作者 「遂にアズレン小説を書いたぜ!」
指揮官「それは良いけど、転生要素って必要か?」
作者 「そこはほら、普通の人間がキャラの大渋滞を引き起こしてるアズレンの指揮官なんて出来ないだろうし。原作の指揮官もさ、プレイしてるアズレン指揮官たちから『コイツ絶対にヤバいだろ』って言われてるぐらいだからね。だったら、転生要素入れても問題はないかなって」
指揮官「なるほど……で、本音は?」
作者 「私の趣味だ、良いだろう?」
ある日、とある母港。
その日は雲一つない晴天だった。特に委託任務や出撃が無いKAN-SENは自由に過ごしていた。運動が好きな子達はバスケやテニス等で汗を流し、優雅にお茶会を開いたり、趣味に没頭したり等、それぞれが一思いに過ごしている。
そんな中、母港の中心地に建てられている建物の中にある、"執務室"と呼ばれる部屋で五人の人物が作業をしていた。
その内の一人、上下白の指揮官服に身を包み、椅子に座ってデスクの上に広げられた書類を黙々と片付けている男性が居る。
彼こそが、母港に所属しているKAN-SENを纏め上げ、率いている存在"指揮官"である。
彼は、書類を綺麗に纏め終えると、部屋に居る他の四人に声を掛けた。
「ふぅ、今日の執務はこれで最後だな。休憩にしようか」
「綾波、お茶を淹れてくるです」
「あっ、私も手伝うよ」
「助かるです、ニーミ」
「はぁ、疲れました~」
「ラフィーも……疲れた」
「って、ラフィーちゃんは殆どサボってたじゃん!」
「ん、ジャベリンの気のせい」
「気のせいじゃないよ!? 事実だよ!?」
四人のKAN-SENたちのやり取りを見て、自然と微笑む指揮官。綾波とニーミが用意している間に、他の三人は執務室の一角に設けられているソファーへと移動する。
暫くして、お茶とお茶菓子を持ってきた綾波とニーミもソファーに座り、五人で美味しく頂く。
ふと、重桜産のお茶菓子である羊羮を食べながらお喋りしている綾波たちを見て、指揮官はあることを考える。前から考えていて、個人的にずっと気になっていること。
「やっぱり、似てるよなぁ」
指揮官の呟きに、四人の少女たちは彼の方へ振り向く。
「何が似てるんですか?」
真っ先に反応したのは、紫色の髪を後頭部で纏めたロイヤル所属のKAN-SENであるジャベリンだった。指揮官は、彼女の瞳を見ながら口を開く。
「改造が終わったジャベリンたちを見てると、あるロボットアニメの機体に似てるなぁって」
「私たちが、ですか?」
今度は、鉄血所属のKAN-SENであるニーミが首を傾げる。他の三人も、ニーミと同じく首を傾げていた。それが当然の反応だろう、と指揮官はクスっと笑う。
百聞は一見に如かずということで、彼女たちに件の画像を見せる為に、彼は着ている服のポケットからスマホを取り出す。取り出したスマホには、白いカバーを付けており、カバーの中心には"X"のアルファベットが刻まれていた。
「えっと、確か保存してあった筈なんだけど……おっ、あったあった」
スマホの画像フォルダから目当ての物を見つけ出した彼は、それをタップして画面に表示し、彼女たちに見せる。
まず、一枚目は───
「ラフィーに……似てる」
「ホントだー! ラフィーちゃんにソックリ!」
「格好いいです」
「確かに、ラフィーと特徴が似てますね」
メインカラーが黒、胴体周りに少しだけの赤、脚や腕周辺は灰色で、背中には二つのバインダーのような物が装備されており、顔はツインアイで額には四本に分かれたVアンテナ、両手にはそれぞれ銃を持った人型のロボット。
──型式番号GAT-X105E "ストライクノワール"
彼女たちの反応からして、特に問題は無さそうである。ラフィー本人も、画像を見て「格好いい……」と言っている。
「しきかーん! 私に似た機体ってどんな感じですかー!」
「綾波も気になるのです。指揮官、見せて欲しいです」
「私も気になってきました!」
残りの三人も俄然興味が湧いてきたらしく、指揮官に詰め寄る。指揮官は、そんな彼女たちにそれぞれ見せていった。
ジャベリンには、型式番号ZGMF-X31S "アビス"
綾波には、型式番号ZGMF-X56S/β "ソードインパルス"
ニーミには、型式番号GAT-X105+AQM/E-X03 "ランチャーストライク"
「全員、見事に特徴を捉えていますね。まさかこんなに似ているなんて……」
「スゴーイ! 綾波ちゃんとニーミちゃんもスッゴク似てるよー!」
「ジャベリンも似てるです」
「ジャベリンたちも……格好いい」
思った以上に好評だったことに驚き、ここまで食い付くとは思わなかったと、指揮官は心の中で思った。
この後、それぞれに見せた機体の説明や、動画を軽く見せたり等で五人は盛り上がったそう。
後日、海域に出撃した綾波とラフィーが一緒に編成された艦隊が母港へと帰投した際に、『綾波とラフィーがいつも以上にとんでもない動きで、セイレーン艦隊を撃滅していた』という報告が上がった。
他にも、工廠の明石と夕張から『ラフィーと綾波が、艤装にアンカー射出機能とブーメランを搭載出来ないか』という相談があったと指揮官に報告してきた。
これを聞いた指揮官は、ちょっとだけ頭を抱えた。
ちなみに、指揮官が好きな機体は、型式番号LV-ZGMF-X23S "ヴァンセイバー"だったりする。
如何でしたか?
今回の話は、アズレンをプレイしている私の友人とよく話していたものです。初めて改造したラフィーを見た時、『ストライクノワールじゃん』って友達と意見が一緒でした(笑)。
今回、挙がった名前の機体が気になる人は調べてみて下さい!本当に似てますので!
感想をお待ちしております!次回もお楽しみに!