【更新休止中】寝落ちしたらモビルアーマーになってた件 ~鉄華団に「厄災の天使」が味方したようです~ 作:睦月透火
評価も含め、閲覧ありがとうございます。
※ なお、今回かの人物に前書き役を依頼しました。
♪~(例のシーンのBGM)
さて皆さん……ついに、宿命の2人……
マクギリスとガエリオの戦いの火蓋が切って落とされました。
幼少の頃からから互いを親友とする2人が、互いの信念を貫く為に戦う姿……ある人物はそれを見て何を思うのでしょうか……
そしてこの戦いの先に、一体何が待ち受けているのでしょうか……
(バサァッ!!)←早着替えの音
それでは、ガンダムファイトッ! レディ~……ゴォォォッ!!
(冒頭を乗っ取られた事に気付いた著者)→( ゚д゚ )ポカーン
『マクギリス……今日こそ決着を付ける!』
『それは此方の台詞だ、征くぞ……ガエリオォ!!』
バエル・ソードとドリルランスが、2機の間で激しく交差する……堕天使の力を分け与えられ、ナトゥム形態へと強化されたガンダム・バエル
対するは、本来の力と新たな姿を手に入れ、此方も強化を施されたガンダム・キマリスヴィダール……
互いに譲れぬ信念を賭けた男の戦いは、更に激しさを増していく……
「短期間でこれ程の強化を施すか……これも堕天使の力という奴か?!」
『そうだ、そして俺は……この力を以て、腐敗した今のギャラルホルンを作り替える!』
「その為なら、カルタや俺を殺しても良い……貴様はそう思ったのか!?」
『できれば殺したくは無かったさ……俺とお前は親友だったのだから』
「親友だった……か、最早過去形とはな……だが、俺はそうは思わない!!」
キマリスのドリルランスが、バエルの頭部を抉らんと迫る……マクギリスは咄嗟にバエル・ソードをハサミの要領で交差させながら上へと振り払って回避、その勢いを殺さずキマリスの胴体を蹴って離脱し、宙返りから再度斬り込んで来るバエル
『お前がどう思おうと、俺には何ら届かない……俺を止めたくば、殺せ……俺を殺してみろ!』
サブアームのシールドを駆使してキマリスはバエルの斬り込みをいなし、膝のドリルニーで迎撃……だが、突如キマリスの背後で小規模の爆発が発生し、キマリスはバランスを崩す
「な……なんだ、今のは……?」
一瞬、背後を気にしたガエリオだが、バエルの方を見直すとそこには……バエルの腕と膝に追加されていた装甲がスライド解放され、そこから溢れ出た小さなエネルギーの球体がバエルの周囲を無数に浮遊していた……そして、マクギリスはコクピット内でほくそ笑む
『堕天使に強化されたバエルの力……その身を以て知れ!』
スライド開放されたバエルの肘と膝の拡張装甲内から、無数の小さな光球が放出され、不規則な軌道を描いてキマリスへと迫る……回避は難しく、距離を取ろうとするキマリスの動きを正確に予測しながら、光球は追尾と牽制を交えつつ接近しキマリスに接触すると爆発……更にキマリスの体勢を崩さんと次々飛び込んで来るのだ
『ちぃっ!? 何なんだこの光は?!』
ガエリオは光球が飛んでこない距離まで即座に離脱、その後改めてバエルを見ると……双刃を持つバエルの周囲を幾つもの光球が飛び交い、あるいは浮遊したまま停止している
この光球の名は「ビット」……機動戦士ガンダムAGEの後半において、Xラウンダー能力者と、ソレに対応する機体の組み合わせでのみ使用可能な武装の1つだ
だがマクギリスはおろか、そもそも鉄血世界にXラウンダー能力者は居ない……しかし、開発者はあのセファーだ……無論、いつものチート級代替手段で強引に解決した
「似たような機能で再現すりゃ良いじゃん」と……
原理としては、搭載した疑似太陽炉のGN粒子をコントロールするクラビカルアンテナを介して、圧縮粒子を球状のままコントロールする機能を、以前に作った「ゼロシステム内蔵の無人機制御プログラム」を流用して制御させる……手動での微細なコントロールは不可能だが、自動で敵を追い込む事ができ、パイロットは使用するか否かを選択するだけで良いという、完全自動化された武装……それはゲームで登場するファンネル系武装と同じ感覚で扱える……そして敵からすれば完全な「初見殺しの武装」だ
「……この程度で動揺していては、先が持たないぞ?」
『何……?!』
バエルは光球を帯同させたまま、キマリスへと突撃……キマリスは再びバエル・ソードをシールドで受け流……そうとしたが、それよりも早くバエル・ソードの一閃がキマリスのサブアームをシールドごと切断し、左側のシールドを使い物にならなくしていた
反射的に気付いたガエリオだったが、操作が僅かに間に合わずバエルの爪先がキマリスの肩を襲い、バランスを崩した所へ再び一閃……ガエリオは咄嗟に機体の姿勢を変えて強引に回避させたが、背中のスラスターの一部に傷を入れられてしまった
前よりも……いや、さっきよりも速い……ガエリオは慢心していなかったが、マクギリスは強化されたバエルの速度を誤認させるため、ワザと前と同じ程度の速度で動いていたのだ
強化されたバエルは、史実よりも正確に、かつ微細な制御を容易にコントロール出来るよう調整されている……それは、ロストテクノロジーと化していた完全な阿頼耶識システムによる恩恵と、時間ギリギリまで調整を繰り返していたセファーの努力がもたらした結果だった
だが、ガエリオの驚愕はそこではなかった
『まさか……サブアームをフレームごと斬り裂くとは……!?』
そう……会敵直後の攻防では、キマリスのシールドでバエル・ソードは受け流されていた……しかし今の攻防でバエル・ソードは、装甲よりも硬いはずの「高硬度レアアロイ」で出来たサブアームを斬り飛ばしたのである
普通はそんな事など起こるはずがない、と誰もが思うだろう……しかし、よく見るとバエル・ソードの磨き上げられた刀身は、光の反射とは違う形で淡く発光して見えていた
「バエルの剣は……最早、誰にも止められんという事だ!」
強化されたバエル・ソード……その刀身は以前の硬いだけの刀身ではない……外見こそ変わらぬ肉厚の刀身だが、その内側……構造は大きく変わっていた
突然ではあるが、皆さんは「チェーンソー」を知っているだろうか?
大木を容易く分断、加工するための道具……その構造は、輪の外側に一列に並んだ微少な刃を、輪ごと高速回転させる事で削り斬る……そんな道具だ
バエル・ソードはこの構造を模して、従来の刀身の内側にGNプリズムメタルを挟み込み、その外縁にGN粒子を一方向に通す事でチェーンソーの小刃の役割とし、それを高速で循環させる事で高い切断力を新たに付与している
疑問に思う方も多いと思うが、高硬度レアアロイの耐久性は打撃と劣化には高い……しかし、純粋な切断力には、打撃ほど耐久力を発揮し得ない……事実、エドモントン戦において、バルバトスはグレイス・アインの腕をフレームごとカタナで斬り飛ばしている……今のバエル・ソードの様な構造なんて持たないカタナで、だ
そして、このバエル・ソードのチェーンソー機能は分子構造の隙間を縫って破壊する事が可能であり、余程の対策でもない限り斬れない物は無い
『……クッ、ならば……!』
ガエリオはキマリスの加速力をフル活用して距離を取り、ドリルランスを構える
無事だった右のサブアームのシールドとドリルランスを組み合わせると、ガキン、というロック音を発してドリルランスの一部から小さな槍が飛び出し、キマリスはそのままランスチャージよろしく突撃を仕掛けてきた
「……自棄になっての特攻か? 甘いぞ!」
数回に渡ってランスチャージを仕掛けるキマリスを最低限の挙動で避け続けるバエル、自慢気に披露したビットだが、それも既に収納しており紙一重で回避していく
タイマン状態の現状では、キマリスのこの行動はあまり意味を成していない……そう、単機同士でなら……
(……次で決める……!)
阿頼耶識typeーEをフル活用し、ガエリオは冷静に……バエルの僅かな隙を探していた
バエルの挙動も正に冷静そのもの……しかし、人間である以上、必ず綻びはある……
『……ボードウィン卿! 加勢しますッ!!』
突然開かれた通信……キマリスの脇を通り、バエルに組み付こうとしたのはレギンレイズ・ジュリアだった
ジュリエッタはセファーの前から逃げた後、船からガエリオとマクギリスの決闘を発見……とんぼ返りで無断出撃してこの場に駆け付けたのだ
そしてガエリオの目論見通り(?)か……レギンレイズ・ジュリアの突然の参戦に、バエルの挙動も僅かな隙を見せた
ここだ! とガエリオは更に増速し、文字通りの特攻を仕掛けた……バエルも油断無く反応するが、その挙動は僅かに遅れてしまう
(……!? まさか、堕天使の力に……俺の方が根を上げるか)
いくら調整済みの完全な阿頼耶識と言えども、マクギリスはつい最近になって阿頼耶識を使いだした、言わば初心者……身体に掛かる負荷は少しづつ蓄積し、やがて許容量を越える……今のマクギリスは、阿頼耶識の初心者が、いきなり2人も歴戦の相手をさせられている状態、加えてバエルからの負荷が
『……マクギリス、覚悟!!』
眼前に迫るキマリスヴィダール、絶体絶命の状態……しかし、バエルは貫かれず、マクギリスの眼前には青い装甲が見えた
『……ウグッ……がはっ……!?』
キマリスとバエルの間に入ったのはヘルムヴィーゲ・リンカー……石動・カミーチェだった
♪~
皆さんお待ちかねぇ~!!
マクギリスとガエリオの決闘に割り込んだジュリエッタと石動。
ジュリエッタのアシストを受けマクギリスを討たんと迫るキマリス、そこに石動は自らを盾にして割って入り、マクギリスを救ったのです……
マクギリスの歩みに、自らの夢を見た石動の行動にガエリオは困惑……ジュリエッタも動揺を隠せず、マクギリスの撤退を見過ごすしかありませんでした。
そして、ラスタル対セファーの会談もまた意外な決着を見るのでした……
次回、寝落ちしたらモビルアーマーになってた件 ~鉄華団に「厄災の天使」が味方したようです~
第19話 火星、再び舞い降りる堕天使
に、レディ~、ゴォォォォッ!!
……すみません、youtubeでGガン見てるのでつい懐かしくてw
※ 新型バエル・ソードの能力については独自設定ですので、正史のガンダム世界でも可能かどうかは分かりません。
多分こうすればできるだろう、との安い考えですのでご了承下さいw
以前にセファーが「使いたくない」と呟いたモノ……何だと思います?
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