ダークサイド・アドベンチャー   作:ゲオザーグ

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現在放送中のアニメにて、先週の次回予告で遂にこれまでのパチモンチックじゃない本家本元仕様のムゲンドラモン様が登場とあって大興奮の元気力絞りました(今回最後しか登場しないサイドストーリー的な感じだけど)


第3話

「何だったんだ?アイツ……」

 

 ギガドラモンが飛び去った後、被っていたシートを持ち上げた『選ばれし子供達』の1人――金髪の少年、『石田ヤマト』が、すでにない姿を見送る様にその方向を眺める。

 

「見たことのないデジモンだったけど、ナノモンみたいに以前エテモンに負けて、腹いせに襲い掛かってきたのかな?」

 

「トコモン達も知らないデジモンっているの?」

 

「うん、エテモンやナノモンみたいに、ぼく達も見たことないデジモンはいっぱいいるんだ。そもそもファイル島の外に出たのだって、今回が初めてだし」

 

 彼の問いに推測を答えたのは、進化先の『ガルルモン』の毛皮を被ったパートナー、『ガブモン』。その他にもヤマトの弟でメンバー最年少な『高石タケル』と、訳あって退化を通り越しデジタマからやり直した『トコモン』、西部劇風(ウェスタンチック)な服装の『太刀川ミミ』と頭に咲いた花に葉を思わせる腕、根のような脚の『パルモン』、タケルとは逆に最年長ながら、気弱で頼りなさそうな眼鏡の『城戸丈』と、アザラシを思わせる鰭状の手足をした『ゴマモン』が、続けて姿を見せる。

 ピラミッド内部がダークネットワークの影響で探知妨害(ジャミング)されていたことと、偶然にもシートが反応を遮っていたためギガドラモンは「全員で突入してた」と勘違いしたまま気付かなかったが、この時ナノモンに捕らわれた『武之内空』と、鳥に似た姿のパートナー『ピヨモン』を助けるためピラミッドに突入していたのはリーダー格の『八神太一』と、恐竜のような風貌の『アグモン』、知恵袋(ブレーン)的な存在の『泉光子郎』と、関西弁でしゃべる『テントモン』だけで、残りのメンバーはサポートとして外で陽動をした後、おびき出したエテモンが戻ってからはこうして隠れていた。尤も彼等からは『突如現れた未知のデジモンがエテモンの部下たちを殲滅し、満足げに去っていった』様にしか見えず、更に直後崩壊したピラミッドから現れたエテモンの対処で、それどころでなくなったことから、幸いにも企みまでは察されなかった。

 

 

 

 

 

 

「いでで……ん?ここは……?」

 

「確か急に襲撃を受けて……って、おい!ティラノモンや、モノクロモンもいるぞ」

 

 一方ピラミッド崩壊と、その原因たるダークネットワークの暴走に巻き込まれなかったガジモン達が転送されたのは、現在潜伏中の『メタルエンパイア』が拠点にしている無人の工場街。かつて子供達がファイル島でアンドロモンと戦った工場の様に稼働しておらず、すっかり寂れ果てて誰も訪れないのをいいことに、こうして戦力を隠蔽していた。

 

『お、無事転送されてきたぞ。ムゲンドラモン様に報告しろ』

 

了解(ラジャ)了解(ラジャ)

 

『おいお前達、聞こえているか?運がよかったな。お前達はムゲンドラモン様に助けていただかれただけでなく、こうしてその傘下に連なることを許されたのだ。感謝しろよ?』

 

 そんなことなど知らず、戸惑う彼等を見て、歯車型の『ハグルモン』と、色違いの『ソーラーモン』達が、慌ただし気に連絡や説明を試み、あちこち動き回ったり、様々な機器を操作する。

 

「む、ムゲンドラモン様?誰だそりゃ?」

 

「よくわからんが、エテモン様より強いのか?」

 

エテ()モン()と一緒にしてはならんぞ、到底比べ物にならんお方だ。押し付けがましいが、お前達にはムゲンドラモン様に助けていただいた恩義に報いる義務がある。まずガジモン達はいったんあの付近に戻って、適当なデジモンを誘致(スカウト)してこい。今はあのお方も、自ら戦力増強のために各地へ足を運ばれているんだ。いずれはお前達も鍛えられるだろうが、しばらくはそのお手伝いをしてもらうぞ』

 

「お、おい待ってくれよ!もうちょいしっかり説明をだな……」

 

『じゃあ頼んだぞ』

 

「「「「ドワァ~~~~!!」」」」

 

 説明を欲するガジモン達を無視し、赤く丸いボタンを押して噴射される転送ガスで、再度サーバ大陸に送り飛ばすハグルモン。その後ピラミッドに残っていたが、運よく助かった同胞を始め、多くの戦力を集めてきたのはまた別の話。

 

 

 

 

 

 

「ほう、お前なかなか強そうだな。丁度お前みたいな奴を探してたんだ」

 

 猫ともネズミとも取れる風貌の『テイルモン』。話しかけた相手は自身の何倍もある体躯だが、全く物怖じする様子なく、高圧的に話しかける姿は、無謀にも思える。

 

(ほぅ、どっちが来るかと思ったが、お前だったか)

 

 そしてその相手――ハグルモンから無事戦力確保の報を受け、計画を次の段階へと進めるべくギガドラモンとは異なる完全体に退化したムゲンドラモンは、誘致(スカウト)に来た彼女を見て、うまいこと原作(ストーリー)の流れに乗れたことを確信し、返事をするように唸る。

 

「ふむ、敵意を示さないということは、乗ってくれるようで何よりだ。我々の拠点まで案内しよう」




>『了解(ラジャ)了解(ラジャ)
某宇宙戦争ものの機械兵達のやりとり
見てないけど旧作キャラの待遇とかストーリーとか大分ぶっ叩かれたそうですが、やっぱ身売り先が悪かったんだろうか
>ボタンとガス
全国巡り系バラエティの1コーナー演出
それとは違うけど今のご時世1晩駅周辺散策する企画はできんよなぁ(24時間営業のチェーン店でさえ8時以降は持ち帰り限定だし)・・・
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