私は暇なときには大抵他のVtuberの動画を見てたりするけども、それで時々羨ましく思うことがある。
多人数コラボだ。
共通のテーマとか企画があって、それにたくさんのVtuberが参加してわちゃわちゃするアレである。何が良いって、Vtuber同士が絡み合うと、その人の普段見れない一面が惹き出されたりすることだよね。しかも、Vtuberが多いと視聴者もいっぱい来るし、混ざってぐちゃぐちゃなる混沌コメント君面白いし、”あ、このVしゅきー♡”っていう発掘があったりもする。
この前も私の推しの可愛い新人Vtuberちゃんが実は空手の有段者ってのが他のVtuberとの会話の中で明らかになったことがあったんよ、ありゃ震えたね。
羨゛ま゛し゛い゛な゛ぁ゛黒゛帯゛・・・。
んで。私はと言えば、そう言うコラボはあまりしない。
雫さんはほら、多忙な人だし。あんまりわちゃわちゃに入るキャラじゃない。
武士も、うん、声がでかいね。でか過ぎ。それで空気読めないんだからもはやテロ。私と喋ってると尚更でかい気がする、アレルギーみたいなもんなのか?
だから珍しくいろんな人とコラボするよーっていう場面だと、私はソロでぶち込まれることになる。
やったね!ほかのライバーさんはある程度顔見知りなのに私だけだーれも面識ないや!ふぁっ〇!
まあ、つまり、浮くよね。いつも会話の中でふわふわしてるし大人しくしてる。どうも窒素です。だから視聴者からは借りてきたゴリラって呼ばれちゃうわけだ!ゴリラどこで借りれんだよ!私にも貸せよ!家に飾るよ!
かと言って、雫さんと武士と3人でコラボしたところで、上手くいくわけじゃないんだよねー。
別にみんな会話得意じゃないし、誰も仕切り方とか知らないし。謎の沈黙とか平気で生まれるし・・・。武士も黙るんよあいつ。何でなんあいつ。空気よめ。
コメント欄ではお通夜って言われてたな確か。あれで三人で集まるのはまずいっていう暗黙の了解みたいなのが出来たんだっけな・・・。運営も「^^;」みたいな感じだったね、うん。一対一ならだらだら喋るんだけどね、難しいね。
あーあ。誰か先頭に立ってもらって、企画考えてもらって、私たち三人纏めて仕切ってくれる人がいたらなー。(人任せの極致)
・・・そんな都合のいい
「あるわよ♡」
ありました!ドラ〇もんじゃないけど青い御方!
ゴライアス先輩とディスコードで通話してたら思いもよらない返答が返ってきました!
「あるんですか!?」
「あるわよ♡」
「それはどういう・・・」
「うふ、まあ楽しみに待ってなさい♡ あたしが楽しー企画を考えてあげるわ♡ うふふふ♡」
ゴライアス先輩はなんとも楽しそうに笑っていた。私は背筋に冷たいものを感じた気がした。
「第一回、次に武士ちゃんなんて言う大会~!」
「「「「いええええい」」」」
うえええい
まってたあああああああ
いえええええええい
ゴライアス先輩の始まりの音頭と共に、私たちの配信は始まった。
ゴライアス先輩主催だ。まさか本当にコラボ企画をやるとは。さすが強欲のオカマ、行動力の化身。
「おっと、企画をする前に自己紹介しないといけないわね♡」
配信画面にはクイズ番組でよく見かけるようなIの形をした回答台が横に複数並べられていて、それぞれにVtuberが立っている。3Dではなく立ち絵。私はそれの一番右だ。端っこは良いね・・・。リリン、落ち着くね。
あと私たちのさらに上、画面上部に四角いワイプがある。誰がいるって・・・?髭面のちょんまげの人相の悪い知らん人だよ。
ちなみにゴライアス先輩は司会なのでちょっと離れたところに立っていた。これは選ばれしオカマ。
「まずは私、山田ゴライアスよん! 皆ぁ~~~んんんちゅ♡♡♡」
先制攻撃きたああ
デバフきちゃうううううう
▽防御力がガクッと下がった!
今日は赤いスキンヘッドに赤い唇である。
季節によって変わるのかな?紅葉みたいな感じで。あ、いま春か。あれ。
「じゃ、左からお願いねー♡」
有象無象を踏み潰して固めて地面にしてお花を咲かせるタイプのゴライアス先輩は、気にせずに次を促す。
一番左に立っているのは、白い長髪に赤目の美少女。雫さんである。
「うさぎさんたち、こんにちわ~ 夢野雫だよ~ えへへ」
きゃわあああああああああ
あvぼえrhヴぇおあv
ありがとうございますぅぅ!!
可愛すぎてキレそう
コメントが発狂してるが概ね私も同意である。
雫さんは可愛い(至言)
「雫ちゃん久しぶりね~♡」
「そうですね!」
「4億年ぶりぐらいかしら?」
「二日前に連絡しましたね!」
「そうよねぇ♡」
時間軸歪んでるわw
オカマだけ別の次元を生きてるw
4億年はもう化石なんよ
シ ー ラ カ ン ス 系 オ カ マ
相変らずゴライアス先輩は適当だし、雫さんの包容力は宇宙だった。
「じゃあ次よん~」
今度は真ん中。
青白い肌で目にかかる灰色の髪の毛で負のオーラがすごい男の子だ。
君の名は・・・。
「悠久の時を生きるゾンビ、影沼ヒトリです」
何 故 だ 。
なぜ自分から死地に足を踏み入れたんだ、ヒトリ君。。君はまだ若いのに!(新人)
「私が連れてきたの♡」
お前かオカマ。
「私も若い子と絡みたいじゃない?? だからLIMEで一斉に募集かけたの~そしたら釣れちゃったの~♡ 上物ぉ~♡」
可哀想に・・・
これがV界の英才教育ですか?
かげぬー、強く生きて
↑もう死んでんだよなあ
「あ、、あの、みなさんよろしくお願いします!」
「ヒトリさん、初めましてっ」
「あああ初めましてっ!夢野先輩!あのっよろしくお願いしますぅ!」
「緊張してて可愛いですね~」
あら~^
うわ、てぇてぇだ!!
おねショタ感あってやばい死ぬ
いいですねぇ!(ゲス顔)
んーー、んっ!(唐突な死)
何だこの尊い空間は・・・。体の不調が全部直りそうだ・・・。でも私と会った時はそんなでも無かった気が・・・ん?
「もうイチャイチャしてずるいわねぇ~ 悔しいから次よ!次!一番右!」
人 を 緩 衝 材 に 使 う な。
「ええ~、時雨リオです 今日も元気です こんにちうほ」
うほおおおおおおおお
このローテンション、落ち着くw
落差で草
クールだぜ
「あら?ほんとに元気なのかしら?バナナ食べなさいよ、バナナ♡もう♡バナナバナナ♡」
「バナナって言いたいだけですよね?」
「良い響きよねバナナ♡ バ・ナ・ナ♡」
「絶対ダメな奴だこれ・・・」
攻 撃 特 化 オ カ マ
一回怒られろw
去 勢 し ろ
ゴライアス先輩って基本的に自分の配信でも下ネタばんばん使ってるからなぁ。Vtuberになる代わりに倫理観を捧げたのかな。ていうかNowTube君に怒られたりしないのかな。
「警告を喰らったことは一回あるのよ~♡」
確信犯だった!?
「リオさん今日もかっこいいですね!」
「ど、どうも・・・ あ、ああほら、雫さん、雫さんもすごく可愛いですよ!」
実は会う度に言われてるからな、一周回って慣れたわ。慣れてねえわ。
応援を付けなければ。
「ねえ、ヒトリ君、雫さん可愛いよね?」
「え、あっ、あの・・・」
「リオさん、かっこいいですよね~」
「あ、ええ、その。。」
やめて!かげぬーのライフはもう0よ!
修羅場ってて草
新作のギャルゲーかな?
↑もう詰みルートだよ
かげぬー、お前は強くなる
「私が好きって言いなさい」
「え?」
「私が好きって言っときなさい」
「あ、あ」
「さあ」
「あの、僕・・・」
「ゴライアス先輩が好きです!」
「「っっ!!??」」
なん・・・だと・・・?
「あら、うれしっ♡」
草
草
そんな馬鹿な・・・
狙いが大物過ぎんかww
気 狂 い
とまあ、こんな茶番を挟みつつ。次はいよいよあいつの自己紹介である。
「それじゃあ最後、主役の登場よんっ♡!」
四角いワイプの中にいる男が口を開いた。
・・・来るっ!
「某はああああああぁぁ!!江戸の大剣豪うううぅぅぅ!!!切った相手は数知れずうううぅぅ!!織田信長とは親友の仲ぁぁぁぁ!!! 我こそが!江戸の!一匹狼!駿河、武士であるぅぅぅ!!!!!」
うるせええええええww
長えよww
きゃあああああぶしいいいいい
本 日 の 1 0 割
出 オ チ
瞬く間に大ボリュームが配信に響き渡った。
もちろん駿河武士である。
「いきなりうるさすぎるだろ、電車かよ」
「ふう!貴様が小さすぎるのだろう!!」
「そりゃあんた視点なら全部小さくなるわ!」
「そう!某はビッグ!トップ!!ヒップ!!!」
「最後ケツじゃねえか!!」
「ケツで何が悪いんじゃあああ!!!」
「うぜーから突っかかってくんなぁ!!」
犬 猿 の 仲
生き生きしてんなぁww
リオの声が低くなるの好き
※声がでかい方が勝ちます
声帯どうなってんのこの人ほんと。
「相変らず仲良いのねえ♡」
「これで仲いいならこの世から争いが消滅するでしょうね」
「でもリオさん、さっきよりも声が出てますよ!」
「これに備えて準備してただけです」
「リオ先輩も駿河先輩も声おっきいなあ・・・」
「ヒトリ君、今のは感心するところじゃないぞ・・・」
むしろこの落ち武者みたいに放ってはならいという戒めを持ってほしい。ヒトリ君の声は透き通ってて良い声なんだから、こんなバズーカみたいな声にならないでね。
「そういえば武士とヒトリ君って面識あんの?」
「ないな!全くない!!お天道から御代官様からごry」
「はいはい分かった分かった じゃあ、挨拶しときなって」
「あら~リオちゃんお母さんみたいね♡」
「絶 対 嫌 だ」
「私、リオさんみたいなお母さんも欲しいです!」
「おk、今日からママになる」
ママあああああああああ♡♡
母ゴリラ×雫
う~ん、閃いた!
↑へーいぽりすめーん
これはナイスアシスト
武士とゾンビのファーストコンタクト。
ワーストコンタクトにならないことを祈る。
「あ、初めまして、影沼ヒトリです」
「ふうむ、某が駿河武士である」
「きょ、今日はよろしくお願いします」
「承った!」
上下関係のある世界なんだなあ・・・
声のボリューム落ちてて草
※意外と気遣いが出来る男です
「なんで偉そうなんだよ・・・」
「それはだなああああ!!!!某が今日のおおおお主役!だからである!!!」
「主役だぁ・・・?」
そうだっけか。未だにゴライアス先輩から詳しい企画内容を聞いてないからよく分からない。
武士のたわ言じゃないのか・・・?
「確かに主役ね♡」
「!?」
たわ言じゃないのか!?
「リオちゃん、さっきもタイトルコールしたでしょ~ 『第一回、次に武士ちゃんなんて言う大会~!』なのよん♡ つまり武士ちゃんが今日のメインなのよ♡」
「ま~じですか。。」
「武士さん大抜擢ですね」
雫さんがニコリと笑う。ああ、なんて受入れが早い・・・。私は嫌な予感がしますよええ。
「ふっむ! ようやく某が主に相応しい器であることに気が付いたということだな!重畳重畳!」
「なんだこの言い返せない感じ・・・腹立つぅ」
「安心していいわよ♡手綱はしっかりあたしが握っちゃうから♡」
「なぬ!?」
「ああ、先輩がいてよかった」
頼もしいオカマ
ゴライアスに握られる(意味深)とかご褒美では?
おっと、それ以上はいけない
ゴライアス先輩が言うなら多分大丈夫だな。よしよし。
大声大会とか開催されるんじゃないかとびくびくしちゃったぜ。
「それでどんな企画何です?」
「そうね、説明しましょう
簡単に言うと武士ちゃんに、いくつかインタビューをしてあるのよ♡ それはもうたっぷりね♡
だからみんなには今から質問文だけを聞いてもらって、武士ちゃんがなんて答えるのかを当ててもらうと思うの。
ね、簡単でしょ?」
ゴライアス先輩はそう、説明した。
「「「ほえ~~」」」
私たち回答者三人は呆けた声を漏らした。
かげぬー好き
雫ちゃんの方が可愛いぞ
あほリオ可愛い・・・
全 員 し ゅ き
・・・いやまてよ。
簡単?簡単なのか?
相手は駿河武士だぞ?人類を分けるとしたら人類か駿河武士か、でおなじみの武士だぞ?
簡単なわけなくないか?
言うなればそれは野生のタヌキが考えていることを当ててくださいみたいな・・・
「はっはっは~~~某の思考が読めるかぬぁぁ~~~???」
だめだ、”ぬぁぁ~”が嫌い過ぎる。