恋々高校~あおい視点~   作:インドぱん

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やっと夏体です。


夏体一回戦 VS聖タチバナ学園 上

  side???

 

明日の試合にいくのは少し怖い。

別に、試合に負けるのが怖いわけじゃない。というか、この???様に限ってそんなこと考えるはずもない。

 

 

彼女は、また記憶を失ってしまったらしい。

私は彼女に三度目の初めましてをしなければいけないだろう。

それがとてつもなく辛い。  だけど・・

だけど、もしかしたら私のことを覚えているかもしれない。

心の中でそれを期待する気持ちがあってか、気づくと私は、いつもより早く家を出ていた。

 

side out

 

 

 

 

 

今日は、夏の県大会第一回戦。開会式も終わり、僕たちは二試合目に控えている聖タチバナ学園との試合に向けてウォーミングアップをしているところなんですが・・

 

「あおい、大丈夫?」

 

前述したとおり、僕は体力が極端に少ないので、開会式のお偉いさんの長話に耐えられるわけもなく、

熱中症になっちゃいました。てへ。

今は、明日香に膝枕をしてもらっているわけですが、友沢の鋭い視線が突き刺さってきます。

女子同士の戯れに嫉妬してんじゃねーよ!

 

だいぶ体調がよくなって、僕もアップに混ざろうとしたとき、今日の対戦相手である聖タチバナの選手たちもグラウンドに入ってきました。

 

メガネをかけたマッチョとか、ずっとポーズをとってる金髪の子とか、個性的なメンバーだらけだけど、その中でもひと際目立っているのが水色の髪をした女の子です。

へえ~向こうにも女の子がいるんだ。

僕が一人で驚いてると、その子が誰かを見つけたのかこっちに走ってきました。

 

「おう、みずきか、久しぶりだな」

 

どうやら友沢と知り合いだったようです。あいつ、明日香にあんなにべったりなのに、こんなかわいい子と知り合いだったなんて、ちょっと意外。

 

「げ、亮あんたここにいたの。・・あ~はる、明日香もここにいるからか」

 

・・どこにいっても友沢の評価は変わらないんだね。

それはそうと僕もあいさつしなくちゃ!

 

「こんにちわ、え~っと、そう、みずき。今日はよろしくね!」

 

するとその子はちょっと悲しそうな顔をして、それから笑って返してくれました。

 

「こちらこそよろしく、あおい。まっ勝つのはこの私だけど!」

 

いったな~僕も負けないぞ!

 

すると今度は、どこか小波君に似た雰囲気の男の子が来ました。

 

「こらみずき、相手の邪魔はしちゃいけないぞ。

ごめんな練習中に。俺は土居遊、聖タチバナのキャプテンだ。今日はお互い頑張ろう」

 

おお、好青年って感じだね。だけど・・

 

「ねえ、なんでサンダルを履いてるの?」

 

「おわ!いっけね、家でスパイク履き忘れてた。みずき~、スパイクかわりない?」

 

・・そんなことある!?というか、いつも試合の時はスパイクで家からきてるの!?

 

「はあ~、ダーリン、あっても貸すわけないでしょ。しかたないわね。・・家の人に頼んでとってきてもらうわよ。そのかわり・・今日から二週間パワ堂のプリンおごりね!」

 

「うう、俺のなけなしの小遣いが・・」

 

・・どうやら向こうのメンバーは全員変わってるみたいです。

 

そういや僕、みずきに名前教えたっけ?

 

 

 

 

 

 

 

試合前ノックが終わり、まもなく試合が始まります。

今日のオーダーは

 

 

1 中 猪狩    二 原

2 一 早川    三 菊池

3 遊 友沢    一 大京

4 捕 小波    遊 土居

5 投 宮内    投 宇津 

6 右 綾小路   左 柴田

7 左 嘴平    中 武田

8 二 竈門    捕 増田

9 三 我妻    右 橘

 

こんな感じだ。

今日は、助っ人として金髪くんと、イノシシのお面かぶった子と、顔に傷とかあざとかある子が来てる。

カオスだね・・

僕たちの先攻でプレーボールだ。

 

「一回の表、恋々高校の攻撃は、一番センター猪狩君。センター猪狩君。」

 

「しゃあー!お願いします!」

 

いつものように元気よく光君がバッターボックスに入る。

 

 side光

 

久しぶりの公式戦。この空気、この熱気、すべてがあの時以上だ。

俺はこんなわくわくする環境遠ざけていたのか。つくづく馬鹿だな、俺は。

さあトップバッターとして、まずは塁に出る!

 

初球、アウトローぎりぎりはずれてボール。

電光掲示盤には140㎞の表示が浮かび上がっている。

ほう、一年にしてはなかなかのスピードだな。それにコントロールもいい。

だがな、俺たちは宮内からいつも打ってるんだ。この程度なら何とでもなる!

二球目、外に逃げるスライダー

 

「もらった!」

 

俺は迷いなく強振。

チッ、少しひっかけたか。だかこのコースは抜ける!

 

ダダッ、パシ!

 

なに!

 

「アウト!」

 

なんちゅう守備範囲だ、あのショート!

 

「いいよ、ダーリン!」

 

畜生。ともかくあの方向には打たない方がよさそうだな。

 

 side out

 

 

 

土居君、変な人だけど実力は確かだな。

 

「二番、ファースト早川くん?さん?」

 

さんだよ!失礼な!

とりあえずショートにいかないように、ライト方向を狙おう。

初球、外へのスライダー

これだ!

 

カキーン

 

「入れー!」

 

打球は惜しくも切れてファール。

ぶ~~入ってほしかったな~

二球目、インハイへの直球。ストライクだ。

あちゃー、これは狙いがばれたね。

僕の力じゃインコース普通打っても飛ばないし・・そうだ!

三球目、インローへのストレート。サードは下がってるぞ。ふふーん見せてあげよう。

 

「ほ!」

コツン!

 

僕の十八番、セーフティ!

 

「だめだ投げるな!間に合わない!」

 

みると土居君悔しそうにしている。へへーん。どんなもんだい!

 

 side友沢

 

早川が出た。宮内にいいところを見せるためにも、ここでアイツを必ず返す。

今回は・・右打席の方がよさそうだな。さっきの早川の打席を見る限り、投げるコースは予測できる。

おそらく初球は様子見で外に外す。そして二球目は、

 

シュッ

 

内へのストレート!

 

カキーン!

 

「おーっと、友沢の打球は左中間破るツーべ-ス!これで恋々、一点先制だー!」

 

ニュースでよく見る熱い感じのおっさんの声が響き渡る。

よし!宮内は見ていただろうか。

にしてもなぜ、みずきが投げなかったのだろうか。

このピッチャーより断然いいはずなのに。

 

  side out

 

 




  土居  遊 
  右/左

弾道  4
    C
    B
    C
    C
    A
    C

プルヒッター
チャンスA
逆境
サヨナラ男
満塁男
意外性
守備職人



備考
田舎の弱小校にいたところを橘にスカウトされる。
性格は穏やかでおっちょこちょいだが、試合になると熱くなり、
ここ一番では、打率八割を残すチーム一のバッター。

よう実を知ってる人に質問です。この中で、この話で出してもいいよと思うキャラはだれすか?

  • 掘北
  • 軽井沢
  • 一ノ瀬
  • 椎名
  • いらねーよそんなもん
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