side光
‹金を使う事しかのうがないお坊っちゃまはさっさとレギュラーを譲って野球部やめちまえ!>
<兄さんは才能がないのだからこれ以上猪狩家に恥をかかせないでくれないかな。>
「クソッ!」
小波のやつ胸糞悪い事思い出させやがって。
俺はあの時以来、あんな事が起きる元凶となった野球は聞くのもいやなんだ。
俺がどんな状況なのかあいつ知ってるクセに、何考えてんだ?
「光ちゃん、店番変わるよ」
「おう」
俺のやるべきことは、俺を拾ってくれた沢村のおじちゃん、おばちゃんに恩を返すこと、ただそれだけだ。
「光ちゃん、友達が来とるよ」
誰だよ友達って。
「わかった。今行くよ」
side out
来ちゃいましたよ沢村魚屋
ほんとに学校の近くだな~
出迎えてくれたお爺さんはとってもいい人でした!
僕たちが要件を伝えるとすぐに光君を呼んでくれました。
だけど・・
「てめえ何しにきやがった小波。挑発でもしてんのか?」
すでに一触即発の雰囲気です!
「いいから話を聞いてくれ、光。
俺たちは甲子園で優勝したい。そのためにお前の力が必要なんだ。
それにここにいる二人は、あかつきの奴らとは違って信用できる奴らだ。
俺が保障するから」
小波君は懸命に説得を続けています。
ていうか、会って一週間で信用って・・小波君、詐欺には気を付けなよ!
「女二人か?俺が才能がないからってそんなお遊び野球部に入れってか?
笑わせやがって。」
ブチッ
あれれ~気のせいかな~
なんかすごい音が聞こえたような?
「おい、お前ちょっとこい」
「なんだ?って、ちょ、おい!!
明日香が引きずってどっか連れてっちゃったよ・・・
一体その細い体のどこにそんな力があるの?
明日香が連れてきた(無理やり)場所は河川敷のグラウンドだった。
最近、河川敷ってあんまり見かけないよね?
「てめっ、離せよ」
ドンッ!
雑だな~
明日香は眼を細くして光君をにらみつけている。
「お前の境遇は聞いた。確かに過酷そのものだ。
ただ、なぜ野球をやめた?
小波から努力家だと聞いたが、中一でやめて努力家?笑わせるな。
弟に馬鹿にされたからやめた?ふざけるな。兄なら。見返してやるくらいの努力をしてみろ!」
辛辣な言葉を投げかける明日香。
どこか自分と重ね合わせているみたいだ。
「お前に何が分かる!!」
光君が言うと明日香は少し顔を俯かせながら言った。
「わかるさ。私には才能があったみたいだが、それでも女だった。
中学になったらすぐに男どもに身体能力で追い抜かされていったさ。
ただ、」
明日香は顔をあげて
「ただ、私はあきらめなかった。身体能力の差を補えるような技術を手に入れようと三年間努力し続けた。」
すると、明日香はバックからグラブとボールを取り出して言った。
「小波、受けてくれ。
猪狩光、お前に私の三年間を見せてやる。
打席に立て!」
「私が負けたらもう二度とお前に野球のことで関わらない。
だが、勝てば野球部に入ってもらう。」
そういって、ボールを前に突き出した。
光君は受けるだろうか?
「・・いいだろう」
お、受けたね。
意外とそういう熱いのが好きなのかなあ?
「一打席勝負、ヒットをうつか打たないかで勝負だ」
光君の提案で勝負が始まった。
何気に明日香が投げるところ初めて見るんだよなあ。
どんな球を投げるんだろう?
ちなみに、僕は審判です!
初球、外低めにストレート。これはストライクだ。
明日香の口からは135㎞/hが最速だと聞いてたけど、後ろから見てると140近く出てるように見える。
ボールの回転がすさまじい。相当ノビのあるボールだ。
「ほう」
光君もこれには驚いてるみたい。
まあ普通男子でも一年で130も出せないよね。
しかもこのノビほんとに浮き上がってるみたいだ。
二球目、内低め変化球外れてボール。
僕のと違って縦に落ちるカーブ
明日香は変化のキレもすごい。
真ん中からボールになったよ!。
三球目、外にサークルチェンジ
これを光君が強振。
やばい、このままじゃ入っちゃう!
あ、切れた。よかった~
「チッ、打ち直しか」
それにしても飛ばすな~さすが元あかつきだよ!
明日香が小波君を呼んで何か話しているみたいだ。
どうやって抑えるんだろう?
四球目、ど真ん中にストレート!?
「なめんなよ!!」
光君は迷わず強振!
結果は・・
パスッ
え!ピッチャーフライだ!
「おいっ、お前今何投げさせた!?」
光君が小波君の胸倉をつかみながらすごむ!
「姐さんに聞いてみろよ。」
すると、明日香が寄ってきた
「あれは私のオリジナルボールだよ。名前はまだないがな」
オリジナル?僕のマリンボールみたいな?
小波君が頭を掻きながら話した。
「姐さんにノーノー食らった時に投げてるストレートが全く打てなくてな。もしかしてオリジナルかなって思って聞いてみたんだけど、ほんとにそうだったんだなあ」
なるほど、でも
「僕にはストレートにしか見えなかったんだけど」
そしたら明日香が説明してくれた。
「あれは斜め上に上がる変化だよ。かなり練習してキレを上げたから、初見では、まずストレートと見分けられたことはないんだけどな。よく見分けられたな、猪狩。」
まがってたんだ!見えてるってホントすごいな!
「俺は昔から目だけはよかったんだよ」
小波君も付け足すように、
「こいつ打率低いけど、出塁率は異常に高かったんだよ。
四割だぜ。」
スゲ~!
「なあ、猪狩。お前は野球は好きなんだろ?」
たしかに打席での光君はとても生き生きして見えた。
「・・・ああ」
「なら弟に見返してやるためにももう一度やらないか?」
光君はうつむいたまま答えた。
「確かにお前らとなら、野球をしてもいいかもしれない」
「なら!」
「だけど、俺には俺を受け入れてくれた沢村のおっちゃん、おばちゃんに恩を返さなければいけねえ」
「高校に行く学費も全額払ってもらってるんだ。今の時代そんなに繁盛するわけでもない仕事だから、せめて自分の分くらい自分で稼がなければいけねえ」
さすがに、明日香も渋い顔ををしている。
人の家庭の事情までは首を突っ込めないからなあ。
そのとき、さっきのお爺さんが来た。
「光、野球をやってあげなさい。」
「え!」
お爺さんは諭すようにゆっくりと話し始めた。
「わし達にとってもうおめえさんは孫みたいなもんなんだよ。
だからわしらにとって最もうれしいのはおめえさんがわらったり喜んだりする顔だよ。
恩返しなんて大層なもん考えんでええ。それでもしたいというのならプロ野球選手になってわしらを養のうてくれ。」
光君は感極まって少し泣いていた。
それを僕たちに見せたくないのか反対側を向いて
それでも涙声で、
「わかった。やってやるよ野球。そしてプロになる。」
と承諾してくれた。
ほんと最後まで僕、影だったね!
次はがんばります!
side小波
光は入ってくれたか。
だがやはりあの日のこと、あれには裏があるような気がする。
そもそも守はあんなことを言うやつではない
もし俺がはめられたことに関係があるのなら・・
やはりあいつが・・
猪狩光 外
右/右
弾道 3
ミート E
パワー C
走力 B
肩力 D
守備力 C
捕球 E
三振
盗塁B
内野安打○
選球眼
備考
才能は可もなく不可もなくという感じ。
ただ努力の鬼。
ミートは低いが選球眼がよく出塁率はチームトップ
よう実を知ってる人に質問です。この中で、この話で出してもいいよと思うキャラはだれすか?
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掘北
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軽井沢
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一ノ瀬
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椎名
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いらねーよそんなもん