無個性の少年が破壊の力を手にした話   作:安定のバリアン

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この小説は10話程ありましたが、誤字も多くありました。しかし、そんな誤字を沢山報告してくれた神の様な方がいました。

本当に頭が上がらないです。ありがとうございました


雄英高校入学編
委員長決め


オールマイトが雄英高校の教師になる。

 

それは日本中で話題になり、その情報はメディアを中心に拡散されていった。

 

今となっては誰もがその事をしっている。「誰も」が……

 

 

 

マスコミ「オールマイトが教師になった事について何かご意見をくださーい!」

 

今日は大量のマスコミが雄英に押し寄せた。オールマイトが雄英の教師になるという事実はそれほどまでにインパクトがあったのだ。

 

緑谷「えっと、すいませんお腹痛いので保険室に…」

 

適当な理由を付けてその場を凌いだ。

 

 

 

 

相澤「昨日の戦闘訓練はお疲れ様。Vと成績を見させてもらったよ。」

 

いつものように始まったHR。教卓の前に立っている相澤の声がクラス全体に響き渡る。

 

相澤「爆豪、今回は緑谷が個性で消したから良かったもののガキまたいな真似するな…能力はあるんだから」

 

爆豪「分ーってる」

 

屋内戦での大規模爆発。それは(ヴィラン)にしてもヒーローにしても得策とは言えない。更にあの状況では核を保有していた為誘発する可能性だってある。その事を相澤は咎めたのだが、爆豪はそれに対していい加減な返事をした。

 

しかし、そのことはしっかりと理解していて反省しているようだ。爆豪はプライドや自尊心は高いのだが人の話は案外聞いている。緑谷に負けたことも彼を何かしら変えた要因なのだろう。

 

 

相澤「さて、今回の本題なのだが…皆には急な話にはなるが…」

 

一旦話を区切った所でクラスメイトは皆唾を飲んだ。

 

相澤「学級委員長を決めてもらう。」

 

A組「学校ぽいのキターー!!!」

 

 

その後生徒達は手を上げながら立候補していく、気づいたら九割以上の人が手を上げていた。

 

普通の学校ではこんな事にはならないのだと思うけれど、ここはヒーロー科。学級委員長になれば「集団を導く」というトップヒーローに必要な能力を鍛えることができる。

 

更にここはヒーロー科の最高峰である雄英高校。意欲も他の高校とは比にならないだろう。

 

しかし、多くの人が手を上げているので中々騒ぎが落ち着かない

 

飯田「静粛にしたまえ!!!」

 

飯田「これは他を牽引する重大な役目!!やりたい者がやれる仕事ではないだろう!!周囲から信頼されている者がやるべきだ!!」

 

飯田「だからこそこれは投票で決めるべき議案!!」

 

切島「お前も腕聳え立ってんじゃねぇか!!」

 

蛙吹「それにまだ一週間も経ってないのに信頼もクソも無いわ飯田ちゃん。」

 

飯田「だからこそだ。この状況下で複数票を獲得した者こそか真のリーダーなのではないか!?どうでしょうか先生!!」

 

相澤「俺ぁ時間以内に決まればなんだっていいよ…」

 

飯田は必死に説得していたが、相澤は興味なさげに寝袋へ入っていった。しかし、何も口を出さなかったと言う事は合理的だと判断した為だろう。

 

 

 

緑谷「僕3票!?!?」

 

投票の結果は緑谷が3票 八百万が2票という結果だった。この時点で委員長と副委員長が決まった。

 

飯田「俺に一票……誰が入れてくれたんだ…」

 

砂藤「いやお前他人に入れたのかよ…」

 

八百万「なりたがってたのに…何を考えてらっしゃるのかしら…」

 

真面目すぎるが故に飯田は他人に入れていた。恐らくさっきの矛盾した行動が原因だろう。

 

緑谷(やっぱり飯田君は飯田君だなぁ…)

 

そんな飯田を苦笑いしながら見ていた。しかしその真面目さはトップヒーローになる為にも見習う所がある。

 

緑谷はなんとなく票数が書いてある黒板に目を向けた。

 

緑谷「僕が3票で八百万さんが2票。その他の人が1票で0票の人が麗日さんと轟君と…かっちゃん!?)

 

麗日や轟はともかく爆豪が0票なのは意外だったのだろう。委員長決めの時に立候補していたこともあるが、他人に物事を任せるタイプではないと思っていたからだ。

 

疑問は絶えないが、次の授業が始まるので支度をして予習を始めた。

 

 

 

やがて午前の授業が終わり、皆が食堂に集まる。

 

緑谷も麗日、飯田と共に移動し、話をしながら食事をしていた。

 

緑谷「え!飯田君僕に入れていたの?自分に入れていれば委員長になれていたかもしれないのに。」

 

飯田「いや、これで良いんだ。僕よりも緑谷君の方が委員長にふさわしいと思ったから入れたんだ。【やりたい】と【ふさわしい】は別だと思うからね」

 

少し心配した緑谷を他所に飯田は結果に納得していた様だ。

 

緑谷(あれ?今飯田君僕って……)

 

麗日「もしかして飯田君、坊ちゃん!?!?」

 

「思ってもそこまで言うか」と少し緑谷は苦笑いしながらも飯田の方に顔を向ける。

 

飯田「坊っちゃんっ……。そう言われるのが嫌で一人称を変えていたのだが…」

 

悔しそうな顔をしながらも説明を始める。

 

飯田「ターボヒーロー【インゲニウム】を知っているかい?」

 

緑谷「勿論!!サイドキックが42人も居る大人気ヒーローじゃないか…ってまさか!」

 

飯田「それが俺の兄さ!!」

 

誇らしげな顔で兄がプロヒーローである事を自慢する飯田。

 

飯田「規律を守るヒーロー。俺はそんな兄に憧れた」

 

それこそ緑谷にとってのオールマイトと同じような感情だろう。

 

ヒーロー科に在籍する者がヒーローになりたいと思う理由は様々だが、憧れでヒーローを目指す者は少なくない。

 

緑谷「それじゃあ麗日さんはなんでヒーローになろうと思ったの?」

 

急に聞かれた事にビックリしたのか、目を丸くしながら体をビクッと震える麗日。

 

その後に汗を垂らしながら「えっとねー」と上の方を見ながら言っている。その焦りは緑谷と飯田にも伝わっていたようで、聞いた事を少し後悔する緑谷だった。

 

 

 

《セキュリティ3が突破されました。》

 

《生徒達は速やかに避難してください。》

 

 

 

さっきまで楽しかった食堂は一瞬でパニックとなった。

 

飯田「流石最高峰!避難も迅速だ!」

 

緑谷「迅速過ぎるよ!」

 

避難経路に全生徒が集まり、一瞬で渋滞を作った。

 

その波に緑谷達も瞬く間に飲まれてしまう。

 

その中でも飯田は窓際まで追い込まれてしまい、窓の外の光景が目に入る。そこには相澤先生とマイク先生が今朝来ていたマスコミを対処している姿が見えた。

 

つまり侵入者というのはマスコミのことだったのだ。

 

しかしこの中で侵入者の正体を知ることができたのは飯田だけ。この騒ぎを止めるにはこの廊下にいる生徒全員に伝える必要がある。

 

そんな中飯田は何か思い付いたのか麗日と目を合わせる

 

飯田「麗日君!僕を浮かせてくれ!」

 

麗日は手を伸ばして飯田の手に触れて浮かせた。

 

飯田は浮いた状態のままジェットブーストを使い、避難口のピクトグラム目掛けて飛んでいった。

 

そして皆から注目を集めたところで全員に響き渡る声で叫んだ。

 

飯田「皆さん!大丈ーーーー夫!!!」

 

飯田「侵入者というのはただのマスコミです!!」

 

飯田「ここは最高峰らしく、冷静な対処を取りましょう!!」

 

その事を聞いた生徒達は安心したのか、渋滞もしだいに無くなっていった。

 

 

 

緑谷「やっぱり学級委員長は飯田くんがやるべきだと思います…」

 

ちょっとした事件があった後の午後のHR。あの時の飯田の行動こそ、学級委員長に相応しいと緑谷は思い、学級委員長を飯田と交代する事を皆に提案した。

 

切島「いいんじゃねぇのか?あの時飯田活躍してたし。」

 

飯田「委員長からの指名となれば仕方ない…やらせて頂く!」

 

 

 

 

根津「…これがマスコミの仕業には見えないね…」

 

強固な雄英バリアが粉々になり、床に崩れていた。

 

それは紛れもない(ヴィラン)からの宣戦布告であった。

 

 

 

 




どうもD 安定のバリアンです。お久しぶりですね。

今回はほぼ原作のまんまなのでつまらなかったかもしれません。

このクオリティで何故数ヶ月もかかったのかというと、テストがあったからです。

テスト許すまじ。

次回からはUSJ編となりますが、面白い展開にしていきたいなぁと思います。

それではまた次回も楽しみに。読んでくれてありがとうございました
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