小町と稲葉の舟旅が続きます。
あとオリキャラで、小町の同僚が登場しました。
では、物語をお楽しみくださいませ
【お詫び】やらかしました...1話目終わって、寝る前に他作者さんの作品読んでたら 主人公の名前被ってました...ほんとごめんなさい<(_ _)>
〜小町〜
「はぁ〜....」
何回目のため息だろう。
ここ最近、世界的に蔓延したウイルスのせいで死者が多い。
アタシ達の担当地域は幻想郷だが、
他地域の管理機関がパンク寸前な為、他地域の死者もこちらで対応しているのだ。
ただでさえ、次から次へと三途の川を渡りにやってくる上、他地域機関へと、 死神が何名か貸出し派遣されているため、残った死神達は大忙しなのだ。
お弁当を食べながら、台帳にチェックを入れる。
昼休憩を削ってでもやらないと、残業の残業をするはめになってしまう。
今すぐ投げ出して景色のいい場所でお昼寝したいが、
今サボったら
「あーやだやだ。久々に飲みにでも行きたいねぇ...
っと、そろそろ次の人渡す時間か。」
弁当食べながら必死に仕事してる同僚を横目に、独り言を呟きつつ、私は事務所を後にした。
________________________________________________
船着場へと行くと、なにやら騒がしい。
「...もー!起きてくださいってば!これから三途の川渡るんですって!ねぇ!稲葉さん!!」
同期が疲れた顔で騒いでいる。
小町「うぃーすお疲れ。どうしたんだい
声をかけると、神様にすがるような顔で振り向く
霊華「あっ!小町ちゃん!ねー聞いてよ。この人なんかすんごい酔っててさ、
ここまで私が肩貸して連れてきたのよ....しかもやっと着いたと思ったら寝ちゃうし...」
もう うんざり...といった表情である。
小町「あ〜。そりゃー大変だったねぇ。さ、後は代わるよ。アンタは休憩して次行きな。」
霊華「うん!頑張ってね!」
元気にそう言って歩き出すが、霊華の顔には、かなり疲れが見える。
小町「待ちな霊華...あんた何連勤だい?」
霊華「んー..覚えてないかも。でも多分2週間以上休んでない!」
2週間以上休み無しってどんなブラック企業だ..
小町「....わかった。アンタ明日は休みな。私から映姫様に言っとくから。」
霊華「ほんとに?ありがとう!小町ちゃんまじ天使!」
小町「あたしゃ死神だよ。ほら、もうひと頑張りしてきな。でも無理はしないようにね。」
霊華「うん!頑張る!じゃあ行ってくるね!小町ちゃんも無理せず頑張ってね!」
はいよ。と言いながら、駆け出していく霊華を見送る。
うぉー!明日は寝るぞー!と、社畜の叫びが聞こえた...
さて...
地面に寝っ転がっている男の上体を起こし、肩を貸しながら立たせる。
「ほら、行くよ寝坊助。肩貸すから自分で歩きな。」
うん...と返事をしながらよろよろと歩く酩酊状態の男を連れ、舟へと向かう。
アタシの名前は小野塚小町
ほんとは今すぐサボりたいが、同僚を気遣いつつ
仕事を頑張る哀しき社畜である。
________________________________________________
〜稲葉ソラ〜
現在俺は恥ずかしさのあまり顔を覆っている
急性アル中で死ぬって....恥ずかしすぎる.....
黒歴史だなぁこれわ。
絶対友達にバカにされる....次どんな顔で会ったら...ってもう会えないか...
小町「あんた、大丈夫かい?」
ソラ「大丈夫じゃないです...もう死にたい....(/-\)」
小町「いやもう死んでるって...」
そうだ死んでたんだ。
もうどーせ友達には会わないし、悩んでも仕方ないか...
ソラ「ふぅ〜、落ち着きました。取り乱してごめんなさい。
まさかの死因に死にたくなってました.... あ、姉さんの名前教えてください超タイプです」
小町「あはは 急に積極的だねぇ アタシは小野塚 小町。 三途の水先案内人、死神さ。
ま、短い間だけどアタシがしっかり送ってあげるからさ、仲良くしいこうじゃないか。これからよろしくね稲葉君。 さ、あんたの話を聞かせておくれ。あと敬語はやめな。お互い気楽にいこうじゃないか。」
ソラ「わかった!よろしくね小町さん!」
こうして俺は霧が立ち込める三途の川を渡されていく。
小町さんと話をしながら。
幻想的な川の景色を見ながら。
一度渡ったらもう戻っては来れない。彼岸へと向かって
________________________________________________
小町「だからね!ほんともう忙しくてやってらんないのさ!あーもー飲み行きたい!」
ソラ「いや〜そんな大変な時期に死んじゃってごめんなさい....笑 お、小町さんお酒好きなの?」
小町「ほんとだよまったく笑
うん、酒は好きだよ。とくに仕事終わりに飲む酒がたまらないね!」
ソラ「最高だよね!俺もバイト終わりによく飲みいってたよ〜 小町さんとも飲んでみたいなぁ....」
小町「あはは そうだねぇ、アタシもアンタと飲んでみたいよ。話合うし。機会があったらいつか飲みたいねぇ」
ソラ「約束だよ笑
っと、お〜見えてきた。あれが閻魔庁か。でけ〜すげ〜」
小町「お、見えてきたね。そうだよ、あれが有名な閻魔庁だ。しっかりと目に焼き付けな笑」
彼岸は殺風景な場所だった。
閻魔庁と、数軒の建物以外何も無い。ただただ荒野が広がっている。
船着場からはコンクリートで整備されていて。閻魔庁へと道が続いていた。
川岸から閻魔庁までは少し距離があるが、それでも近くに見えるくらいデカくて存在感と威圧感を放っている。
言葉で表すならば、最高裁判所を
東京ドーム3個分くらいのデカさにしたような感じだろうか。
船着場に船を寄せ、降りるよう言われる。
小町さんが舟を固定し終えるのを待ち、2人で歩き出す
ソラ「閻魔様怖そうだなぁ。俺ずっとビビってそう笑」
小町「あ〜笑 現世の人間はそーゆーイメージなんだよね。
うちの閻魔様は大丈夫さ。口うるさく説教してくるけど、なんだかんだ優しいから。」
そうだ!と小町がニヤニヤしながらこちらを向いた
小町「口うるさく説教されたらこう言ってやりな。
『うるさいぞ貧乳!』ってねwww」
ソラ「わかったwww え?閻魔様って女の子なの?」
小町「そうだよ。うちの閻魔様は珍しく女性なのさ
可愛いから多分そんなに怖くないよ笑」
ソラ「最高じゃん笑」
_________________________________________________
話をしながら数分歩くと閻魔庁のエントランスに着いた。
小町「さぁ着いた。アタシはここまでだよ。
アンタとはもっと話してたかったけどね。アタシも次があるから。ここからは一人で行きな。」
ソラ「わかった。ありがとね小町さん。短い間だけど、楽しかったよ。」
小町「うんうん。中に入ったら受付にいって、詳しい話はそこで聞きな。
稲葉、しっかりと裁かれといで。あんたが天国行けるように、祈ってるよ」
ソラ「了解。小町さんまじ天使!」
小町「あたしゃ死神だよ ほら。さっさと行っといで。」
ソラ「うん!行ってくる!」
歩き出し、後ろを見ると小町さんがまだ見てくれている。
めっちゃいい人だなぁ。話も面白いし。可愛いし。
ほんと一緒に飲みたいなぁ
ま。無理なんだろうけど....と浮かんできた考えを振り払いつつ、受付へ行く。
俺の名前は稲葉 ソラ
送ってくれた小町さんを愛しく思いつつ、
閻魔の女の子に心踊らせる享年20歳である。
作者「小町さんとの舟旅デート、どうだった?」
ソラ「小町さんオール漕ぐときに...すごい...ゆれてた...やばかった」
作者「( ゚д゚)ウラヤマシイ」