芸能事務所に日菜たちを送って帰ろうとしたら日菜に思いっきり引っ張られて俺まで芸能事務所に行くことになってしまった。俺はリクのことを思い出し、入館証をもう一枚もらっておいた。皆頭に?を浮かべていたがな。まあ、そんなことはさておき俺は聞きたいことがあった。
「日菜……なんで俺まで連れてきた?」
「ええ~その方がるんっ!ってくるから!」
「はぁ……」
俺が連れてこられた理由これかよ!と心の中に思いながら俺はしぶしぶ日菜たちについていった。着いた先はよくテレビとかで見る大きな鏡がある部屋だった。そこには、バンド用の機材が置いてあった。
「なあ、何でここにドラムとギター置いてあるんだ?」
俺が疑問に思っていることを口にすると皆驚いていた。
「まさか、ネクさん………私たちのこと知らないの?」
「いや、皆の名前はわかるよ。」
「そうじゃなくて、アイドルバンドをやってることを!」
「アイドル………バンド…………思い出した。確か、パステルパレットっていうバンドだったな。」
「それが、私たちです!!」
「………」
驚いた。まさか、この子達がアイドルだったことに。だから、日菜が言っていた芸能事務所っていうのも納得だ。
「ネクさん?」
「ああ、すまない。少しびっくりして……」
「そうだったんですね。」
「俺で良ければ、アドバイスならできるけど……」
俺がそういうと、日菜が
「お願いね、ネク君。お姉ちゃんから聞いてるけど音のずれとかすぐわかるんでしょ?」
「ある程度は……な。」
「よーし、早くやろうよ!」
もうみんな準備ができていたので演奏を始めてくれた。感想としては……やはりアイドルらしさがあるのはいいことだな。そして、普通に演奏がうまい。日菜がうまいのはやはり紗夜の影響もあるのだろうか。そして、ドラムをやっている麻弥さんはプロ並みだといってもいいぐらいだな。
「どうだった?アタシたちの演奏?」
「驚いた。正直アドバイスするところなんてないぐらいだよ。だけど……少しだけいいかな?丸山さんは少し噛んでたところあったからそこを治すといいかもね。白鷺さんは、少しギターとずれてる部分あるからそこを、若宮さんは逆にテンポが速くなってるね。落ち着いてやればそこも治せるはずだよ。」
俺がアドバイスをすると日菜たちは固まっていた。
「?どうした?」
「「「「「何でここまでわかるの!!」」」」」
「それは………」
俺は説明をしようとしたところで電話がかかってきたので日菜たちに「すまない」と言って電話に出た。
「もしもし?」
「ネクか?リクだ。今からそっちの世界に戻る。ゲートを開いてくれないか?」
「ゲート?どう開くんだ?」
「キーブレードを正面に構えて光が出てきたらそのまま鏡にぶつけてくれ。」
「分かった。やってみる。」
俺は電話を切りロストメモリーを取り出して鏡の前に立ち正面に構えた。
「何してるの?ネク君?」
日菜が疑問を投げかけたので俺は、
「今から面白いこと起こるけど危ないから少し離れてくれ。」
そういうと少し離れてくれた。するとキーブレードから光線がでてきてそれが鏡に当たりゲートができた。そのゲートからリクが出てきた。
「うまくいったな。ネク」
「お前なぁ……タイミング考えろよ……まあ、お帰り、リク。」
俺はリクと会話した後にパスパレのメンバーにリクを紹介した。どうやら白鷺さんはリクを知ってるらしい。まあ、今羽沢珈琲店に居候という形でいるからな。ある程度会話をすませてパスパレ側もレッスンがここまでだったので帰ることにした。すると、大きな地響きが起こった。何事かと思っていると撮影スタジオに巨大な化け物が現れたらしい。俺とリクはすぐにそのスタジオに向かった。
Side パスパレ
「ネクさんとリクさん行っちゃったね。どうしよう千聖ちゃん……」
「落ち着いて、彩ちゃん。彼らなら大丈夫よ。」
「そうですよ!彩さん!はぐみさんから聞いた話だとこの前あった商店街騒動を解決した二人ですよ。」
それを聞いた私は少しだけ驚いたけどなぜか大丈夫だと思った。
「ねーねーこっそりついてかない?」
「日菜さん。それはだめですよ!」
「どうして?麻弥ちゃん?」
「危ないからですよ!怪我したらどうするんですか!!」
「ええ~ここ待ってるの暇だよ~」
「……行ってみましょう。」
「千聖さん!?」
「彼……ネク君が少し気になるの……」
「よーし、行こうよ。麻弥ちゃん。イヴちゃん。彩ちゃん。」
私たちは日菜ちゃんの提案で一緒に行くことにそこで見たのは………巨大な猪みたいなのと戦っている二人だった。
Side ネク
俺達がスタジオに着いたときにいたハートレスは今まで見たことのなかったやつだった。
「こいつは?リク」
「ベヒーモスだ。何でこいつがいるか分からないがな。」
俺達はベヒーモスの攻撃をよけながら弱点であるつのを攻撃していった。するとベヒーモスが吠えて周りの機材が落ちてきた。俺は周りを見渡すとパスパレのメンバーのところに落ちそうになった。
「クッ……間に合え!」
俺はスーパーグライドでパスパレの所に向かい、リフレガで彼女たちを瓦礫から守った。
「何で来た!危ないから戻ってろ!」
「嫌だよ!ネク君がこんなことになってるなんてわからなかったもん!」
日菜が思いっきり叫んだ。
「心配してくれるのはありがとう。だけど、日菜たちが傷つくと皆心配するだろ。」
「そうだけど………でも、ネク君だって………」
「俺は大丈夫。リク。皆を頼む。」
「分かった。」
俺はリクと変わりベヒーモスと向き合った。そして俺はハザードトリガーを取り出した。
“マックスハザードON”
トリガーがそう叫ぶとキーブレードの形が変化してさせる場所ができた。俺はそこに差し込みキーブレードは鎧に変化した。真っ黒な鎧に赤い目の姿になった。
「行くぞ!!」
俺はもう一つのキーブレード”シャイニングソングズ”を構えてベヒーモスに連撃を叩きこみ、敵の攻撃をテレポで回避してもう一度連撃を叩きこんだ。ある程度怯んだところで俺はとどめの一撃を放ちベヒーモスは倒された。
「うっ……うがぁ………」
俺は意識がもうろうとしてきた。そして俺は………完全に意識を失った。
Side リク
ネクの連撃でベヒーモスは倒れて、彼女たちもある程度落ち着いた。しかし、なんだこの胸騒ぎは……俺はネクに近づいた。
「ネク………大丈夫か?」
俺がそう問いかけるとネクはキーブレードを振りかぶってきた。
「何をしてるんだ。ネク………」
間一髪で攻撃は防げたもののこのままこの状態だとまずい。
「なんとしてでもここで……俺が止める!!!」
すると、どこからか拍手の音がした
「誰だ!」
するとそこにいたのは黒フードの男だった。
「ついになってくれたか。ハザードフォームに。」
「お前は誰だ。」
「俺は………」
その男がフードをとると顔が明らかになった。
「どういうことだ。……………」
「え?何で?どういう事?」
「何で………」
「い、イリュージョンですかね?」
「え?何で?その顔って……」
「ええ!どういうことですか?」
そんなはずはない………だってあいつはそこにいるのに………
「何で……ネクと同じ顔なんだ。」
そう、フードの男はネクと全く同じ顔をしていた。
以上第十一話でした。ハザードフォームの登場と今まで出てきた黒フードの男の正体が明らかになりました。ハザードフォームの回はもう少し続きます。そして、鍵使いも第一章が終わりに近づいてきました。では、また次回鍵が導く心のままに。
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