春秋時雨です
大変長らくお待たせしました
ようやく、ヒマが見つかり
こうしてパソコンを打っている次第です
でわ、どうぞ!
俺に大剣が迫るがそれを受け止めたのは
白雪・・・
「シュウ君!大丈夫!?」
「ああ、足が動かないがそれ以外なら何も問題ない」
迂闊だったな
こっちが波を使って相手の足を崩したのに対し
あちらは氷を使って俺の脚を固めた
動けなくなるという点では同じだが
俺がやったことは所詮転ばす程度
足を拘束した方に軍配が上がるのは明らか
仮にも策士か
「白雪・・お前が天地驟一を助けるとはな」
「私は誰も傷つけたくないだけ
それがキンちゃんでもシュウ君でも、ジャンヌ・・あなたでも」
「ふっ・・・甘い、氷砂糖のように甘いな、お前は
しかし、そのような考えではイ・ウーで練磨された私には勝てん!」
ジャンヌが力を・・いや
白雪はそれに逆らわず弾かれ距離を取る
「大丈夫か?白雪」
「うん。シュウ君は?」
「ちょうど、片足が剥がれたトコ
・・・そんで、コレで十分!」
俺は脚を踏み込み強引に氷から足を抜く
「バカな!?足が使い物にならなくなるぞ!?」
「心配してくれるのか?ありがとう
けど、無用な心配だ、何せ俺の脚は傷一つ付いていないからな」
ジャンヌが使った
ラ・ピュセルの枷は拘束を目的とした技だ
キンジの用に四肢を固定されれば一人で抜けだすのは不可能に近い
しかし、氷を使って相手を動けなくするだけでこの技には直接的な攻撃力は無い
精々、氷の低温を使って凍傷を誘うくらいの物だろうが
その程度の攻撃ではすぐに剥がせば問題無い
「さてっと・・・第二ラウンド、今度は」
「ふっ・・・二対一であろうと手負いの剣士と原石の超能力者に劣る私では無いぞ」
「は?・・・ああ、そっか・・・残念
二対一程度じゃない・・・そもそも、
そして聞こえてくる二つの足音・・・
「それは」
「こういうことよ」
待ってたよ
「遠山キンジ、神崎・ホームズ・アリアか・・・」
「俺の役割はアリアが回復するまでの時間稼ぎ
そして、お前の体力を減らす事」
「これで、四対一だ」
「観念しなさい!」
さて、この絶望的な状況・・・
相手も諦めが良かったらこれにて一件落着
といったんだがな
「ふ・・・愚かしいものだ」
「何ですって?」
「ただの武偵如きが・・・数をそろえた程度で超能力者に勝てるとでも?」
「ああ、勝てるさ・・超能力者って言ってもその体は人間だ
使える力には限度があり、人知を超える力を振るえる代わりに
その消耗は半端ない・・それに」
「白雪、いけるな」
「うん・・・分ってるよシュウ君、キンちゃん
・・・キンちゃん」
「何だい?」
「これからは、私を見ないで・・・これから私は星枷に禁じられた技を使う
・・・見たら、ありえないって思う
きっとキンちゃんは私の事をキライになる」
「安心しろ白雪・・・ありえない事は一つだけ
俺が白雪の事をキライになることだ」
「キンちゃん・・・すぐ、戻るからね」
いい顔だ・・・白雪は今までお上品にし過ぎてた感があった
キンジの前でも他の生徒達の前でも
けど、今の白雪の傍にはキンジがいる
キンジが心から白雪に期待している
そんな、白雪にとってはお礼を言われるよりも
ずっとずずっと嬉しいモノを送られて・・・
今の白雪を止める枷は何も存在しない
星枷としての義務感も、生徒会長として武偵高の生徒を守るという責務感も存在しない
白雪は頭のリボン・・・封じ布をとき刀を上に掲げる
「ジャンヌ、これであなたを逃がす事は出来なくなった
星枷の巫女がその身に秘める禁制鬼道を見るからだよ
私もあなたと同じ始祖の力を継ぐもの・・・アリアは400年
あなたは600年、シュウ君と私は・・・
2000年もの長い時を」
ボッ
刀身から焔が噴き出した
あの構えは燃え盛る炎にその身を焼かれないようにするためのもの
・・・あれが・・・
星枷巫女の使う流派・・・俺も星枷の巫女としての白雪の本気は始めてみる
白雪は床を蹴り火矢の如くジャンヌに迫る
ガキン!
しかし、その一撃はデュランダルによって阻まれる
「炎・・・!」
ああ、そうか・・ジャンヌは先祖が火炙りになりかけた炎が恐いのだ
「今のは星枷候天流の初弾、
その剣を、斬ります・・それでお終い
・・・このイロカネアヤメに斬れないものなんてないもの」
「それはこちらのセリフだ。聖剣デュランダルに斬れぬものはない!」
それからは剣撃の応酬だった
スーパーコンピューター・床・互いの衣服
様々な物が切られていく中
色金殺女とデュランダルはいまだに健在だ
・・・しかし、白雪は勝負を焦っている
(仕切り直しが必要かな)
俺は虚を使い文字通りジャンヌの目の前に歩み寄る
「・・・・!?」
動揺が走り対応しようとした瞬間には
もうジャンヌは飛んでいる
俺の膝蹴りによって
「シュウ君・・・」
「浅い・・・自ら跳んで威力を減衰させたか
・・・白雪」
「ハイッ」
「焦るな、お前の真骨頂は違うだろ
お前は俺と同じタイプだ
・・・あと、
「え?」
俺は白雪に歩み寄り
刀と刀を接触させた
ボッ
白雪の炎が俺の刀に触れ燃え上がった
「ええ!?」
「驚くなよ、これは手入れ用の油だよ
・・・さて、ジャンヌ
今度は天地流
・・・烈火の焔はいかなる形でも
お前を襲う牙になる」
天地火式の支配対象は・・・
あかりちゃんには
『人を殺す術に長ける者は殺さない術にも長ける』
と言ったがそれと同じ
攻撃に精通するものは相手の攻撃に精通する
つまり、攻撃の技術が防御に生かせる
烈火の如き攻撃に乱舞に反撃してくる事があっても
その攻撃は陽炎を捉えるようにユラユラと交わしていく
天地火式
天地火式
何の捻りも無い技名だが
この上なく技の性質を忠実に語っている
斬撃・柄・拳・蹴り
様々な攻撃をどんな体制でも次から次へと繰り出される攻撃は
相手からしてみれば一方的な攻撃
隙間を縫って反撃しようにも
燃える刀身は実態を掴ませずに演舞のような足さばきが
陽炎のような動きに拍車をかける
「ええい、ちょこまかと!」
業を煮やしたジャンヌが再び大ぶりの一撃を放つ
「オイオイ、忘れたのか?」
キンッ
天地水式
滑らせた剣を押さえつけ体制を固定されたジャンヌ目がけて
白雪の焔が奔る
「ぐああぁぁ!!」
ジャンヌが吹き飛び
壁にぶつかる
俺達は刀を鞘に納め
「・・・ジャンヌもうやめて
あなたはもう限界だよ」
「ふふ、お前も限界ではないか
・・・私はまだ戦えるぞ!」
「キンジ!アタシの三秒後に続いて!」
アリアが雪月花を持って賭けだし
キンジがその後に続く
「ただの武偵如きが!オルレアンの氷花!」
ジャンヌから放たれた眩い冷気の閃光は
アリアが雪花を使いジャンヌが脱ぎ捨てたと思われる巫女服に軌道を逸らされ
天井に氷の花が咲く
「今よキンジ!ジャンヌはもう
キンジが肉迫しながらベレッタを連射するも
全てがデュランダルに阻まれる
「ただの武偵の分際で!」
キンジに向かって駆け出すジャンヌに後ろからハサミのように
交差させた刀で下段切りを放つアリア
・・しかし、読まれていたのかジャンヌは飛びあがってこれを回避
空中でキンジの放つ銃弾を弾きつつ上段切りの体制に持っていく
・・・そして・・・・
パシィ
真剣白刃取り・・二本指版
・・・ヒステリアモードのキンジは、ホントに規格外だな
「これにて一件落着だよジャンヌ
もういい子にしておいた方がいい」
「・・武偵法9条・・・よもや忘れたわけではあるまい」
「ははっ・・どこまでも賢いお嬢さんだ」
「お嬢・・・!?
だ・・だが・・私は武偵ではないぞ!」
キンジに向かって今度は冷気が迫るが
・・・そんなことを俺達が許すとでも?
「キンちゃんに手を出すなああああ!!!」
俺と白雪はジャンヌの左右から居合を放つ
「
それは猛々しく燃え盛る焔と
僅かな曇りさえ無い澄んだ水の流れ
例えるならば清と動
触れたモノを全て溶断する居合切りと
相手の刃の動きを完全に把握した上で放たれる武器破壊を目的とした居合切り
その二つをを受けた
キレイに両断されていた
「私の・・・聖剣が・・・」
信じられないと言った感じで立ちすくむジャンヌに小柄な影が迫る
「
海水と刀傷がはびこるコンピューター室に
対超能力者用の手錠が掛けられる音が響いた
はいっここまで
アドシアード終わりませんでした
・・・もうここまでで勘弁して下さい
体力がもうないでzzzz
アドシアード事態は
次の幕間あかり達と一緒に描いていこうと思います
・・・あかり達と一緒にしようと考えついたはいいものの
その後をどうしようか、いまだに考え中です
とにかく次回!
お楽しみに!