鍵使いの少年とガールズバンド   作:ネク

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 さあ、今日は美咲の誕生日!!というわけで番外編を更新していきますよ!!

では、どうぞ。


ネクと美咲の何気ない一日

さて、今日は何をしようか……そんなことを考えていると携帯にメールが届いた。

「いったい誰からだ?」

 

 俺は届いたメールを確認すると送り主は美咲だった。して、内容はどんなものなのかを確認した。

『ネクさん、今日暇ですか?暇ですよね?なので、買い物に付き合ってもらえませんか?場所はショッピングモールでお願いしますね』

という内容だった。いや、暇なの確定させるなよ。まあ現に暇だったし行くか。

『分かった、今から向かうわ。現地集合にしようか。』

そう返すとすぐに返信が来た。

『分かりました、では待っています。嘘ついたらユルシマセンヨ』

待って、なんかメールからとんでもなく負のオーラを感じるよ!!               

「沙綾、ちと出かけてくるよ。」

「いいけど誰と?」

「ああ、美咲に誘われてな。」

「ふーん……そうなんだ。」

「なんだよ……」

「まあ、楽しんできてね。」

 

 そうして俺はショッピングモールへと向かった。だが、なんだろうか嫌な予感がするのは俺の気のせいだろうか。

 

Side 沙綾

「兄さん、浮気なんて感心しないな……」

 

 私は慣れた手つきで香澄達に連絡を回した。

『兄さんは今日美咲と出かけるんだって。だから、あたし達で監視しようよ』

私が送るとすぐに返信が来た。

『もちろん』

そして、すぐに私の家に集まってくれて作戦会議が始まった。

「それで、兄さんたちを監視しようか」

「ばれない様にこっそり着いていくとか?」

「それがいいと思うけど、先輩はすぐに気が付くかも?」

「なら、ばれない様に変装していこうよ。そうすればばれないよ」

「日菜の意見に賛成かな。早速変装していこう。」

 

 そうして、私たちは変装してショッピングモールへと向かった。

 

Side ネク

 

 さて、とりあえずついたが美咲はどこに……そしてあたりを見渡すとすぐに美咲を見つけた。

「おーい美咲!!」

「ネクさん、大きな声出さないでくださいよ。目立つから。」

 

 美咲は恥ずかしそうにしていたが、今日はいつもと雰囲気が違うような?

「美咲、今日はどうしたんだ?俺を呼び出して」

「ああ、それは私の買い物に付き合ってほしかったからですよ。」

「……つまりは荷物持ちってことだな。」

「はい、そう言うことですね。」

 

 そう言うことかよ。まあ、いつもあいつらに苦労してるからこそ偶には手伝ってやるか。

(こうでもしないとネクさんをデートに誘えないし……)

「ん?何か言ったか?」

「いえ、何も言ってませんよ。それじゃ行きましようか。」

 

 そういうと美咲は手をつないできた。恋人みたいに

「美咲、これだと恋人みたくないか?」

「いいじゃないですか。偶にはやらせてくださいよ。」

 

 そう言って上目遣いで聞いてきた。可愛いな……

「それで買い物って?」

「はい、羊毛フェルトの買い足ししたくて。」

「そうか……なあ、美咲今度俺に教えてくれないか?美咲が楽しそうにしているのを見てると俺もやってみたくなった」

「いいですよ。何なら、今から教えましょうか?」

「いいのか?」

「いいですよ。」

 

 そう言って俺達は羊毛フェルトの売り場に向かった。凄いな、羊毛フェルトっていろんなものがあるんだな。そして、実際に作れる場所があった。

「ここでならできそうなのかな?」

「はい、ここならすぐに教えることが出来そうですね。」

「なら、教えてくれるか?美咲先生。」

「はいはい、やりますよネクさん。」

 

 そうして俺は美咲に教わりながら羊毛フェルトであるものを作っていった。

(こうしていると、本当に彼女みたいだよね。本当にそうなればいいのにな……)

 

 Side 沙綾

「美咲ちゃんずるい。あんなに近づいて。」

「でも、楽しそうだよね。」

「いいなーあんなに密接して。」

「アタシの時以上にやってるじゃん美咲もやるね~」

 

 私たちは影からこっそりのぞいていた。あんなに兄さんと接近してるなんて羨ましい。

「そう言えば、今日って美咲の誕生日だったね。」

「だから、兄さんを誘ったのかもね。」

 

 成程……そうだったんだ。まあ、今日は大目に見てあげようかな。

 

 Side ネク

「良し、できた!!」

「おおー初心者にしては凄いと思いますよ。」

「それは、美咲の教えが上手いからだよ。」

 

 これは実際そうだと思う。初めてでもここまでできたのは教え方が上手く、分かりやすかったからだろうな。

「これ、やるよ。」

「え?いいんですか?」

「だって今日は美咲、お前の誕生日だろ。俺は何か渡せるものがないのかと考えていたんだがせっかくなら二人で作ったものがいいかなっと思ってな。」

 

 俺がそういうと美咲は泣き出した。

「美咲、大丈夫か?」

「嬉しいんですよ、私のためにここまでしてくれる人がいなかったから……」

「だって、今日は美咲が主役だろ。なら……」

 

 そう言いかけた瞬間俺は美咲にキスされた。

「んむっ……」

「お礼ですよ。この作品、大切にしますね。ネクさん」

 

 そう言って美咲は帰っていった。俺はしばらくその場に立ち止まることしかできなかった。

 




以上美咲の誕生日回でした。落ちはリサと同じ感じにしてしまいました。
改めてこの場にて、美咲誕生日おめでとう!!
そして、この作品の評価に色が付きました!!皆さんのおかげでここまで行けることが出来ました。本当にありがとうございます。
感想、評価、誤字脱字の指摘お待ちしております。
それでは次は本編で会いましょう。そして、次回の番外編は有咲の誕生日回になります。
それではまた次回鍵が導く心のままに。

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