デジモンマイソロジー~Myth reboot into the future~ 作:テイリュウ
しかしそれを思わせるシーンからの展開は、全く新しいストーリーとなっているので何度も、おぉ!?と思わされてワクワクしてます。
謎の遺跡の中へと落ちてしまった太一は、その奥で、カプセル型の装置に入り眠っていた一人の少女との出会いを果たす。
それは運命の出会いであり、
太一と謎の少女は襲いかかるサイボーグデジモン達に追い詰められ、その凶腕が太一に向けて振り下ろされそうになったその時、彼が手に入れたデジヴァイスから成熟期デジモン、グレイモンがリアライズして彼を救けてくれた。
グレイモンに吹き飛ばされたメガドラモンはそのまま後ろの壁に激突し、さっき穴を開けられた時に脆くなっいたのか一気に壁は崩れ、メガドラモンは瓦礫の下に埋まってしまう。
突然起こった一連の事に太一が呆けていると
「タイチ、大丈夫か?」
グレイモンが心配した様子で声をかけてくる。
「あ、ああ大丈夫だ」
「良かった...。タイチは下がってて」
戸惑いながらもちゃんと返事をした太一を見て安心したグレイモンは目線を前に向け、メタルティラノモン達に対して向き合い戦う姿勢をとる。
その様子を見ていたメタルティラノモンはタンクモン達に向け
「排除しろ」
短くただ一言で、冷徹な命令を下した。
「「「ラジャー!!!」」」
命令に従ってタンクモン達は陣形を組みながらグレイモンに向けて突撃し、それを迎え撃つ為にグレイモンも前へ飛び出す。
「待て!一人じゃ...!?」
同じ成熟期でも三対一の状況、にもかかわらず向かって行くグレイモンを太一は止めようとするが
「ハイパーキャノン!」
それよりも早くタンクモンの一体が顔の砲身から必殺技の砲撃を放つ。
強力な砲弾がグレイモンに向かっていくが
「はっ!」
それをグレイモンはその身体に似合わない素早い動きで楽々と避けてみせる。
「「まだまだ!!」」
ドカン ドゴオォン ドガァン ドカァァァン
それを見たタンクモン達が今度は連続で必殺技を間髪なく放ち続けるが、それすらもグレイモンは難なく避けながら前進していき、タンクモン達と距離を詰めていく。
「ウソだろ!?」
その事に驚き隠せなかった一体のタンクモンが動揺し隙を見せると、グレイモンはそのタンクモンに一気に接近して
「ホーンインパルス!」
ズガァァァァンッ
自身の頭部に生えた角を使った突撃で突き飛ばす。
「グアァァァ!!」
その威力に叫び声をあげ後退するタンクモン。
その隣にいたタンクモンはこの距離で必殺技を撃つのは危険だと判断したのか、接近戦に持ち込もうと今度は自分からグレイモンに突っ込む。
それをグレイモンは真っ正面から受け止め
「ウオオォォォオ!」
「オ、オォォォッ!?」
気合いの掛け声と共に、グレイモンは立ち上がろうとしていたさっきのタンクモンに向けてそのタンクモンを投げ飛ばした。
そこまでの動きを流れるように行ったグレイモンはそこで大きく息を吐いて呼吸を整えるが
「うおッ!?」
その場でとっさに頭を伏せると、さっきまで頭のあった辺りを死角から振られた銃器のような腕が過ぎていく。
「チッ!」
攻撃を避けられ舌打ちするのは死角に周っていた三体目のタンクモンで、直ぐに次の一撃を放とうとするが、それより先にグレイモンが身体を旋回して尻尾による強い一撃を叩き込む。
「ガァァァアッ!?」
ドゴォガァァァン
他の二体のところまで吹っ飛び一ヵ所に固まったタンクモン達に向けて、グレイモンが
「メガフレイム!!」
口から巨大な火炎弾を放った。
ボオォォォオオオ
「「「熱ヂヂヂヂヂヂイイッ!?」」」
火だるまになってあまりの熱さから辺りを転げて走り周るタンクモン達は
ゴチーーーン
三体とも正面からお互いに頭を思い切りぶつけ、その衝撃で火は消えるがタンクモン達はそのまま気絶してしまう。
「すげぇ!」
「ほう、やるものだな」
あっという間に三体のタンクモンを倒したグレイモンの高い能力に太一は驚き、その様子を見ていたメタルティラノモンもグレイモンを素直に評価する。
するとメタルティラノモンはゆっくりとした足取りでグレイモンに近づいていく。
メタルティラノモンが足を踏みしめる度に微かに部屋は揺れ、グレイモンはそうして近づいてくるメタルティラノモンの姿から滲み出る威圧感から強さを感じとったのか、さらに集中力を高め身構えた。
お互いが攻撃を当てるのに十分な距離に入り睨み合うグレイモンとメタルティラノモンは相手の動きをうかがっているようで、そこから辺りに充満するピリピリした空気は後ろにる太一にも伝わってきた。
「今度はオレが相手だ!来い!!」
メタルティラノモンのその言葉を皮切りにお互い動き出すと、飛び掛かるグレイモンに対してメタルティラノモンはそれを受け止めようと腕を伸ばす。
更にその腕をグレイモンが掴み返し、お互い力比べをする形を取るが
「ぐッ!ウオォッオォォオオ!!」
しかしグレイモンがいくら力を込めてもメタルティラノモンはビクともしない。
「成熟期が、パワーでオレに勝てると思うな!!」
元々の基礎能力の差に、体格や圧倒的体重の違いもあり、力ではグレイモンが圧倒的に不利だった。
メタルティラノモンはグレイモンを軽々と持ち上げて投げ飛ばす。
「うあぁあッ!?」
そこからメタルティラノモンはすかさず、倒れたグレイモンに右腕を向けると
「ギガデストロイヤーⅡ!!」
先ほど太一が受けたのと同じだが、威力は桁違いの本気のミサイルを撃ってきた。
発射されグレイモンに向かっていくミサイルを見て太一が叫ぶ。
「避けろ!!」
それに反応したグレイモンはその場で横に転がることでなんとかミサイルを回避したが、ミサイルが着弾するとさっきとは比べ物にならない爆発が起きる。
ドッガアアァァァアンッ
「くぅっ!?」
余りの威力に太一のいる場所まで爆風が吹き抜けるが、グレイモンは立ち上がると怯むことなく再びメタルティラノモンに向かって行く。
「ふんっ!!」
「うわァッ!?」
だが、またも簡単に弾き飛ばされてしまい、メタルティラノモンはそのまま再度ミサイルを放つ。
ドッゴォォォォォオン
グレイモンも今度は避けきれず、爆風によって身を焼かれ
「グッアァァァア!?」
激しい痛みがグレイモンを襲う。
「ぐ...ッ、ウオオォォォッ!!」
しかしグレイモンは立向かうのを止めない、いくら同じように吹き飛ばされようと、ミサイルの爆炎で体が焼かれようと、何度も、何度も、グレイモンは諦めず立ち上がってメタルティラノモンと戦おうとする。
「クソッ!!なんとか為らないのかよ!?」
それを見ていられ無くなった太一は、自分に出来る事はないのかと必死に考えていると
ドクン......
(タイチ..........)
(此れは!?)
彼の頭に直接、誰かの声と、そして何か脈打つような音が伝わってくる。
ドクン...
(タイチ.....!)
(解る。デジヴァイスから伝わってくる)
段々とそれは大きく鮮明になり、太一がハッキリ感じられるようになっていく。
ドクンッ
(タイチ!)
(此れは、グレイモンの...!!)
それは、デジヴァイスを通して繋がった、グレイモンの心の声と魂の鼓動だった。
「タイチ!ボクに力を!」
グレイモンがどうして欲しいのか、どうすれば良いのかが、デジヴァイスから直に太一へ伝わってくる。
「分かった!グレイモン!」
グレイモンの声に応えるように太一はデジソウルを掌に集めると、それをデジヴァイスの中へ注ぎ込む。
すると、デジソウルはデジヴァイスを通してグレイモンに送られていき
「ウオォォォオオオッ!!」
「!?」
グレイモンが今まで以上のスピードでメタルティラノモンに近づいて、身体を下に潜り込ませ持ち上げようとする。
「何度も無駄なことを!!」
メタルティラノモンはさっきまでと同じようにグレイモンを弾き飛ばそうとするが、どういうわけか今度はグレイモンの身体の方がビクともしない。
更に徐々にだがメタルティラノモンの鋼鉄の体が持ち上げられていく。
「バ、バカな!?急にこれほどの力が!!」
「ウゥオオオォォォォォォオ!!」
そしてグレイモンが叫びながら全力で力を込めると、メタルティラノモンが宙高く放り投げられた。
「うおおおぉぉぉぉッ!?」
「今だグレイモン!!」
「応!!」
空中でバランスの捕れない今が
二人の心がリンクすることで、デジソウルが二人の間でどんどん高まり続け、それが送られるグレイモンの口内に凄まじいエネルギーが集まると
「「メガバースト!!!」」
空中で身動きがとれないメタルティラノモンに向かって強力な熱線が放たれた。
辛うじて反応したメタルティラノモンは
「くッ!?ヌークリアレーザー!!」
左腕から強力なレーザーを放ち、迎え撃つ。
二つのエネルギーは正面からぶつかり合い始めは拮抗していたが、徐々に太一とグレイモンのメガバーストが押し勝って行き
「バカな!?」
ドッゴォォォオオオン
ヌークリアレーザーを吹き飛ばし、そのままメタルティラノモンを飲み込んだ。
今回から早速ですが公式設定からの設定改変して通常のグレイモンにメガバーストを使わせました。
他にもデジヴァイスの強化によるグレイモン無双などもありましたが、これは自分の中では序の口のことなので、先に進むにつれていろいろ設定の追加や改変による強化をしていきたいと思ってます。
小説の感想やアドバイスがもらえるとやる気が出るので、よかったらお願いします。