悲しませるのが嫌なので、防御力に極振りしたいと思います。 作:日名森青戸
(;・大・)<……どれだけ話数使った?
【霊峰山亀グランディオスという《UBM》について】
霊峰山亀グランディオスという《UBM》は、一般的な《UBM》の種類としては、多彩なスキルを持つスキル特化型と、ある特定の条件下限定で無敵に匹敵する強さになる特定条件型の複合型に分類される。
外殻――つまり親竜は3つ。
直径500メートル内の重力を跳ね上げ範囲内の敵を圧殺する《重破鉄槌》。
欠損した肉体を不要な臓器と外界の土木を吸収して修復する《吸収再生》。
絶大な範囲を持ち、巨大な地面の棘を隆起させる、必殺技とも呼ぶべき《
対して中枢核――子竜たるグランディオス・コアは4つ。
外殻と同じ《重破鉄槌》。
自身を中心とした半径30メートル以内の重力が常に数百倍とし、魔法や呪術すらも重力で叩き潰す《重界の檻》。
そして四肢の魔力核を絶たない限り無限に発動し続け、外部からの攻撃、結界外からの直接攻撃を無効化する《零核甲》。
そして子竜が持つ必殺技とも呼ぶべき――最終手段。
相手の動きを封じる【拘束】、呪術によるSTRではなくMPに依存する拘束手段【呪縛】、そしてステータスに関係なく肉体の動作速度、及び動作範囲を制限をかける【鈍重】。それらの状態異常を断続的に与え続けたうえで数百倍にした重力の檻に閉じ込める《重躙世潰》。
合計で7つ――《重破鉄槌》を混合するので厳密には6つ。これでも古代伝説級の〈UBM〉の中では中位に位置するのだ。
それでも内部に侵入されることが無ければ、延々と巨体の鎧を無意味に攻撃し続けることになる。
その古代伝説級の力が、今たった一人のプレイヤーに襲い掛かっていた。
†
「あ、……がッ……!」
【拘束】と【呪縛】で動きを封じられ、更に【鈍重】で重くなった動作に数百倍の重力で潰される。
《城塞盾士》の高いSTR、そして丸薬のおかげで何とか即死には至らないものの、じわじわとHPが減っていっている。このままデスペナルティになってしまうのも時間の問題だ。
「どうするの!?このままじゃメイプルが……!」
「だが、手を入れただけでもすさまじい重力だぞ……!」
ネメシスが試しに手を伸ばしてみるが、伸ばしきった瞬間に下へ引っ張られる。それほどに強大な重力がこの部屋を支配しているのだ。
だが、助けに行くということは……。
「それ以前に、助けに行ったら俺達が特典武具が手に入っちまう可能性が出てくる」
率先して特典武具を得んとするなら、もしくは特典に関係なく〈UBM〉を倒すのであれば、この場で救助に当たっていただろう。
だが、今回は『メイプルが特典武具を入手する』という目的が足枷となり、下手に動けば彼女が特典武具を得る可能性がどんどん減っていってしまう。
目的が制約となり、無意識にレイ達の動きが悪くなる。
「だがな……」
それでも、レイの目は死んではいない。
右手を前に出し、掌をメイプルに合わせる。
「《ファーストヒール》」
発動と同時にメイプルの身体を淡い光が包む。
同時に目減りしていたメイプルのHPが、僅かに回復する。
「俺はとにかく回復で時間を稼ぐ。どうにか逆転の方法を考えるんだ!」
レイの回復魔法で何とかHPの減少は抑えられる。だが、それでボヤボヤできるとは限らない。
彼が時間を稼ぐ中、サリーとジュリエットはアイテムボックスの中を探る。
「何か……何か使えるものは無いの……!?」
ポーション、余ったアクセサリ、採取した素材アイテム……。どれもこれも現状を打破するには弱すぎる。
(ジュリエットの呪術……メイプルが特典武具を得られないリスクが高い!レイさんのカウンターは……ストックはさっき使っちゃったみたいだし、攻撃を当てないとそもそも意味が無い!私が突入しても、こんな重力の中じゃ数秒も持たずに死ぬ!)
提案が浮かんでは速攻で却下される。アイテムボックスのウィンドウの右端のスクロールバーを何度も上下させるが、それで名案が浮かぶわけでも、ましてやアイテムが増える訳でもない。焦りが募っていく内に、サリーの頭の中で一つの答えがよぎる。
――もう自分ではメイプルに何もできない。
そもそも、ルーキーを卒業して間もない自分に何ができる?
特典武具も無いくせに、背伸びをして今度は自分が友達を目の前で失うのを目の当たりにするのか?
溢れる絶望感に押し潰されそうになって、周囲を見渡す。
精々頼れるのはジュリエットの特典武具くらいしかない――。
「……!あった、これだ!」
その時、サリーには光明が差し込んだような思いで溢れた。何かを思い出したように、レイの右手――黒紫の瘴炎手甲を握る。
「――そうだ、これがあった!」
「え?」
「あったのよ、本当に本当の最後の手が!!」
「――あぁ!」
釣られてレイもようやくその意図に気が付いて思わず声が上がった。
「何か思いついたの?」
「ああ。とっておきの秘策だ!」
レイの表情は確信めいたものを浮かべていた。
ならば早急に行動するべきだ。レイは《ファーストヒール》をメイプルに掛けてHPを回復させると、翳していた右手を握り、黒紫の鬼の顔を模した手甲を彼女に向ける。
「え?」
『何を……ッ!?』
「《地獄瘴気》」
黒紫の鬼の口から、濃紫の猛毒ガスが溢れ出した。
『何だこれ、霧……?』
グランディオス・コアが周囲を漂うガスを見やる。産まれて――死んでから初めて見るガスに困惑し、メイプルへと視線を移す。
外に居る奴らは入った瞬間潰れてしまう。
だから奴らは手出しはできない。
スキルの範囲内のこの少女を潰せばこちらの勝ちだ。
そう思っていた。
「……けふっ」
ふと、メイプルが血を吐いた。
グランディオス・コアが彼女を見ると、口元から僅かに液体が零れているのが見えた。
さっき見た時には無かった。何があった?
冷静になった幼竜は、素早く思考を働かせ、一つの答えを導き出した。
『――毒?』
「ああ。どうやら気体は重力に影響しないらしいな」
返答したのは、隻腕の聖騎士。その顔は確信めいたものを彷彿とさせた。
重力が影響するのは生物だけじゃない。無生物を始めとした個体や液体にも影響が及ぶ。
だが空気――ひいては気体はどうだ?形の無い煙が重力に影響して潰れるのだろうか?答えは当然、否。
霧の正体を導いた直後に、グランディオス・コアは再び疑問が浮かび上がった。
「な……なんで毒ガスを使ったの!?それってメイプルを余計に苦しめるだけでしょう!?」
代弁するかのようにジュリエットが半狂乱気味にレイに叫ぶ。
グランディオス・コアは竜ではあるが、現状モンスターの分類としてはアンデッドに属している。
当然死者に対して毒が通じるはずがない。完全な骸と化したグランディオス・コアも然り、このガスで状態異常になる事は無い。
つまり、動けないグランディオス・コアにとっては無意味な目晦ましでしかないということだ。
『なんでこんな真似を?アンデッドには効かないはずだよ?』
グランディオス・コアの疑問は、当人が一番よく知っているのは当然の事。
彼は知らないだろうが、目の前の隻腕の聖騎士はギデオンに到着した翌日、山賊団の成れの果てである〈UBM〉に対して毒ガスを放ったのだ。“状態異常に陥った相手の一部の摂取によって受けた状態異常も、敵対者からのマイナス効果と看做す”という自らのスキルの裏技を経験した事で単独討伐に至ったのだが。
だが、今回はその手は使わない。
――使う必要が無いのだから。
「――“空気中の有毒物質を含んだ気体の中で経口呼吸した場合でも、捕食したものと看做す”。この前の検証で知ってんだよ」
狙いはガスに感染した腐肉を食すことではない。毒ガスを放つこと自体が彼にとっての作戦。
煙を破るかのように、一人の少女が立ち上がる。
「後はお前の役目だ。メイプル」
――聖騎士の声に、小さな盾士は立ち上がる。
†
「やっぱり、能力を知るのは大事だよね」
「いきなりどうしたの?」
事の始まりは【フランクリンのゲーム】後のメイプルのぼやきだった。レイや他の地域で戦った〈マスター〉の話を聞いていく内に、メイプル自身もやっておかなければならないという使命感に掻き立てられ、その日の内に《
メイプルに呼ばれたレイは、待ち合わせ場所である〈ネクス平原〉にやってきた。
そして彼女から相談を持ち掛けられたのだ。
「ガスに対しての効果?」
「うん。毒液や毒粉ならお菓子やポーションに混ぜることができるけど、気体はどうなるんだろうって」
「確かあの時はまだ第1形態だったのだな」
【毒】の状態異常は治せなくても、【聖騎士】には回復スキルがある。後は風向きに気を着ければ問題はない。
自分に影響が及ばないように、5メートルほど距離を置いて右手を向ける。
「じゃあ行くぞ。《地獄瘴気》」
黒紫の鬼の口から放たれる毒ガスが、メイプルを飲み込んだ。
「……どうだー?」
「うん。けふっ、ちゃんと発動しましたー」
「どうやらガスの中で呼吸して状態異常に陥っても発動するようだな」
因みに確認の取れた直後、余計な状態異常を受けて動けなくなった彼女を引きずってギデオンに戻るのだった。
†
【麻痺】、【衰弱】、【猛毒】の3つの状態異常を受けてもなお、立ち上がる。
【麻痺】と【衰弱】は検証の後にアレハンドロ商会で購入した【ミカルのペンダント】で――《蹂躙世潰》の影響で重力に潰され、スキルを辛うじて使える程度まで破損している――無効化している。ただ、【猛毒】はスキルで解毒不可の状態にある。
だがそれは関係ない。
メイプルのステータスさえ強化できれば。
HPが尽きる前に、この重力の蹂躙から真正面から立ち向かうことができれば。
(……ま、まだだ!まだ終わりじゃない!幾らこのスキルに立ち向かえるほどに強化できても、無限に動ける訳じゃ無い!)
確かに《我、毒をもって試練を制す》の効果時間は短い。
グランディオスとの距離はせいぜい2、3メートル弱。ギリギリ届くかどうかの瀬戸際だ。
効果時間の短さゆえに足早に、それでしっかりと地面を踏みしめてコアへと歩み寄っていく。
もう重力に縛られないという、彼女の意志の表れと同時に、グランディオス・コアの討伐が目前だということに相違ない。
『嘘だろ……!?なんで……、なんで君はそうまでして立ち向かうんだよ!?』
既に詰んだという事実に、取り乱して吠えるグランディオス・コア。
その絶叫は聞いていないと言わんばかりに、メイプルは一歩一歩、〈UBM〉へと近づいていく。
『この国の為か!?この国がそんなに潰されるのが嫌なのか!?こっちは何されたのかもわからずに殺されたんだぞ!!そんな国を守って何の価値があるって言うんだッ!!?』
ただ静かに暮らしていたのに、突然現れたアンデッドに理不尽に親を目の前で殺され、自分はアンデッドにされて、そして動力炉として組み込まれて、一切の自由を奪われた。
子供からすれば、残酷な有様だった。いや、むしろ残酷で済むレベルではないのかもしれない。
「…国、か……私はそんな、まっとうな理由なんかなじゃいよ」
『じゃあいったい何が君を動かしててるんだよ!?』
狂ったように叫ぶグランディオス・コアとは対照的に、一歩一歩近付きながら静かに答える。
「私は、何もできずに友達が殺されるのを見ることしかできなかった……」
ログインした初日、【凶城】のオーナーから身を挺して助けた友達が殺されるのを目の当たりにしてしまったから――、
「もう誰も、死ぬところを見たくないから……」
PDSTを患ってしまってもなお、自分の目の前で誰かが死ぬのが見たくないから――、
「それになにより、あの大鎧を殺さなきゃ、私は始まることができないから……」
トラウマを刻んだ張本人は、今もなおこの〈Infinite Dendorogram〉にいる。
その相手を殺さない限り、復讐鬼としてのメイプルは終わらせることはできないから――、
「だから、あなたを斃して私は先へ進む……!」
その先に何が待っていようとも、もう彼女は脚を止めることはない。
『……ハハ、なんだよそれ……』
乾いた笑いの裏側で、小さな〈UBM〉は遥か遠い記憶の中に埋もれていたティアンと、目の前の少女を重ねていた。
たった一人で無謀にも自分の前に現れ、そして自身の命を代償に封印したあのティアンを。
「……ごめんね」
すっ、と盾を振り上げる。
その表情は、一瞬だけどこか寂し気で、憐れむようなものを感じていた。
それでも振り払うかのように盾を振り下ろす。
「《ストロングホールド・プレッシャー》」
大盾の一撃でコアはゴムボールのように地面を2、3度跳ね、数メートル先まで吹っ飛ばされる。
1ケタしかないHPも、聖属性が付与された攻撃で一気に消し飛んだ。
『カ……ハハ……それが君の力の根幹って奴、か……』
飛ばされたグランディオス・コアが、叩かれた箇所を焼かれながらも振り絞った声を上げる。
既に勝負は着いた。1分もしないうちにグランディオス・コアは消滅するだろう。
『……成し遂げて見せなよ』
倒れたまま、メイプルを睨む。
小さな少女に対して、大きすぎる使命から逃げるなと言う叱咤故か、それとも自分を斃した彼女への賞賛か――。
ただ静かに、静寂に包まれながら中枢たる子竜の亡骸はその身体を塵となり、光になって消滅。
辺り一帯に、光と塵が広がる光景は、さながら神秘的なものでもあった――。
†
【【霊峰山亀グランディオス】が討伐されました】
「いよいよか……」
メイプルの背後で、シルバーを装備したレイは2度にわたって見てきたアナウンスに神経を集中させる。
この目的はメイプルが特典武具を得るためのものだ。トドメは刺せたものの、功績が高くなったというだけでイコール確実に手に入れられるということではない。
一番危ういのはジュリエットだ。サリーとメイプルが魔力核を1つ破壊したのだが、彼女は2つ破壊しているのだから。
「まさか、兄貴の言葉がここまで緊張させることになるなんてな……」
――“例え小数点の彼方でも、可能性は消えない”。
兄であるシュウ・スターリングの――椋鳥修一の――言葉が、今では彼の緊張の糸を張り詰めさせる要因となるとは思っていなかった。
自分も僅かながらだが、辻ヒールで彼女のサポートをしたがゆえに特典武具を得てしまう可能性があるのだ。
MVPに選ばれる可能性が、1%程度はある。
――1%、メイプルの希望を奪う可能性がある。
【MVPを選出中……】
3人が固唾を呑む中、アナウンスの機械室な声の結果発表が木霊した。
【【メイプル・アーキマン】がMVPに選出されました】
【【メイプル・アーキマン】にMVP特典【霊峰山亀の超圧縮完全遺骸】を寄与します】
「「「――ッしゃあッ!!!」」」
MVP選出と同時にサリーが、レイが、ネメシスが思わず叫んだ。
次の瞬間だった。5人に突然浮遊感が襲ったのは。
「――え?」
サリーが間の抜けた声を上げて、下を見る。
――自分の眼下の遥か下方に、いくつもの浅いクレーターが残る草原が目に入った。
(そ、そうか!大きすぎて忘れていたけど、私達はモンスターの体内に居た状態……!コアが倒れて消えたから、外角も消滅して……!)
言わば巨大モンスターに食われていたということと同義。コアが消えた瞬間に残るグランディオスの肉体もそろって消滅した。
腐肉を補強していた土塊も、丸々グランディオスの身体の一部と判定されたうえで。
「ジュリエット、サリーを頼む!」
「承諾せり!」
空中に放り出されてもなお、レイとジュリエットの対応は早かった。
乗り込んだレイは義手をホールドして残る右腕で落下するメイプルを掴み、勢い任せに自分の後ろに放り込んで外へとシルバーを駆ける。
ジュリエットは黒翼を翻し、サリーの手を掴んでそのままなだらかに滑空する。
『おーい!』
徐々に近づく草原で、バイクに跨ったライザーが手を振っているのが見えた。
†
「……どうやら、片付いたようだな」
〈サウダ山道〉の奥深く。
一人の男が消滅していくグランディオスを夕焼けに染まる〈ウェズ海道〉の草原を見やっていた。
『王よ』
その男の元に、強靭な鱗を鎧の如く纏った死足歩行の竜が現れる。
傍目からはその男の従属モンスターかに思われるが、男の右手にはモンスターを収納する【ジェム】が見当たらない。
それもそのはず、その竜は男の従属モンスターではない。そもそも、男も人間ではないのだから。
『あの地響きの原因が、あのような《UBM》だったとは……』
「すまなかったな。まさか子供まで付いてくるとは思ってなかった」
消滅した〈UBM〉の場所を見つつ、アーマード・ドラゴンの背に乗っている子竜を抱きかかえる。
男が子竜を抱えるのを見届けたアーマード・ドラゴンは、一言疑問を呟いた。
『ところで王よ。何故あの人間たちに手を貸したのですか?』
竜の言葉で王と呼んだ男に訊ねる。
「……奴には、借りがあるからな」
草原に背を向けて竜と共に男は〈厳冬山脈〉の方角へと進む。
山道を歩くうち、男の姿が人の姿から変わっていく。
赤黒い強靭な鱗を身に宿し、竜の尾を揺らす。一見すると、それはそばを歩く竜を人型にしたような風貌だった。
「これで借りは返したぞ」
人型竜――【鎧竜王ドラグアーマー】は、人知れずたった一撃の発頸という恩返しを終えて、自分達の住処へと去って行った。
【霊峰山亀グランディオス】
(・大・)<バカでかいUBM。全長200メートルは言っても可笑しくないレベルの条件特化と技巧特化の複合。盾の勇者は参考にしていない。
(・大・)<親はいわば外殻でどこを何度欠損させてもすぐに復活する。要は【塊竜王】のスキルの簡易版みたいなもんだと思えばいい。操作能力を捨てて再生能力と頑丈さを高めたって事。
(・大・)<因みに魔力核があると後ろ足立ちでも十分再生は可能で、レイの見立ては大体あってた。
(・大・)<一応スキル数は子が親越しに使っているので6つが正しい。
(・大・)<因みにドラグランプなど地属性特化型のタイプにはめっぽう弱い。
(・大・)<背中で【黒城地獄】なんか使われたらニッサの時の倍以上――戦闘形態のサンダルフォンに届くレベルになるかもしれん。
※状態異常【鈍重】。
(・大・)<オリジナル状態異常。分類は制限系。
(・大・)<ステータスに関係なく動きが重くなる。分かりやすく言うと敷布団を何十枚も背負わされてる状態だとイメージすればいい。
(・大・)<時間経過(大体1分)で自然と解除されるが、動きが重くなるのはかなり厄介な分類に入ると思っている。