お久しぶりです
春秋時雨です
正月休み中にもう一本とか言っておきながら
休み満喫した上に
ここまで伸ばしてしまい申し訳ありませんでした
今回は浴衣回です!
「キ・・・キングピーマン・・・」
という意味不明な寝言を呟きながら
普段通りに学校に向かえばいつもと違う。
具体的にはアリアがキンジに向けて
こっちくんな!!
オーラを出しているためだ
キンジを問い詰めてみると
アリアがカナに向かって悪魔と行ったことに対して
キンジがアリアに向かって威嚇射撃をしてしまったそうだ
「とりあえず、この台詞を言わせて貰うが
・・・何やってんの?お前ら」
さんざん使い古されたこの台詞を
まさか俺が使うことになるとは
・・・いや、この二人に限って言えば
そう形容したくなるようなシーンが多々あったなそう言えば
「返す言葉もないが
俺自身、これからどうしたもんか分らん」
「おや、パートナーとしての自覚が出てきたのか?」
「茶化すな、今回に限って言えば
今までアリアに黙っていた俺が悪いからな」
「ん~でも、あの人の事って
そう簡単に説明できる事じゃないと思うぜ。
「そうなんだよな」
「加えて、アリアがあの調子じゃ
まともに話を聞いてくれるかどうかすら妖しいと来たもんだ」
「そうなんだよな」
「・・・コレを機にアリアのパートナーになるべきだよな?」
「・・・お前は俺に何を言わせたいんだ?」
「ここはノリツッコミのシーンだぜキンジ君」
ユーモアのセンスが無いキンジの問題はキンジに任せておけばいいと判断して
放って置いたが・・・それが一週間近く続くとは思わなかったなあ
「オイコラキンジ、そろそろ行動を起こさないか?
アリアもアリアで今更後に退けなくなっているのは分るが
そこを強引にでも引っ張るのが男。いや、漢ってもんだろ?」
「知らん、どっちも変わらんだろ」
と、いつも以上にぶっきらぼうに返して見せるキンジだが
なんでだろうかなあ。
若干そわそわして見える
これは何かある!と
俺の直感が叫んでいるが
残念、本日7月7日は近くの緋川神社の夏祭り
そこにアニエスを連れていく約束がある
今日と言う日の為に浴衣(何故か銃弾柄)に下駄まで用意して
祭りを楽しむ気全開の友人に対して
面白そうな出来事があるから今回はパス
などと言った日には
俺の体は粉々に砕け散るだろう
(
それをさけるためにキンジの制服に録音機を仕掛けるにとどめ
俺はアニエスに合わせて着物と下駄を履き
上野駅を経由して緋川神社に赴いたのだが・・・
「さて、いきなり来て悪いんだがアニエス」
「ん?なに、シューイチ」
「あの子達尾行しない?」
ガン!
「えっと、手錠は何処に仕舞ったカナ~」
「まてまて落ちつけ
あそこにいるのは俺の戦妹なんだよ」
「ふんふむ、イモウトを尾行するとは
シューイチはいつから変態さんになったのかな?」
「・・・お前、どこで覚えたそんな言葉」
「え?理子ちゃんから相手に瀕死級の精神的ダメージを負わせる時は
こうした方がいいって」
OK理子のヤツはお仕置きが必要なようだ
「まあ、その話は置いとくとして
俺の見ていないとこであかりちゃんが
この
興味があるだけだよ」
「・・・そういうのをゲスいって言うんだっけ?
ケド嫌いじゃないね」
「お前も大概下種な」
そうして、俺+アニアスコンビの
チームあかり尾行作戦が開始されたのだが
・・・何と言うか
普通にお祭りを楽しんでいる高校生にしか見えない
まあ、武偵高生とはいえまだまだ一年
まだその感覚は一般人のそれにまだ近い
わたあめにあんず飴、ジャガバターといった各種の食べ物系を一通り食べた後
ライカちゃんは麒麟ちゃんと一緒に金魚掬い
あかりちゃんはヨーヨ掬いからの射的で貸衣装無料券を始め
色々なおもちゃを撃ち落とす
そして、その雄志(?)を見ているのが志乃ちゃんと桜ちゃん
と別行動しているアニエスから電話が掛かってくる
『ねえねえシューイチ』
「ん?なんだ、アニエス」
『ちょっと気になったんだけどアカリちゃんがさっきから
お札ばっかりで会計を済ませているんだけどなんで?』
「・・・さてな」
『む、その反応はオヌシ知っておるな』
「武偵憲章6条自ら考え自ら行動せよって事で仕掛けるか?」
『ムー、まあイイケド
何をするの?」
「そうだな・・・」
そして俺達は悪戯を仕掛ける・・・
<桜視点>
んもう、先輩達は・・・
あかり先輩にお祭りに誘われ警邏の為かと思ったら
普通に楽しみ高カロリーな食べ物を考えなしに食べ
ヨーヨー掬いや射的で遊んで
なんだか、私だけ浮いている
と栗色の髪をした外人さんがカラコロと音を立ててこっちにやってくる
下駄を鳴らす音が面白いのか他の人の注目を集めている
「フンフフーン」
コラココーン
リズムよくなるその音に私はタップダンスを思い出す
「うおっと」
トン
その外人さんが人をよけようとして私にぶつかる
「
お巡りさん」
英語、じゃない?
思わず振り返ってその外人さんを見ようとするけど
もう人ごみに紛れてしまった
あれ?と思いながら前を向くと
「さくらちゃん、行くよっ!」
「えっ?ええっ!?」
いきなりあかり先輩が手を握って私を引っ張って走る
先輩は何かに導かれるように人と人の間を縫うように走る
「オイあかり!?」
「あかりちゃん!?」
後ろからライカ先輩と志乃先輩の声が聞こえるけどあかり先輩は
走る速度を緩めない
「あかり先輩、どうしたんですか?」
「桜ちゃんにぶつかったあの人
ちょっと怪しかった」
そう言う風に抽象的に説明されると困ってしまうけど
先輩の言うことは基本的に逆らえないし
・・・と私が考えている間に人気のない林の中に
私とぶつかった外人さんがいた
「アレ?さっきのお巡りさんだ
どうかしたの?」
「私達は武偵です。お話を聞かせてもらえませんか?」
「いいよ~アタシの名前は
アニエス・L・アルノルト
高校二年生でいまは留学中のドイツ人だよ」
「私の名前は間宮あかり
高一です。アニエスさんあなたを窃盗の容疑で拘束します」
「ええっ!?」
「あっははそれじゃあ、オニゴッコの始まりだよ!」
ピンッ
とアニエスさんが何かを上にはじいた瞬間
ボフン!
と煙が上がった
「ふっ」
あかり先輩はそれに意に介さずに水ヨーヨーを
ゴムの力と手首のスナップを使って投擲
かなりの速度で煙の中に向かっていくヨーヨーが
「せーのっ!」
という声と共に蹴り返され
ヨーヨーが破れ何かが散弾の様に私達に振りかかる
「きゃあ!」
「アニエス、ストップ
ここまでみたいだ」
「あれ?もうおしまい?」
何故か観念したようにつぶやくのは
「シュウ先輩!?」
「やあやああかりちゃん。
良く尾行に気づいたね」
そう言いながら驟一先輩は
S&W M60 私の拳銃を懐から取り出した
<シュウ視点>
「先輩がストーカーにスリ!?」
「ちょっライカちゃん声!声!!」
叫ぶライカちゃんを慌てて制す
こんな所で犯罪者疑惑を掛けられたらたまったもんじゃない
・・・内容はモロ犯罪だけど
「アニエスと一緒に祭りに来たは良いけど
あかりちゃん達を見つけてねで気が緩んでいないか尾行しようと」
「妹にそんな事をするなんて・・・やっぱり変態だったんですね」
「OK志乃ちゃん。君とはゆっくりと話し合う必要がありそうだ」
ジト目で見てくるライカちゃんと
ここぞとばかりに目を輝かせて口撃してくる志乃ちゃんを相手にする
あかりちゃんはそんな人かで納得
桜ちゃんは警戒していたにも関わらず拳銃をスリ取られたことで意気消沈
麒麟ちゃんに至ってはアニエスの尾行に気付いたうえで楽しんでいた
このグループで一番すごいのは麒麟ちゃんなのではと思う
「しかし、どうして私をスリのターゲットに選んだんですか?」
責められている俺に助け船を出したのか桜ちゃんが聞いてくる
「そりゃあ、スル側からしたら
桜ちゃんが絶好のカモだったからだよ」
「カ・・カモ?」
「つまり狙いやすそうな相手
まず、祭りっていうシチュエーション
人が大勢いるからスリをしやすい
ここまでは分るよね?」
「ええ・・」
「じゃあここからが問題
なぜ、桜ちゃんが絶好の相手と言えるのでしょう」
「ええと・・・すみません、分りません」
「うーん、分らない事を分らないと言う
その素直さは評価するけど。もうちょっと考えてみようか
今度は桜ちゃんをターゲットにした場合のメリット・デメリットについて」
「・・・私を相手にすればスリが露見した際にその場で組み伏せられ現行犯で
逮捕できますが。それで私がターゲットになるとは」
「残念、点数で言うなら70・・いや、気づいていないから半減で35点だね
分る人はいる?」
そう言って皆に問いかけると挙手したのは麒麟ちゃん
「はい、麒麟ちゃん。どうぞ」
「桜様を狙えば確実に武器が手に入りますの
恰好もこの場においては馴染んでいないので見つけやすい点が挙げられますの」
「うん正解。100点だ
木を隠すなら森の中。ここの警邏をするなら
着物か浴衣姿の方が自然に警邏できるし。周りの雰囲気も壊さない
警備任務なんかじゃ服装だけじゃ無くて武器についても制限されることがあるから
対応できるように準備は怠れないんだよ」
「はい、勉強になります」
「それじゃあ俺とアニエスはそろそろいくよ
・・・ほらアニエス、下級生の団欒を邪魔するものじゃないよ」
「はーい。それじゃあ皆
「それにしてもさ」
「うん?どうしたアニエス」
「いや、あかりちゃんはなんであたしの尾行に気がついたのかなって」
「ああ、それは簡単
下駄の音だよ」
「下駄?そんなの皆じゃないけど履いている人結構いるよ?」
「その音が自分の一定距離を保ち続けているなら話は別
あかりちゃんは感覚が鋭いからね
加えてアリアほどじゃないけど直感型だからふとした事に違和感を覚えても
不思議じゃない
だから、射的では固そうなおもちゃを狙いお札を使うことで硬貨を増やし
それらを水ヨーヨーの中に入れることで即席のスリングを使って
ばれないように武器を作ってたんだよ」
「ああ。あの時シューイチが蹴り返したのはそれだったんだ
それにしても随分と戦妹さんのこと良く分ってるね」
「当然、あかりちゃんは俺の弟子だからな」
「所で、弟子っていうけど弟って漢字は男の子って意味だよね?」
「まあ、そうだな」
「女の子でも
言いたい事を理解して
割り箸(フランクフルトのゴミ)
を使って地面に文字を描く
「あー確かに女の子でも弟子っていうな
一応女って事を強調して娣子とも言うけど
やっぱり弟子の方を主に使うかな」
「へえ~。なんか変だね」
「もともと武術なんて女人禁制っていう考えからが一般的だったからな
その手の縛りは日本にも多い」
そんな他愛のない話をしながら
俺達は祭りを楽しんだ
・・・途中ネコミミ+きわどいビキニ姿で歌っている桜ちゃんと
それを叱るアリア(浴衣+わたあめ、イカ焼き、お面etc装備)と
ツッコミを入れるキンジの姿が
仲直りが出来て良かった良かった
これをネタにキンジをいじれるな
ぐだぐだです!
自分で書いといてなんですがぐだぐだです!
次回からはもう少しましな内容に出来る用
努力します!