「ねぇ聞いてよゆー兄〜」
「休憩にした途端どうした明日香?」
とある日の放課後、明日香に勉強を見て欲しいと頼まれて明日香(と香澄)の家に来ている。ちょうどキリのいいところまで進んだため、休憩に入った途端に明日香が何か聞いてほしそうにしていた。
「六花ってばRASに認められて(仮)取れたってこと教えてくれなかったんだよ〜」
「なるほどなー…………ん?取れた!?」
「…………え」
(仮)の状態だったことは明日香も知っている。合格した日にそのお祝いとしてロックがここに泊まりに来たって話は聞いている。まぁその時3人でシてたことには驚いたけど……
でも(仮)が取れたことは俺も聞いてないぞ?俺が驚いた反応したから明日香も驚いてるぞ。
「えっと……ゆー兄も聞いてないの?」
「今初めて知った」
「ええ……六花ってば……せめてカッコイイ彼氏のゆー兄にくらい言いなよ……」
ほんと俺になんも言ってくれないとはな……ショックだ。よし、寝よう
「ってゆー兄ショックだからって寝ないでよ!?」
「………」
「よし、じゃあ私も寝る」
「………ん?明日香?」
明日香もベットに入ってきて後ろから抱きついて来た……と思ったら手が下に?寝るってそっちの意味?
「ゆー兄、元気出すために保健体育の勉強しよ?」
「座学じゃなくて実技のか?」
「うん……だめ?///」
「ふっ、じゃあこっちの勉強も頑張ろっか」
「うん///」
最初の予定にはなかったけど保健体育の実技も勉強することになった。終わった後今度ロックに会ったらお仕置しようってなった。
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「なるほどな、それでGalaxyに…」
「うん!」
「優弥とのデートも兼ねてね」
今香澄やたえと一緒にGalaxyに向かっている。どうやら俺が明日香の勉強を見てた日にポピパもMV作りたいとなってみんなやる気に……その中で有咲の"作り方知ってるのか"という冷静な一言があり経験したロックに話を聞きに行くところだ。
ついでにRAS入りを黙ってたロックにお仕置しにいくか……
「ロックには教えて欲しいってこと話してあるのか?」
「うん!時間あるから大丈夫って言ってた」
「なら良し」
「あー!ゆーくんひょっとして言ってないんじゃないかって思ってたでしょー」
「まぁ香澄ならありえるかも」
「おたえ!?」
香澄の考えた通りロックに言ってあるのか不安ではあったけどたえがありえると言ってしまった……人のこと言える?
そうこうしてるうちにGALAXYに到着、ロックも出迎えてくれて早速MVに関することを話している。
「図書館でこんな本を見つけて来ました」
「お、助かる」
「お役に立てるといいのですが」
「ありがとう〜」
「ロックたちはどうやってMV作ったの?」
「俺たち作ったことなくてさ、香澄のいつもの思いつきで作ろうってことにはなったんだけどやり方がね〜」
「だから参考になりそうなことがあったら教えて下さい」
「ええええ!?///」
たえにしては丁寧な言い方でロックに教えて欲しいと言うとなんかロック慌ててる様子だな。顔も赤くなってるし
「えっと…箱に入ったり指鉄砲をしたり…」
え?箱?指鉄砲?まぁチュチュのことだから何か考えがあってのことだろうけど…そういえばMVの時なんか割れてたけどあれのことか?
「あ!チュチュさんが言ってましたがMVは1ヶ所だけが良くてもダメだって、全体がいい感じになって完成する、バンドと同じだそうです」
「なるほど〜」
「な、なるほど」
たえは納得したような感じで言ってたけど香澄はほんとにわかったか?
「ありがとなロック、参考になったよ」
「い、いえいえ、ポピパさんのためならこれくらいなんともないですよ!」
「それじゃあおたえ!ゆーくん!帰って早速やろう!」
「うん!」
「そうだな……まぁその前に」
「「「???」」」
香澄の言う通り帰ってやるべきだけどちょっとやることがあるな。
「なぁロック、明日香に聞いたんだけど正式にRAS入りしたんだって?」
「はい!MVが完成して認めてもらえました!」
「チュチュに秘密にしとくようにでも言われた?」
「いえそんなことは!…………あっ」
「忘れてたな?」
「は、はい…」
完全に忘れてたなロック。
「そういえば私もあっちゃんに聞いた時びっくりしたよ〜ゆーくんが家に来て勉強見てくれてた日に聞いたよ〜保健体育の実技もやってて二重に驚いたけど」
「教えてくれなかったロックにお仕置しないとな〜って明日香と話してたな」
香澄の最後の一言はスルーしておこう。香澄に見られてたことは正直気付いてなかったけど今は置いておこう。
「な、何されるんやろ///」
「ゆーくんゆーくん」
「ロックお仕置受けること期待してるよ?」
「じゃあ何もしないでおくか」
「ええ!?そんなぁ〜……」
まさかお仕置希望されるとは……これで何かしたらご褒美になるからあえて何もしないことにしてGalaxyを出ていった。まぁMVの方でも動かないとだし明日香と何か考えるか。
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「箱、これで全部だよ」
「サンキュー沙綾」
Galaxyを出た後は有咲の家でみんなと合流してMV作成を始めることになった。箱って言うけどただのダンボールだな。
「有咲の盆栽も入れてあげないと〜」
「香澄!それ借り物なんだから気を付けろよな!」
「じゃあ私がカメラマンやる!」
「え〜おたえ大丈夫か?」
香澄は香澄で盆栽を撮ろうとしてるし、たえがやるって言うけどなんか不安だな。有咲も不安になってる。ってか
「カメラマンなら俺やるぞ?」
「ゆーくんも少しはちゃんと映るんだよ?ゆーくんもポピパの一員なんだから!」
「俺いる?」
『いる!』
「お、おう…」
なんか食い気味に言われたな。ひとまずカメラは俺と沙綾とりみが交代でやることになった。MVのための撮影を始めようとしたら…
「なんなら優弥とのキスシーンも入れちゃう?」
『おたえいいアイデア!』
「いや良くないからな!?明らかにバンド関係ないし!?ってか他の彼女たちが絶対ずるいって言ってくるぞ!?」
たえが変な案を出てきた。これはバンドに関係ないからさすがに却下、まぁ後で各自の携帯で撮ることにはなったけど……なんなら待ち受けにするとまで言ってるし……まぁそこは置いておこう。
ついでにMV関連のことを言うと有咲が沙綾に監督と言われ凄いその気になってた。有咲はそういうところも可愛いよな。
「じゃあ行くぞー!
顔を上げるだろ?遠くを見るだろ?箱に入って……逃げる!構えて〜」
『パーン!』
「はいカット〜!」
「バッチリじゃない?」
「…………」
一連の流れを見てたけど……待って何これ?意味わかんないぞ?サポート役の俺が見て意味わかんないってなってるしこれ見た人も絶対わかんないだろ……いったん編集してみるってことになったけど……まぁいいや、編集後を見てみよう。
次の日学校で編集したのを見てみたけど
「待て待て待て!怖い怖い怖い!」
「シュール過ぎない?」
「ちょっと曲と合わないかも」
有咲、沙綾、りみがそれぞれ意見を言うけど……うん、ちょっとじゃないぞりみ。
「有咲の表情硬かったからな〜」
「私か?香澄だって硬かっただろ?」
「硬いのは優弥だけでいいのに」
「え?なんでだたえ?俺も映るなら硬かったらダメだろ?」
「あ、表情の話じゃなくて」
「ん?」
『…………』
有咲の表情が硬いって言うと有咲が反論。まぁ正直表情の問題では無いと思ったけど……
そうしたらいきなり硬いのは俺だけでいいって言い出したけどなんでだろうなって思ったらみんなの視線が下に…………そういうことね
『痛っ!?』
順番にチョップして言ったら痛いって言い出したけどそれは仕方ないことだ。我慢してもらおう
「お・ま・え・ら 」
『ごめんなさいもうふざけません!』
ったく、何に気付いたとは言わないけどバンドの話をしてる時にふざけたこと考えやがって。
「話を戻すけどみんな表情硬いっていうのは直さないとな」
「そうなると笑顔が必要」
「笑顔!」
『わぁ!?』
笑顔って単語が出た途端生徒会室のドアが勢いよく開いた。こころが笑顔って単語に反応したみたいだ。そのまま放課後何故か幼稚園のお遊戯にハロハピと一緒に参加することになって終わる頃には有咲がヘトヘトになってたから公園で一休みすることになった。
有咲が(何故か)俺の膝枕で休んでる間に沙綾が滑り台に上がってる香澄とたえのことをカメラで撮っていてりみが無防備な有咲のことを撮っていた。その後色々な有咲の写真があるとみんなで話していて突然りみが
「いいこと思いついた!」
って言ってきた。
りみが思いついたことってなんだろう?
お久しぶりです。しばらく執筆のモチベーションが無くなってました。忙しかったり体調崩すこともありましたが……とりあえずこれからまた再開させていくのでよろしくお願いします。