春秋時雨です
いよいよAA編です!
AA編ではあかりの視点で書いていきます
第17話 戦兄妹試験勝負
あたしは強くなって立派な武偵になるんだ
そのためにも
神崎・H・アリア先輩と
・・・けど・・・ふと目を向けた闘技場に
何人もの生徒を相手に刀一本で大立ち回りをしている一人の先輩がいて・・・
あたしはその先輩から目が離せなくなった
あたしが
バッ!
「わっ!!」
「あかり、お前シュウ先輩と
イキナリ申請書を取り上げられて胸を掴まれた
「なにすんだ!このチカン!!」
あたしの友達、
「
あの
そう言ってくるのはもう一人の友達
「そうそう、一人の先輩の下で直接特訓を受けつつ1年間過ごすヤツ
・・・お前先輩のランクと学科知ってんのか?
確かにあの先輩は、学科こそ
お前みたいなEランク武偵が選んでもらえるわけないだろ・・・」
「分不相応っていうのですよそういうの」
ライカだけじゃなく志乃ちゃんまでそう言ってくる・・・とにかく
「かえせ~~~~!!」
ぐいっ
「へっへっへっ、アタシ自ら逮捕術の特訓をつけてやるよ!」
「ツッ!」
ライカがあたしを机の上に組みふせてくる
その一瞬であたしは一族の技を使う
パッ
あたしはライカの拘束から抜けて手には申請書を握っている
「・・?・・あ・・れ?」
べ~
あたしは舌を出してライカをバカにする
バラララ
(・・・バカライカ!)
何が選んでくれないだ!
申し込むのは自由だもん!
そんなことを考えていたその時
ゴッ!
「いたっ!!」
「コラッ集中しろ!」
「
全然当たってないじゃないか!」
「あちゃあ・・・」
あたしはそうとしか返せない
そうやって続けた中距離射撃訓練の結果は
6/700・・・堂々の最下位だ
「
志乃ちゃんがそう言ってくる
「辞めない、あたしは
一番強くなるためには
戦闘向きっていうのだとほかに
「なんなら、
「ライカはバカで
ライカの申し出もあたしは断る
「バカはそっちだぜ!
シュウ先輩は
お前はビリ!
組むどころか口きけるチャンスすらねーんだよっ」
「そうですよ、あかりさん
人には適性や・・・身の程というものがあるのですよ」
志乃ちゃんがやんわりとあたしを止めようとする
なによ・・二人して・・・
そんな時、あたしは強い殺気を
(っ!殺気!?)
あたしは直感赴くままに身をかがめ、その上を一本のクナイが飛んでいった
「くっ!」
あたしはすぐさま振り向き投擲してきた人の方へ向く
パチパチパチ
向いた時に聞こえてきたのは拍手の音
「いやぁ~、お見事。正直、今のをかわせなかったら
かなり悩んだろうからな」
そんなことを言ったのは
「・・・シュウ先輩!?」
「どうもこんにちは、君が間宮あかりちゃんで良いよね?
まずは、不意打ち失礼、ちょっと反応を見たかったからね」
シュウ先輩は申し訳なさそうな笑顔であたしに問いかけてくる
「はい、私が間宮あかりです」
「ん、そうかそうか・・・じゃあ
そう言って先輩は星型の武偵高のエンブレムをとりだす
「・・・?」
「・・・あれ?説明必要?」
「・・・バカエンブレムのルール知らないのか?」
ライカまであきれた様子でため息をついている
「
志乃ちゃんが説明してくれる
「その通り、今から君をこのエンブレムで試す
ルールは、君がエンブレムをとったら君の勝ち、エンブレムをとれずにリタイヤすれば勿論失格
制限時間は・・無しでいいや・・・それから、ハンデとして
先輩がルールの詳細について説明してくる
「・・・ハンデ?」
「うん、
ある程度は手加減しなくちゃならないんだ」
先輩はそう言ってエンブレムを心臓の位置につけ、両手を広げ
「さあ、おいで。
つまり・・・これに勝てなきゃ
やらなくちゃ!
「はあぁぁ!」
掛け声とともにあたしは駆けだす
先輩は何も構えずに
ドンッ!
「うっ」
鈍い痛み・・・先輩の膝があたしの腹部にめり込んでいる
「そんなに、イキナリ捕まるワケないでしょ」
言いつつ先輩は回りその勢いのまま後ろ回し蹴りであたしを吹き飛ばす
「グッ・・ゲホ・・ゴホ」
「オイオイ、そんなんで終わり?」
先輩が挑発してくる・・・強い!
純粋な格闘術だけでも
「あかり、素手じゃだめだ!」
ライカがアドバイスを送る
「ああ・・・言い忘れてたけど、そっちの武器の制限は無いから
何でも使っていいよ」
あたしは背中からナイフを抜き先輩に斬りかかる
バッ
次の瞬間あたしは飛んでいた・・・
ベシャ!
「見え見えの攻撃・・・どうぞカウンターして下さいって言っているようなものだよ」
先輩はナイフを弄びながらアドバイスをする
あたしは
・・・これなら!
バラララ
キンッ キキンッ
「う・・そ・・」
先輩は最低限よけながら銃弾を・・・斬った!?
「驚くほどのもんじゃないよ・・・今の連射力だとどうしても捌ききれなかったと思うし
ほとんどが体を掠めていったからね」
そう言って苦笑するあたしは思わず同じ刀使いの志乃ちゃんを見る
志乃ちゃんはブンブン首を横に振っている
「・・・で?・・・もう弾切れ?」
先輩の問いで我に返ったあたしは予備のマガジンを取り出そうと
ガンッ!
先輩の鞘で銃が弾かれ
ドンッ!
同じく鞘による突きでまたあたしはふっ飛ばされた、そして
カッ!
あたしから取っておいたナイフも銃とほぼ同じ位置に突き立てる
「弾が切れたからと言って相手から視線を、意識を外してはダメ
その瞬間が命取りとなることもある
・・・それに君に切り傷は負わせないけど
そうだった・・・切り傷を負わせない=刀を使わないじゃない
当たり前のことにきずかなかったあたしに腹が立つ
「・・・どういうことですか?」
「志乃ちゃん・・・?」
志乃ちゃんが怒りながら先輩を睨みつける
「・・・規則上、助太刀はイケナイんだけど?
友人の邪魔をする気?」
先輩もけんか腰だ・・志乃ちゃんは刀を抜いて切っ先を先輩に突き付ける
「答えてください!!
今のは紛れもなく“
数メートルの距離を一気に詰めるその足技は
志乃ちゃんの言葉に先輩は呆けて
「・・・・あの・・・つかぬことをお聞きしますが
・・・あなたの性は・・・“佐々木”・・・ですか?」
「はい。佐々木志乃です」
「・・・・・・・・」
今度は悩んだ顔をしている
「なるほどね・・・それなら、賭けでもしようか」
「・・・賭け?」
「そう、賭け・・・あかりちゃんが俺の
教える・・・どう?」
「・・・いいでしょう・・・あかりさん、頑張ってください!」
何か完結したみたい
「・・・で?休憩はもういいでしょ?
続きを始めようか、心配しなくても時間無制限だから諦めない限り
何度でも相手するよ?」
先輩がそう言って構えを始めてとる
あたしは警戒して動かない
「・・・こないなら・・こっちから!」
来た!
攻撃のタイミングに合わせて・・・今!!
(
これで―――とった!!
バシイッ!!
(え?)
あたしの手は先輩の腕に阻まれ
次の瞬間に先輩の肘があたしのわき腹にめり込み
あたし達は交叉する・・・
「うっ・・・」
ドサ
「あかり!」「あかりさん!」
二人の声がどこか遠くに聞こえる
「いや~、危なかった危なかった。見事な技だったよ、あかりちゃん」
先輩が快活に笑ってあたしを称える
「いまの技ならSランクにも通用しただろうね
でも、残念。俺が一番得意なのは
まあ、あかりちゃんは誇っても良いよ
なんせ俺に、交叉まで使わせるなんて・・・ここ一年じゃ一回も使っていないからね」
鳶穿でも勝てなかった・・・悔しさに涙が溢れそうになる
「今のが切り札・・・か・・・どうかな?
あかりちゃん、もう諦めてみない?今なら知り合った縁ってことで
ナイフ一本、オーダーメイドで作ってあげても良いよ?」
先輩がそんなことを言ってくる
確かに切り札が通じなかった以上あたしに勝ち目は無いんだろう・・・けど
「お断り・・・します・・・あたしは・・・シュウ先輩の
あたしは何より自分に言い聞かせるように叫ぶ
「・・・いいねぇ」
「え・・・?」
先輩の目が何かに高揚したように蕩ける
「いいよ、いいよあかりちゃん・・・君みたいな強い人を見ると
・・・どうしても全力でやりたくなる」
そう言って刀に手を掛けるけど
「・・・こりゃ、切り傷を負わせないってのはアダになったかな・・・
そうだ、志乃ちゃん、コレ預かってて」
そう言って先輩は刀を外し志乃ちゃんに渡す
「え・・・?」
「パクらないでよ、愛刀なんだから・・・さてあかりちゃん
続きをやろうか」
先輩はさっきよりも闘気を漲らせてあたしに向き合う
「はあ・・・はあ・・」
あたしは立ち上がり突撃の構えをとる
「刀は無いけど、こっちも本気を出す・・・いくよ!!」
ドンッ!!
先輩の踏み込みの音が振動となって地面からあたしの足の伝わる
それだけでどんなに強い踏み込みか分る
「くっ」
先輩の激しい攻撃をあたし必死で受ける
「はああぁぁぁ!!」
「たああぁぁぁぁぁ!!」
先輩の拳とあたしの拳が交叉し
ガッ!
ドッ!!
先輩の拳から蹴りのコンボにあたしは吹き飛び
あたしは意識を失いながら地面に倒れた
意識を失う寸前
「見事だ」
という声が聞こえた気がした
はいっ
今回はここで一旦切らせていただきます!!
アニメの次回予告よろしく、次が気になる所でなるべく切らせていただいております
次回はなんであかりがシュウにアミカ申請をしたのかも語って行く予定です