ったら投票してくれたら嬉しいです」

 

「じゃあ!早速新曲行きます!」

 

「新曲!?」

 

香澄とりみが軽く喋った後香澄が新曲と言い、ロックが直ぐに反応した…っか早すぎる

 

「この曲はポピパの大事な友達のためを思って作りました」

 

「色々な悩みがあると思うけど、やりたいことを思い切りやろうって、そう思ってくれたらいいなって気持ちを込めました」

 

「今日は5人で歌います」

 

「聴いて下さい!」

 

「Step × Step!」

 

香澄が曲名を言い、ロックのために作った曲の【Step × Step!】を弾き始めた。

 

歌詞を聴いてロックが何かを思う表情をしている。そして1番が終わると

 

「!!」

 

「六花!?」

 

ロックがシュシュを外してスタジオを飛び出していった。当然明日香は驚いていたが俺も追いかけるようにいったんスタジオを出て建物から外に出たら…

 

「早っ!?」

 

既にロックはギターケースを背負って走っていっていた。これには俺も予想してなかったかな…あいつギターどこに置いてたんだ?

 

まぁいっか。外に出て上を見るとますきが下を見ていた。正確にはロックの方を見ていたけどその後俺が見てることに気付いたみたいだったから手を振ってみた。すると直ぐに外に来た、ヘルメットを持って…

 

「ロックもう行ったぞ」

 

「分かってる、上から見てたからな。ポピパに任せてよかった」

 

「走ってたけど電車間に合うか分からない……ってそのためにヘルメットか」

 

ヘルメットを持ってきた…でもそれはますきの分ではない。ますきは既に被ってるからな。

 

「後は任せた」

 

「ああ!」

 

ますきとハイタッチして俺はスタジオに戻っていった。ロックが出ていった代わりにスタッフの手伝いをしないといけないからな。上着の下には既にGalaxyのスタッフが着る服を身につけていた。ロックならまたやる気になってくれるって信じてたからな。

 

中に戻って香澄たちのライブを見届け、曲が終わると俺の方を見てきたから親指を立てて合図した。それを見て満足そうにしていた。

 

ただまぁ…特定の人のためのライブだし投票数は期待できないかなって予想しているのは俺の心の中にだけ留めておくつもりだ。

 

 

今日はポピパ以外にライブは無いから俺はスタッフとして片付けに入った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

チュチュのマンション

 

 

「お願いします!」

 

「あなたにはRASでやる力は無い。前にそう言ったはずよ

 

パレオ…お客様がお帰りよ」

 

「えっ…は、はい」

 

 

チュチュは口ではこう言っているが実際にはこうは思っていない。優弥との約束を忘れたわけではない。ただロックを試しているだけだ。そして

 

 

「帰らん!」

 

 

ロックが帰らないと言うと見えないように口の端を上げていた。RASのメンバーにはバレているしそれを見て試しているということが分かったから口出しするのをやめた。

 

 

「ずっとバンドをやりたかった。特別だって思える人と一緒に…その特別の意味が…この前ちょっとだけ分かった気がして…もう遅いかもしれんけど…私RASさんと演奏したい…思い切りぶつかりたい…RASさんとバンドがやりたいんや!」

 

 

ロックが自分の気持ちを伝えた。今回は前みたいな怯えをみせずにはっきりと…

 

 

「ブースに入って…ラストチャンスよ

 

……かけるわよ」

 

「いこまい!」

 

 

ブースに入ったロックの準備が出来たのを確認すると曲をかけ始めた。最初はギターパートだけを弾いていたロックだけど、途中から他のパートも1人でやろうとしているのを感じて他のメンバーも入っていった。

 

そしてロックは今回自信を持って最後まで弾き切った。

 

 

「バンドって…バンドって…でら楽しい!」

 

「ギター走りすぎだよ」

 

「す、すみません」

 

「いいわ、RASでやっていくことを許可するわ」

 

「ほんとですか!?」

 

 

楽しそうに話しているところにチュチュがRASでやっていくことを認めると言ってきたロックそ嬉しそうにしていた。だが

 

 

「ただし(仮)よ」

 

「(仮)?なんだそれ?」

 

「このままじゃダメってこと。ロッカアサヒ、RASにふさわしいギタリストになりなさい!」

 

「はい!」

 

 

RASでやっていくことは認めたが正式なRASのメンバーとしては認められていないようだ。合格には変わりないが…

 

 

「それにしてもチュチュ様、いきなり帰るように言うからパレオびっくりしましたよ」

 

「たしかにね、私もだよ」

 

「それは私もだ。また約束破るのかと思ったぞ」

 

「そんなことしないわよ!?」

 

 

約束を破った前例があるからまた破るかと思われていたみたいだ。チュチュは今回は試していただけで約束を破るつもりはなかった。

 

 

「あの…約束って…なんですか?」

 

 

当然ロックは何がなんだか分からない様子でいた。

 

 

「ロックが初めてここに来た…というか私に連れて来られた次の日に優弥がここに来たんだよ」

 

「そうなんですか!?」

 

「そうだよ、また約束破ったから怒りに来た」

 

 

ますきがロックが試験に連れて来られた日の翌日に優弥が来てたことを伝えるとロックは驚いていた。レイは怒りに来たと言ったがそれは嘘である。話に来たけど

 

 

「そこで優弥さんがもし六花さんが自分から受けに来たらもう1度試験を受けさせるということを約束したんですよ。それなのにチュチュ様ってば」

 

「あれは試しただけよ!本当にやる気あるのか確かめるために!」

 

「分かってますよ」

 

「優弥先輩…」

 

「今度ユウヤ ヤマモトにちゃんとお礼言っときなさいよ」

 

「はい!」

 

 

今日はもう遅いからここで解散となった。ロックはますきに送ってもらって部屋に入ると優弥に電話をした。

 

 

『もしもし?』

 

「優弥先輩!RASで弾くこと認めてもらいました!」

 

『ほんとか!?やったなロック!』

 

「はい!それと優弥先輩…RASさんにもう1度受けられるようにしてくれてありがとうございました!」

 

『俺は自分から行ったら受けさせてやってくれって言っただけだ。チャンスを掴んだのはロック自身だよ』

 

「それは…ポピパさんのおかげです」

 

『なら香澄に自分から伝えてやれ。今回の曲はロックのために作った曲だ。それを作ろうって言い出したのは香澄みたいだからさ』

 

「分かりました」

 

 

優弥との電話を終わりにすると今度は香澄に電話をすると、香澄は自分のことのように喜んでくれた。そして

 

 

『ロック!家泊まりに来てよ!』

 

「ええ!?そんな!?ファンとしてポピパさんの家に行くなんて!?」

 

『ええ〜有咲の家にはよく行ってるじゃ〜ん蔵だけど』

 

「はっ!?たしかに!?」

 

 

家に泊まりにくるように言われたロックはファンとして行くわけにはいかないと言うが、有咲の家にはよく行ってると言われてたしかにと納得していた。それに

 

 

『あっちゃんも心配してたよ』

 

「明日香ちゃんも…行きます!」

 

 

明日香も心配してたと言われ、友達に心配かけてしまったままでは嫌だと思ったロックは行くことを決意した。

 

 

 

でもこの時のロックは予想していなかった。香澄の家で起こる出来事に関して……

 

 




今回はここで終わり、次回もできるだけ早く投稿できるように頑張ります。


ちなみに……最後の1文に関してはどういう意味かは皆さんのご想像にお任せします。勘のいい人はわかるかな?
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