エレメンタルスクールG×D   作:カオスサイン

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前半はアンケ結果でフェニックス編ダイジェスト。


赤龍帝同契者とエクスカリバー編
EPⅣ「聖に囚われし因縁」


Side一誠

地位向上が為に何も知らぬシスターの少女を呼び寄せその神器を奪わんと画策した堕天使を討伐し、数週間が経ったとある日の夜にビックリした事があった。

突然リアス部長が俺に対して夜這いをかけてきたのだ。

なんとか理性を抑えて部長を落ち着かせ、彼女の話を聞こうとした瞬間、突如出現した魔法陣から魔王級に匹敵しうる魔力を感じ其処から銀髪のメイドさんが現れた。

それで部長とメイドさん、魔王サーゼクス・ルシファーのクイーンであるグレイフィアさんとの話を纏めてみるとこうだ。

どうやら部長には許婿なる人物が居るらしいのだが部長はその彼に全く好意を抱いてなんかいない。

だけど向こうはそんな事は御構い無しに半ば強引な婚姻を迫ってくるばかりでウンザリするばかりだという。

それで翌日、急に部室に訪れたお相手であるライザー・フェニックスと俺達も対面する事になったのだが・・・( ̄ー ̄?)アレ?…ゴシゴシ…一瞬ロンブルさんが居たかと思った。

ライザーの眷属が全員美少女揃いのハーレムだったからだ。

思い出に浸っていた俺だったが彼とライザーを比べた事自体が間違いだった事にすぐに気が付く。

かつてライバル視され敵対したがある戦いで和解したロンブルさんとライザーではあまりにも女性の扱いに差がありすぎた。

ロンブルさんはきちんと一人の女性としてパートナーのエディルレイド達を愛でていた。

対してライザーは己の眷属達を単なるアクセサリーの様な扱いとしてでしか見ていなく、只女癖が悪いだけだった。

挙句に俺を迎えに訪れていたルナ達をナンパするわで俺はちょいとキレ気味になりそれに対してライザーが眷属の一人をけしかけてきたので軽く返り討ちにしたらその子を労う事はせずに罵倒するだけの馬鹿男だった。

これじゃあハーレム抜きにしても部長達が奴を嫌う訳だ。

まあそんなこんなで奴も部長も固い意志を曲げないものだから悪魔社会で盛んに行われているレーティングゲームで白黒つける事となった。

それと俺の提案とライザー側からの打診によって非公式なゲームだという観点からルナ達も助っ人枠で参戦する事になった。

その際、サトリとリナがライザーの態度を見て俺と出会う以前の事を思い起こさせられた為か一層やる気を出していた。

部長達にライザー側が猶予として十日間を与え、その強化合宿後、レーティングゲームが行われた。

道中のライザー眷属一味は何故か戦いを避けていた僧侶の一人を除いて全員ルナ達が相手をし倒した。

無論、木場達も善戦はしていたが相手のクイーンが手強く流石にやられてしまっていた。

そして、残るライザーは俺が赤龍帝の力をもって全力で相手をした。

どうやら俺の奴の不死能力に対する解釈違いがあったようでドラゴニックフルバーストを撃ち込んだらあっさり消し飛んだ。

フェニックスの不死能力に胡坐をかいてあまり素の実力を磨いてこなかった弊害が芯に現れた様だったようだ。

かくしてゲームに勝利した事で部長とライザーの婚姻関係は白紙となった。

 

それから一週間後の事であった。

「ちっちゃいマスター可愛いー!」

「はわわ!…」

「イイもの見せてもらったわ!」

「ははは…ン?」

「…」

何故かお袋が引っ張り出してきた俺の幼少時代のアルバムを遊びに来たオカ研の皆やルナ達が見てキラキラさせていた。

だがその中で一人だけ様子が可笑しい者がいた。

そう、木場だ。

「イッセー君、この写真は…」

「ああ、それは幼稚園を卒業する前に仲良かった幼馴染と一緒に撮られた時の物だが…」

「いやそうじゃないんだ…」

俺がそう説明すると木場はその写真のある一点に視線を集中させていた。

それは俺の幼馴染が抱えていた剣らしき物体だった。

そういや彼女、なんで剣を持ってたんだ?

ふと抱いた疑問は木場の言葉ですぐに解消される事になる。

「これは間違い無く聖剣の類の代物だよ…」

「聖剣だと?…」

そう言った木場の表情は暗く俯いていた。

後日…

「…という訳なの…」

「そんな事がアイツに…」

部室で部長に木場の可笑しな様子について何か知らないか話を聞いた。

何年か前に天使陣営の組織の一つが人工的に聖剣使いを作り出すという「聖剣計画」と呼ばれるプランが創設された。

その計画の要員の一人であった木場を含め数十人の被験者達が不適合の烙印を押された為かある日突然計画の創始者によって秘密裏に毒ガスによる処分という名の大虐殺が行われたという…運良く他の被験者達の手助けによって逃げ出し生き延びる事が出来た木場は偶然通りがかった部長に助けられ眷属としての新たな生を拾った。

それが木場の抱えていた闇の深い事情だった。

「後日その大虐殺を行った計画の創始者は破門されたそうだけどね…」

「破門して終わりですか?」

「え、ええ、そう聞いているわ」

「被害者への救済は何も?」

「計画の被験者は裕斗を含め全員孤児だったらしいから…今は人道的な手法で計画そのものは続けられているそうだけど…」

「そうですか…」

俺はふと向こうの世界で遭遇したある団体による事件の事を思い出していた。

表向きではアークエイルと同じエディルレイドの慈善保護団体を名乗っていたが裏では女性孤児を強制的にスティンレイドに仕立て上げ、男の孤児は強引に同契者にさせ非道な実験を繰り返していた闇組織だった。

その話を組織から命懸けで逃げ出した一組のスティンレイド同契者に聞いた俺とローウェンさんでその組織を壊滅させた事で命を落とす事なかった何十人かはアークエイルの保護が間に合った。

一方の聖剣計画には木場以外の救いが全く無かったのだ…その後の対応は虐殺の実行者の破門だけで済ましている。

挙句そんな忌むべき出来事があったというのにいくら人道的だとはいえ計画は続けられている…それは悪夢でしかなく木場からすれば犠牲者の死を無下に扱い馬鹿にしているのではないかと聖剣に対しても図りしれぬ恨みを募らせるというのも良く理解出来る。

「なんとか恨みをさっぱり忘れて生きて欲しいんだけど…」

「そう簡単な事ではないですよね…」

これは当事者が最終的には決める事だ。

部外者がとやかく言う資格は無いに等しい。

だが…

「部長、来客が」

「お通しして」

そう思っていたが少なからず木場の因縁に関わる事を避けられない出来事が起きようとしていた。

 

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