エルフ「ウチの夫が黒騎士で最強な件について」 作:紅乃 晴@小説アカ
《大陸用語》
●フェルデニア大陸
バルジ湖と東西に分つよう聳えるイオニア山脈からなる巨大な大陸である。
※大陸東側
●アスレニア大国
フェルデニア大陸の東側、その三分の二を手中におく人族からなる大国。魔王を倒した歴代勇者の中から、政治に優れた物が初代大帝として建国。その後、五人の賢者により政治が執り行われており、およそ千年の繁栄を続けている。三百年に一度、魔王復活サイクルの中で力をつける魔王軍に対抗できる国力を有する。
平時の際は南側に位置する仇敵、エヴロビ連邦との国境があり、戦争状態になることもある。勇者と魔法使いの出身地となる。
●エヴロビ連邦
人族至上主義を掲げるアスレニア大国とは袂を分ち、人族と魔族の共存を訴える小国で構成された連邦国家。武力で魔族を弾圧しようとする大国とは政治面でも衝突しており、そのまま連邦領土を大国が支配しようとする際には戦争状態にも突入する。僧侶や戦士の出身地でもある。
※大陸中央
●イオニア山脈
フェルデニア大陸の北と南に横たわる山脈。高い標高と、頂上付近では常に猛烈な吹雪が吹き荒れるため人族では長年踏破できず、復活した魔王軍になす術もなかったが、アスレニア大国が建造した地下鉱脈が完成し、今では地下坑道から山脈を抜け、西側に出ることが可能である。
●イオニア地下鉱山
アスレニア大国が魔王軍に対抗するために防衛施設として建造した地下坑道から発展した鉱山である。イオニア山脈内には長年蓄積された魔力を内包した鉱石「魔石」が採掘され、その多くはアスレニア大国の資源として保有されている。
※大陸西側
●ラーニエ地区
エルフやダークエルフ、ドラフなどの人に近い外見をした魔族が住む地区である。魔王率いる軍とは一線を引いており、時には人族である勇者に手を貸す種族ともなる。地区を管理するのは知能と長寿があるエルフであり、人族との交易も盛んなため国家として運営されている。
●バルジ湖
フェルデニア大陸の中央に位置する巨大な湖。アスレニア大国や魔族の繁栄を支える水源であり、もたらされる資源も多い。東西では地下水脈を通って流れており、その流れが激しいため船で東西へ行き来することは困難である。
また、イオニア地下坑道が建設された際に水路も併設されているため、アスレニア大国が東側の三分の二を支配できている基盤ともなっている。
●トワシュトラ地区
ラーニエ地区から一番近くに位置し、バルジ湖の畔にある地区。鳥人族や人魚族などの半獣半人の魔族が多く住む。ラーニエ地区、トワシュトラ地区を境に人族に近い容姿からかけ離れてゆく傾向がある。バルジ湖を信仰しており、沖合にある人魚族の入江には水中神殿が祀られている。
●ボサイレ地区
イオニア山脈から外れた活火山であるボサイレ山を中心とした地区。鎧のような鱗をもつ竜人族や、ドワーフ族が住む。溶岩がすぐ近くを流れているため近づける者が少なく隔絶された種族コミュニティが形成されている。火を司る神殿があるが、管理放棄されているためコミュニティから追い出された荒くれ者たちの住処と化している。
●エヴィア地区
草原と砂漠地帯が混じる地区であり、魔人族が支配している。エヴィア地区の砂漠地帯を踏破した先には死の森と呼ばれる場所があり、その先に三百年に一度蘇る魔王の座する城があるとされている。その城を守護する役目も魔人族が請け負っている。風と雷の神殿があるが、その場所は定かにはされていない。