悲しませるのが嫌なので、防御力に極振りしたいと思います。   作:日名森青戸

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極振り防御と毒の使徒。

ネクス平原:山道口 【盾士】メイプル・アーキマン

 

 

「こいつらは……千獣山賊団!」

 

「数十人規模の山賊相手に要人警護とは、本来の倍の難易度なのも納得だな!」

 

森林から現れたのはティアンの山賊たち。

全員サーベルや槍を手にこちらを笑みを浮かべながら睨んでいる。

狙いは嫌でも解る、私達の乗っている荷車だ。

 

「たかが数十人程度……10分もあればこの程度!」

 

荷車を降りたペインさんが剣を引き抜き、盗賊団にその剣を向ける。

 

「ま、待って!まさか殺すつもりですか!?山賊でも相手はティアンですよ!?」

 

「どこまで馬鹿なんだそこの小娘は!山賊や犯罪者ならティアンだろうと殺しても犯罪扱いにはならん!」

 

ラングレイさんが私の言い分を罵声を上乗せして論破する。

一応安心したが、正直人を殺す場面を見て喜々としていられなかった。

 

「おっさんたち、狙う相手を間違えてない?」

 

「クハハハ!ワルいな!こっちも実入りゼロが1ヶ月もツヅイちまったんでな!ソロソロ稼ギがホしかったんだよ!」

 

更に森の陰から1人――いや、1匹と呼んだほうが適切かもしれない――現れる。

その姿はサリーがやっていたゲームで見たことのある【リザードマン】と呼ばれる爬虫類と人の混合体。だが鋭い犬歯のようなものが並んでいる。

背丈は私達の乗っている荷車が窮屈に感じられるほど、私の背丈の2倍はある。山賊であるにもかかわらず、服は焦げ茶色のコートとあまり山賊を連想させるファッションではなかった。

 

ガチガチとラングレイさんが怯える中、その爬虫類は名乗り上げた。

 

「俺が千獣山賊団頭目、高位薬剤師(ハイ・ファーマシスト)のパルキスだ!」

 

 

「ああそう、じゃあくたばっときな!」

 

名乗りを上げた直後にフレデリカが杖を構える。同時に彼女の足元に円形の魔法陣が広がる。

 

「……ハッ、そんな余裕があれば良いがな」

 

遠く景色を見やり、確証を得たところでパルキスが一言。

 

「Uwuuuuu……」

 

「!!」

 

何か予感したクロムが振り返る。

そこにはいつの間にか現れたモンスターの群れが列を成していた。

体躯の良いゴブリン、ティーウルフ、ホーンラビット――。まるであらかじめ用意でもしていたかのように、モンスターがひしめいていいる。

 

「嘘でしょ……!?」

 

「一体何処からやって来たんだ?……ッ!?」

 

クロムはここで理解する。

先程の矢から撒かれた液体を防いだ自分の盾から、酸味の効いた果実の芳醇な香りがしているのを。

 

「――【歩き葡萄(ウォーキングバイン)】の実!」

 

「まさかこの匂いにつられたって事?」

 

「ペイン、モンスターのほうは俺が何とかする!」

 

「私も行く!――召喚、キャスパリーグ!」

 

ペインさんが率先してモンスターの群れに飛び込んでいく。

続いてフレデリカさんも、青い炎の巨大な猫型モンスターを召喚し、その背に乗り込む。

疑似騎兵と化したフレデリカさんも、クロムさんの後を追ってモンスターの群れの中に飛び込んでいった。

 

「分かった、頼んだぞ!」

 

ペインさんが2人に送った言葉は、確かな信頼が含まれていた。

だけどこの状況、非常にまずい。たった2人でこれだけの数を守りながら戦うなんて、ペインさんでも荷が重すぎる――。

 

「カナデ!」

 

「分かってる!《アイアンスフィア》!《ショックボルト》! 《フィールド内の対象を敵対ティアンの武器に設定》――《起動》!」

 

すかさずカナデがボーリング大の鉄の球を出現させ、それに電撃を浴びせる。

私を助けたカナデの常套手段。

 

「な、なんだ?」

 

「ぶ、武器が……!」

 

電磁石と化した鉄の球に、盗賊の剣が、矢が、斧ががガチガチと音を立てて吸い寄せられる。

 

「ごめん、思ったより数が少ない!」

 

「大半は【拳士(グラップラー)】崩れの【山賊(ブリガンド)】集団か!」

 

すぐさま武器を奪われなかった山賊が襲い掛かる。

ペインさんにとってはなんてことはない。迫る相手をすれ違いざまに切り倒していく。

 

「《メタルコーティング》!《アイアンフィスト》!」

 

カナデは電磁石にした鉄の球に更に液体金属が流し込まれて一周り大きな鉄の拳を生成。それを思いきり山賊集団に叩き込む。

良かった。これなら2人でも――。

 

「うごぅ!?」

 

「よっし、捕まえました!コイツ人質にしますか?」

 

「バカ!〈マスター〉なんざおアソビでここに来てるだけだ!そこに押さえつけとけ!他のヤツらは竜車を抑えろ!」

 

まずい、鉄の拳の隙を見計らってカナデが捕まった。

ペインさんは今も山賊に囲まれて竜車の護衛に行けない。クロムさんとフレデリカさんは鷹に連れ去られたまま……。

 

「私が行く」

 

「!?」

 

その時、サリーがとんでもないことを言い出した。

守りに行く?サリー一人で?あの山賊相手に?

 

「む、無理だよ!危険すぎる!」

 

「このままだとラングレイさんも御者さんも危ない。クロムさんとフレデリカさんが戻ってこない以上、私かメイプルが出るしかない」

 

「だけど――!」

 

「その手でどうにかできるの?」

 

サリーに言われて自分の手を見る。

震えが止まらない。簡易ステータスにも【恐怖】と記されている。

 

「だから、私が助ける」

 

その一言で、サリーは私の手を振り払って、竜車へと行く。

 

「《スラッシュスマイト》!」

 

私が恐怖で震える中、サリーのレイピアの一閃が山賊の腕に傷をつける。

 

「護衛は任せてください!」

 

サリーは一言、それを告げるとペインさんも包囲網を切り崩すのに集中する。

 

「邪魔すんな小娘!」

 

他の山賊が丸太のような腕を振り下ろす。けど、サリーにとっては止まって見えているのも同然。

 

「《カウンターステップ》!」

 

拳が当たらないギリギリの範囲で避けつつ、体勢を崩したところへ心臓へ一突き。流れるような一連の動作で一人のティアンの命を消し去った。

 

「ホゥ……」

 

今まで静観していたパルキスが、懐から小さな便を取り出しふたを開ける。

飲み物という類ではない。ふわりと上がった煙が風に乗って、竜車へと流れていく。

その時、サリーが突然地面に倒れこんだ。

 

「!?」

 

「ぁ……ッ、が……ッ!?」

 

「ぅう……」

 

「こ、これは……!」

 

いきなり何が起きたのかわからなかった。簡易ステータスを見ると、サリーのステータスに【衰弱】と【脱力】の2つが加算されている。

 

「やっぱコレが一番だよナァ……!」

 

そこで私はあの瓶の中身の正体に気が付いた。

状態異常の薬を調合したお香。あらかじめ煙をため込んで風に流したんだ。

 

「さて、もう逃げられないよなァ?」

 

その時、私の脳裏にあの光景がフラッシュバックする。サリーが死んだ、サウダ山道のあの光景に。

怖い。サリーをまた死なせてしまうのが。

怖い。また目の前で誰かが死んでいくのが。

怖い。また見捨ててこの世界から消えてしまうのが。

 

 

 

 

 

「うああああああぁぁぁーーーッ!!」

 

もう、無我夢中だった。

サリーを死なせたくない。ティアンの人を見捨てたくない。それを一心で頭がいっぱいだった。

パルキスの前に飛び出した途端、ぐらりと体の力が抜ける。当然先刻までの【恐怖】に加えて【衰弱】と【脱力】の状態異常が出ていても構うものか。

 

「ナンのつもりだ?」

 

「もう……これ以上はやめて!」

 

倒れそうな身体を無理矢理立たせ、震える声で叫ぶ。

けど相手はそんな私の叫びなどお構いなしに銅の剣を抜いて私の盾をX状に切り裂いた。

 

「ハッ、〈エンブリオ〉もフカしてねぇ〈マスター〉が調子に乗ってんじゃねぇよ!」

 

「に、逃げて……メイプル……!」

 

見下す声も聞こえていなかった。

 

「わ、私はデスペナになる……でも、本当に死ぬわけじゃ……」

 

「なんでそんなこと言うんだよ!!」

 

サリーのか細い声に私は怒鳴り声で返す。

 

「サリーが死んで、私がどれだけ心を抉られたかと思ってんの!?ゲームみたいにホイホイ死んでやり直そうって、なんでそう考えられるの!?こんな痛い思いや悲しい思いをしといて、そんな選択できるわけ無いでしょ!!」

 

それが起爆剤だったのか、爆発のようにとめどなく思いをぶちまける。

 

「それとなんなのこの世界は!?AIもゲームゲームって言ってるのにちっともゲームに見えないじゃない!いきなりPKに友達殺されるし、クエストじゃ山賊に襲われるし、今度はティアンの人も殺されかけて!こっちの嫌なことばかり起きて!私に対する罰ゲームか何かなの!?」

 

ダムが決壊したようにとめどなく叫ぶ。ここまで叫んだのはいつ以来だろうか?記憶に無いし、覚えていても思い返すほど頭は回っていない。

 

「……命乞いは済んだか?」

 

パルキスが剣を振り上げる。その剣の刀身は銅の色。鉄ではないからカナデのエンブリオでは引き寄せられない。

私の目の前には、感情を爆発させても未だ孵化しない宝石。

 

「ねぇ……いい加減起きてよ……」

 

私は、願う。

 

「もう誰かが死んじゃう所を見るのはもう沢山なんだ……」

 

今まさに竜車ごと3人の命を奪わんと剣を振り上げる怪物の前で、願いを紡ぐ。

 

「もう、いい加減目を覚まして……!」

 

自分の左手に、未だ目覚めない可能性に、無力な自分に、怨嗟を込めて願う。

 

「いい加減目を覚まして、こんな世界をぶっ壊してよおおぉぉぉッ!!」

 

「何がぶっコワせだ!そのマエにテメェらをぶった切って終いだあああぁぁぁ!!」

 

あざ笑うパルキスが竜車ごと3人の命を両断せんと青銅の剣を振り下ろし、

 

 

 

 

 

 

『その嫌忌と矛盾せし願い、聞き入れた』

 

 

紫紺の霧が噴き出すとともに、その攻撃は防がれた。

 

 

 

 

ネクス平原 森林

 

 

「おや?」

 

それは、パルキス山賊団が一つの竜車を襲っていた場面を目撃する。

その姿は一言でいうならペンギンの着ぐるみ。

それはそこから山賊に囲まれてる金髪の【協会騎士】、それとは別に押さえつけられた【鋼鉄魔術師】、倒れ伏す初心者の【闘牛士】とその初心者をかばうように立ちはだかり、今まさに自らの〈エンブリオ〉が孵化した【盾士】。

それはその光景に、興味をそそられた。

 

「へぇ。面白いじゃないか。矛盾した使命を持つ〈マスタ―〉なんて、初めて見た」

 

これから起こる逆転劇に、それは期待を寄せていた。

 

 

 

 

ネクス平原:山道口 【盾士】メイプル・アーキマン

 

 

「……?」

 

まるで理解が追い付かなかった。

目の前に起こるはずの悲劇も、私達を切り裂く衝撃も無く、目の当たりにした奇跡を理解できなかった。

 

頭目と私達の間に、見知らぬ少年が立っていた。

 

霧と同じく紫紺の髪をなびかせ、その肌は中東系特有の黄色。

紫のコートを着たその姿は少年そのもの。ただ、手首足首から先は爬虫類のそれの如く鱗に覆われ、鋭い爪が突出している。極めつけは、しなやかながらも強靭さを伺わせる尻尾が付いていたこと。

振り返った少年の瞳は、滴る血を思わせる朱。

 

「よう」

 

開口一番、彼は私にそう言った。

 

「な、なんだテメェは!?どっから現れた!?」

 

「抜かしてんじゃねぇよトカゲモドキが。よくもまあ散々うちのマスターをゲラゲラ笑ってくれたなぁ?」

 

応えた時とは裏腹に、その口調は獰猛そのもの。巨大な敵に対しても消してひるまない。そして青銅の剣を受け止めた少年はそれを掴み、膝蹴りの要領で剣をへし折った。

けど、少年のその言葉に私は理解した。けど、旨く言葉が出せない。

 

「こ、この野郎……!だったらテメェもぶっ殺してやる!」

 

「マスター、悪いが話は後だ。まずはあいつを消すぞ」

 

「は、ッ!?」

 

私が訪ねる前に、少年が人型を失って紫紺の光となった。

それらが私の両手でそれぞれ集まり、その姿が変貌する。

左手には、竜の鱗を思わせる黒い大盾。

右手には、鍔の無い片刃の短刀。

 

『いいか、次の攻撃を防ぐことだけを考えろ』

 

たったそれだけ。至極短い言葉に私は覚悟を決めたように構える。

そして私がしくじったら、サリーも、後ろにいるラングレイさん達も死ぬことになることもはっきり理解できた。

パルキスが再び懐から今度はクリスタルを取り出し、それを躊躇いも無しに砕く。

 

「阿阿阿ァァァ!!《ストラングル・フィスト》ォォォォォ!!」

 

そして雄叫びと共に放たれた正拳突き。サリーのように回避はできなくとも、この攻撃なら防ぐことならできる。

力の抜けた身体で正面からの正拳突きを受け止める。吹き飛ばされそうな衝撃が襲い掛かっても、気力で踏み止め――竜車の扉に背中を打ち付けて、正拳突きを受け切った。

 

「なんだとォ!?」

 

『――楯突いたな?』

 

ギラリと、赤い宝石のような目と盾の中央の装飾の下でガゴン、と口が開く。

 

『――《第1の首は猛毒滴る竜鱗の盾(メナスティル・ヴェノム)》!』

 

咆哮と共に紫紺の液体が水飛沫のように飛び散り、パルキスの身体に振り注ぐ。

まともにパルキスが浴びた液体は、その後まるで意識を持ったかのように鱗の間、皮膚の間に吸い込まれていった。

 

「……はっ、何かと思えばただの盾をツカった毒液のカウンターか」

 

パルキスは一瞬体に触れたが、そのあとでパルキスにはダメージを受けた様子は無い。

それどころか、私達にとんでもないことを暴露する。

 

「ザンネンだったなァ。俺には【護毒のアミュレット】を持っている。毒の状態異常は効かねぇんだよ」

 

「んな……ッ!?」

 

『ほぅ』

 

絶望の淵に追い込まれた私と対照的に、盾はひどく冷静だった。

一方のパルキスは私の絶望した顔が余程うれしかったのか、笑い声をまき散らし――同時に血もまき散らした。

 

「……え?あ……、なんだこれ?」

 

理解が追い付くより早く、パルキスの身体に異変が起きる。

急に口を抑えたと思ったら、指の隙間からボタボタと血を流していく。

それだけじゃない。鱗の無い皮膚の部分が所々紫色に浸食されたかのように変色し、血管も浮き上がる。

それでもパルキスは、この毒をどうにかしようと解毒剤を求めてアイテムボックスの中を漁る。だが、手に取ったところで――。

 

「ア゛ッ、ア゛…ア、ア゛ア゛アアアアッ!?――」

 

私が、サリーが、カナデが、ペインさんが、ラングレイさんが、御者さんが、山賊の生き残りたちが見る中、手にした解毒剤を手にする前に、喉を抑えて天を仰いだパルキスの絞り出すような声が止まった。

そして膝から崩れ落ちた頭目が地面に倒れ伏し、動かなくなった。

 

「え?お、お頭……?」

 

「な、なん――ギャアア!?」

 

「いい加減離れろっての!!二人とも大丈夫!?」

 

「な、何とか……」

 

「とりあえずこれ飲んで。メイプルとラングレイさんと御者さんも」

 

呆けていた盗賊の拘束から脱出したカナデが駆け寄る。そして何とか立ち上がったサリーと私に状態異常のポーションを渡し、次にラングレイさん、御者さんの順でポーションを飲ませる。

ペインさんもこの隙に包囲網から脱出し、頭目が消えた場所へと駆け寄る。そこで頭目が落としたらしい【箱】とアミュレットを拾い上げた。

 

「ま、間違いない!本物だ!本物の【護毒のアミュレット】だ!」

 

「はぁ!?じゃあなんで毒が効かないお頭が毒で死んだんだ!?」

 

ラングレイさんの持つスキルで本物だと知った途端、山賊の生き残りが一斉に喚きだす。

私も訳が分からないまま盾となった少年を見て、少年が答えた。

 

「当たり前だ。だって――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()からな」

 

……はい?

それを聞かれた私が一番理解できなかった。誰もが理解できていなかったように沈黙が包んだ。

それでも山賊の生き残りは、一人二人を殺してしまおうと言わんばかりの殺気で武器を構えるが――それは不可能になった。

 

「ごめん遅れた!」

 

「お前ら無事か!?」

 

モンスター討伐に出ていたフレデリカさんとクロムさんが、青白い炎の猫を思わせるモンスターの背に乗って合流してきたからだ。

ペインさんを包囲していた時とはあべこべに、今度は自分達が4人のマスターに包囲されてしまう。

 

「さぁ~て、大人しく捕まるか、全滅するか。どっちがいい?」

 

右にモンスターを従えた騎兵、左は電気を帯びた鉄球を浮かばせる鋼鉄魔術師、正面は幾多の仲間を葬った協会騎士、そして背後は逃げた自分達を血祭りにせんと待ち構える死神。

もう彼らに、投降以外の道は残されていなかった。

 

「全く、無茶するんだから!」

 

山賊達を荷車に押し込み終えるとサリーが私に怒鳴ってきた。

正直反論したかったけど、戦闘を終えた興奮が抜けないのか、声を出そうにも出てこない。

 

『どうやら終わったみたいだな』

 

盾が再び光の塵となり、少年の姿に戻る。

そして私は、やっとの思いで少年に一つの可能性を尋ねることができた。

 

「あなた、私の……〈エンブリオ〉……?」

 

「ああ」

 

その少年は二つ返事で私の質問を肯定し、そして自己紹介をした。

 

「俺はヒドラ。TYPE:アポストルWithアームズのヒドラだ。今後ともよろしく頼むぞ、〈マスタ―〉」

 

少年――ヒドラが自己紹介と共に差し出された手を、私―、――手―握――と――――て―――――。

 

 

 




ようやくエンブリオが孵化しました。



Q:メイプルの孵化が遅かった原因は?

A:9割ガードナーとして決定していたが、PK騒動の際に第0形態の時にログアウトしてしまい、デンドロで1ヶ月後に(メイプル)の性格に変化がみられており、再び1から創造し直した。その時に<Infinite Dendrogram>への嫌忌感を露わにしていたことにより、ガードナーに加えてアポストルも加わった。

つまり、PK騒動の前後でメイプルのステータスに変化が起きたためにエンブリオがパーソナルの検証を2回分する羽目になったということ。
某盾の勇者先輩の召喚直後から本編までの出来事と同じことが起きたと考えればいい。

備考:メイプルの性格に多少変化はありましたけど、基本は原作寄りですよ?
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