ではどうぞ!!
「どうやら、僕たちの勝ちみたいだね」
「くそおぉぉぉぉぉ!!ここまでか…俺はシブヤを守れないのか!!」
そう言った後キタニジは手のひらを開く。そこには俺達と同じくタイマーが示されていた。残り時間は2分を示していた。
「タイマー!?なんで!?何であいつの手に!?」
俺達は驚く。俺ら以外にもタイマーを付けていたってことは……こいつもゲームをしていたってことだよな。
「このままじゃシブヤが……」
「僕が提案したゲーム、渋谷を終わらせるというゲームに君は乗った。君が勝てば渋谷は存続。負ければ渋谷と君も消滅っていうルールだったよね。」
「はい……」
「そしてハンデとしてRGで君には手を出さず、対戦相手を用意する。僕としても中々楽しめるゲームだったよ。」
「俺が出来ることはすべてやりました。もう……悔いはありません。」
「いいアイデアだったけど惜しかったね。あともうひとひねりほしかったかな。」
「素晴らしい機会を与えてくださり、ありがとうございました。」
そう言ってキタニジは消滅した。何がどうなってるんだよ。
「ヨシュア……どういうことだ……」
音操は唖然としている。そりゃそうだろうな。俺やビイト、シキだって唖然としている。だってついさっきまで一緒に戦ってきた仲間が……こんなことになってるからな。
「すべては僕が敷いたゲームだった。ってこそさ」
「何だって!?ゲーム……それっておまえ……」
「分かりやすく見せてあげるね。そうだな……彼らがちょうどいいかな」
するとビイトとシキの体に異変が起こった。
「何……これ…!?」
「くっ……体が……動かねぇ……」
「ビイト、シキ!!」
「何をした!!」
「フフフ……二人のネク君、僕なんだよ。僕がこの渋谷のコンポ―サーさ」
「嘘……だろ……?」
「まさかって思ったけど本当だったとはな……」
「まあ動揺するのも無理はないね。ずっと一緒に行動していたんだし。でもね、二人には目の前の真実を受け入れてもらわないとね。」
「真実だと!?」
「僕はメグミ君とゲームをしていたんだよ。この渋谷の存続をかけて、ね。」
まさかと思うが、俺達がやってたことって……
「じゃあ……俺が……俺がやっていたことは……」
「フフフ…そう、僕のお手伝い。本当にご苦労様。ネク君達のおかげでゲームに勝つことが出来たよ。」
「そんな…俺…渋谷を……」
「このゲームで僕がしたかったことはたった一つ。メグミ君の対戦相手を用意すること。RGからひとりだけ、ね。」
「それが、俺だっていうのか……」
「その通り流石音操君理解が速いね。僕が選んだだけのことはあるよ。」
「だが待て、俺は何なんだ!!今の説明だと音操は選ばれたのは分かる。じゃあ俺は」
「君には真実の記憶を思い出してもらうようイエン・シッド様に頼まれてリク君も協力してたんだよ。」
「リクも……」
嘘だろ。そのためにこのことを……
「俺を殺したのはオブジェ死神じゃ…?」
「彼は僕を狙っていたのさ。彼は以前からコンポ―サーの座を狙っていたからね。RGでなら僕を殺せると考えたみたいだけど…ちょっと計算が甘かったようだね。コンポ―サーはね、死神と違ってRGでもある程度力が使えるんだよ。彼は目的を達成できずにUGに逃げ帰った。でも僕彼のことも気に入ってるよ。彼のおかげで一段とゲームが白熱したからね。でも、少し熱くなりすぎちゃったみたいだから、彼にはさっきご退場いただいたよ。クライマックスには不要な存在だからね。」
「やっぱり……アイツを倒したのはお前だったのか。」
「なぁんだ気づいていたの?流石音操君だね。音操君とメグミ君の神聖なゲームが彼に邪魔されちゃいけないでしょ?僕がRGまで君を迎えに行くときにさえ邪魔しに来たからね。」
RGまでってことは……嘘だろ、音操を殺した犯人って……
「RGでって…まさか!」
「フフフ…それじゃ僕が預かっていた記憶を全部返してあげるよ。」
そう言ってヨシュアは音操に記憶を戻す。音操から聞いていた話だと、ミナミモトに殺されたってことは聞いていたが思い出したのはそのあとってことになるな。
「はぁはぁ……俺を……殺したのは………せっかく分かり合える友達が出来たと思ってたのに……お前だったんだな!!俺を殺したのは!!」
嘘だろ、ヨシュアが音操を殺したのか……まさか
「ヨシュア、俺をここに連れてきたのも……」
「その通り、僕だよ。さてと、君にはいったん別の時空に行ってもらうよ。」
「何!?」
そう言った後俺は歪みに飲み込まれてしまった。
「さてと、これで始められる。」
「何!?」
「さあ、僕とゲームをしよう。」
「ダマしたな……」
「勝者がコンポ―サーになるゲームだよ。勝者は渋谷を好きにできる。音操君が勝ったら音操君の好きなシブヤ。僕が勝ったら僕の好きなシブヤ。っていったらどういうことか分かるよね?」
「お前……」
「ほら音操君その銃を拾ってよ。僕と音操君で打ち合いのゲームなんだから。」
そう言って俺は銃を拾う。あいつはどこに……
「ルールはいたってシンプルだよ。今からカウント0で撃つただそれだけ。簡単でしょ?」
「ふざけるな……」
「ふざけてなんていないよ。人生の分岐点なんて案外こんな単純なものさ」
そう言われたが俺は何も言い返せなかった……
「音操君?フフフ…変な顔。羽狛さんに言われたこともう忘れちゃったの?」
「俺は……」
「そうそうエントリー料はもらっておいたよ。それじゃ、ゲームスタート」
そう言って無機質にカウントが減っていく。その時俺は気づいていなかったが涙を流していた。
「俺は!!」
俺は覚悟を決めて銃口を向ける。がしかし……
「ううっ……」
そのまま銃口を下ろしてしまった。そして俺は撃たれた。
「フフフ……」
ヨシュアの笑い声の後俺は意識を失った。
ネクSide
俺はヨシュアに落とされて何もない場所にたどり着いていた。
「ここは?」
俺はとにかく歩く。そうでもないと元の場所に行けないかもしれないからな。しかし、何もないな……そう思っていると
「お前は誰だ?」
リクのような姿をした青年が俺の目の前に現れた。
「君は?」
「俺はヨゾラ。お前は山吹ネクか?」
「どうして俺の名を?」
「俺はソラを守るよう頼まれているんだ。お前の中にいるソラをな」
「ソラ?何であいつが」
「俺がソラを凍らせた時、心はお前に移ったみたいだから。」
何で俺に……なんて考えていると
「もうここは限界みたいだな。またいずれ会えるさ。その時に」
「おい、待て!!」
そう言った後ヨゾラはいなくなっていた。
「何だったんだ、あいつ……俺の真実って……」
そう思っていると何かのかけらが落ちておりそれを拾った瞬間俺の記憶が戻ってきた。
「グッ……これは……あの時の……」
俺が元の世界で生きていた時……俺はいじめられていたんだ。俺はそれに耐えきれなくて人を信頼することをやめたんだ。その時に俺は幼い兄弟をかばって事故で亡くなったんだったな。でもどうして今それを……
「何で今このことを……」
そしてそれには続きがあった。俺をこの世界に転生させた神がある計画を企んでいることが乗っていた。
「さて、私が彼を倒してこの世界を制圧すれば私は最高神としてあがめられる。そのために利用させてもらうぞ。」
といった内容だった。
「……あの神が俺を送ったのはこの世界で鍛えた俺を殺して英雄になるってことかよ。ヨシュアはそのことを伝えようとしていたんだな。」
その瞬間俺は光に包まれた。
以上第40話でした。さあ次回で本当にすばせか編が完結します。長かった話も今年中に終える為に明日も投稿します。今回は短めでしたがいかがでしょうか。
感想、評価、誤字脱字の指摘お待ちしております。
それではまた次回鍵が導く心のままに
鍵使いのヒロインたちとのR18のやつ見たいですか?
-
見たい
-
見たくない