東方で酒と女を楽しみたい   作:グイド

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こんばんわ。グイドです。
更新かなり遅れてしまいました
その代わり量が多いです
あと挿絵も描いて頂きました!

是非読んでくださいませ
感想お待ちしております


第3話 可愛い可愛い閻魔様

 

 

 

 

 

小町さんと別れ、受付へ向かう。

 

 

建物の1階は日本の役場のような感じだが、受付カウンターや待機用の椅子、照明や窓枠、床に至るまで、全てが豪華で重厚...荘厳さを持っていて、威圧されてしまう。

 

 

情景に圧倒され、改めて自分はもう死んだこと。そしてこれから裁判を受けることを自覚し、緊張してくる。

 

 

受付へ行くと、これまた綺麗なお姉さんが受付嬢をやっていた。

 

 

ソラ「すみません。稲葉 ソラですけど...」

 

 

受付嬢「稲葉さんですね。ここまでの道中お疲れ様でした。裁判の手続きを致しますので、椅子にかけてお待ちください。」

 

 

ソラ「...わかりました。」

 

 

待機所の椅子は沢山あるが、かなり混みあっている。

 

 

ソラ「これはかなり時間かかるな...しかし、これから俺どーなるんだろ...」

 

 

暇になることが想定されているのか、雑誌や新聞が並べられている棚を見つけた。

 

 

気を紛らわそう...と思いながら良さげなのを探す。

 

 

ソラ「どれどれ...」

 

 

『天界でのイケてる過ごし方』『衣玖さんに学べ!空気の読める人間になるには』『妖夢戦記』『うちのおぜう様がこんなに可愛いわけがない!増刊号』『文々。新聞』etc..

 

 

ソラ「こっちの世界にも新聞ってあるんだなぁ。」

 

 

彼岸にも新聞があることに驚き、少し気になったので俺はその新聞を手に取り、席へ戻った。

 

 

見出しはこんな記事であった。

 

 

「激撮!紅魔館メイドの痴態!」

 

 

ほぅ...これわ、けしからん。紅魔館が何かは知らないけど面白そうだ...

 

 

俺は新聞を読みふけった...

 

 

 

 

__________________________________________________

 

 

 

 

「稲葉さん。順番が来ましたので、受付までお越しください。」

 

 

館内放送で呼ばれた

 

 

読んでた雑誌を戻し、受付へ行く

 

 

 

 

 

「お待たせ致しました。手続きが終わりましたので、そちらの階段で3階まで行き、階段すぐの椅子に座ってお待ち下さい。」

 

 

受付のお姉さんはそう言い、階段の方向を指差す

 

 

ソラ「わかりました。ありがとうございます」

 

 

礼を言って歩き出す。

 

 

ソラ「やっとか〜。いや〜長かったなぁ。」

 

 

思わず、小声で文句を言ってしまう

 

 

受付に呼ばれるまで、2~3時間は待ったのではなかろうか。

 

 

ま、忙しいらしいし仕方ないか..と納得して階段へ向かう。

 

 

階段を上ろうとすると、少し上を1人の女の子がパタパタと走って上っていった。

 

 

青を基調とした服で、すごい装飾の着いた帽子を被っている。ファイルを持ちながら急いだ様子で階段を駆け上がるその子は、こちらに気付く様子はなかった。

 

 

次の階段へ足をかける時、一瞬ふわりと浮くスカートとニーソから覗くフトモモが、とても魅力的である。

 

 

ソラ「?!.....oh(´∀`*)..... ピュアホワイト.....」

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

何がとは言わないが、見えてしまった。とてもいいものが。。いや決して覗いた訳では無い。勝手に見せてくれたのだ。俺は悪くない。

 

 

いやぁ。最後にいい思い出が出来た。

 

 

突然のラッキースケベに感謝しつつ、謎の達成感に包まれながら3階へと向かう。

 

 

 

__________________________________________________

 

 

 

 

「稲葉ソラさん 中へ。」

 

 

椅子に座って待っていると、程なくして中から呼ばれた。

 

 

ソラ「ふぅ〜、緊張してきた...テンパりそう」

 

 

閻魔様に会うのは人生初なだけに、流石に緊張してしまう。小町さんは怖くないと言っていたが....

 

 

まるでドラクエに出てきそうな、ラスボス感漂う重厚な扉を開けて中へ入る。

 

 

ソラ「失礼しま〜す」

 

 

中は豪華な裁判所のような感じだが、中央に荘厳な机があり、椅子に1人の少女が座っていた。

 

 

あ、この子さっき階段で見た子だ...閻魔様だったのかよ!

 

 

「こちらに座ってください」

 

 

閻魔様と階段で会うという、ある意味奇跡的な体験をしていたことに一人で驚いていると、椅子に座るよう指示される。

 

 

 

ソラ「はい。失礼します。」

 

 

すぐに椅子に座ると、閻魔様がファイルから書類を取り出し、続ける

 

 

四季映姫「私は閻魔の四季映姫と申します。貴方が生前で積んだ徳と、犯した罪を比較し、天国へ行くか地獄へ行くか、判決を下します。いいですね?」

 

 

ソラ「初めまして、稲葉 ソラと申します。よろしくお願いします。」

 

 

映姫「よろしい。ではこれより裁判を始めます。」

 

 

 

 

 

こうして、俺の人生で初めての裁判が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

__________________________________________________

 

 

 

 

 

映姫「稲葉 ソラ 享年20歳...〇歳で○○高等学校へ進学...」

 

 

俺の生前の情報や、積んだ徳、犯した罪が、映姫さんの持つ浄玻璃鏡に映し出され、それが読み上げられていく。

 

 

俺が大学へ進学してからの映像を見ていくうち、映姫さんは少し顔をしかめたり、かなり表情を暗くするところがあった。酒とかかな...?

 

 

怒りを買いそうな場面でを数えて肝を冷やしていると、映姫さんが鏡をカタンと置き、ふぅ..と一息ついてから話し始めた。

 

 

映姫「貴方は高等学校までは規則正しい生活で、真面目な学生生活を送ってきましたね。特に不良行為をすることもなかった様です。」

 

 

ふぅ、高校まではセーフか。

 

 

ソラ「真面目でしたから〜(^ω^;)」

 

 

そう言うと、映姫さんは急にジト目で睨んできた。

 

 

映姫「しかしですね!大学へ進学してからの貴方はなんですか!せっかく高校まではあんなに真面目で好青年だったのに!」

 

 

はぁ...とため息をついて映姫さんは続ける

 

 

映姫「お酒にタバコ....それにっ...ふっ不純異性交友まで...!!」

 

 

 

 

 

 

 

はい...やりました...いっぱい...

 

 

ソラ「それに関しては...反論の余地もございません...」( ´ ཫ ` )

 

 

映姫「貴方は少し色欲と怠惰が過ぎる...高等学校までは徳を積んだようですが、流石にあの大学生活は頂けない。高等学校までの真面目な貴方を信頼して、都会の大学へ送り出してくれた親御さんも哀しんだことでしょう。」

 

 

ごもっともです...と言うと、映姫さんは一瞬暗い顔になり、それに...と小さい声で呟やくように言う。

 

 

映姫「それに...あんなことをしてしまっては...」

 

 

え?俺そんなにやばいことしたっけ...

 

 

ソラ「映姫様、私は何をしたんでしょうか..」

 

 

映姫「私からは言いません。自分で思い出す事があれば、反省なさい。」

 

 

映姫さんは何か思い詰めたような顔をして、教えてくれなかった。何したんだ俺...

 

 

映姫「以上です。では判決を下します。稲葉ソラ、あなたには地獄で罰を受け、罪を償ってもらいます。」

 

 

ソラ「...!! はい。わかりました...」

 

 

地獄行きか...どんな拷問が待っているのだろう。そして何年地獄にいることになるのだろうか...

 

 

ソラ「私は何年くらい地獄で罰を受ければ良いのでしょうか?」

 

 

映姫「そうですね...500年と言った所でしょうか。」

 

 

ソラ「500年?!...長いですね...」

 

 

映姫「たしかに長いですね...」

 

 

映姫さんは少し考えて...何かを閃いたようにパッと顔を上げて言った。

 

 

映姫「稲葉さん、貴方は若くして死んでしまった。仕事をして社会へ奉仕をする前に。可哀想なことではありますが、それもまた罪なのです。」

 

 

なので...と映姫さんは続ける

 

 

映姫「なので、私の元で働いてみませんか?」

 

 

え?どうしてそうなった?

 

 

ソラ「ちょっと待ってくださいね..頭の整理が..」

 

 

地獄行かなくていいのは有難いけど...それはいいのか...?いやこんな可愛い子と働けるなら..しかも小町さんと飲める機会もあるかもだし...万々歳..?いや、でもいいのか..?

 

 

映姫「はぁ..今かなり亡者の数多くて死神足りてないんですよ...地獄もパンパンですし、正直ここで働いてくれた方が助かるんですよね...そもそもここは幻想郷担当なのに、何故あちらに貴重な労働力を貸しださなければ..いや大変なのは分かりますけど..」グチグチ

 

 

突然の提案に俺は困惑し、映姫さんも映姫さんで頭を抱えて愚痴をこぼし始めた。

 

 

一応確認のために聞いておくか

 

 

ソラ「あの、一ついいですか?」

 

 

映姫さんはパッと顔を上げ、こちらを向く

 

 

映姫「あ、すみません。どうぞ」

 

 

ソラ「地獄を回避して映姫様の元で働けるというのはとても魅力的な話なのですが、私も罪を償わなければならないんですよね?罰はどこで受ければいいのでしょう?」

 

 

映姫さんは少し笑って言った。

 

 

映姫「ふふ、貴方根は真面目なのですね。大丈夫です。閻魔の元で奉仕するというのはとても素晴らしい徳なのですよ。それで罪を償えます。」

 

 

そうか。ならば願ってもない話だ。

 

 

ソラ「分かりました。此方としても願ってもない、とてもいいお話です。謹んでお受け致します。」

 

 

映姫さんは微笑んで、判決を出した

 

 

映姫「再度判決を下します。稲葉ソラ、貴方には罪を償う為、閻魔庁で働くことを命ずる!」

 

 

ガベルをカァン!と叩きつけ、裁判の終了を告げた。

 

(※ガベル・・・裁判官が使う木槌)

 

 

 

 

__________________________________________________

 

 

 

 

判決が下された後、次の人の順番がくるまで映姫さんとお話をしていた。

 

 

ソラ「そういえば、ここに来るまで小野塚小町さんにとても良くして頂きました。後でお礼言わないとですね。」

 

 

映姫「そうですか。ふふ、面倒臭がりなあの子が珍しいですね。」

 

 

ソラ「そうそう、映姫様の話になった時は、優しいって笑」

 

 

映姫「...もう」

 

 

少し顔を赤くし、照れ隠しに コホン..と咳払いをする映姫さん。可愛い

 

 

映姫「一応小町がどんな話をしていたのか見てみましょうか。」

 

 

機嫌が良くなったのか映姫さんは、そう言って鏡に神力を込める

 

 

あ、やべ

 

 

ソラ「いや!ちょっと待ってくだ..」

 

 

俺がやばさに気付いて止めた頃にはもう遅かった。

 

 

浄玻璃鏡に問題のワンシーンが映し出されてしまう。

 

 

 

 

 

 

ソラ「閻魔様怖そうだなぁ。俺ずっとビビってそう笑」

 

 

小町「あ〜笑 現世の人間はそーゆーイメージなんだよね。

うちの閻魔様は大丈夫さ。口うるさく説教してくるけど、なんだかんだ優しいから。」

 

 

 

映姫「ふふ...小町ったら..」

 

 

映姫さんは嬉しそうに呟くが、俺はこの後が怖くてたまらない。

 

 

ここで遂に問題発言が出てしまう。

 

 

 

小町「口うるさく説教されたらこう言ってやりな。

『うるさいぞ貧乳!』ってねwww」

 

 

 

映姫「....なぁっ?!!」

 

 

ソラ「.........」:(;゙゚'ω゚'):

 

 

映姫さんは俯き、肩を震わせている

 

 

映姫「...これはお仕置きしなくてはなりませんね」

 

 

怖いことを言っている。小町さん、どんまい...

 

 

怒られている小町さんを想像して合掌していると、映姫さんがこちらをキっと睨んで言った

 

 

映姫「胸が小さくて何が悪いんですか!!貴方も巨乳が好きなんですか?!イヤらしい!!」

 

 

目には少し涙が浮かんでいる。俺は慌ててフォローした

 

 

ソラ「いや、そんな事ないですって!貧乳はステータスだ!希少価値だ!って言葉もありますし!」

 

 

映姫「貧乳っていうな!!」ブンッ

 

 

ガンッ

 

ソラ「痛っ?!」

 

 

映姫さんが持っている笏を投げつけてきた。悔悟の棒だっけ。超痛い

 

 

ぶつかった所を摩っていると、部屋の扉が開いた

 

 

ガチャッ

 

 

小町「失礼しま〜す。映姫様、今日のノルマ終わりました〜...ありゃ、稲葉じゃないか。さっきぶりだねぇ」

 

 

小町さんはニコっと笑って手を振ってくる

 

 

ソラ「..ちょ、小町さん...今はちょっと...」

 

 

小町「え?( 'ω')?」

 

 

映姫「小町...後で説教です...」

 

 

小町「ええ?!アタシ何かしましたか?!」

 

 

映姫「黙りなさい。いいから後で...ね?」ニコォ

 

 

微笑んでいるが、目が笑ってない映姫さん。怖い..

 

 

小町「...はい」

 

 

小町さん...どんまい....

 

 

小町「あれ?これは稲葉かい?」

 

 

話題を変えるように、浄玻璃鏡の鏡を指さして言う

 

 

俺の映像が流しっぱなしになっていて、閻魔庁での様子が映っていた。

 

 

あれ?何か忘れてるような...?あっ..

 

 

やばい。この先は...

 

 

ソラ「映姫様!もう宜しいかと!映像を止めてください!」

 

 

映姫「そうですね。....ん?」

 

 

遅かった...。

 

 

鏡には、変態的な顔をして階段を見上げる俺と、階段を上る映姫さんが映っていた。

 

 

つまり...見えているのである....

 

 

_______真っ白な下着が

 

 

 

映姫「きゃあっ!」////

 

 

小町「ありゃ...笑」

 

 

終わった....

 

 

 

 

 

 

 

ソラ「あの。映姫様?これは不可抗力と言いますか...いやその....すみませんでしたぁ!」

 

 

映姫「.........。」

 

 

映姫さんは再び俯いて、肩をプルプルと震わせている。俯いて影になっていても分かるくらい、顔が真っ赤である。

 

 

小町「映姫様あんなの履いてるんですね ...可愛い♡」

 

 

小町さん...それ以上弄らないで....

 

 

ソラ「いやあの!白可愛いと思います!清楚って感じで!超萌えます!」

 

 

自分でも何言ってるか分からなくなってきた上、全然フォローになってないのである。

 

 

映姫さんは、俺の一言で更に ボンッと顔が真っ赤になった。湯気が出てもおかしくないんじゃなかろうか..

 

 

小町「まぁまぁ、悩んでもしょうがないですって!変態の稲葉は後で説教だとして....映姫様、ドンマイ!☆」

 

 

映姫さんは顔を上げ、真っ赤な顔で叫んだ

 

 

 

 

「二人とも後で説教です!!!!」

 

 

 

 

 

俺の名前は稲葉 ソラ。

真っ赤になる映姫さんを愛しく思いつつも、この後の説教が恐ろしい。

スケベな亡者である。




ご愛読ありがとうございます。
挿絵担当したタラノメです
コロナで暇だったので有り余る時間を活用し、
10時間以上かけて描きあげました。
拙い絵ではありますが、小説をイメージすることの助けになれば幸いです。
あ、Twitterやってます
タラノメ @NS6hC8NnjhXsJyK
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