春秋時雨です
今回はいよいよ作戦開始です
最近は教習所通いで
まともな時間を作れず投稿できませんでした
最新更新日時の目標はなんとかクリアするつもりでいるので
これからも暖かい目で見守ってやってください
でわ、どうぞ!
夜
夾竹桃のいるホテルに到着したあたしたちは
行動を開始する
風魔さんは裏口に
ライカは駐車場に
麒麟ちゃんは乗ってきた車の中でオペレーションを
志乃ちゃんはあたしと一緒にホテルの玄関前にいる
「行こう!」
「はい!!」
作戦コード天地翔る鷹開始!!
フロントにいるスタッフに武偵徽章を見せロビーを素通り
あたしはエレベーターを使って夾竹桃の元へ
これで夾竹桃は逃げられないはず
指定された部屋のキーを使って室内に入る
・・・?
夾竹桃・・・メールではここって
そこには夾竹桃の姿は無く
一匹の蝶、薬品に植物それから・・・マンガ?
いるっ・・・!
カチャ
奥の扉が開き
全裸の夾竹桃がでてきた
「あら」
「・・・!わっ・・・!」
「えっち」
「ふ、服着て!話があってきたの!」
「・・・・・」
あたしは銃を持ったまま顔を背ける
「取引はシンプルよ
ののかの符丁毒の解毒剤と間宮の秘毒〔鷹捲〕を交換
あなたの身柄もオマケで頂戴」
やっぱり夾竹桃は鷹捲のことを詳しく知らないだって
「
「トボケちゃって」
バサッ
夾竹桃は床に何かを捨てた・・・これは
奪られた秘伝書・・・!
「それには
『千本の矢をスリ抜け』『人触れで死を打ち込む』『死体に傷が残らない技』
とあったわ、そんなの経皮毒しかあり得ないでしょ」
「鷹捲は難しいの
あたしも3回に1回しか成功しない、実践じゃ使えないよ」
「無味無臭で水溶性の砒素、1kgあれば人類を絶滅させられるポツリヌス菌
野に咲く経口毒夾竹桃・・・私ね、自分の知らない毒がこの世にある事が許せないの
ねぇ頂戴?鷹捲・・・欲しいの、欲しくて欲しくてたまらないの」
夾竹桃が耳元で囁いてくる・・・けど
「渡せないよ!あなたみたいな人には!
このホテルはもう私の仲間が包囲している」
「まあ、ビックリだわ」
「
「違うわよ
雨蛙が毒蛇に刃向う事に驚いてるの」
「!!」
「最後のチャンスをあげる
イ・ウーにおいであかり、あなたは選ばれた」
「シュウ先輩に聞いたよ、イ・ウーっていうのは
人に話しちゃいけないほど危険な秘密結社・・・無法者の国際組織」
「私が育てて可愛がってあげる、強くなれるわよ
・・・あの天地驟一よりも」
「あなたのものになんか・・・なるもんか!」
言うと同時にあたしはフラッシュバンを放る
莫大な閃光と爆音が発生しあたしは目を瞑り耳をふさぐ
やがてそれが収まり辺りを見回す・・・けど
夾竹桃がいない?
「夾竹桃の花言葉は危険な愛」
窓の外から声が聞こえた
そこにいたのは
「遊びましょ、あなたの投降が先か、お友達の全滅が先か
今夜は2年前よりやり易いの」
夾竹桃が空中・・・いやTNKワイヤーの上に立っていた
「皆殺しにしてもいいルールだから」
「・・・・ッ!」
バッ
「あ・・・待って!」
くっ・・・こんな
~風魔ルート~
夾竹桃が前もって仕掛けておいたワイヤーの上を伝い
規則良く高度を下げ・・・今!
パアン!
「!?」
シュウウゥゥ
某はワイヤーの上に降り立ち
「少々厳しい射角に御座ったな
不肖の下忍お相手つかまつる」
「希望は聞いてあげる
あなたどう死にたい?」
「畳の上で大往生と決めて御座るっ!」
某は構えた手裏剣をワイヤー目がけて放つ
ブツ
ブツ
「!!・・いやん」
夾竹桃は落ちる際
ポイッと缶を放ってきた
・・毒瓦斯?
迂闊なり夾竹桃
某の口当て防毒効果ありっ
某は夾竹桃を追い毒瓦斯の中へ飛び込み大地へと降り立つ
・・・!?
ふ・・服が・・・溶け・・・!!
「肺呼吸させて毒すると思った?
そんな面白くない事はしないわ
それじゃ楽しめないでしょ」
「・・・!!」
ガクッ
某は毒され膝をつく
「む・・・無念」
「あれは酸と毒の
人体は溶かさないけど皮膚から毒が入るわ」
くっ・・・迂闊だったのは某の方か・・・
しかし、耐毒訓練を受けているのは某のみ・・・
あかり殿は分らぬがライカ殿は典型的な
志乃殿も戦闘向きでない
島殿にいたってはCVR以前に戦闘面は論外・・・
ならば・・・某が敵わずとも一矢は報いねばっ
シュバッ
「あら」
某が投擲した苦無は容易くかわされ
スカートを掠めるに留まった・・・しかし、その苦無は発信機付き
これで、いつでも夾竹桃を追う事が・・・でき・・・
「耐毒訓練の経験があるのね・・・でも、もう限界でしょ」
くっ・・・悔しいがその通りに御座る
某は容易く仰向けに倒され夾竹桃に口当てを・・・
「止されよ!某の一派ではくノ一が敵に素顔を見られるのは裸を見られるようなものっ」
しかし、夾竹桃は口当てを剥ぐ事をやめずにとうとう
「知ってるから見たいのよ」
ビリッ
「!!」
「ほら・・・どう?見られちゃってるわよ?」
「う・・・」
その屈辱にもう某は顔を背くことしか出来ぬ・・・
ちくっ
「あっ・・・!」
ち・・・力が・・・
「デザートの弛緩毒よ・・じゃあね」
~麒麟視点~
私は風魔様の敗北を知り
しかし、夾竹桃に取り付けられた発信機をモニターしつつ現状と作戦を指揮
「夾竹桃はガス状の毒も使うようですの
市民に被害が及ぶリスクを避けるため広域へ誘導して下さい」
『了解』
『夾竹桃の移動方向は!?』
「倉庫街の方へ逃走中ですわ
私は風魔様の
私はハンドルを握り風魔様の倒れている地点まで急行します
~ライカ視点~
倉庫街にきたアタシはサイレンサー付きのアサルトライフルを構え
警戒しながら進む、夾竹桃はここでアタシが食い止める
「逃がすもんかよっ・・・」
カチャ
「アリから逃げるサソリはいないわ」
!!
コイツ夾竹桃!
「動くな!!」
アタシは振り返りトリガーを・・・
ガチッ
トリガーに南京錠が!!
いつの間に!?
くっ
アタシは跳びあがり夾竹桃にドロップキックをお見舞いする
夾竹桃はゴミ置き場に吹っ飛んで行った
・・・やったか?
ちくっ
「?」
「毒されやすいそうないい体をしているのに」
「!!」
「肌なんか見せて・・・」
夾竹桃が髪を掻き上げながら喋って・・・
ドクン!
「な・・・何だこれっ・・・」
体が・・・熱い!
「媚薬よ強すぎて体に毒だけど」
アタシは胸を押さえて息を荒げる
「好きな人のことでも考えてゆっくり楽しみなさいな」
「なっ・・・なんで、こんな・・・!
『お姉様!?ライカお姉様ぁーー!!』
「ひっ・・・う・・・アン・・・」
『お姉様!?しっかりして下さい!!』
「だってあなた・・・見るからにウブそうなんだもの」
夾竹桃はそう言い残して去って行った・・・
~あかり視点~
夾竹桃を追ってたどり着いたのはレインボーブリッジ・・・
「通行止めになってる・・・」
交通事故が起きたらしい
「夾竹桃はこの先だそうです」
『結果的に広域への誘導は成功しましたが、引き換えに各個撃破されている状況ですの
連携して戦って下さい』
『あかり・・ど・・毒手に気をつけろっ・・・あっ』
『おっお姉様!』
あたしか志乃ちゃんと目配せをして
夾竹桃の元へ向かう
「お礼を頂戴
こんな所に決戦の場を作ってあげたんだから」
「ふざけないで!あたしの仲間をいたぶった癖にそんなことを言わないで」
「あの子たちが弱かっただけよ・・・
それに、私は猛毒、あなたごときじゃ消毒できないわよ?」
けど、夾竹桃の攻撃は距離を取れば恐くない
あたしが注意を引き付け志乃ちゃんがグレーチングの下から強襲する
志乃ちゃんの刀なら敵の毒手は届かない!
あとは、会話で注意を逸らせば・・・
「そのトランク・・・どこかに高飛びでもするつもり?」
「これ?」
あたしは夾竹桃が座っているトランクを指摘する
「イ・ウーでココに押し売りされたのよ、私は非力だからいらないって言ったのに・・・
『無反動だから』って・・・でも、持ってきて良かったかもね」
カチカチ
バカッ
トランクから出てきたのは・・・
あからさまに距離を置くなんて失敬よ」
夾竹桃の持つガトリングガンがうなりをあげ
「あかりちゃん!」
バリバリバリバリ!!
「志乃ちゃん・・・?」
志乃ちゃんに当たった・・・
あたしを庇って・・・
いくら防弾制服でもあんな大口径弾を何発も受けたら・・・し、死ん・・・!
ギン
夾竹桃ォ・・・っ!
あたしは殺意を込めて夾竹桃を睨みつける
「あかりちゃん・・・」
ぎゅ
「!!・・志乃ちゃん!?」
「・・・ぶ・・・武偵勲章10条・・・諦めるな・・・武偵は決して、諦めるな・・・
あかりちゃんは武偵高でのあかりちゃんのまま・・・武偵であることを
あきらめないで・・・・・・」
ガクッ
「し・・の・・ちゃん・・志乃ちゃん?・・・志乃ちゃあああん!!」
「本当は毒に苦しむ姿を見たかったんだけど」
その言葉にここは戦いの場であることを思い出す
・・・もう、怒りや憎しみには囚われない・・・
「!?・・・何、それ」
スウ・・・
あたしは右手右足を前に出し左手は口元に添えて指を曲げる・・・これが構え
「鷹捲」
あたしの言葉に夾竹桃は一瞬キョトンとして
「そう、そうだったの・・・灯台もと暗しだったわ
その手に塗っていたのね」
あたしの鷹捲は成功率が1/3
失敗したら・・・でも!
死んでもいい戦いだってあるんだ!
「中距離で使える毒手・・・あなたのその手に塗っているのね」
夾竹桃は高揚しながら確信をもったように言う
・・・志乃ちゃん、見ててね
ガシャ
「約束練習みたいだけど『千本の矢』は私が
やってあげるわ!!」
バリバリバリ
夾竹桃がガトリングガンを連射してくる
けど、鷹捲は毒じゃない
人体に秘められているパルスをジャイロ効果によって増幅・集約し
バチイイィィ!!
バチバチバチ
「!!」
バリバリバリ!
夾竹桃のガトリングガンと服が破れていき
そして海へ落ちて
どぼん
ザバアッ
あたしは夾竹桃と一緒に海面に出る
「・・・?」
あたしは手錠を取り出して
ガチャ
「逮捕!」
「麒麟疲れて寝ちゃってるみたいだな」
「ライカも大変だったんでしょ?
どんな毒だったの?」
「思い出したくねー」
「あはは」
あの後夾竹桃を
あたし達は武偵高に帰ってきた
「志乃、お前タフだよなー」
「あの無反動機関銃は弱装弾を使うものだったみたいです命拾いしました」
「でも
心配だからちゃんと検査しよ?あたし一緒に行くから」
「でも、アザが出来ちゃったからしばらくあかりちゃんにハダカを見せられない」
「?」
「あかりちゃん!」
「・・・シュウ先輩!
!!・・・ののか!」
「お姉ちゃん!
お姉ちゃん・・・見えるよ・・・!」
「ほ・・・ホント?」
「
「!!・・・よかった・・・」
シュウ先輩はあたしの頭に手を置いて
「よくやったね。こっちはマンマと犯人に逃げられちゃったってのに
天地翔る鷹・・・
「シュウ先ぱ」
「でも。あかりちゃん
う・・・やっぱり先輩にはなんでもお見通しかぁ
先輩はお叱りモードに入っちゃってるよね・・・
ぎゅ
「え?」
「良かった・・・無事で何よりだよあかりちゃん」
その言葉に、あたしはついに泣きだした
「さてと、今回あかりちゃんは鷹捲を使ったね?」
「はい・・・」
「まさか、鷹捲が振動破壊技とは・・・はぁ」
あれ?ため息?あたし何かマズイコトやった?
「あかりちゃんは、俺が教えるまでもなく自分の方向性に気付いていたんだね・・」
え?何?方向性?
「鳶穿は物をスリ取る技
鷹捲は物を壊す技
つまり、あかりちゃんの殺人技は、人を壊す技だけじゃなくて
相手を殺さずに武器だけを殺す・・・あかりちゃんは
に育てるつもりだったんだけど・・・もう自分で気づいてるなら
俺に出来ることは一つかな?」
「えっと・・・何ですか?」
「モチロン、鷹捲が100%使えるように特訓することと
あらゆる武器の扱い方、対処法だよ・・・っと
もうそろ1時間目が始まるよ!
全員登校準備!今日も一日頑張って行くよー」
『はい!!』
こうして、あたしとシュウ先輩の
はいっ
夾竹桃編完結!
いや~~長かった!ここまで!
なんやかんやで14話!
本編に勝るとも劣らずの長さになりました
まあ、一番濃い部分が終わったので
次回のAAからはもっと短くなると思います
次はアドシアード編に入ります
シュウの本領が発揮されちゃいます!(予定)
では次回!
お楽しみに!