忘れ物   作:カラドボルグ

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超電磁砲コラボ始まりましたね!因みに私は人生初課金の末、星4有咲来ましたあ!







アフターグロウとの件を書き直すため、一部改めました


第十一話 夕焼けと

 結局まりなさんに押し切られ、フロントに座っている奴隷こと宝田陽一は、ポケットに入れたビオフェルミンを確認しながら来たる地獄に備えていた。一応安全装置としてまりなさんがついてくれているが、もはや彼女すらも胃痛の原因でしかない。

 ポピパの皆が来た二分後、

 

「こんにちはー!」

 

見るからに活発そうな子が入って来た。うむ、そしてナニがとは言わんがデカい。これは今まで触れてこなかったが有咲にも匹敵するレベルでは無かろうか? いやナニがとは言わないけどね? 

 

「おい、ひまり。いきなり煩くしたら迷惑だろ」

「そ、そうだよひまりちゃん!」

「ゴ、ゴメン……。でも久しぶりで嬉しかったんだもん! つぐや巴は違うの?」

 

うん、仲が良さそうなことで。何だかこういうのを見ているとほっこりする。何と言うか……尊い。

 

「こんにちは! まりなさん!」

「来たねー、ひまりちゃん達」

「あれ? この人は……?」

「あ、彼は今日から入ってもらってるスタッフで、キミたちと同い年だから! ハイ、自己紹介!」

「えーっと、今日からスタッフとして働かせてもらっている宝田陽一です」

 

取り敢えず無難に挨拶しておこう。ここで調子こいた自己紹介をしたら後々何言われるか分かったもんじゃない。なんせ俺の口はパンドラの箱並に開けば災いを呼ぶのだから。

 

「ちょっとー? キミって私たちと同い年でしょ? なんでそんなに堅苦しいの~?」

 

あるぇ~? そう来ます~? 

 

「あ、私は上原ひまりね! よろしくね、陽一くん!」

 

うわー、この子も香澄並みのコミュ力お化けでしたか。

 

「ああ、よろしく。上原さん」

「だからー、下の名前で良いってー」

 

だからーって俺そんなこと言ってませんでしたよね? 下の名前で呼べって、そんな初見で女の子の名前下の名前で呼ぶのなんかそれこそ誠士郎くらいしか出来ないから。

 

「私は宇田川巴。こっちは羽沢つぐみっていうんだ。よろしくな! まあ、ひまりみたいに呼び方は強制しないけど同い年なんだし、そんな肩肘張るなって」

「強制はしてないよ!?」

「陽一くん……でいいよね? よろしく!」

 

 巴さんは姉御肌ってところだろうか。俺としてはこういったタイプの方がやりやすい。つぐみちゃんは……うん、兎に角可愛らしい。もうね、うん、天使として生まれた人間、いや人間として生まれた天使?

 

「ねえ、アンタ」

 

 つぐみちゃんで(偶にひまりちゃんのデカメロンで)主に香澄による日頃の疲れを落としていると、突然声をかけられた。

 

「はい、何で……ヒイッ! 何でしょう……か?」

 

 そこにいたのはこれまた同じ年頃の女の子だったのだが……その子の髪には赤メッシュが入っていた。いや、人を見た眼で決めてはいけないことくらい分かっている。分かっているが……やはりビビりな一介の男子高校生にとっては怖いものは怖い。もう既にひまりちゃんを相手にすることが可愛く思えてきた。

 

「アンタ、さっきからつぐみとかひまりの方ジロジロ見て何なの? もしかしてそういう目的?」

「え!? いや、別にそういう訳じゃないですから!」

 

 いや、全くもって邪な気持ちが無いかと言われればですよ、そりゃあまあ無いとは言い切れませんよ。というかぶっちゃけありましたよ。でも仕方ないじゃん! だって男の子なんだもん! 

 

「ていうか大体、初めて会って『ひいっ』って何なの? 失礼過ぎない? ていうかあんた誰?」

「いや、キミも初対面の人間相手に随分な態度だからね!?」

「あ? 何?」

「あ、スイマセン。全面的に俺が悪いです」

 

弱っ。流石は奴隷、とか思ったそこのアナタ! 一度あの目で睨まれて欲しい。

 

「もー! 蘭! またそうやって突っかかる! この人はここの新人スタッフくんの宝田陽一くんで、私たちと同い年だよ!」

「え? コイツ、スタッフなの?」

 

コイツって…。ていうか制服着てんのにスタッフ以外の何だと思ったの?

 

「あの……指ささないでもらえます?」

「何?」

「あ、スイマセン。どんどん指してください」

 

ひまりちゃんが俺について説明するも、全く態度は軟化してくれなかった。

 

「そうだよー蘭ー。よーくんだって男の子なんだから、つぐくらいカワイイ子や、ひーちゃんみたいにおっぱいの大きい子をいやらしー目で見ちゃうのは仕方ないことだと思うなー」

 

そうそう、俺だって健全な男子高校生。そういう目で見ちゃうのはーってちょっと待てい! 誰!? このすっごいボーっとした子。初対面なのに『よーくん』呼びな上に、男子高校生に対しての酷い偏見をぶつけてきたよ!? 最近の女子高生って皆こんなんなの!? ……まあ、その偏見強ち間違いではありませんけどね。

 

「お、これでアフターグロウは全員そろったねー。何で二人だけ遅れたて来たの?」

「モカが寝坊してたんですよ。それで私が起こしに」

 

どうやらこの子は喋り方だけでなく性格も大層マイペースなようだ。

 

「ほら、蘭もモカも自己紹介!」

「……美竹蘭」

「…………え? それだけ……ってオーケー分かった睨むな。宝田陽一です。よろしく」

 

よーし段々分かってきたぞー。この子俺のこと生理的に受け付けないんだな。何か自分で言っててクるものがある。

 

「別によろしくするつもりない」

 

そして大方予想していた答えが帰ってきた。これには巴さんも黙ってはいなかった。

 

「おい、蘭。流石にその態度は酷いぞ」

 

コッチとしてはありがたい言葉だが、これで雰囲気が悪くなられても困る。

 

「良いんだよ、巴さん。俺こういう扱われ方慣れてるから」

「普段どんな扱われ方してるの?」

 

フハハハハハ! プロの奴隷ともなるとこの辺りは一味も二味も違うのだよ。何言ってんだろ俺? 

 

「私はー……超絶美少女のモカちゃんでーす」

「……はい?」

 

コッチもこっちでなんて情報量の少なさだ……! しかも自分で超絶美少女て……まあ可愛いのは認めるが。

 

 まあにしても濃い。特に後半二人が濃い! それも香澄とは別ベクトルで。仕方ない。まずは二錠……カランコロン‥‥

 

「こんにちは、まりなさん」

 

 さあまた入って来たぞー。とりあえずこれ以上胃がもたれるような展開だけは御免ですよ。・・・まあ、もたれるだろうけど。

 

 




スペシャルライブのチケット、払い戻しになっちゃった…
それはそうと感想と評価ありがとうございます!

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