イージス艦こんごうです   作:うーろん茶

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やっと…投稿できた……ガクッ

はい、更新遅れて申し訳ありません。うーろん茶です。
最近リアルが何かと忙しく、細々と小説を書いていたのですが、短いですがようやく一話分書けたので投稿しました。


圧倒的敗北です

近づいてきたヲ級が艦載機らしき物体を飛ばしてくる、数は10。

私は両腕を突き出し、左手の制御トリガーを引いた。両腕のCIWSの砲身が回転して数秒、こちらに向かっていた機体はほぼ全てが黒煙を上げ海面に突っ込んでいた。

 

「よし、艦装のコンディションは良好。戦闘開始、敵は駆逐イ級及び空母ヲ級!」

 

誰に向けた言葉でもないがとりあえず叫んでおく。

んで、一先ず単装砲で射撃しながら敵艦から距離を取る。

 

「イィィィィ!」

「ってついてくんなやゴルァ!」

 

え、なにイ級ってそんな速かったか!?

 

「イィィィィィィィ!」

「あぁぁぁもう!こっちくんな!」

 

急制動をかけて振り返りざまに膝蹴りを入れひび割れた装甲に単装砲の砲身を抉り込み連射する。

こうすれば高いダメージを与えられるだろうと思いやってみたら元のひびがあった部分から真っ二つに折れて船体から黒煙を吹き上げながら沈んでいった。これでまずは一機。

 

「………ッ!?」

 

その時左足に轟音と共に激痛が走り水面に倒れ込む。

足、つまり推進設備にダメージがはいった様で思うように移動が出来ない。

イ級は駆逐艦なのでそこまで火力はないと思うのだがイージス艦を含む現代艦の殆どは装甲が薄い、というかそもそも現代では敵艦の攻撃を回避あるいは迎撃するのが普通なため装甲を上げる必要性がなかったりするだけだったはずだが。

んで、ここまで説明してなにが言いたいかというと……一撃でかなりのダメージを喰らった。

………痛ってえぇぇぇぇ!ちょ、左足が焼けるように痛いぃぃぃ!

 

「ッ!ガアァァァ!」

 

脳を焼き切る様な痛みに耐え船体(身体)の損傷と浸水の影響で左に傾いた視界が数多くの敵爆撃機を捉えた。爆撃機はそのまま接近、鉄の腹に抱えた爆弾を投下してくる。

着弾、咄嗟に出した右腕がCIWSごと爆ぜる。

 

 

 

………何故だろう、もう既に死にかけている私がいる。

いや、そもそも本来の力を発揮出来ない状態でボスと撃ち合う事自体が無理だと思うんだ。

ヲ級が攻撃機と爆撃機を従えて近付いて来る。

あぁ、間違いなく死ぬな私。

……まぁでも、建造されて(生まれ変わって)数日で終わりって経験も悪くはないかな。

体の力を抜き目を閉じる、ヲ級とイ級がすぐ傍にいるのを感じ来るであろう痛みに備えようとした瞬間。

 

<目標、空母ヲ級!全弾撃てぇぇぇぇええ!>

 

叫び声と、何十もの轟音が聞こえた。

 

 

 

 

 

「……き………ご…」

 

…ん、あれ、おかしいな。私はさっきの戦闘で轟沈(死亡)した筈なんだけど、なんで声が聞こえるんだろう?

 

「…き……こ…ご…」

 

もしかしてあれか、死後の世界的なアレなのか?

 

「起きろ、こんごう!」

「ふぁい!?」

 

なに!?なにがあったの!?死後の世界どころか地獄!?

 

「起きたか…全く、危なくなったら戻れと言ったろうに…」

 

え、提督?

 

「あれ、もしかして最後に聞こえた音?声?は提督が?」

「あー、最後かどうかは知らないがお前が劣勢になっているのが見えたから鎮守府から88mm砲で砲撃したんだ。あのヲ級、通常兵器とはいえあれだけの砲弾を食らっても小破すらしていなかった。あいつはエリート級かそれ以上の強さだろうな」

 

えっと、つまり……。

 

「私が勝てる相手じゃなかったと…?」

「……あぁ、そういうことだ」

 

提督は目を逸らしながら肯定する、私は固まる。

つまり私は行き成りの事ではあったもののそもそもクリアが不可能に近い高レベルになってから挑むような任務にレベル1のまま挑んでしまったのだ。なるほど、確かに無理だ。

とはいえ「ヲ級がきたので新型艦に迎撃させたら轟沈寸前まで追い詰められちゃった、テヘぺろ☆」で済む程世の中は甘くない、幸いこんごうの修理に使う資材は少量で済むが空母ヲ級が出現し迎撃に失敗したという情報は提督達のネットワーク(wikiとかチャットとか)によって日本中に伝播している。

その為、ヲ級を何とかしない限りこの鎮守府に平穏が訪れることはないのだ。

そんな感じの話を提督《そういやまだ名前聞いてない》に聞かされた。凄いな提督達のネットワーク、そのうち見せてもらおう。

まぁ、それはどうでもいい、問題はあのヲ級をどうやって撃破もしくは撃退することだ。とりあえずさりげなく聞いてみた。

 

提督はニヤリとほくそ笑むと「大丈夫だ、うちのエースが今戻ってきたからな」とドヤ顔で言った。

 

「エース…ですか?」

「あぁ、おーい!どうせいるんだろ?入っていいぞ!」

「了解ネー!」

 

勢いよくドアが開き巫女服?を着た女性が入ってくる。

 

「紹介しよう、うちのエースの一人、戦艦金剛だ」




こ「そういえば提督」
提「ん?どうした?」
こ「さっき金剛さんのことエースの一人って言いましたよね」
提「あぁ、いったぞ?」
こ「ってことは複数人エースがいるんですか?」
提「そうだ、金剛とお前ともう一人駆逐艦がいる」
こ「私もカウントされてるんですか!?」
提「おぉ、そもそもまだ三人しかいないからな、全員貴重で優秀なエースだ」
こ「………」

実はこんな会話があったとかなかったとか。
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