【本編完結済み】寝落ちしたらモビルアーマーになってた件 ~鉄華団に「厄災の天使」が味方したようです~   作:睦月透火

42 / 76
相棒の更新待ちついでに、皆さんが気になっているであろう
鉄血フラッグの詳細やキャラ設定などを公開します!

※ 透火の手掛けた機体は順次、追加予定です!

  2021/02/06 アベンジャーを追加
  2021/03/02 禍月 桐谷を追加
  2021/03/27 G−ビットを追加
  2021/04/02 (暫定)キャラ声優を追記
  2021/05/31 アベンジャーの項目に追加記載
  2021/07/12 グレイズ・ファントムを追加
  2021/08/16 アベンジャーの項目に追加記載
  2021/08/20 アベンジャーの再現画像を追加
  2023/05/09 ヴォールクロスを追加記載


設定資料&キャラ紹介(2周目用)

 ◆オリジナルキャラ紹介

 

 名前:睦月透火(セファー・タービン)

 声優(脳内再生用):悠木 碧さん

 

 テイワズ参入から程なくしてタービンズに迎え入れられた少女。

 言わずもがな、中身は1周目+それまでの少女の記憶と知識・経験をまるっと引き継いだセファーである。

 

 2周目がタービンズルートという事に気付いた時から、テイワズという組織を上手く活用してアレコレと裏で画策を開始。

 テイワズ式の実力試験で「ガンダムOO(ダブルオー)」の可変MS「フラッグ」を製作……同時進行で毎度お馴染みの「AGEビルダー」を構築した為、テイワズ工房の技術改革と初期から専用機の獲得を成し得た。

 

 性格はほぼ前世を引き継いだものの、身体の成長と共に前世では成し得なかった恋をしたいという欲がある。

 また、2度目の転生時に植え付けられた少女時代の記憶のせいで重度の暗所恐怖症を抱えており、停電や街灯の無い夜の屋外など明かりの無い場所や時間を極端に怖がる。

 

 後に()()()()と出逢い、掛け替えの無いものを得る……予定。

 

──────────

 

 名前:禍月(まがつき) 桐谷(きりや)

 声優(脳内再生用):杉田智和さん

 

 宇宙世紀から転生した元・現代人のエースパイロット、宇宙世紀での名前は「クガヤ・アルファラ」。

 

 転生して早々にギャラルホルンと事を構えてMSを奪い脱走……CGSから鉄華団が勃興したどさくさに紛れて鉄華団入りし、MS隊の隊長に収まった。

 

 比較的整った顔立ちに銀髪と見間違う程の綺麗な白髪(アルビノ:先天的色素異常)、そして赤目と、完全に中二病発症確定な外見をしており、さらに昭弘並の高身長ながら細マッチョという羨ましい体格……背中には本人にも分からない大きな傷跡がある。

 

 性格は口こそ適当な物言いをするが、裏では計算高く物事を精査しながら、鉄華団のメンバーをサポートする為にアレコレと配慮している。

 また、オルガから度々団長交代を打診されているが、原作崩壊を防ぐのも含めて「性に合わない」と敢えて退いている。

 

 宇宙世紀では生涯現役を貫き通した生粋の軍人として、一年戦争からザンスカール戦争まで……実に74年以上という長い期間を戦い抜き、人生最後の瞬間まで戦場を駆け抜けた。

 それ故か、転生後も高い技量に加え「ニュータイプ能力」も併せ持ち、直感や洞察力、咄嗟の判断力に長け……実弾の弾道や敵の動きなどを瞬時に見切って対応する高度な戦闘技術を披露する……が、その度にガンダム関連のネタ台詞を口にするため、透火から時折苦情を言われている。

 

 なお、異性関係に関しては前世の妻を一途に想っているのだが、最近は何処かの誰かさんと関わる度に、少しずつ(ほだ)されている模様。

 


 

 ◆オリジナル登場機体

 

 名称:フラッグ

 型式番号:SVMS-01T

 全高:17.9m

 重量:69.5t

 動力源:水素エンジン、専用パワーセル(大容量燃料電池)

 装甲材質:ガンダニュウム合金

 製造:テイワズ(T.M.ブランド)

 

 透火が自身の技量を示す為に設計、最初から完全な可変仕様を実現させた量産型MS。

 元々が構造上の軽量化で軽かった為か、構造や材質等を変えても重量の変動は極僅かだった。

 鉄血世界には完全な飛行と即座に変形を行えるMS自体が存在しないため、フラッグの技術はテイワズの技師者達を大いに驚愕させた。

 後に独自(テイワズ)フレームと共に、テイワズやタービンズを支える力の1つとなる。

 製造はテイワズだが、設計者の名を取って「T.M.ブランド」という形で委託販売されている。

 

 武装も原作のOO(ダブルオー)を踏襲して実弾兵装中心ながら、エネルギー系武装であるプラズマソードを2本搭載。

 また、一部構造の見直しと高硬度レアアロイ製のフレーム……装甲もガンダニュウム合金の採用によって機体強度は凄まじく向上しており、簡単には撃破できない程の高性能機に仕上がった。

 だが操縦の難易度はやや高く、開発初期から外見的構造に奇異感を持たれた為、認知度は高いが普及度はイマイチだった……()()()()までは。

 

 機体色は透火の乗る機体のみザドキエルと同じ白、一部にだけ赤や金の差し色が使われており、テイワズで販売される機体は原作の連邦軍カラーに塗装されている。

 なお、コスト削減と装甲材質の理由からナノラミネート塗料は一切不使用なのだが、防御力は低質なナノラミネート塗料の装甲よりも遥かに強靭である……しかし、この情報も認知度は低い。

 

 以外、搭載機能・装備詳細↓

 

 ■20㎜レーザーバルカン

 本作オリジナルの武装、原作の20㎜機銃の代替装備で、装備位置もほぼ同様。

 ミサイル迎撃や近接防御用として用いられる為、射程は短い。

 

 ■リニアライフル

 原作通りのメイン武装。現行武器を組み合わせて設計した複合武装で、メインの200㎜リニアライフルと、副武装として90㎜マシンガンの機能を有する。

 リニアライフルは後にギャラルホルンで開発されたレギンレイズにも装備されるのだが、フラッグのライフルはレギンレイズの物と比べて銃身損耗が少なく、初速や連射性も高い。

 

 ■ソニックブレイド(プラズマソード)

 両腕部に内蔵された近接用武装。高硬度レアアロイに特殊加工を施し、超振動で物体を切断する。

 プラズマソードとしても使用可能な装備で、素材や強度以外はほぼ原作準拠の性能。

 

 ■ミサイルポッド

 脚部の追加武装となっている小型のミサイル弾倉、装填数は片側8発。

 単発・連続・一斉発射の切り替えが可能、デッドウェイト化を避ける為、現代の航空機に搭載される物の様にミサイル自体が剥き出しという構造になっている。

 弾体は短いものの射程距離や誘導性能は意外と高く、視認性の低い塗装が施されている。

 

 ■ディフェンスロッド

 構造は原作通り、素材は高硬度レアアロイ製の防御装備。

 鉄血世界においては、防御範囲が狭いという点で使われない事も……しかし、プラズマソードと同じ理論の応用で防御範囲を拡大させる事が可能なので、勿体ないと設計者や技師達は思っている。

 

───────────

 

 機体名:アベンジャー

 型式番号:RX-79G/NT-0

 全高:18m

 重量:58.5t(武装含まず)

 動力源:核融合炉

 装甲材質:ルナ・チタニウム合金

 製造:不明

 

 禍月桐谷の転生特典として、PD世界に放り込まれた規格外のMS。

 イレギュラーとして最初から使えないように、細かくバラバラのパーツ状態でCGS(鉄華団)の格納庫の隅にひっそりと山積みされていた。

 

 鉄華団にはMS技師が居ないためしばらく放置されていたが、タービンズとの邂逅からテイワズとも関係を持ち、テイワズの本拠である「歳星」にて検分した所、初めて(宇宙世紀の)MSの部品である事が発覚……タービンズ所属であった『睦月透火』の手によって、PDの規格にも合う形に改造を施されながら再建された。

 

 本機最大の特徴は、その機構の大半が「宇宙世紀由来の技術の塊」である事。

 動力源の核融合炉は、PD世界の「エイハブ・リアクター」と違い、悪影響の最たる例である「電波障害」を引き起こさず、また「ガンダム・フレーム」に採用されている「ツイン・リアクターシステム」にこそ届かないものの、かなりの出力を確保している。

 その為、PD世界のガンダムタイプには出力で僅かに劣るが、活動場所を選ばない。

 機体構造の殆どは初期の原型機である「陸戦型ガンダム」とあまり変わらないが、一部の武装や外観の変更、脚部にはガンダム6号機(マドロック)にも採用されたホバーユニットが追加されている。

 このホバーユニット、転生前の宇宙世紀時代では排熱や消費エネルギーの問題で短時間しか使えず、出力も低かったが、再建時の改良で最適化され、特に問題なく利用できる様になった。

 

 以下、搭載機能・装備詳細↓

 

 

【挿絵表示】

 

 

 ■頭部バルカン砲

 宇宙世紀ガンダムタイプ頭の基本装備。

 頭部意匠がBD3号機とほぼ同じなので搭載できた。

 

 ■胸部バルカンポッド&マルチランチャー

 陸戦型ガンダム系統だけにみられる装備、バルカンは頭部と同じ口径60㎜、マルチランチャーは煙幕に始まり、デコイ、閃光弾、対人ネットなど、様々な弾種を1発ずつだが使用可能。

 

 ■ソニックブレイド(エクステンドモデル)

 ビームサーベルの代替装備として搭載された近接用の武装。

 バックパック右側と左腕内蔵の2基あり、バックパック右側は刀身が伸長されたエクステンドモデル、左腕内蔵の方は通常モデルである。

 フラッグの物と同様の見た目だが、本機の物は本体からのエネルギー供給でプラズマソードを展開する。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 ■腕部ガトリング砲

 元々はNT-1アレックスのプロトモデルを採用していたのだが、今回の改造によってセパレート型外装モデルへと構造が変更になり、右腕外側に接続されている。

 なお、元あった内蔵スペースに給弾と接続軸で回転する機構を設けたので、使い勝手と弾数も向上した。

 

 ■折り畳み式120㎜キャノン

 砲身、センサー付き本体、マガジンラックと銃床部分の3分割で折り畳まれる機構を持つ。

 要は陸ガンの180㎜キャノンの小型版。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 ■ロングレンジアサルトライフル

 グレイズのライフルを元に改良、炸薬をエネルギー化し、銃身も伸長してグレネード懸架ユニットを追加した物。

 射程距離もだいぶ伸びたので、狙撃にも対応する。

 

 ■脚部ホバーユニット

 陸戦で真価を発揮する高推力のスラスターユニット。

 宙間戦闘でも、AMBAC機動と組み合わせて変幻自在の動きを取れるが扱いが難しく、禍月以外には扱いきれなかった。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 ■シールド

 一見すると縦に少し伸ばされた陸ガン用の盾に見えるが、中身はトランスフェイズ装甲。

 電源は機体からの供給式で、鉄華団の紋章入り。

 実験台として製作された物だが、予想以上に好評だったので正式採用となった。

 裏側には各種予備弾倉や、120㎜キャノンを接続できる。

 120㎜キャノンを介して、フレキシブルアーム側で保持する事も可能。

 

 ■EXAMシステム

 元は一年戦争中に開発された戦闘補助OS……その実態はニュータイプの思考速度と反応速度とパイロットに対し強制的にフィードバックさせ、多大な精神的負荷と引き換えにニュータイプと同等の戦闘能力を発揮させるマン・マシン・インターフェイスシステム。

 原作では「マリオン・ウェルチ」と呼ばれるニュータイプの少女の精神が宿っており、時折リミッター的な役割を彼女の精神が果たしていたが、アベンジャーに搭載された本システムにはそれが無い。

 ストッパー機能の無い戦闘強制システムがもたらす未来は、果たして……

 

 ■HADESシステム

 宇宙世紀で最も非人道的なシステムぶっちぎりNo.1のMS制御システム。

 ペイルライダーと呼ばれたMSに搭載され、一度発動するとパイロットをシステムの一部と認識、制御に必要な処理を行なわせるシステムが選択した最適な戦闘行動を取らせる為のパーツと化す。

 その為、発動中のパイロットは良くて戦闘マシン……最悪の場合は耐えきれずに廃人または脳死へと至る場合もある。

 原作のペイルライダー搭乗者、クロエ・クローチェには薬物と思考制御の強化処置が施されており、システム発動中は幼児化した口調や不気味な笑い声を発するなど、よりシステムの残酷さを際立たせていた。

 

 EXAM封印の裏で、システムトラップの如く発動させたアベンジャー……果たして、禍月はどうなってしまうのか?

 

──────────

 

 正式名称:Gunpla(ガンプラ) Battle(バトル) Intelligence(インテリジェンス) unit(ユニット)-EEG control formula(脳波コントロール) Type(タイプ)

 通称:「G - ビット」

 概要:外観は「機動戦士ガンダムOO」に登場する第4世代の太陽炉搭載MSのガンプラ。

 中身は脳波感知式の半自律制御型プラフスキー粒子対応フレーム内蔵の小型端末、サイズはガンプラとしてのPG(パーフェクトグレード)相当で、重量は最も重い「SERAVEE(セラヴィー)」でも8㎏程。

 素材は勿論ただのプラスチックなのだが、動力源とした「プラフスキードライヴ」から発するプラフスキー粒子によって、効果範囲内である限り「Eカーボン」相当の強度を発揮する。

 

 端末毎のスペックはサイズに見合ったスケールまでダウンしているが、それでもオモチャにしては冗談過ぎる性能・自力での飛行・粒子切れまでは金属並みの強度を発揮するという怪物オモチャ(絶句)

 

 なお、プラフスキー粒子は「ガンダム ビルドファイターズ」に登場する特殊粒子そのままで、プラスチックで構成された物体に任意のデータを()()()()()()()()反映・再現させる能力を持ち、あたかも「現実でMSが戦う」状態を造り出すトンデモ粒子。

 プラフスキードライヴとは、大量の粒子を内包した貯蔵タンクであり、プラフスキー粒子を生み出す程の能力は無い。

 ドライヴ1基の稼働時間は、大気への放出レベルにも依るが最大稼働なら約30分ほど。

 

──────────

 

 機体名:グレイズ・ファントム

 型式番号:EB-AX3(ルーギス機) EB-AX4(クルーガー機)

 全高:24.5m

 重量:38.5t(武装含まず)

 動力源:エイハブ・リアクター×2

 装甲:ナノラミネートアーマー

 製造:ギャラルホルン

 

 件の決闘後の乱戦で負傷し、肉体の一部を失ったルーギスとクルーガーの為に設計・開発された専用機……というのは表向きで、実際はギャラルホルンが過去に阿頼耶識システムの解析と技術開発の過程で建造した大型機をベースに、失われた阿頼耶識の技術を取り戻す一環で生み出された試作MS。

 

 動力源としてエイハブ・リアクターを2基詰んでいるが、ガンダム・フレームと同様の『ツイン・リアクターシステム』ではなく、単なる二個積みなだけ……しかし、グレイズ系から再設計された専用フレームと独自の構造により、スペック上の馬力や反応速度はガンダム・フレームのそれと同等。

 また、ルーギスとクルーガー専用に調整された阿頼耶識システムにより、機体性能そのものはガンダム・フレームを超え得る物となった。

 

 なお、パイロットであるルーギスとクルーガーは四肢を切断されており、直接コクピットに繋がれてはいるが、それは阿頼耶識補助の操作と彼ら独自の才能による技術を保持する為に取られた方式であり、グレイズ・アインの様に生体ユニットと化している訳ではなく、四肢を義肢で補えば日常生活に戻れる……『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場する「サイコ・ザク」に近い物になっている。

 とはいえ、ルーギスは身体の3割……クルーガーは半分が機械化されており、見た目こそヒトの形を保ってはいるが、ギャラルホルン的に言え(ガエリオの言葉を借りれ)()()()()()()()()、と言えるだろう。

 

 以下、搭載機能・装備詳細↓

 

■バトルアックス

 専用に設計された物が腰部に2本、折り畳んでマウントされている。

 ナノラミネートアーマーには効果が薄いが、そうではない相手にとっては十分な脅威である。

 希少金属のコーティングが施されており、刃は鈍く銀色に光る。

 

■肩部内蔵機関砲

 両肩に半埋没しており、使用時に展開する回転機関砲(ガトリングガン)

 口径は75mm、初速は高く射程と貫通力に優れる反面ブレやすく、阿頼耶識による補正のない機体ではマトモに当てる事すら困難。

 

■腕部パイルバンカー

 グレイズ・アインに搭載される物と同等の追加装備。

 1回しか発射できず、使用後はパージされるの同様だが、威力は3割強もの強化を施されている。

 なおルーギス機は射程距離の延長、クルーガー機は速射性能が高い。

 

■脚部ドリルクロー

 足首から先全体をドリルとして用いる特殊装備。

 原型機となった機体に元々あったものらしく、原作のグレイズ・アインにも同様の装備がある。

 グレイズ・アインとの相違点は、先端部に施された希少金属コーティングの有無のみ。

 

■背部マウントラッチ

 ルーギス機には砲身可変式の大口径カノン砲が2門、クルーガー機は専用のバスターソードが斜めにマウントされている。

 基部には小型のミサイルポッドを増設できるようにスペースが設けられているが、戦線投入を急いだため未搭載のまま出撃した。

 

――――――――――

 

名前:ヴォールクロス

型式番号:HHM-03/X105

全高:19.8m

重量:85.9t

動力源:ハイパーデュートリオンエンジン

   (補助・推進器:GNドライヴ[T])

装甲材質:トランスフェイズ装甲

 (外皮:ガンダニュウム合金)

製造:鉄華団(魔改造AGEビルダー)

 

アヴェンジャーを失った禍月桐谷の為に建造された、異世界技術満載ガンダムタイプの新型専用機。

外観はクスィーガンダムの意匠が多く取り入れられており、「ミノフスキードライブ」や「ヴォワチュール・リュミエール」を参考に開発された「GNスラスタードライブ」を採用、自力で亜光速まで達する程の加速性能と飛翔能力を獲得している。

また、本機専用に最適化させた「フルサイコフレーム」を実装し、機体のダウンサイジングとサイコミュシステムの搭載を実現。さらに内部構造や四肢の装甲も併せて最適化されており、関節部の装甲は挙動に応じて可動する為、見た目に似合わず可動域は広く、二次外装として用意されたマントを装備しても挙動の阻害はほとんど起きない様になっている。

 

武装の大半もクスィーから模倣されてはいるが、腰部と肩部の日本刀型近接武器「クロストランサーブレード」や、背部・腕部に接続可能なガトリング砲とマルチランチャー、胴体内蔵型の大出力プラズマ収束ビーム砲など、刷新・追加された武装もある。

 

コクピットはサイコミュ制御に完全対応し、フルサイコフレームの恩恵を最大限に活かすべく「全天周囲モニター」や「インテンション・オートマチックシステム」を採用。

コンソールパネル等の操作部位も可能な限り禍月に合わせて最適化されており、視界の確保と操作性の両立が図られている。

なお、サイコミュのコアユニットはコクピットシートに埋め込まれており、外観はユニコーンガンダムのものに酷似……当然“あの”「変形機構」もある。

 

武装・機能詳細

 

■専用ロングレンジライフル

ヴォールクロスが主に右手に持つ射撃武装で、非使用時は2つ折りにして腰部背面にマウントされる。

高い貫通力を持ち、実弾とビームの撃ち分けが可能。OO(ダブルオー)系列の機体に使用されていたクリスタルセンサーと、機体のサイコミュシステムを駆使した高い索敵能力を併用する事で、超長距離での精密射撃を可能としている。

 

■クロストランサーブレード

日本刀の柄を模したヴォールクロス専用の近接武器で、左右の肩上部にメイン2本と両脇下にそれぞれサブが1本づつ、計4本を搭載。

持ち手は完全同一の形状で柄尻には合体機構を持ち、刀身はナノマシンを利用した流体金属の刃で構成されるため切れ味が劣化せず、任意で形状や長さ等を調節可能。

柄の中にもサイコフレームが埋め込まれており、禍月の意識に反応して発光、状況によっては自律飛翔する事もある。

 

■マルチプルガトリングユニット

弾丸にGN粒子コーティングを施し、貫通力を高めた右碗用の「ハイブリッドガトリング砲」。ネット・榴弾・閃光弾・機雷など多種多様な機能を内包する左碗用のマルチポッド「リボルビングランチャー」。高い防御力と拡張性を持つ「GNビームシールド」からなる複合武装。

バックパック下部に接合されたサブアームを介してフレキシブルに動き、更に腕部へ装着して構える事も可能。

バトルブレイド(後述)と構造的に干渉しない様になっている為、腕部装着中でも戦闘力の低下は起きにくい様に配慮されている。

 

■バトルブレイド(トンファー)

両腕にある固定武装に偽装された近接武器で、見た目は完全にユニコーン系列のビームトンファー。

機能としてはクロストランサーブレードと同様ながら、こちらはビーム刃の生成も可能なモデル。

接続部分などはネタ元であるビームトンファーをしっかり踏襲しており、ラック保持状態でも使用できる。

 

■スマートインコム

両膝と腰側面アーマーに計4基を搭載し、通常装甲に擬装された有線式サイコミュ兵器。

有線なのは回収を容易にする為や、地上使用時にも安定飛翔させる他、エネルギー供給など利便性を兼ねている。

ナノテクノロジーを応用した特殊な弾丸を放ち、敵機の制御システムを狂わせるという、ザドキエルに装備していた「ミストルティン」と同様の武装。

 

■スーパープラズマキャノン

内蔵火器版「ビームマグナム」とも言うべき、胸部固定式の射撃武装。

強烈なプラズマ放射現象を発生させ、最大出力ではヴァーチェやセラヴィーのハイパーバーストに酷似した巨大な光弾を発射する。

出力の都合で連射は不可能だが、掠めただけで敵機の装甲表面や電子回路を一瞬で焼き尽くす超高出力ビーム兵器。

なお、ヴォールクロス自身は砲身の鏡面構造化や周囲に撒かれたGN粒子などによって保護されている。

 

■ファンネルミサイル

サイコミュを介して遠隔操作される小型の高機動ミサイル。

禍月の意思に沿って自在に動き回り、たとえ乱戦状態にあっても確実に標的のみを狙い撃つ事が可能。

ナノラミネートアーマーに対しては効果が薄いものの、炸裂時の衝撃やその素早い挙動は敵の恐怖を煽る他、MSの関節部分ならば十分に破損させるだけの威力を持つ。

 

■フルサイコフレーム(タイプX)

高度なサイコミュ搭載機である本機の根幹を成し、構造材そのものが機体の電子回路の役割を担っている全身フレーム。

ヴォールクロスに実装した物は禍月に対する専用調整が徹底的に施されており「タイプX」として区別される。

本家と違い素材には軽量かつ強靭なガンダニュウム合金を用い、ナノスケールの超小型コンピューターチップが無数に埋め込まれ、常識を超えた演算能力を機体に与えている。

これにより、本来ならばサイコミュシステムに必要不可欠な大量の専用部品がほぼ不要となり、サイコミュのコアと本フレームだけで十全に稼働させる事が可能となった。

 

■GNビームバリアー

高速飛行時における空力制御や防御にも使われるエネルギーシールド。

メインの発生器は「GNビームシールド」を兼ねており、機体各部に内蔵された補機と連動して全身を覆うバリアフィールドを発生させる。

GNフィールドよりも発生速度や防御力が高く、効果面積を絞る事で防御力は劇的に上がる。

 

■クラビカルマント

特殊な金属繊維で織られたヴォールクロス専用のマントで、繊維そのものがGN粒子をコントロールする「クラビカルアンテナ」の役割を果たす為この名で呼ばれる。

見た目はただの金属繊維のマントの癖に矢鱈と物理攻撃に強く、表面に滞留するGN粒子が「ダイラタンシー効果」のように反応し、粒子そのものが持つ質量コントロール能力も相まってマシンガン程度の軽い威力ならば余裕で受け止め、弾いてしまう。

通常は肩部アーマーに収納されており、任意で出し入れ可能。打撃には強いが、素材の問題で斬撃には極端に弱い。




物語の進行に応じて、設定は随時更新されます!

相方キャラの機体(設定)も載せるべき?

  • もちろんこっちで
  • コラボ先に任せる
  • オリジナル仕様なら全部!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。