IS世界最凶食物が……!
ベジータ「ダニぃ!?に、逃げるんだァ……勝てる訳ない!」
親父「……などと、思っていたお前はお笑いだぜ」
ブロリー「へアッ!?逃げロットぉーーっ!」
全員食ってしまえぇぇぇ!
「「「「「dooooooooooooor!?」」」」」
「あー……疲れたぁ……」
「疲れより、腹減りーです……」
「ボクもお腹減ったなぁ」
あれから時は流れ、今は昼時。何よりつい先程までISを使っての訓練を行っていたのだ。体を動かした後は体がエネルギーを欲する。それが腹が減るということだ。それはどんな生き物であっても、変わらないただ一つのものだ。
(悟飯の場合は荒ぶるブロリーを沈めるのに疲れたのだが)
「カカロットの息子よ……今日はどこで飯を食べるのだ?」
「なら屋上はどうですか?皆さんを誘ってみんなで食べましょう!」
「(なにか影薄いからなぁ……ここで混ざらないと!)ぼ、僕も一緒にいいかい?」
「シャルルかぁ?……なら丁度いい、ここの購買を案内してやろう!」
「あ、ありがとう!」
「シャルルはブロリーと一緒か、なら俺はみんなを誘ってくるよ」
「なら僕も行きます!」
こうしてブロリー&シャルルと一夏&悟飯の二つのグループに分かれたのだが、ブロリー&シャルルの様子を見てみよう。
「ブロリーの家族はどうなの?」
「親父がここで用務員として働いてます……。しかし、なぜそんなことを聞いたのだ?」
「えっ?」
突然のブロリーの質問にシャルルは狼狽えた。
「話したくないのなら話さなくてもいい……だが、悩みがあるなら聞いてやる。今はとりあえず食事をするぞ」
「ありがとう……優しいんだねブロリー君は」
「俺が……優しい?優しい……のか俺は?」
シャルルからの思いがけない一言にブロリーは足を止めた
「僕はブロリー君の昔も知らないし勝手かもしれないけど、その言い方だときっとブロリー君は昔よりも変わったんだよ」
ブロリーは考えた。考えてみれば確かに昔……前の世界では一般人にも結構容赦なかったが、今では一般人であるシャルルと普通に歩いて会話をしているしクラスメイトとも仲良く接して、一部を除き傷付けないように動いている。それにクラス代表の時の言葉からしてもずいぶんと理知的になって来たと思う。
「そうか……変わったのか、俺も。これもあいつらのおかげか」
「ブロリー……君?」
シャルルがいなかったら、俺はこのことに気が付かなかったのだな。これが……優しさか
「ブロリー君、泣いてるの?」
「……」
ブロリーの目からは涙が流れていた。悲しみは感じてないが何故か涙が出ていたのだ。
「俺は、お前のお陰で大切なものを取り戻したかもしれん……嬉しくて泣くということをだ」
「そうか……僕はブロリー君を助けられたのかな?」
「ああ……俺はここに来て……この世界に来て良かったかと思う。お前はそれを気づかせてくれたんだ」
ゴシゴシと腕で涙を拭いてブロリーは何処かスッキリとした顔をしていた。
「やっと本当に笑ったね」
「む?どういうことだ」
「だって今のブロリー君、心の中から嬉しいって顔をしてるよ!」
伝説の超サイヤ人という本能による残虐性からの笑いではなく、人として……一人の人間としての心からの初めての笑顔をしていたのだ。
それは父親であるパラガスがブロリーに与えたかった願いが叶った瞬間でもあった。
「そうか……ならこの際君と呼ばれる歳ではないから呼び捨てで構わん。だから俺は……今更なんだがシャルルと呼ばせてくれないか?」
「……よろしくねブロリー!」
2人が歩いたところを見た生徒達は昔からの親友同士が歩いてるにも思えたという。
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そして購買に着いたブロリーはシャルルに売っている物の説明をしながら大量のお惣菜や専用のお惣菜パン『ギガパン(例にも漏れず兎建設印)』を買っていった。
因みにツケは親父の財布である。(ゐゐゐゐゐゐ!?)因みに販売を担当しているのは真紅の髪が特徴の、ツィーネと呼ばれている大人のお姉さんである。彼女は購買の女神と呼ばれている。
「今日は沢山んんんんん!買いまーした」
「ほんとに買ったね……」
その光景を見ていたツィーネが、デュノアくん……っと言う。シャルルはなんですか?と言った。
「ブロリー君ったら来たら必ずこれくらいは買うのよ?それでも多い時はこの数倍の量は食べるから、これぐらいで驚いちゃダメよ」
「ゐゐゐゐ!?……よくそんなに食べれるよね」
「ツィーネさんのお惣菜はとても美味しいからァァァアア……です。あとギガパンもとても美味いです」
「嬉しい事言ってくれるじゃない!それよりいいの?お友達と屋上で食事する約束しているんでしょ?早く行かなくていいの?」
「アァァァァアアア!?そうだったァァアアアッ!?急ぐぞシャルルゥゥウウウッ!」
「ちょ、ちょっと待って!」
ブロリーはシャルルを背中に背負って気を高める。突然のことに、シャルルは一瞬思考を停止した
「待t「あっ、ちょっと待ってくれるかしらブロリーくん」……はい」
そう言ってから、ツィーネはシャルルに向けて喋り始める。
「デュノアくん」
「はい?」
「今はどうしてそんな状態でいるのかは知らないけど、何時か本来の状態で来ることを祈るわ」
「……ッ!?」
「うん。じゃあ行っていいわよブロリーくん」
「ゥゥウウウッ!行くぞっとぉーーーーっ!」
「うわぁぁぁ!」
「人にぶつからないように外から回りなさいよ!」
ブロリーは気を高めて空を飛びシャルルは悲鳴を上げて、ツィーネは慣れているのかぶつからない様に注意する。学園の何ら変わらない1コマである。
「フハハハハ!せっかく来たのにまだ来ていないのかぁ……」
「ぜー……ぜー……。急に行くなんて、驚いたじゃないか!」
「ゴ……ゴメンなさいーです」
その場の勢いで空を飛んだことで怒鳴られて、プロリーは本気で落ち込んで黒髪に戻る。何故かは知らないが、この世界に来てからブロリーは基本超サイヤ人状態なので、シャルルはブロリーの貴重な状態を見れたのであるが、本人は知らない。
「しょんぼりーです……。シャルル……怒ってますか?」
「次はもう少し優しく飛んでよねブロリー」
「……!善処しまーす」
機嫌が元に戻ったことを知って、ブロリーは超サイヤ人に戻った。ふとブロリーは屋上を見回してから言う。
「あいつら居ないです。遅いーです」
「確かに居ないね……」
「遅れたやつは血祭りに上げてやる!」
そう言いながら気を開放して、辺りに風を巻き起こす。その光景を見たシャルルが苦笑で言う
「ほ、程々にね?」
「それは奴ら次第だ……」
「(一夏〜!早く来てぇぇぇ!)」
シャルルが心の中でそう叫んだ時、屋上の扉が開く音と、シャルルは今日何度も聞いた甲高いジェット音を捉えた。
「ハァッ!」
「へアッ!?」
ブロリーは突然よくわからない声を出したシャルルに驚く、なんとなくだがクズの息子に似ているなぁ……と考えた。そうこうしているうちに、空から悟空・悟飯・パラガスの三人が、ドアから一夏・箒・鈴・セシリア……何故かベジータがやって来た。
ブロリーはベジータの姿を見た瞬間、その場から凄まじい速さでベジータを屋上のドアの壁に叩きつける。それによりちょっとしたクレーターが出来た。それにパラガスが「少しは自重しろおぉぉ!」と叫ぶがブロリーにスルーされるのであった。
「なんでお前がいるんだぁ……?」
「ぐあ……ぐあ……。オレはただオルコットに誘われてついて来ただけだYO☆」
「そうかぁ……」
ブロリーはベジータに何故ここにいるのかという理由を聞くと、ベジータを押さえ込んだ右腕を話す。べジータはそれに「た、助かったYO!」と言うと地面に転げ落ちた。
「とでも思っていたのか?」
が、べジータはブロリーにつかまれた途端に蹴り上げられ、そのまま気弾を腹にぶつけられて学園外へと吹き飛ばされていった。
「べジータさーーーん!?」
「ブロリー!一体どこに飛ばしたのだ!?」
「鈴ンンンンンン!!!が一番知ってい国だァ……で、そこの……首都だぁ」
鈴は顔面蒼白になり泡を吹いて失神した。
「ブロリー」
「なんだシャルル」
「もしかして……北京?」
「当たりーです」
その頃北京は緑色の閃光とともに爆発していた
「一夏、これって大丈夫なの?」
「大丈夫じゃない、大問題……ってもブロリーにはどんな兵器も効かないしなぁ」
「それより早く食べたいのだが」
「べジータ先生なら多分生きてますし、私達も食事を済ませましょう」
「所詮、べジータはべジータだ……サイヤ人の面汚しめ!」
「アハハハハハハ!!お父さん……死にたいの?」
悟飯は何処からもなく血に濡れている剣を取り出して笑顔で振り回しながら悟空に迫っていた。
「気を静めろカカロットの息子♂よ……」
「じょ、ジョーダンだよ冗談!」
「冗談には聞こえないなあ……お父さん」
一同は持ってきた食事を広げた
「俺の財布は破壊尽くされてしまう……!」
「カカロットはそれぐらいでいいのか?」
今の悟空の食事量は多いが前の世界よりもかなり少なめである。それを知っているためにブロリーは戸惑ってしまったのだ。
「オラは自分のサイフでやってるからな、ちゃんとお金の管理もやってから買っているんだぞ?」
変わったな……カカロットも。いや俺もか。
「そうか……箒は弁当かぁ?一夏に食べて欲しいから作ったのだな?(ボソッ)」
「う、うむ!ど、どうしてわかるのだ!?(ボソボソ)」
顔を真っ赤にして箒はブロリーに小声で聞き返した。
「俺が気づかなかったとでも?……一夏、箒がお前におかずを食べてもらいたいそうだ!」
「本当にいいのか!?ありがとう箒!」
「い、一夏が喜んでくれるなら……そ、それでいいんだ」
これこそ、学生が過ごす青春の一時である。しかし、そんな時だった
「皆さん!わたくし先程皆さんの為に、サンドイッチを作って持ってきましたの!」
セシリアがこの場の全員にそう言った。
「成程、だからセシリアだけやけに集合が遅かったのか」
「……ふむ。良く出来てるじゃないかオルコット」
「うほぉ!美味そうだな……」
「では、さっそくみなさんで食べましょう!」
ブロリーの目の前で、セシリアのサンドイッチをベジータと悟飯の二人がみんなに配る。それに対してみんなわいわい騒いでる。勿論のことブロリーにもセシリアが作ったサンドイッチが配られる。
「……」
ふと、ブロリーは直感した。このサンドイッチ、ナニか危ない気がする。そうブロリーは感じた。
「では……」
「「「「頂きます!」」」」
そう言ってブロリー以外の全員が、一斉にセシリアが作ったサンドイッチを食べる。ブロリーは何故か頭がこのサンドウィッチが危ないと知らせてくるので、みんなの様子を見てから食べることにした。みんながサンドウィッチを食べて一噛みした時、気のせいかと思ったブロリーはサンドウィッチを食べようとした時だ。
「ギャアアアアアアア!?」
「へアッ!?」
突如、悟空とその周辺の空間が割れる。悟空はその後、叫んでから倒れる。次に悟飯が無言で倒れる。ブロリーがどうしたと思いながら二人に近づこうとした時、その場にいたブロリー以外の人々が前のりに倒れた。
「な、何が起きたんだァ……!?」
ふと、ブロリーは手に持ったセシリアが作ったサンドウィッチを見る。そして、倒れたベジータの手元を見る。その手にはやはりサンドウィッチ。
「う、うわあぁぁぁぁぁぁぁ!?」
ブロリーはそう叫んでから、大慌てで保健室まで走った。途中千冬を蹴り飛ばして、下半身だけ地面に埋め込ませたがブロリーは気にしなかった。それから数十分後、保健室の先生である叢雲衣玖保険医が、ブロリーと共に他の先生数人を引き連れて屋上までやって来ていた。屋上に来た時に何故かモアが看どっていた。
ブロリーは以前モアが医療技術についての心得がある事を思い出し、何かしら原因を調べていたのだろうと考えた。
その後の調べで、やはりセシリアが作ったサンドウィッチが原因だということご分かり、ブロリーは皆の手にあったサンドウィッチを空に投げ飛ばし、イレイザーキャノンで消し飛ばしたのであった。