彡(゚)(゚)「ファッ!!ワイがスタンド使いに!?」 作:奈落への流星群
ここは新宿住宅街にあるちっぽけなビル。だがある一室はこの外見からは想像出来ない程煌びやかでシャンデリアが似合ってしまうような西洋風な部屋であった。
1人は椅子に深く腰を掛けており、そして片手にワインボトルを、もう片方で女を抱いている。
そして椅子に座った男に向かってもう一人の男が膝を付き、深く項垂れていた。
椅子に座っている男が口を開いた。
??「感じる…、感じるぞ…。」
??「あのやきう民が遂に権利を獲得したことが。まるで虫の知らせのように、遠く離れていても私の心がやきう民の心に共鳴しているのが分かる。」
??「だが私のスタンドパワーは限界ギリギリにまで蓄えられた。私はスタンドバトルにおいてぶっちぎった存在になったのだ。」
??「しかし悩みや不安の種は早期に取り除くのに限る。そしてそれが人間の性なのだ。」
側近「…。」
??「顔を上げよネガシマ。」
側近➡(●▲●)「はい。」バッ
??「お前は仲間集め、真弓の捕獲の協力、戦闘においてまで私に尽力してくれた。」
(●▲●)「そんな、滅相もございません。」
??「フッ、そう固くなるなネガシマ。」
(●▲●)「…。」
??「お前にはある一つの命令を与えたい。」
(●▲●)「なんなりと。」
??「やきう民御一行を討ち取ってこい、ネガシマ。」
(●▲●)「ハッ。」
??「私の組織、
(●▲●)「私めにそのような大役を与えて下さるとは恐悦至極であります。」
(●▲●)「必ずやあなた様にやきう民の首をお持ちします。」
??「…。一つ不思議なことがある、ネガシマ。」
??「お前のスタンドなら私のスタンドに十分な勝機があるはず。しかしなぜ熱心に私の下で働いているのだ?」
少し考えるような素振りを見せたが、すぐにネガシマがはっきりと強い口調で話した。
(●▲●)「人は生まれながらにして確実な運命があります。」
(●▲●)「それは誰にも変えられませんし、揺るぎなく存在し続ける不変なものだと私は考えていました。」
(●▲●)「ですがあなた様は違った、あなた様の運命だけは有為転変としていたのです。」
(●▲●)「これはあなた様のスタンド能力によるものじゃありません。あなた様自身のお力です。」
??「ほう…。」
(●▲●)「そして私もあなた様のようにこの世界の変革を願っています。」
(●▲●)「私が仕える理由はこのゴミ溜めのようなこの世に変革を齎せるのは、運命すらも変えるあなたしかいないからです。」
??「やはり私はこの世を変える、
??「最後まで、…いや永遠に私の忠実なる側近として、また私の能力を知るただ一人の友人として。」
??「我の理想のため尽力してくれ。」
(●▲●)「その願い、必ずや果たします。」
椅子に座っている男は葡萄酒をグイと喉に押し込んだ。
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(●▲●)「…。我が主の指令により、やきう民達の抹殺が決まった。」
対幽波紋部隊の目の前でネガシマが声を発している。
(●▲●)「リーダーはこの私が務めさせてもらう。」
(●▲●)「作戦は配布したプリントの通り。」
(●▲●)「それぞれが主君のために命を懸けて戦え、以上だ。」
10人近くの武装した兵士と漆黒のコートに身を包んだネガシマが2台の軍用車両に別れて乗った。
けたたましいエンジン音が響き渡る。
兵士A「出発しますネガシマ殿。」
(●▲●)「あぁ。」
(●▲●)「…あれは準備出来ているか?」
兵士A「あれとは…?」
(●▲●)「この無能が!!」
ネガシマは兵士Aを車体に思いきり叩きつけた。
兵士A「グホッ!!」
(●▲●)「私がわざわざあれと言っているのだから、「「あれ」」に決まっているだろうが!!!」
(●▲●)「そんなようではやきう民達三人を抹殺するどころか私以外全滅だ。」
(●▲●)「貴様等もスタンドがない癖にこの組織に所属しているのだ、しっかり働け。」
「「「ハッ!!!」」」
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ネガシマが動き出した日の夜。黒い曇天の空が一面に広がっていた。
ネガシマ率いる部隊の車両はあるホテルの前に停まっていた。
兵士B「読書ですかネガシマさん。」
(●▲●)「あぁ、なんだ兵士B。」
(●▲●)「…私が読書するのが意外だったか?」
兵士B「いえなんでも。」
兵士B「本部周辺でやきう民一行の動向を伺っていた組織の下級構成員の情報によりますとあのホテルで一晩泊り、早朝出発し本部を叩くそうです。」
(●▲●)「ここで奴らを殺さないと、組織本部に侵入されるという訳か…。」
(●▲●)「やきう民達がいる部屋番号も分かっているのだろうな?」
兵士B「はい、24号室に原住民、やきう民。25号室にフェリスがいるそうです。」
(●▲●)「…よし、スタンド使いが相手だろうが寝込みを襲えば、貴様等スタンドを使えない兵士にも殺せるだろう。」
(●▲●)「突入してこい。」
兵士B「ネガシマさんは来ないのですか?」
(●▲●)「…降りても無駄だからな。」
兵士B「なるほど。この人数差だったらスタンド使いのネガシマさんでも出る必要はないですね。」
兵士B「10分ほどでやきう民達を殺害し帰ってきます。」
(●▲●)「…ああ。」
10人余りの兵士達が車両を降り、ホテルに入っていった。
兵士C「ったく俺らは法を気にせず暴れられるからこの組織に入ったのによぉ、なんでスタンド使いなんかと戦わなきゃいけねぇんだ。」
兵士D「まぁいいじゃねぇか。今まで銃ぶっ放してきて色々楽しかったんだからよぉ。」
兵士D「どうせスタンド使いも寝込みを襲えば俺ら下っ端にも勝てるぜ。さっさと殺してまた好き勝手暴れ散らかしてやろうぜ。」
兵士C「それもそうだな!!」
兵士B「おい、あんま喋るな。いくら深夜といっても人の目はあるんだ。」
兵士C「けっ。ここにいる奴等全員ただのチンピラだったっていうのに、この組織に入った瞬間いい子ちゃんきどりか?」
兵士B「チッ…。俺は別に殺すのが好きでこの仕事やってるわけじゃあねえんだ。」
兵士B「ただつるんでた先輩に誘われてここにきた金稼ぎさ。」
兵士D「あっそ…。」
兵士C「ネガシマとかいうスタンド使いも俺らが本気出せば勝てるんじゃあねぇの?」
兵士D「そうかもなっ!!」
アッハハハハハハ!!!!
銃器を携えた兵士達が笑いながらホテルフロントに向かって歩いていく。
「あの…、お客様?どのようなご用件で…、」
ホテルフロントがそう尋ねた瞬間、サプレッサー付き自動小銃から発射された数多の銃声がホテルフロントの体を貫いた。
血飛沫が舞い、ホテルフロントは床に倒れた。
兵士B「さっさと24号室、25号室のやきう民達を殺すぞ。」
兵士C「おう。」
兵士B「よしここが24号室だ。ドアぶっ壊して中に入るぞ。」
兵士C「了解っと。」
ババババババババババババ!!!!!!
バコォンッ!!!
兵士B「奴らに銃弾をお見舞いして引き上げるぞ。」
数人の兵士が24号室に入ったが、誰一人として足元付近にピンと張られたピアノ線に気づいてはいなかった。
兵士B「んっ…。」グッ
兵士B「なんだこれ?糸?」
ガラガラガラッ!!!
兵士Bがピアノ線に引っかかると、玄関に置かれていた装飾物などが大きな音を立てながら床に落下した。
兵士B「まずい!!!起きる前に急いで奴等を殺して逃げるぞ!!」
兵士B達が徐にベッドに走り、手に持ったサプレッサー付き自動小銃をベッドの膨らみ目掛けて撃ちまくった。
兵士B「よしこれで確実に…。」
彡(゚)(゚)「残念やったな、兵士さん達。」
彡(゚)(^)「ベッドの膨らみは枕を詰めたものやしワイと原住民はさっきの音でお目目パッチリやで。」
彡(●)(●)「ってことで全員ぶっ潰す。」
兵士B「う、撃て撃て撃てぇぇぇぇ!!!」
兵士達が撃つよりも前にハーミットパープルは兵士達を薙ぎ倒した。
兵士B「グワァァッ!!!」
彡(゚)(゚)「ふぅ…。」
彡(゚)(゚)「こっち終わったで原住民。」
(´・ω・`)「ああ。廊下にいた奴らも全員倒したよ!!!」
彡(゚)(゚) 「敵はこれで全部かな。」
(´・ω・`)「にしてもよく敵が夜襲をかけてくるって分かったね。」
彡(゚)(゚)「別に分かってたわけではないで。ただ敵の本陣に近づいたのだから、こういうこともありえるから対策しただけや。」
(´・ω・`)「にしてもベッドで寝ずにバスルームで寝てたから体が痛いよ。」
彡(^)(^)「じゃあ原住民はベッドで寝てたほうがよかったな。」
原住民はベッドを見る。
ベッドは銃弾によってどこもかしこも穴を開けられ、蜂の巣のようになっていた。
(´・ω・`)「……。」
(´^ω^`)「バスルームで寝たおかげで体力が回復したよ!!!」
彡(゚)(^)「そうやろ?」
(`・ω・´)「ああ!!」
/|i、゚ヮ゚ハレ「おぉ。見事に並んで敵が気絶してるなぁ。」
彡(゚)(゚)「起きたんかフェリス。」
/|i、゚ヮ゚ハレ「ああ。」
(´・ω・`)「いやぁ。俺ら今まで殺気を浴び続けてたせいで音や視線に敏感になったね。」
彡(-)(-)「そうやなぁ…。スタンドを手にする前までは信じられない生活や。」
/|i、゚ヮ゚ハレ「私はそうでもないけどね。」
(´・ω・`)「へぇ~。意外。」
/|i、゚ヮ゚ハレ「なんだよ意外って!!こう見えても私、生きごたえのある生活送ってきたのよ。」
彡(゚)(゚)(なんや生きごたえって。)
(´・ω・`)「またまた~。」
ゴッ!!
フェリスの肘が原住民のみぞおちに入った。
(´。ω゜`)「うげっ!!!」
/|i、゚ヮ゚ハレ「なんだって?」
(´。ω゜`)「なんでもありません。」
ふらふらと一人の兵士が地面から立ち上がる。
兵士C「ク、クソが…。」
兵士C「調子に乗りやがって…。」ジャキッ
S
兵士Cが銃をやきう民達に構える。
兵士C「死ねぇ!!」
ザ・ワールド「無駄ァッ!!!」
兵士C「ぐおわっ!!!」ドカッ
/|i、゚ヮ゚ハレ「よしもう一発…。」
彡(゚)(^)「まてフェリス。また気絶させる前に、ちょうどいいしこいつらに組織の内情を喋ってもらおうや。」
/|i、゚ヮ゚ハレ「あっそう。私は今すぐにぶっ飛ばしたいけどね。」
彡(゚)(゚)「ハーミットパープル。奴を縛りあげろ。」
兵士C「ぐっ…。」
彡(゚)(゚)「さて、お前らの組織の名前は?」
兵士C「…。」
彡(゚)(゚)「おい黙ってるつもりか?」
兵士C「フッ、誰がてめぇらなんかに。」
ドコォンッ!!
彡(゚)(゚)「次はもっと強く殴るで。」
兵士C「クソが…いてぇ…。分かったよ分かった。」
兵士C「…
(´・ω・`)「中二病的なセンスだね。」
彡(゚)(゚)「で。お前ら組織の人数は?」
兵士C「…スタンド使い以外も含めたら100人ぐらいだ。」
彡(゚)(゚)「でその組織はなんのために存在するんだ?」
兵士C「ある目標があるはずなんだが、俺は殺して殺して暴れまわるためだけにこの組織にいる。この組織の信念なんて興味ねぇ。」
(´・ω・`)「クズ野郎めが。」
/|i、゚ヮ゚ハレ「この尋問が終わったらボコボコにしてやる。」
彡(゚)(゚)「…じゃあスタンド使いの人数は?」
兵士C「…知らん。」
彡(゚)(゚)「知らんやと?」
やきう民が兵士Cの胸ぐらを掴む。
彡(゚)(゚)「この日本で自動小銃を持っていながら知らんやと?」
彡(`)(´)「そんな訳ないやろ!?」
兵士C「…。俺らは所詮下っ端だ。ボスの顔はおろか、ネガシマ以外のスタンド使いの存在を知らねぇ…。」
(´・ω・`)「ネガシマ?」
兵士C「ぐ…。」
兵士C「だ、誰も知らねぇ!!」
/|i、゚ヮ゚ハレ「おい。」
彡(゚)(゚)「ネガシマとかいう奴は誰なんだ?」
兵士C「そ、それだけは口が裂けても言えねぇ。」
彡(゚)(゚)「ハーミットパープル。締め上げろ!!!」
兵士C「うぐっ!!!ぐぐぐぐ…。」
兵士C「ぐわぁぁぁぁああッァ!!!!!!」
兵士C「分かった喋る喋るから許してくれ!!!!」
/|i、゚ヮ゚ハレ「意外とあっさり喋るな。」
彡(゚)(゚)「ネガシマってのは誰のことや?」
兵士C「…今日の作戦で唯一のスタンド使いだ。」
兵士C「今、ホテル前の車内で待機している。」
兵士C「使えねぇスタンド使いさ。」
(´・ω・`)「ちょっと待て。え、いるのか?」
兵士C「あ、あぁ。だが俺らの作戦が成功すると踏んでいるから今日は来ないだろう。」
彡(゚)(゚)(いや間違いなく来るはずや。組織のスタンド使いなら猶更や。)
彡(゚)(゚)「そんな御託はええからネガシマのスタンドを教えろや。」
兵士C「し、知らねぇ。」
ハーミットパープルが兵士Cをきつく締め始める。
兵士C「知らねぇ!!知らねぇ!!!本当に知らねぇんだ!!!」
彡(゚)(゚)「まぁこいつ等にスタンドを教えても無益そうやしな。」
/|i、゚ヮ゚ハレ「確かに。」
兵士C「…俺らも所詮雇われだ。」
兵士C「大それた目標を掲げている組織に俺は最初から興味ねぇ。ボスもただスタンド能力があるだけで、俺らと同じゴ…
パァンッ!!!
(´〇ω〇`)「なにッ!!」
レハ;゚-゚ノ「!!」
彡(゚)(゚)「…。」
ゴミと言いかけた兵士Cの脳天を一発の銃弾が貫いた。
廊下からある一人の長身の男がやきう民達に向かってゆっくりと歩いてくる。
黒いコートに身を包みながらも、その男の筋肉が大きく隆起していることが分かる。
(●▲●)「…この世で大成するのは覚悟と信念がある者だけだ。」
(●▲●)「覚悟があっても信念がなければ、行先を見失った小舟のように運命という流れに流されるだけだ。」
(●▲●)「また信念があっても覚悟がなければ、帆のない小舟のように運命という流れに流されるだけだ。」
(●▲●)「貴様等は覚悟も信念もない、ただの生きる屍。屍が覚悟と信念を兼ね備える偉大な我が主君を愚弄することは私が許さんッ!!!!」バァァァン!!
(●▲●)「…しかもまぁよくぺちゃくちゃ喋ってくれたな。」
(`・ω・´)「こりゃまたやばい奴が出てきたね。」
彡(゚)(゚)「そうやな。」
/|i、゚ヮ゚ハレ「だけどすごい覇気を感じる。」
彡(゚)(-)「ネガシマ…やっけ?」
彡(゚)(゚)「こちらに向かってくるならワイらは容赦しないで。」ドンッ!!!
(●▲●)「我が主君のためにも、
(●▲●)「私のスタンド、トト神でなッ!!!」バンッ!!
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〈 To BE CONTINUED…//// |
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