チェンソーマンの設定は闇の悪魔と悪魔たちの設定だけもらいます。けっこうネタバレ有ります。ご注意を
「いやー…それにしてもまだあったんですねえナザリック…てっきり無くなってるもんだと…」
「ええまあ、ヤミノマさんと一緒にいましたから…」
「大変でしたよー二人でギルド維持するの」
ナザリック地下大墳墓、その円卓の間において三体の異形がほがらかに会話していた。ドロドロでコールタールのような姿をした
「いやーすごい情熱ですね、二人とも」
みぞおちのあたりに赤い球体のある豪奢な衣装に身を包んだ骸骨、
「ユグドラシルは私の青春でしたから」
そして乾ききった人が四つ積み重なり胴体となり、四対八本からなる腕のうち、最も上部にある二本の腕が真っ黒なマントのようなものを広げており、頭は鳥の嘴のような骨が三段に重なり、その下に口(唇と下顎はないが)のある異形、
「いやまあ、ここまでこだわったゲームはほかに無いですからね」
彼らは全員ユグドラシルというオンラインゲームのプレイヤーでアインズ・ウール・ゴウンというギルドの仲間であった。しかし盛者必衰という言葉があるように、全盛期には42人いたギルドメンバーもいまや彼らを含め7人。そしてユグドラシルというゲームそのものも今日、終わることになっていた。
「いやー…あー…」
「どうしました?ヘロヘロさん」
「あー…いやもう眠気が限界で…すいません本当は最後までいたかったんですけど…」
ヘロヘロはリアルでいわゆるブラック企業に務めており、もはや体はボロボロであった
「あ、そうなんですか…いえいえ、体は大事ですから、気にしないでください」
「そーですよー、ゲームで体壊して入院なんて、ねえ?」
「あはは、そうですね…それじゃまたいつか、どこかで」
「はい、またどこかで」
「またねー」
そういってヘロヘロを見送った二人はどちらともなくため息をつく。
「行っちゃいましたねー…」
「ですねー…」
二人にとってナザリックの面々は人生の大部分を占めるほどに重要なものだった。それがもう終わってしまうことが無念で、黄昏てしまうのも無理はない。
「はー…どうしますか?モモンガさん」
「あー…そうですね、最後は玉座の間で迎えようと思うんですけど…」
「ああ、いいですね。そうしましょう。…ついでにギルド武器も持っていきましょうよ、最後なんですし」
「そう…ですね、最後ですしね」
二人は立ち上がり、ギルド武器のスタッフオブアインズウールゴウンの前にたつ。7匹の蛇が絡み合いその口にそれぞれ違う色の宝珠をくわえたようなそのスタッフをモモンガが手にした瞬間、様々なエフェクトが包み込む
「…凝ったなー我ながら」
「ああ、そういえばヤミノマさんはエフェクトとか得意でしたもんね。そのマント…闇の帳、でしたっけ?を使った時のあの上半身と下半身に分けられた宇宙飛行士のエフェクトとか、すっごい凝ってますもんね」
「いやーもう課金しまくりましたよあのエフェクト!元々100年くらい前のチェンソーマンっていう漫画を参考につくったキャラですからね、再現できるところはしたかったんですよ」
「ああ、良く言ってましたねそれも。そのためだけにウロボロスを単独でゲットして、運営に直談判してまでオリジナルの種族作っちゃうんですから」
「いやーでも闇の帳と合わせたらほとんど無敵なんですよ?いいじゃないですか」
「まあそうですけどね…おっともう時間だ、速くいかないと」
「おっとっと、危ない危ない」
昔話に花をさかせていた二人は時間が差し迫っていることに気づき、慌てて玉座の間に向かう
「お、プレアデスだ」
「あーそうだ、彼女たちも連れていきましょうか。さいごですしね」
「いいですねー、彼女たちにも出番がないと」
「エーッとたしかコマンドは…付き従え」
その道中、戦闘メイドプレアデスと、執事のセバスを付き従えていく
「着きました、開けますねー」
「はーいどうぞー」
玉座の間に入ると、まず目にはいるのが立派な玉座、そしてその隣で微笑む白いドレスを身に纏った美貌のサキュバス、ナザリック地下大墳墓の守護者統括であるアルベドだ。しかし二人にとって重要なのはアルベド本体ではなく…
「…アルベドが持ってるの、あれギンヌンガカプですよね?ワールドアイテムの。モモンガさん持ち出し許可しちゃったんですか?」
「いえ、してないでから…タブラさんの独断ですね、まったくもう」
「ええー…タブラさんええー…」
タブラとはアルベドを作成した張本人であり、かなりの設定魔だった人物だ
「アルベドかあ…どんな設定でしたっけ?」
「えーっと…ステータスオープン…うわぁ」
「ウワースゲー量の設定、スクロールスクロール…ええ、ビッチィ?」
「あーそういえばタブラさんギャップ萌えでしたね…」
「流石にあんまりだし変えちゃお変えちゃお、たしかそのスタッフで設定弄れましたよね?」
「ええ、ビッチの設定を消して…どうします?なんかいれます?」
「そーですねー…あじゃあこんなのどうです?」
いいながらヤミノマは勝手にコンソールを動かし、モモンガを愛していると打ち込む
「ちょっ…なにやってんですかヤミノマさん?!」
「いーじゃんいーじゃん最後なんだしこのくらいさ」
「…まったく…」
モモンガはそのままコンソールを閉じる
「それじゃ…もう終わりますし、最後にあれやっときましょうか」
「そうですね、では…」
「「アインズウールゴウンに栄光あれ!」」
12時になる。そして終わるはずの幻想は、異なる現実として始まりを告げる。最悪の悪魔と死の支配者を連れて…
闇の悪魔の容姿ムズい…