ファイアーエムブレム風花雪月 闇うご滅殺√ ギムレーを添えて   作:モンテベロ侯爵

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光の杭の名前を捏造しています。ご容赦ください


新DLC【邪竜復活の章】 後編 その2

解放王

 

 

 

フォドラ大陸南東部の地下に秘密の都市がある。その名は【シャンバラ】

現在そこは、混沌に包まれていた。理由は突如として、現れた新たなる脅威。ギムレーの存在である。

 

「まさか……これ程とは……」

 

獣の眷属を餌にして、興味深い実験体捕獲の為に、ソロンとクロニエを派遣した。これまでは良い

だが、この惨状は何だ? 封じられた森から届く映像に、持ち前の青い顔を更に青くした。

画面に映るは“屍山血河”アガルタの精兵が、屈強な魔獣が、あの怪物に為す術もなく死んでいく

最早この場を支配するのは、ギムレーと名乗る怪物に対する。恐怖だけであった。

 

「クロニエは兎も角として、ソロンは優秀な魔導士だった筈だ。なのに何故このような……」

 

「そんなことはどうでもいい! まずは、あの男を如何するかだ!」

 

「だがそれ以上に問題なのが、あの巨大な怪物だ! あんなモノを如何すればいいのだ!」

 

「まさかあの怪物は、伝承にある【竜】なのか……?」

 

各々が好き勝手に議論を開始する。それはまるで、ギムレーに対する恐怖を払拭するようだった。

 

「静まれ」

 

場内に静かだが、威厳に満ちた声が響く、タレスだ。彼は全員に、そして自分に言い聞かせる様に話を続けた。

 

「まずは犠牲になった。同胞に哀悼を……」

「そして諸君らが、心配しているあの怪物に対しては、【アグニ(光の杭)】を使う」

 

アグニ(光の杭)”という言葉に、周囲がざわつく。

 

「し、しかしタレス様……封じられた森は、あの“獣たちの領域”アグニ(光の杭)は使えぬのでは?」

 

副首領格のミュソンが異議を唱えるも、タレスは自分の主張を譲らない。

 

「おぬしの意見は至極当然。故に秘策を用いて、獣の領域から引き離す」

 

そう言い、ある人物を呼び込む。

 

「オデッセ。アレの起動準備を致せ」

 

「……承知致しました」

 

オデッセと呼ばれた人物は、足早にその場を離れる。

 

「……人の世を救済するため、我々は決して負けられぬのだ……」

 

そう呟き、タレスは無意識に手を握りしめる。あの怪物を仕留めねば、救済は実現しないと。

故に目覚めさせるのだ。“解放王ネメシス”を

 

 

 

 

 

ハイ、今日も今日とて、初めて行きましょう。え~前回は、ギムレー様の蹂躙回でしたね。

そして、先ほどの導入イベントでも有りましたように、今回のお相手は解放王ネメシスです。

闇うごさんも、本気出してきましたね。光の杭にネメシスの二段構えですから、如何に彼らが本気か解りますね(ギムレー様相手に舐めプ出来んしな)

それではゲームを進行していきますかね~

 

 

 

 

 

封じられた森に爆音が響く……そこではまだ戦いが続いていた。

 

「そっちに行ったぞ! 急いで追い込め!」

 

魔獣五匹が、たった一人の為に導入される。過剰戦力と思われるかもしれないが、然に非ず。

現に追われている方の男は、余裕の為か、笑みすら浮かべている。彼は振り向き、魔法を唱える。

 

『トロン』

 

雷撃の魔法を唱え、討ち漏らしも無く魔獣を焼き殺していく。

 

(こっちを何処かに誘導している? 面白い乗ってやろう)

 

敵の意図を読み取り、ギムレーは敢えてそれに乗ることにした。故に鬼ごっこを続ける。

 

(それにしても、煩わしい!)

 

ギムレーは内心で舌打ちする。上空で翼竜型の魔獣が、巨大な怪物に群がっているからだ。

ブレスで数匹まとめて殺していくも、翼竜は特攻紛いの攻撃を仕掛け、怪物の気を引く。

そうしてる合間にも、魔獣は更に数を増やし、ギムレーを追い立てる。

 

(確かこの先は、森が開けていたな)

 

恐らくその場所が、誘導先なのだろう。この鬼ごっこも終わりかと考え、先に進む。

 

『へぇ。面白い物を持ってきたね』

 

誘導された先に、鎮座するは鋼鉄の人形。その名は【タイタニス】

人形はギムレーを視認すると、巨大な剣を手に取り、巨体に似合わぬ速さで近づく。さらに後方から魔獣が迫りつつあった。それでもギムレーは嗤う。

 

『本当に飽きさせないね。こんな人形初めて見たよ』

 

まるで子供が、新しい玩具を見つけた様に嗤う。だからこそ思うのだ。簡単に壊れてくるなよと。

ギムレーは、後方から迫りくる魔獣を、振り向きもせずに魔法で鏖殺すると。改めてタイタニスを見据える。しかし人形は思いがけない行動をとった。

 

『なに!?』

 

その人形は、己の武器を捨て、ギムレーをその巨体で押さえつける。

 

「捕らえたぞ! 急ぎ転移の準備を!」

 

黒服の魔導士数人が、ギムレーを囲み魔法陣を組むも、その顔に苦痛の表情を浮かべる。

それもそのはずだ。彼らとギムレーでは、魔力の質と量が違い過ぎる。だが、それでも彼らは諦めない。諦めたその時こそ、人の世が終わるのだから……

頭痛が酷い、心臓もまるで早鐘の様に鼓動する。この化物を拘束するだけで、命が削れる。自分たちはここで死ぬのだろう、だがそれでも。

 

「我々は、人の世の実現の為に、諦める訳にいかぬのだ!!」

 

彼らの願いは届く……自らの命を代償として。

 

 

 

 

 

ハイ、勇敢な闇うごさんに敬礼。え~我らがギムレー様は、珍しい玩具に夢中になってしまい、不覚にも敵の魔の手に落ちてしまった訳ですが……これも計算の内でしょう(震え声)

ま、まぁギムレー様を疑うなんて、とんでもない事なので、今回のmapを説明しちゃいましょう。

場所は鷲獅子戦で、有名なグロンダーズ平原。そして敵は、解放王ネメシスwith十傑ですね。

数としては、古代兵含めて三十体、闇うごさんが十体、ギムレー様が一体……うーん、この

さらに厄介なのが、ターン制限が有りまして、12ターン以内にネメシスを殺さなければ、ゲームオーバーになってしまうのですよ。

まぁでも、今回は鷲獅子戦リスペクトの為か、三つ巴戦なので、十傑と闇うごを争わして、ネメシスに突っ込むというのもアリですね。このステージでは、翠風の時みたいに、十傑を先に倒さねばいけないという事は無いので、そこだけは安心です。

それとある条件を整えると、イイ事が有るらしいので、今回はそれを狙っていきますね。

では一通り説明もできたので、始めていきましょう。

お~い、そこの山賊崩れ~野球しようぜ~ホームベースはお前の顔な!

 

 

 

 

 

ギムレーは、自分を押さえつけていた。人形を破壊し、周囲を見渡すと、ひとり呟く。

 

『……此処は、グロンダーズ平原か……随分と飛ばしてくれたものだ』

 

月明かりが、小高い丘を照らす。周囲に気配はあれども、姿が見当たらない。

 

(数は十匹程か、何とも拍子抜けだな)

 

あれ程大掛かりに、誘導した結果がコレだと言うなら、期待外れもいいところだ。

 

(何匹か捕まえて、巣穴を探れ……)

 

思考が中断される。気配が増えていく、十、二十、三十、とギムレーを囲む様に数が増えていた。

そして最後に、感じた気配は、別格といってよかった。

 

「セイロス……!」

 

その存在は、ギムレーを視認するや否や、獣染みた早さで近づき、異質な形の剣で斬りかかる。

 

『クッ……これは天帝の剣!? 味な真似を!』

 

突然の奇襲に、防戦を余儀無くされる。剣で、一合、二合と打ち合うも、先にギムレーの剣が、音を上げ始めた。

 

(ただの贋作ではないのか?)

 

これ以上の打ち合いは、危険と判断して、距離を取るため、魔法でけん制して、後方に下がる。

だがその様子を見て、ソレは笑った。まるで弱者を嘲る様に、ギムレーを嘲笑する。

 

『貴様ッ……!』

 

見下した? 自分を? 虫けら風情が? 様々な言葉が脳裏に走る。

 

「我ガ名ハ、ネメシス。セイロスヲ殺シ、再ビ世界ヲ、我ガ手ニ、邪魔ヲスルナラ殺ス」

 

ネメシス? 古代の解放王? だがそんな事はどうでもいい、まるで自分を路傍の石の様に捉えている。この無礼者に死を与えなければ……

 

『ネメシスと言ったね……喜べ、貴様は我が直々に殺す。そして魂すら食い潰してあげるよ』

 

ギムレーは初めて、この世界で敵を認識する。抑えきれない憤激を持って、ネメシスと相対した。

 

 

 

 

 

「タレス様、標的が餌に食いつきました」

 

部下の一人が、そう告げる。だがそれでも油断は出来ない……故に“二本目の矢(光の杭)”を放つのだ。

 

「……まずは重畳。では【アグニ(光の杭)】の発射準備に取り掛かれ」

 

「で、ですが、タレス様、あの怪物に対して、ネメシスは優位を保っています。【アグニ(光の杭)】を使わずとも、勝利は固いかと」

 

「おぬし、アレを見て、まだ同じことを言えるか?」

 

そこに写されたのは、十傑と称される木偶人形が、アガルタの同胞を襲う映像だった。

 

「……怪物を倒せても、後に残るのは、制御出来ぬ獣では話にならぬ」

 

そうだ我々は、神も、獣も駆逐した。アガルタの民による。“人の世”の再興なのだ。制御できぬネメシスなど、あの怪物を殺せるならば、使い捨てにしてもかまわん。

そう思い、タレスは画面に顔を向ける。そこには、獣の……いや怪物同士の闘争があった。

 

 

 

 

 

月夜のグロンダーズ平原。現在そこでは、闘争が繰り広げられていた。

片方は、千年前に預言者セイロスに討たれた“解放王ネメシス”そしてもう片方は、異界の聖王に封印された“邪竜ギムレー”この決して、出会わないであろう両者は、グロンダーズ平原を駆ける。血の航跡を描きながら……

 

「ドウシタ? 逃ゲテバカリデハ、愉シメヌゾ」

 

攻防はネメシス優位に進んでいた。執拗に追撃するネメシスと、それを躱し続けるギムレーという様相を呈していた。

 

『………』

 

「ひぃ!? 来るな!!」

 

彼らの鬼ごっこの途中に居た。憐れな犠牲者は、両者に邪魔だと言わんばかりに轢殺されていく。

 

「チョコマカト! イイ加減ニ、砕ケヨ!」

 

何度かの剣戟の後、遂にギムレーの剣が砕け散る。それを見たネメシスは、己の勝利を確信した。

 

「フン、モハヤ逃ゲラレヌゾ。弱者ヨ」

 

『……逃げた? 弱者?』

 

ギムレーの呟きも、今のネメシスには負け惜しみにしか聞こえない。それにようやく、この男の首を落とせる。このセイロスに、似ても似つかないものの、同じような不快感を醸し出す。こいつを引き裂きたい、そして内臓を引きずり出して、惨たらしく殺してやろう。そう考え、ネメシスは無意識に舌なめずりをする。

 

『間抜けめ、貴様の周りを見るがいい』

 

「ナニ? ナンダコレハ!?」

 

そこには、両者を囲む様に、血で描かれた巨大な魔法陣があった。

 

『……我が逃げていた? 本当にそう思っているのであれば、頭に藁が詰まっているのだな』

『幸い触媒が、そこらに転がっていたからね。術式を組むには、そう困らなかったよ』

 

ギムレーは嗤う。まるで子供がいたずらを成功したように嗤う。

 

「貴様ァ!!」

 

飛び掛かるがもう遅い、ネメシスが勝利を確信した時、既にギムレーの勝利が、確定していたのだから……

 

『もう遅い! 滅しろネメシス!』

 

アガルタの兵を触媒とした魔法陣が光を帯びる。その瞬間であった。質量を持った闇の雷光がネメシスに降りかかる。その魔法の名は【ゲーティア】ソレは有効範囲にいたモノを容赦無く飲み込む。アガルタの兵も、魔獣も、十傑も等しく闇の光に消えていった。

 

 

 

 

 

光が消え、グロンダーズ平原を月夜が照らす。そこにあるのは死屍累々……だがそこに悠然と佇む者がいた。ソレは、何かを見下ろし、ひとり呟く。

 

『無様だな。ネメシス』

 

見下ろしていた物体は、胸から上だけを残し、今にも息絶えそうな、ネメシスであった。

 

「セイ……ロ」

 

何事かを呻くも、ギムレーはネメシスの頭を踏み潰す。まるで虫けらを踏み潰すように、繰り返し何度も踏み、土の肥やしにする。

 

『もういいかな? さて君達も、そこで観るのも、飽きてきたのでは、ないのかな?』

 

ギムレーは虚空に問い掛ける。その行為は正に、痴人のソレであるが、その行為を理解出来る者にとっては、悪魔の問いかけに等しかった。

 

 

 

 

 

ハイ、ネメシスを無事に討伐できました。くぅ~疲れましたー【ゲーティア】解禁の条件が、一定数の闇うごの撃破とか……

ネメシスに追われながら、達成するのは、骨を折りましたね~それでは【ゲーティア】の性能を見て本日はこれまでにしましょう。

【ゲーティア】威力15、射程は3~10、着弾点から範囲5マスにもダメージ……スパ〇ボのMAP兵器じゃないんだからさぁ……




次でホントにラストでーす。
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