シルヴァリオサーガRPG マイナお姉ちゃん生存√ 作:ぴんころ
マイナ姉貴たちに無事人生を駆け抜けてもらうためにどんどんこれくれ君を酷使していきましょうね。
前回、スフィアに関わる情報を手に入れることに成功しました。その情報をヴァルゼライド総統閣下に伝えることで、ヴァルゼライド総統閣下からは『地上にもたらされることになる栄華』を確認するために、第二太陽からの情報をできる限り引き出すように、と命令を受けます。
試作品でしかない数々の装置は、『これで問題ない』という基準になったとしても何度か使用すれば破壊されてしまいます。持続時間もそう長いわけではなく、ヴァルゼライド総統閣下に情報として与えられるレベル……つまり、フラグ成立が成り立つレベルは、どれだけ頑張っても一回につき最大で一つです。どうやら、前回はスフィアという謎の単語を手にすることができただけのようですね。
はい、というわけで自由行動です。ヴァルゼライド閣下に情報を伝えた後は、ウラヌスとコミュを取りましょう。マルスとは取る意味がないですが、ウラヌスとは取っておかなければいけません。
というのも、今のマイナ姉貴とゼファーさんの状況は、『ヴァルゼライド総統閣下に保護されている姉弟』というものです。つまり、ウラヌス改め小物はヴァルゼライド総統閣下への嫌がらせとして二人に手を出しかねないわけなんですね。だから、釘を刺しておかなければなりません。
おっす、ウラヌス姉貴〜元気してる〜?
「貴様……下賤の身でありながら、私に話しかけるなど、そんなことが許されると思っているのか」
やっぱり、生まれのせいで文句を言われますね。素体となるこれくれ君がスラム育ちであることがそんなに嫌ですか、そうですか。ですが、そんな(自称)貴種の君よりも、君の奉ずる
まあ、そんなことを言う必要もありません。どれだけ口が悪かろうが、ウラヌス姉貴はこっちには手を出せませんからね。とりあえず、ウラヌス姉貴にはうちの家族には手を出すな、と口にしておきましょう。君が手を出そうとしたなら、こっちも君と戦わないといけません。君だって、自分よりも偉い相手に逆らうことも許されずボッコボコにされるのは嫌でしょ?
「ふっ、いいだろう。下賤の身の嘆願を聞いてやるのも貴種たる私の役目だ」
無駄におだててやれば、それぐらいはやってくれます。下手におだて過ぎれば調子に乗って無茶を言い渡してくるようになりますが、今の自分の状況とこれくれ君の立場と、諸々の状況をまともに考えられるなら、その程度はわかるでしょう? と『私は偉い』『私以外の下民死ね』な思考に凝り固まっているため、全くその頭脳を活かせていないウラヌス姉貴に言ってやれば、まあ向こうもわかってくれます。ヴァルゼライド閣下にキレたら普通に破りますけど。
ウラヌス姉貴にコールレイン姉弟への行動を禁止したところで、今度はルシードとコミュ……と言いたいところですが、二人がゼファーと知り合っていない今はルシードもイヴもコミュっても意味がないです。しかも訓練もこれ以上やったところで何も意味がない。
と言うわけなので、しばらくの間はマイナ姉貴が無事に暮らしているかを見に行ったり、ヴァルゼライド閣下の仕事に付き合ったりを倍速で流しながら、マイナ姉貴の生き残る可能性のあるルートの内、有名なものについていくつか説明して、ついでにこのルートを選んだ理由でも説明しましょう。
ちなみに、『マイナ姉貴生存』の基準についてちょっと説明しておきます。具体的には『マイナ姉貴が
まずは、以前RTA走者様が説明していた『マイナ・コールレインの逃避行』ルート。
末路を知っているが故に彼女を助けたい、と願った多くの兄貴たちがマイナ姉貴の心を楽にするために、マイナ姉貴の相談に乗った結果現状を知り、マイナ姉貴を助けたいがゆえに彼女を説得してスラムから連れ出して別国へと亡命するルートですね。
このルートは非常に達成感はありますし、マイナ姉貴が笑っていられるスチルはとても喜ばしいものなのですが、まずは説得。次に糞眼鏡の追撃を振り切る、とかなりの難易度を誇ります。どれだけ走者がチャートを練っても、そのチャートを乗り越えるように退路を踏み潰していく糞眼鏡は、このルートでさらなるヘイトを稼いだ、との話です。
アフターもあるらしいので、いつかどこかでマイナ姉貴が自分をスラムから連れ出してくれた王子様と幸せな生活を送っているのを公開したかったりするのですが、そこは他の走者にお任せしましょう。
次のルートは、主人公が男かつアマツの場合にのみ発生させることができる『アマツの寵愛を受けし者』ルート。
これは、タイトルと条件からわかりやすいですね。小さい頃に世の中の状況を理解させるためにスラムに叩き込まれた男のアマツ主人公が、無理をしながらも皆を照らそうとする姉貴の心の強さに惚れて、彼女を助けようと元の家に戻されてからマイナ姉貴が殺されるまでの時間に現当主から家督を受け継ぎ、マイナ姉貴を妻として迎え入れることで入れるルートです。その特性上、スラムの面々も一緒に引き取ることになるので、他の人たちの好感度も一定値必要かつ、マイナ姉貴の無理をちゃんと気づいてあげられることが条件です。
あ、別にスラムの面々を引き取って周囲からの評価が『下賤の身を取り込むなど』『塵屑共まで助けるなんて、現実が見えていないのでは?』などと言われるようになっても構いません。スラム育ちが
このルートに入る場合、好感度以外の条件からかなり要求される能力が高いです。
家督を受け継ぐ、という条件から生まれる家は武家であることが必須。家督を受け継げるだけの能力がいるので、その基礎ステータスはほぼ全てで前週からの受け継ぎが必須。ついでにラスボスは、特に悪いことをしていない、それどころか皆のことを照らそうと頑張っていたマイナ姉貴を殺すことに逡巡しているヴァルゼライド閣下を横目にマイナ姉貴を殺しにくる糞眼鏡なので、それを倒せるプレイヤースキルが必須。
愛する者を守るための戦いなので、アマツ兄貴の覚醒率はその戦いに限りぶっちぎりの
勝てた場合、『そもそもお前らは自分の限界を越えようとしていない!』とかアマツくんは言い出します。『どうして自分で干渉できるようになるまで限界を超えないんだ!』『それをやれるようにしようとする前に他人を殺してしまうのは楽な方法に逃げているだけだ!』とかも追加。時期次第では『ヴァルゼライドは自分に改造手術をかけてスペックを上げたんだろ! ならお前も干渉できるレベルにまで己のスペックを上げるために手術するんだ! お前の無駄に優秀な頭も使って、能力を応用させて第二太陽に干渉するんだよ! そこまでしてダメだったらもう一回来い! その場合もぶっ殺すがな!』とか言い出すアマツくんは個人への愛で本気になる、どこぞの邪龍を彷彿とさせる姿になるので見たくありません。
まあ、それが終わった後も最終的には苦渋の決断を下したヴァルゼライド閣下と戦うことになるので、地獄のようなパターンです。しかも、どのタイミングで勃発するのかわからない。糞眼鏡がどうして襲ってきたのかすらよくわかっていないアマツくんは、どうしても受け身にならざるを得ないので、ヴァルゼライド閣下が侵略してくるまで待つしかないんですね。
では、今回紹介する最後のルート。このルートのタイトルは『マイナはスラムの聖母様』。
これは先の二つとは違って、主人公がマイナと接触することはないです。なのに、タイトルにはマイナ姉貴の名前が入っているんですね……なんでだ?
このルートに入るためには、生まれなどでの特殊な条件なんてありません。このルートは、単純に内容を言ってしまうならば『ギルベルトがマイナ姉貴のことを知ることなく死んでいく』ルート。『審判者よ、天霆の火に下るべし』が発生しない、それ以前にギルベルトを殺すことが大前提のルートです。
ギルベルトが死んでいるから、マイナを射殺する相手は存在しない。ついでにこの後ヴァルゼライド総統閣下も覚悟を決める前に殺すことで、星辰奏者の存在そのものが発見されなくなりますが、代わりにマイナ姉貴は限界を迎えるまで無理をして、それからはなんやかんや生きて死んでいくでしょう。
このルートは、簡単に言えばマイナ姉貴を死相恋歌にしてしまう可能性のある全ての存在をぶち殺すことで、マイナ姉貴のよくある人生をよくあるままに終わらせてしまうルート。当然、マイナ姉貴と知り合う必要はないですし、結果論としてマイナ姉貴が生き残るだけ、ということと、ヴァルゼライド総統閣下と糞眼鏡を殺さないといけないというマゾ仕様も相まって、『推しが生きていけるなら、推しに知られなくてもいいぜ……』な人と、マゾしかプレイしません。私もプレイしません。
今回説明した三つのルート。これらをプレイしなかったのは、単純に言えばラスボス枠の糞眼鏡との戦いが考えるまでもなく面倒な代物であり、これくれ君を操る私のプレイヤースキルが追いついていないことにあります。
まず確実に失敗する三つのルートよりも、単純に最初のガチャ時点で成功すれば確実に魔星になれるこのルート、『星となりて見守る者』を目指す方が簡単だったのです。
なに……? ヴァルゼライド閣下なら前者三つのルートでもできたぞ?
うるせぇ! 俺はヴァルゼライド閣下じゃないんだ!
と、まあそんな茶番をしている間に、どうやら二つ目のフラグを手に入れる片鱗ができたみたいですね。
壊れた試作品の数は……三つですか。うん、少ない方です。実際に干渉できるレベルにまで引き上げることができなかったり、引き上げても一瞬で壊れたり、ということが多いですからね。
基本的に、一回でフラグを手に入れることは不可能と言ってもいいでしょう。やっている間に試作品がぶっ壊れます。なので、何度かに分けて同じ情報について聞き続けることで、これくれ君がヴァルゼライド閣下に意味のある情報として伝えられるようになるシステムとなっています。光がもたらす迷惑な面を強調したヴェンデッタのゲームだからこそ、と言える光の説得の面倒臭さでしょう。
第一のフラグであるスフィアの存在を知ることは、スフィアという名称を聞くだけで簡単に手に入るのですが、それ以外のフラグは幾度か聞く必要があります。今回はフラグの片鱗を獲得したことで、これから第二太陽に干渉することに成功した場合、片鱗を入手したフラグについて自動で尋ねてくれるようになります。
では、今回はここまでとなります。次回は、第二フラグを完全に確保するところから。もしかしたら、アスクレピオスの大虐殺までいくかもしれません。
ご視聴ありがとうございました。
今回はマイナ姉貴編はおやすみ