星の少女たちとキラキラを求め   作:カット

60 / 60
特別編でホワイトデーの話です。

後半は……


【特別編】 お返し

 

「こんな感じでどうですか?」

 

「どれどれ〜?おおーいい感じじゃん!」

 

「凄い、もうここまでできるようになったんだ!」

 

今日はホワイトデーの1週間前3月7日、今は羽沢珈琲店にいる。だけど客としてではない、今日は店を閉めて……と言っても元々休みの日だけどRoseliaのリサ先輩やAfterglowのつぐみと一緒にクッキーを作っている。当日用の練習のためにだ。

 

ただ作るだけなら問題なくできるようになったけど色々な形を作っているからリサ先輩やつぐみに教えてもらっているのだ。つぐみはバンドメンバーの分を作るから一緒にやっている。

 

たえや紗夜にはギター型、りみやバレンタインでもらったわけじゃないけど教えてもらってるお礼としてリサ先輩の分も用意するつもりでいてこの2人はベース型……って言った感じでバンドの役割に合わせた形を作っている。もちろんつぐみの分も作る。それとポピパには星型、Roseliaにはバラ型も作る予定だ。そのための特訓を今している。

 

「あとはこうしてっと…」

 

「「おお〜」」

 

「できた」

 

ベース型とキーボード型のクッキー、それに加えてギターとドラムスティック型ができた。バレンタインでもらってからずっと協力してくれたおかげでここまでできるようになったから2人には感謝しかない。

 

「凄い…ベースもギターもしっかり弦が表現されてる」

 

「キーボードもですよ、白と黒の鍵盤の位置をちゃんと表現されてます。優弥君、色はどうするの?」

 

「今は試作でまずは形をと思って作ったので細かい味付けは残りの1週間じっくり使って考えます。もらってくれた人に喜んでもらいたいですし」

 

「なるほど、それが見れないのはちょっぴり残念だけどこんな凄いの見れたから嬉しいよ」

 

……完成系も見れるけど今は黙っておこう。

 

「それでリサ先輩にはベース型の、つぐみにはキーボード型のをあげます。ギター型とドラムスティック型は2人で好きな方をどうぞ」

 

「「いいの!?」」

 

「もちろん」

 

今の段階のを食べてもらって当日はちゃんとした完成系をあげるけど今は内緒だ。

 

早速食べて貰ったけど

 

「うん!美味しい!」

 

「ほんと美味しいよ!」

 

2人から高評価をもらえた。よかった

 

「ありがとうございます、リサ先輩、紗夜先輩や燐子先輩にもあげることにしてるので内緒にしてて下さいね?」

 

「わかった!」

 

「2人とも今日まで本当にありがとうございました!」

 

「いえいえ、私も楽しかったよ!」

 

「私もだよ、また今度機会あれば一緒に作ろうね!」

 

2人には1週間後また驚いてもらおう。

 

当日まであと1週間、頑張らないと!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ホワイトデー当日の放課後

 

「それじゃあ先に蔵行っててくれ、羽丘行ってから向かうから」

 

「「「はーい」」」

 

学校が終わり放課後、明日香やつぐみやリサ先輩にも渡すために羽丘に向かう。そのことはポピパ分のお返しを渡した時に話してある。つぐみとリサ先輩の2人に協力してもらったことも。

 

昼休み一緒にいた(俺が呼んだ)紗夜先輩や燐子先輩も喜んでもらえたけど…食べさせて欲しいと言われたから言われた通りにしたら赤くなって屋上から走って立ち去ったのは可愛かったな。

 

「お、ロック!明日香!」

 

「ゆー兄?」

「優弥先輩!」

 

羽丘に着くとちょうど2人が出てきた。前にもこんなことなかったか?

 

「会えてよかった、2人にバレンタインのお返し渡しに来たぞ」

 

「ありがとうゆー兄、でもこの後蔵に行くんじゃないの?」

「私は蔵でよかったのに」

 

「後でちゃんと行くよ、それとロック」

 

「はい?」

 

「彼女分のお返しは他にもあるから蔵で待っててくれ」

 

「っ、はい///」

 

ロックに耳元で囁くと赤くなっちゃった。明日香には相変わらずって感じで見られてたけど……まだ渡す人いるからってことでロックには先に蔵に向かってもらった。

 

リサ先輩やつぐみまだいるかな?電話するか…

 

「あら?優弥じゃない」

「ほんとだ、やっほー優弥!」

 

なんてタイミングいいんだ。リサ先輩が出てきた。友希那先輩も一緒にいるけど…

 

「リサ先輩、これ協力してくれたお礼に作って来ました」

 

「私に!?いいの?バレンタインにあげたわけじゃないのに」

 

「もちろんです。つぐみもですけどリサ先輩がいなかったら作れませんでしたからね、そのお礼です」

 

「ありがとう、それじゃあ受け取るね」

 

「よかったわねリサ」

 

「予想してなかったけど嬉しいよ、ありがとう優弥」

 

「いえいえ」

 

やっぱり驚いてくれた。サプライズ成功かな

 

「友希那先輩、普通のクッキーですけど多めに作ってるので友希那先輩もどうぞ」

 

「ありがとう優弥……普通の?」

 

「後でリサ先輩や紗夜先輩や燐子先輩に見せてもらえば分かります」

 

「なるほど、わかったわ」

 

リサ先輩にも渡したしあとはつぐみに渡せば俺も蔵に向かえる。

 

「優弥?」

 

「ん?蘭か…ってあれ?1人?」

 

2人と分かれた後で校門で待ってるけど蘭が出てきた。1人なのは驚いたけど

 

「用事あったから先につぐみの家に行ってもらってただけ」

 

「マジか……ん?みんなそこに集まるのか?」

 

「そうだけど何かあるの?」

 

「つぐみにちょっとな」

 

「つぐみに……つぐみに手を出す気?」

 

「…………はい?」

 

なんでそういう発想に?

 

「うん、そんなこと考えてないみたいだしいいよ、一緒に行こう」

 

「お、おう…」

 

俺が手を出すと思ってたのか?まぁ……何人も付き合ってる人いるしそう思われても仕方ないところもあるのか?

 

蘭と2人になるのは初めてだったけどバンドのことで色々話してたらあっという間に羽沢珈琲店に着いた。

 

「あ、蘭ちゃんいらっしゃい……って優弥君!?」

 

「あれ?どうしたの?」

 

つぐみもひまりも俺が入ると驚いた。俺が来たことより蘭が俺と一緒のことに驚いてそうだけど。

 

「つぐみに用があってな。協力してもらったお礼につぐみの分も作って来たから受け取ってくれるか?」

 

「私に!?」

 

「もち!」

 

リサ先輩もだったけど俺が用意していることに驚いてる。サプライズに用意してた身としては嬉しいけどな。

 

「ありがとう」

 

「あ!このクッキーキーボード型になってる!」

 

「色も…ってことは先週食べさせてもらったのより味がついてるってことかな?」

 

「先週!?」

 

『ひまり(ちゃん)(ひーちゃん)うるさい』

 

「ハモらないで!?でも美味しそう」

 

はは、見事にハモったな。

 

美味しそうって言ってくれるのは嬉しいな。

 

「他のみんなもどうぞ、こっちは普通のクッキーだけどさ、みんなで食べてくれ」

 

「いいの!?」

 

「お、おう…」

 

ひまり近い…

 

ひまりだけじゃなくて他のみんなも一緒に食べたら美味しいって言ってくれた。よかったよかった。

 

それじゃあ蔵に行くか

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「お待たせ〜」

 

「ゆーくん来たー」

 

「おっと」

 

蔵について階段を降りたら香澄が飛びついてきた。予想してたから簡単に受け止めたけどさ。

 

「香澄!階段のところは危ないだろ!」

 

「そうだよ、怪我したら危ないでしょ?」

 

「えへへ、ごめんごめん」

 

「大丈夫、香澄が飛びついてくることなんて予想して……ん?」

 

ごめんと言いながら離れると今度は沙綾と有咲が同時に来た……と思ったら後ろからもロックが抱きついてきた。

 

「優弥先輩私も食べさせて〜」

 

「わかったわかった、とりあえずいったんみんな離れようか」

 

名残惜しそうにみんな離れた。俺も正直そうだけどまずはロックに食べさせてあげないとな。

 

「ロック、あ〜ん」

 

「あ〜ん♪

 

やっぱり優弥先輩に食べさせてもらうのが1番美味しいです」

 

うん、可愛い

 

「それと4人にはもう1つ、みんなの分のチョコもちゃんと作ってきたぞ」

 

「チョコも!?」

「クッキーにマカロン…」

「しかもチョコまで作ったの!?」

「ちゃんと眠れました!?」

 

ん?心配するところそこなのか?まぁいつもより寝る時間短かったからつまらない授業でちょっと寝ておいたけど…

 

「誰から食べる?」

 

「ロックからいいよ」

 

「いいんですか!?」

 

「学校違くて私たちより一緒にいる時間少ないからな」

 

「それに最初に彼女になったのロックだもん」

 

「だからゆーくん、ロックから食べさせてあげて」

 

へぇ〜自分が最初がいいとか言わないんだ。じゃあロックから食べさせるか。

 

「みんながそう言うなら

 

じゃあロック、あ〜ん」

 

「……」

 

「あれ?」

 

もしかしてこっちが希望かな?1口分を口にしてロックの方に近付くとロックも顔を近付けて来た。どうやら口移しがご希望なみたいだ。

 

舌を絡ませて含んだチョコが無くなっても絡め続けていた。

 

「優弥先輩…立ってるの辛いです」

 

「じゃあ座るか」

 

「はい///」

 

口を離してソファに座るとロックも上に座ってきた。バレンタインの時みたくこの状態で食べさせることにした。

 

「ん///美味しい///」

 

「っ」

 

でもそういう反応されると俺の方も耐えるのがきつい。どこをとは言わないけどロックが刺激してきてるし。

 

「ロック交代だよ、少しずつ味わおうよ」

 

「はい///じゃあ次は香澄先輩ですか?」

 

「うん、その後有咲、さーやでまたロックって続くけどいいよね?」

 

「もちろん大丈夫、全員同じようにするさ」

 

同じ対応することは問題ない。問題なのは俺の理性がどこまで保てるかだ。

 

「ゆーくん…お願い///」

 

「っ//」

 

食べさせるだけなのにそんな言われ方したら……なんとか理性を保って口移しで食べさせたけど……ロック同様に食べさせたチョコが無くなってもキスを続けていた。

 

「次は私だな///」

 

「あぁ…」

 

次は有咲、次々と俺の上に座って食べさせてもらう準備をする。ロックや香澄より胸があるせいか食べさせる時に柔らかい胸が当たる。もうとあることはバレてるはずだけどこのまま続けていく。最後までもってくれよ俺の理性。

 

「最後は私だね…お願い優弥//もう我慢できないよ///」

 

「おまっ!?そんな言い方!?//」

 

変な言い方すんなよ!?別の意味に聞こえるだろ!?

 

まぁとにかく3人と同じくらいの量を3人と同じように沙綾ともした。これは用意したチョコが無くなるまで続きそして……

 

「チョコ美味しかったよ優弥///」

 

「それはよかっ……ちょっ!?」

 

美味しかったみたいだからよかった……って思ったところでいきなり沙綾に押し倒された。それを合図にロックも香澄も有咲も一緒に来た。

 

「ゆーくん///」

「「優弥///」」

「優弥先輩///」

 

『いただきます///』

 

「ちょっ!?4人同時にはやめっ!?誰だベルト外したの!?腕に胸当ててるの有咲か!?気持ちいいけど!?ちょっと待て4人同時にはやめっ、わぁぁ!?」

 

いただきますを合図に4人一斉に覆い被ってきた。俺にと言うよりは俺の……流石に同時は耐えきれずすぐに……その後は俺が主導権を握り……

 

何がと言わなくてもわかると思うがバレンタイン同様夜遅くまで続いていた。そして次の日俺も香澄も有咲も沙綾もロックも……それぞれの学校でりみやたえ、そして明日香やあこにまた色々言われたことは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 




ふぅ……間に合った。

ちなみに書いてないけどちゃんとあこちゃんにも渡してます。Roseliaの練習に行くから友希那ちゃんに預けたと思ってください。

次回はまた本編に戻ります
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。