無個性の少年が破壊の力を手にした話   作:安定のバリアン

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前の投稿から一か月…遅れて申し訳ございません


戦闘訓練で破壊の力は慎重に

個性把握テストが終わった次の日

 

今日は初めて『ヒーロー基礎学』の授業がある。

 

担当は今年から雄英教師となったオールマイト。

 

No.1ヒーローに教えて貰えるというのは生徒達も興奮し、午前中の授業は興奮を一生懸命抑えている様子だった。

 

特に緑谷は初めて会うトップヒーロー、自分の憧れである人に会えるのは緊張するのと同時に気絶する程嬉しいだろう。

 

そして授業も終わっていき、とうとうヒーロー基礎学の時間となった。

 

オールマイト「わーたーしーがーー!!」

 

オールマイト「普通にドアから来た!!!」

 

No.1ヒーローの登場である。

 

クラスでは「おおおぉぉぉ!」という歓声も上がり、ヒーローオタクである緑谷は目をキラキラさせながらオールマイトを瞬きぜすに目を焼き付けている。

 

切島「画風が違いすぎて…鳥肌が…」

 

オールマイトは強さだけではない。NO.1にしかない圧倒的な何かがあるのだろう。NO.1ヒーローを前にして1-A組はそんなことを考えていた。

 

オールマイト「ヒーロー基礎学!!ヒーローとしての素地を作る為に訓練する為の科目だ!!」

 

オールマイト「そして今日やるのはコレ!戦闘訓練!」

 

オールマイト「そして今回はコスチュームを使って行う!」

 

コスチュームが使える事が知らされると生徒たちは大喜びだった。

自分で考えたコスチュームが使えるとなるとテンションも上がるだろう。

 

オールマイト「着替えたらグラウンドβに集まるんだ!」

 

各自コスチュームに着替え、グラウンドβに集合した。

十人十色のコスチュームに身を包み、全員が本気の目になっていた。

 

オールマイト「格好から入るってのも大事だせ!少年少女!」

 

オールマイト「自覚するのだ!自分達は今から…ヒーローなのだと!」

 

 

麗日「緑谷君のコスチュームカッコイイね!なんか凄い落ち着いた感じ!」

 

緑谷のコスチュームはビルスの付き人である【ウイス】と同じ衣装だった。

 

緑谷がビルスでは無くウイスを選んだのには訳がある。

 

 

それは緑谷がビルスと出会った日、緑谷が破壊エネルギーを手に入れた瞬間に少し神の力を感じ取れる事ができた。

 

勿論ビルスの力というものは凄かった。破壊エネルギーを手にした自分よりも数百、数千倍の力を持っていた。

 

流石は破壊の神だと思いあまり気に留めなかったのだが、問題はウイスにあった。

 

ウイスの力は感じ取れただけでもビルスの数倍程の力があり、ウイスの方がビルスよりも強いというのが明白な程だったのだ。

 

破壊の神であるビルスよりもその後ろに居るウイスの方が強いというのは緑谷は少しギャップを感じただろう。

 

緑谷はそんなウイスの圧倒的な力に対して憧れを持ったのだ。

 

直接個性を与えてくれたビルスに対しては申し訳無く思ったが、それでもあの時の感情が忘れられずにウイスの衣装を選んだのだ。

 

 

 

麗日「私なんてパツパツスーツになっちゃったよ…要望ちゃんと書けば良かった…恥ずかしい…」

 

 

そんな事を話しているうちに全員が集合した様だった。

 

オールマイト「よーし揃ったな有精卵共!戦闘訓練の時間だ!」

 

オールマイト「今から君達にやってもらうのは屋内で行われる戦闘訓練だ。ヒーロー側と(ヴィラン)側に分かれて2対2で対戦してもらうぞ!」

 

飯田「先生!ここは試験の演習場かと思われますが…またここでやるのでしょうか!?」

 

オールマイトがある程度喋ったところで飯田が思ったことを質問した。

 

オールマイト「いいや!そこは二歩先へ踏み込む!」

 

オールマイト「今回は屋内での戦闘訓練だ!」

 

オールマイト「(ヴィラン)退治ってのは屋外をイメージされがちだが、統計上は屋内の方が多いのさ。 監禁、軟禁、裏商売などなどと…今のヒーロー飽和社会において賢い「(ヴィラン)は闇に潜む!」

 

オールマイト「今回はその辺を踏まえての屋内訓練だ!」

 

 

今回の訓練の概要やルールをまとめるとこんな感じ

 

(ヴィラン)側は核兵器を隠し、その核兵器を見つけるべくヒーロー側は(ヴィラン)のアジトに潜入する

 

・ヒーロー側は核兵器を回収するか(ヴィラン)側二人を捕獲する事が勝利条件

 

(ヴィラン)側は核兵器を時間まで守り抜くかヒーロー側二人を捕獲する事が勝利条件

 

オールマイト「そして今回のペアや対戦相手はくじ引きで決める!」

 

飯田「適当なのですか!?」

 

緑谷「いや、現場ではその場にいるヒーローだけで組む事もあるからそういう事なんじゃ無いかな?飯田君。」

 

飯田「成る程!失礼しました!」

 

飯田に対して緑谷はちゃんと対応をした。もうヒーローになったことを見据えているのは流石だろう。

 

 

話は進みくじを引いた。

結果はこのようになった。

 

A 緑谷&麗日

B 轟&障子

C 八百万&峰田

D 飯田&爆豪

E 青山&芦戸

F 砂藤&口田

G 上鳴&耳郎

H 蛙吹&常闇

I 葉隠&尾白

J 切島&瀬呂

 

仲が良いコンビもあるが、殆どのチームが初めて話すレベルの仲だろう。その中で一緒に戦うのも一つの訓練なのだろう。

 

オールマイト「そして第1戦目はAチーム対Dチームだ!」

 

オールマイトが放った一言。Aチーム対Dチーム。つまり緑谷チーム対爆豪チームと言っていいだろう。

 

この二人には中学校が同じというだけでは無く、昔から数え切れないほどの因縁があっただろう。そんな二人が対戦するというのはドラマのようだが、決して仲がいいとは言えない相手と訓練をするというのは二人にとっても都合が悪いだろう。

 

そしてヒーロー側の緑谷チームと敵側の爆豪チームはそれぞれ位置についた。

 

爆豪「チッ……」

 

爆豪は露骨に機嫌の悪さが出ていた。目元は(ヴィラン)そのものだろう。

 

飯田「爆豪君!さっきから機嫌悪そうにしてどうしたんだ」

 

爆豪「なんでもねぇよ…ただデクの野郎が気にくわないだけだ」

 

飯田「緑谷君が?そうか確か君達は同じ中学校だったな…何があったのからわからないが」

 

飯田「訓練において私情は禁物だぞ!」

 

爆豪「あぁわかってる。だけどな…」

 

飯田「?どうしたんだ爆豪君」

 

爆豪「っせーな!なんでもねぇよ眼鏡野郎!」

 

 

 

 

緑谷「…相手はかっちゃんか…」

 

麗日「どうしたのデク君?」

 

緑谷「いや、なんでも無いよ麗日さん!」

 

緑谷「ただ……勝ちたいなって」

 

麗日「そっか!頑張ろうね!デク君!」

 

緑谷「麗日さん…(可愛い)うん!頑張ろう!」

 

麗日「それよりデク君…そのコスチューム戦いづらく無いの?」

 

客観的に見れば緑谷のコスチュームはかなり重そうで動きづらいと思うのが普通だろう。プロヒーローでも動きづらいコスチュームは機動力に欠ける事から使われないことが殆どだからだ。

 

緑谷「このコスチュームは…僕の師匠の師匠のコスチュームなんだ。だからこれは譲れないかなって…それに、憧れの人でもあるからね」

 

内心は人じゃ無いケドと思いながら自分の思い出を語る。

 

麗日「へぇデク君って師匠がいるんだ…なんてゆうか、カッコイイね」

 

緑谷「僕はそんな憧れの人みたいに強くなりたいんだ。だから僕はオールマイトみたいな超カッコイイヒーローになりたいんだ!」

 

麗日「それじゃあこの戦闘訓練…絶対勝とうね!」

 

 

オールマイト〈それじゃあ準備はいいかー?少年少女達!〉

 

オールマイトが放送で呼びかけている。もうすぐ戦闘訓練が始まるのだろう。

 

オールマイト〈今からAチームとDチームの戦闘訓練を始める!〉

 

オールマイト〈それじゃあ今から戦闘訓練…〉

 

オールマイト〈スタート!!!〉

 

 

 

 

 




こんにちは安定のバリアンです。お久しぶりですね。

「敵」と「ヴィラン」どっちがいいですかね?

もし良ければ教えてください

追記 ルビで今までの小説にも(ヴィラン)と表示するようにしました。提案してくださった方ありがとうございました

あとやってなかった所があったら報告してくれたら嬉しいです

もしなっていないところがあったらご報告ください。すぐに直します
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