大変お久しぶりです
春秋時雨です。
待ちに待ったゴールデンウィーク後半戦!
正直、ゴールデンウィーク中に仕事があるとかどうかと思う・・・
というどうでもいい愚痴は置いといて
今回はオリジナルの敵が登場します
詳しい人物設定はまた後日!
カジノピラミディオン台場
日本でカジノが合法化されてから早2年
その合法化直後に造られたのがこの施設だ
ピラミディオンの名の通り
巨大なピラミッド型をしているこの建物は
日本に漂着した謎のピラミッド型の投棄物からインスピレーションを得ているらしい
俺は今、そのカジノで警備の任務に就いているわけだが
「両替を頼みたい。今日は青いカナリアが窓から入ってきたんだ。きっと、ツイてる」
「畏まりました。少々お待ちください」
いかにも成金ギャンブラーっぽいキンジに渡す
「お待たせいたしました。こちらがチップになります。
何か御用件がありましたら自分にお申し付けください
では、お楽しみ下さい」
「ああ」
そう言ってキンジは立ち去り
あたりを見回す・・・とチビウサ・・じゃない
アリア(バニー姿)に絡まれウサ耳で目突きを食らってる
ったく
「オイコラ二人とも。お客様の気分を害さないようにっていう
軽い口論なら大目に見るがそれ以上するなら
ガードマンを呼ぶぞ」
『うっ。分かってるわよ
ただキンジが鼻の下を伸ばして』
「こちらの者が大変失礼いたしましたお客様
この子は新人でして。何分、粗相をすることがありますが
どうか多めに見てもらって下さい」
キンジとアリアに駆け寄った俺はこっそりとキンジにチップを握らせ
アリアを控室に連行していく
「何すんのよシュウ!!」
はい、開口一番逆ギレいただきました
「それはこっちのセリフだアリア
さっきも言ったが客に暴力をふるう従業員がどこにいる?」
「だから!あれはあのバカがだらしなく鼻の下を伸ばしていたから!」
「ただバニーガールを見ていた男性客全員に変態と罵り目突きをする気かお前?
そうなればお前のことを捕まえなくてはならなくなるんだが?」
「とりあえず30分程度はバックヤードに行って力仕事でもして来い
どういうわけかバックヤードが一人もいないんでな」
「っっっ!?・・・わっ分かったわよ!」
やけに俊敏な動作で俺から離れ物陰から様子をうかがうアリア
俺は写真を握りつぶしゴミ箱へ放る
「それじゃあ俺はフロントに戻るからな」
答えを聞かずにフロントに戻りながら現状を確認する
「こちらシュウ。アリアの説教は終わった
俺たちがいない間に何かトラブルはあったか?」
『こちらキンジ。白雪の人気が高すぎて撮影されたりしてたから引っ込ませたが
それぐらいだな』
「・・・十分問題な気がするが。レキ、そっちは問題ないか?」
トン、トトン、トン
と和文モールスで『問題ありません』
と返してきた。接客中か?
俺はフロントに戻り
客一人一人の服装を観察し武器を携帯していないかどうかつぶさに観察していくが
さすがに公営」カジノに武器を持ち込んでの強盗沙汰を起こす輩は中々いないのか
それらしい人物は見当たらない
まあ、問題らしい問題は滅多に起きないから
〔腕の鈍る仕事〕と
しかし、車の運転と同じく「だろう」ではなく「かもしれない」を
常に求められるのが武装職だ。地道な作業も集中力を養う鍛錬と思い
仕事をこなしていく
『こちらキンジ、特等ルーレットフロアでトラブル発生だ』
「状況は?」
『青年IT社長が負け越して手持ちの金額全部をつぎ込みやがった
それで配当はいらんから勝ったらレキを貰うって言ってやがる』
「・・・レキだけは問題を起こさないと期待していたが・・・
キンジ、お前も一緒に掛けて負けてやれ。一応回線は繋いだままにしてくれ」
『了解・・・ちょっと失礼。この勝負、俺も参加させてもらいます』
よし、一緒に負けてやれば社長殿もクールダウンするだろう
ってオイオイキンジ。なんでストレートアップ※1つの番号に掛ける 配当36倍
にするんだよ、ここはストリートベットか ※1列の3つの番号に掛ける 配当12倍
ラインベットだろうに ※2列の6つの番号に掛ける 配当6倍
いくらなんでも負ける気満々って掛け方してどうするってんだ
と野球ををラジオ中継で聞くおっさんはこんな気分なのかとどうでもいいことを
考えていると
『
レキが淡々とキンジの勝利宣言を・・・ってオイちょっと待った!
ストレートアップに当たる確率は1/38
パーセントに直すと2.6%。不幸に定評のあるキンジが一発で当てられる確率じゃない
むしろ、100回やっても当たらないだろう
つまりはイカサマ、いや。キンジの目的は勝つことではなく
場を治めることむしろ盛り上げることは逆効果
それをするメリットがない以上キンジは何もやっていないとなると
レキか?あいつなら自由自在に
サイコロやルーレットの数字を操作できそうな気がする・・・!?
ルーレットの現場に耳を取られていたが。俺の視界の端に黒い影がいくつか映る
見たのは一瞬だったが刃物を持っているようだった
「緊急事態発生。カジノ内に武器を所持した不審人物が侵入
人数は不定。各自、客の安全を最優先にしつつ撃退するぞ」
『了解!』
タアン!
俺が支持を出した直後
レキのドラグノフの発砲音が聞こえる
仕事の早いことで
「お客様!当店はただいま何者かの襲撃を受けています!
一刻も早く非難をお願いします!!」
そう叫びながらフロントの下から刀を取り出し影の向かった方向に向けて跳び
2階の特等フロアに到着すると
半獣半人の化け物、ジャッカルの上半身と人間の下半身を持つアヌビス目がけて
白雪が札を放ち炎に包まれる・・が効果が薄いようだ
それを見た白雪は徒手格闘の構えを見せるがその位置からだとキンジとレキの
援護は期待できなさそうだな。ったく
「天地
叫びながら俺は刀を
風を切りながら真っ直ぐ飛ぶ刀はアヌビスの胸中心に突き刺さる
「使え!白雪!」
「うん!」
白雪はアヌビスの背後に回り
刀を振るい核である虫を切る
「やっぱり傀儡。虫を媒介にするから
「うん。キンちゃん。この虫に触れないで、触ると呪われちゃう」
「の、呪い?」
「まあ、触れるだけで危険な毒のようなものを持っているっていう認識で
今回は大丈夫だ。キンジとレキは俺たちの援護
俺が小太刀で隙を作るから止めは白雪に任せる」
「うん、分かった」
刀を正眼に構える白雪と
小太刀をだらりと下げ隙だらけに見える俺
両者を比べればどちらが襲いやすいか一目瞭然なわけで
「よし来た来た」
最初に来た斧を受け流しつつ腕を切断しながら斧を奪う
奪った斧で次の斧を受け止めてから力のベクトルを変え体制を崩す
受け流す動きと連動してしゃがみながらの回転切りで3体目の足を
腕を跳ね上げ4体目の腕を切る
「はあっ!」
体制を崩し、腕を切られたアヌビス達に白雪の斬撃が的確に
アヌビスの核を切断する・・・がいかんせん
相手の数が多い
奴らは天井に張り付き戦力を逐次投入している
本来、戦力の逐次投入は下策中の下策だが
相手の数を大幅に上回っている時だけは有効だ
いつ終わるとも知れない絶望感を相手に植え付けることができるが
そんなものに縛られることのないチビッ子がこっちにいるんでな
「何やってんのよバカキンジ!
こういうのは向こうからやってくるのを待つんじゃなくてこっちから上がるの!」
言うが早いかアリアは天井に張り付くアヌビスを打ち落としながら
天井からブラ下がるシャンデリアによじ登る
「レキ!」
ダン! キインッ!
レキの銃弾がシャンデリアの金具を掠めシャンデリアが回転する
「白雪、アリアが落としてくれるらしいから
俺たちは漏れたのを刈るぞ」
「分かった」
「キンジも上に注意しながら下に落ちたのを狙ってくれ」
「おう」
散開して俺たちはアリアが仕留めそこなったアヌビスの駆除を進めていく
さすがに隙だらけの状態ではアヌビス達もなすすべなく
刈り取られていくが
「きゃあ!」
「なっ」
白雪の悲鳴に振り替えると
崩れ落ちる白雪と
クノペシュと呼ばれるエジプトの剣を携えた女の姿だった
「ふむ、初めて使ったが中々に面白い武器だったな」
クノペシュを鞘に収めつつ白雪の持っていた刀をゆっくりと持ち上げ
戦闘中だというのに嬉しそうな顔をして叫ぶ
「くっははははっ!
ついに取り戻したぞ!我らが受け継ぐべき名刀〔千鳥〕が!」
はいっ
ここまでです!
次回はなるべく早く投稿するようにしますが
まあ、気長に待ってやってください
(待ってもらう立場なのに何言ってんだというツッコミはなしで)
では次回、こうご期待!!