ゴリラじゃないからっ!   作:もぐら王国

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武士が何言うか当てるゲームだっ![終]

私が1点。雫さんが1点。

出題は当然続いた。

 

「それでは第三問目 『壺男、クリアするまで挑戦するんじゃああああああぁぁぁ』配信より・・・」

 

10時間やってたやつね。えっぐ。

卵。

 

「武士ちゃんが苦労してゴール目前までたどり着いたにもかかわらず、操作を誤ってスタート地点まで落下しました。その際に発した一言とは何でしょーか♡」

 

出たw

また懐かしいものをww

古過ぎて草

武士の断末魔好き

↑勝手に殺すなw

 

ゴライアス先輩が声高々に問題を読み上げたが無論知らない。

武士の耐久配信なんて追ってみろ、鼓膜飛ぶぞ。(⤴)

まあ配信してたのは知ってますけども、途中で”壺から出られぬ某を応援するがよい”とかいうふざけた文言とともに心折れかけた武士から通話がかかってきたんだけども。だから、お前は生まれた時から下半身が壺なのよ、って衝撃の事実を言っておいたんだったな。たぶん最適解だあれ。

それ以上何も知らない。

 

「ぐんぐんぐぐーーーん♪」

 

暇な武士は意味不明なことを呟いてまたデバフをかけてきている。考えると頭がぐんぐんぐぐーーーんするから考えてはいけない。

 

ぐんぐんぐぐーん^^ ぐんぐんぐぐーん^^

 

リオ壊れちゃった・・・

デバフかかりまくりで草

IQ下がるでほんま

こ ん に ゃ く

 

・・・ぐn、おっと。

 

「それじゃあ回答を一斉におーぷん♡」

 

私と雫さんの回答は、”もう限界じゃ!”とか”無理じゃ!”とか”じゃじゃじゃじゃぁ!!!!”とかそんな奴だった。

特に気に留める必要もない。正解に掠る事すらしてなかったのだから。

だけどもヒトリ君の

 

 

よぉぉぉし、決めた 次墜ちたらVtuberやめるぞぉぉぉ!!

 

は素晴らしい回答だった。

 

「正解を見ましょ」

 

過去のアーカイブである、壺男で落下した武士が言った。

 

「よおおおおし、某決めたぞ! 次墜ちたらVtuberやめるぞぉぉぉ!!!!」

 

正 解 だ っ た 。

 

wwwwww

自我失ってんの草

勝手に賭けられてるVtuber君可哀想

振り出しに戻ったのになんでこんなに元気なんだよwwww

 

ちなみにこの宣言の後、4回落ちたらしい。Vtuberやめてんじゃねえか。

映像がクイズ会場に戻る。

 

「でもよく分かったわね♡」

「天賦の才だのぉ」

 

ゴライアス先輩が褒めたたえる。天賦の才に謝れ。

でも確かに良く正解したと思う。10時間分の数秒なんて、普通覚えてないじゃん。

 

「僕、耐久配信を見るのが好きなんですよね・・・」

 

ヒトリ君はぽつんと呟く。まるで性癖を告げるように恥ずかしそうに言った。

 

「耐久配信してる方が段々と精神崩壊しておかしくなっていくのがその、好きなんです、よね・・・」

 

性 癖 で あ っ た 。

 

ひぇ・・・

こっわ

これは闇属性

サイコだぁ・・・

期 待 の 新 人

 

 

歪みさえも感じられるドS極まった発言に武士と私は閉口し、雫さんは微笑み、ゴライアス先輩だけが「まあ♡」と喜びを露わにしていた。

 

これが、、大型新人なのか・・・。

 

 

 

 

 

この後、雫さんがさらに1点を獲得して点数は

 

私1点 雫さん2点 ヒトリ君1点

 

となった。

いよいよ次がラストの5問目となるが、もはや逆転は出来ないんじゃないだろうか。

 

「これはもう無理なんじゃ・・・」

 

私が悲しげにつぶやくと、ゴライアス先輩が青い眼をかっと目を見開いた。

 

「あららららららら!?!? ここで逆転のチャンス到来よ!!!!」

 

「「「え?」」」

 

私たち3人は揃って驚きの声を漏らした。

 

「ぬう!?」

 

武士も驚いている。あんたも知らされてなかったのか・・・。

 

激熱展開きたああああああああああああ

チャンス!?

まだ舞える!!!

や っ た ぜ

 

ゴライアス先輩はいかにもサプラーイズな口ぶりで続ける。

 

「次の問題を正解すれば、なんと800点よ!!」

 

今までの小競り合いは何だったのか思わせるほどの大量得点であった。

これぞ様式美。

 

「すごいわね~♡ 大・サ・ー・ビ・ス、ね~♡」

 

ねっとりとしたゴライアス先輩の声を聴きながら消えかけていたやる気を奮い起こす。

 

「やったあ・・・ 僕にもまだ勝てるチャンスはあるんですね!」

 

え、この状態でも入れる保険が(ry

 

「負けませんよ~♪」

 

雫さんに対してもまだ勝機があるとは。

優勝しなければ。

 

 

 

 

 

「それじゃあ準備はいぃい?」

 

息を呑む音だけ。

楽しいバラエティ系クイズ企画とは思えないほどに緊迫した空気が漂っていた。

わちゃわちゃしてたけど最後ぐらいは真面目モードである。

 

「最終問題!」

 

ゴライアス先輩が言った。

 

「武士ちゃんに尋ねました! 武士ちゃんがもしも異世界転生するなら、どんな魚を望むのでしょうか!」

 

おしゃかなああああああああああああ

海鮮来たあああああああ

変なの来たああああああああ

みんな大好き異世界転生

尚、さかな・・・

 

ワァ、オサカナ・・・オサカナサンダァ・・・

 

「流行りの異世界転生だから楽勝よね~♡」

 

いや魚なんだよなあぁぁ。問題は生ものの方なんだよ。。

異世界転生であったかなー、魚になってみたって。”魚になった俺が異世界の海一周してみた”。

あるわけないね。

そもそもそんな願望を配信で言ったことがあるのだろうか?

 

「そもそもそんな願望を配信で言ったことがあるんですか?」

「ないわね♡」

「ないんかい」

 

なかったw

じゃあ分からんわw

武士がうちの金魚に転生しないかな~

↑金魚「餌をよこせえええええぇぇぇぇぇぇ」

↑猫の餌にしよう

 

言って無いんかい。

ヒトリ君も雫さんも既に回答を書き始めている。武士の性格から予測してるんだろうか。

そうは言ってもな・・・

 

「おろろろろろん おろろろろろろろぉ」

 

考えてると武士がなぜか泣き真似を始めた。

 

「おろろろろろぉ おろろろろろろろん」

 

泣き方特徴的過ぎだろwww

おじさんさぁ・・・

歌舞伎で草

武士を放し飼いにしたやつ誰だ!

 

おじさんの泣き真似なんて新手の拷問だよ・・・。

まあ気が散っても散らなくても、分からないもんは分からないんだよね。

せめて、ヒント。ヒントが欲しい。

 

「ゴライアス先輩!何かヒントはないですか!」

「ヒント、ね~」

「ヒント、です」

「欲しいの♡?」

「欲しいです!」

 

何となく熱の籠ったゴライアス先輩の言葉を押しのけて執拗にヒントをねだった。

 

「私も正直欲しいです~」

「僕も、あったほうが、いいです・・・」

 

回答を描き始めていた二人も自信はなかったようだ。

三人でヒントを求めた結果、ゴライアス先輩がとうとう喋ってくれた。

 

「ヒントはね~♡ 今までの言葉を思い返す事ね♡」

「「「???」」」

「そこに既に答えが出ているのよん♡」

「「「!」」」

 

みんな一様に驚いた表情をした。私も例外ではない。

もう出てる、ってどういうことだろ・・・。

私は今までのクイズを思い返す。

答えになりそうな者なんてあったかな?

答えか?

思い返す。

一問目の答え”ビワ”。

二問目の答え”負け戦”

三文目の答え”墾田永年私財法”

・・・駄目だ、なんの共通点も思いつかない。

他になかったかな?他に変わったこと、他に、他に・・・。

 

「おろろろろろろろぉ~ おろろろろろおぉ~」

 

うるさいなぁ。

 

「おろろろろお~ おろろろろお~」

 

考え中だっての

 

「おろろろろろぉ~ おろろろぉ~」

 

・・・いやまてよ。

武士は最初からなんか言ってた。

意味のない言葉だと思ってたけど。

暇つぶしだと思ってたけど。

 

まさか・・・!!

 

「終わりよーーーーん♡♡♡」

 

私が急いで回答を書き終えるのと同時に、ゴライアス先輩の回答時間終了のコールが響いた。

 

 

 

 

「はーい♡ そしたら回答を順番に開けていくわね~♡」

 

そう言ってヒトリ君から回答を明らかにしていく。

 

「ヒトリちゃんの回答はこれよ♡」

 

 

 

 

 

サメ

 

 

 

 

 

 

サメ来たああああああああ

ありそうなところ来たねえ!

好きそうだもんなぁ

庭の池で飼いたがりそう

ペット:サメ

パワーワードで草

 

フリップには海のキングの名前が堂々と描かれていた。

 

「どうしてサメだと思ったのかしら」

「サメはすごく強くてかっこいいので、駿河先輩も憧れるだろうと思ったんです」

「成程ね~ 確かにあり得るかもしれないわね~♡」

 

海の中で圧倒的な強さを誇る生物、サメ。確かになりたいと思うかもしれない私がなりたい。ほんとに。

だがそれではない。

 

「じゃあ次に、雫ちゃん!」

「私はこれです!」

 

 

 

 

ウツボ

 

 

 

 

 

ウツボ来たああああああああああ

まーた良いところ来た!

これはある

ウツボ食べたい

 

可愛らしい丸文字で書かれていたのは海のギャングの名前である。

 

「私もヒトリ君に似てるんですよね~ ウツボってかっこいいじゃないですか」

「それもそうね~♡」

「あとウツボは大体全長1mくらいで、温暖な地域の浅瀬にすんでいて、獲物に噛みつくとぐわーって身体を捻って噛み千切ろうとするんですよ~」

 

・・・やたら詳しいの笑うんだよなぁ。なんでなんだ。雫さんだからか。そうか(思考停止)。

 

「ふぁんきーね♡」

 

だがそれでも、ウツボじゃない。

かっこいいに違いはないけど、うつぼじゃない。

 

「それじゃあ最後、リオちゃん」

 

本当の答えは・・・これだ!

 

 

 

マグロ

 

 

 

「あら~♡ リオちゃんマグロ好きなの♡~?」

「え、あ、好きです」

「リオさん! 今のセリフもう一回!! 録音します!」

「えぇ・・・」

 

あら^~

百合展開来たあぁ!

しずリオてぇてぇ

 

かっこよく出したのに、ムードなくなったな。。

まあ気を取り直して。

 

「私は、この答えすっごい自信あるんですよ!」

「あらぁ、そうなの♡?」

「はい」

「それはどうして?」

「やっぱりゴライアス先輩のヒントがきっかけです」

「聞かせてもらおうかしら」

 

コナンみたいな展開で草

謎解きパートww

いつから純粋なクイズ番組だと錯覚していた?

リオは探偵だった・・・?

探偵(ゴリラ)

 

「ゴライアス先輩、答えは既に出ているとヒントで言いましたね」

「ええ」

「それで私は今までの回答の答えを考え直しました」

「なるほど」

「繋げてみたら何か浮かび上がってくるかとも思いましたが、全く 共通点すらありませんでした」

「ほうほう」

「私はそうして絶望しかけたのですが、もう一つ、あることに気づいたんです」

「言ってみなさい♡」

「武士の独り言です 武士は私たちがクイズに苦しんでる間、ずっとよく分からない事を言っていました」

「言ってたわね」

「私は最初、あれは武士の嫌がらせだと思ったんです 何度口に爆薬を詰め込もうかと・・・」

 

「はうっっ!!??」

 

モニタに映る武士が驚いた声を上げた。

 

こっわ

容赦なくて草

これが武士リオか・・・

武士はそれでもピンピンしてそうww

うまいうまいって喜んで食べそう

人外で草

人外なのよ

 

「でも違ったんです あれが答えそのものだったんです」

「というと?」

「最初は”ままままままままま”

次に”ぐんぐんぐぐーん”

最後に”おろろろろろろん”

 

順番に読むと浮かび上がってきますよね!」

 

そう、それがマグロ。

 

たしかに!

マグロ・・・だと・・・!?

リオいつからそんなに賢くなったんだ!

本物のリオどこ・・・

マ グ オ

 

「あらあ~名推理ね♡ 果たしてそれが正解なのかしら・・・答えの方を見てみましょう♡」

 

画面いっぱいにインタビューされる武士の映像が現れる。

 

「武士ちゃん♡ もしも異世界転生するならどんな魚を望むかしら!?」

「ぬおお~そうだの~」

 

ほら言え。言え。

 

「それはあれだの、ずーっと泳ぐ魚 某はずっと進み続けたい つまり、、」

 

言え。

 

 

「マグロであるな!!!!」

 

 

 

「ということでリオちゃん大正解♡♡♡♡」

 

おおおおおおおおおおおおおお

すげえええええええええええええええ

さすリオ!

持ってんねえええええ!

大 勝 利 !

 

やたああああああああああああああああ。

 

「そしてこの瞬間、リオちゃんが801点獲得! 優勝が決定よーーーーん♡♡」

「やったああああああああ」

 

「リオさんやりましたね!!」

「リオ先輩、すごいです!」

「うええええええええい!!!!」

 

念願の優勝を果たした。

今だけはパリピとか言う種族になろう。

 

「うえええええええい うええええええい」

「すごい喜んでるわね♡」

「それでそれで! 豪華な賞品って??」

 

私はうきうきで尋ねた。

ゴライアス先輩はうきうきで返した。

 

「私が深夜やってる”朝までオカマラジオ”でコラボ出来るのよ♡」

「・・・」

「コラボ出来るのよ♡」

「・・・ぅぇーぃ」

「うえーい♡」

 

引いてて草

良かったね^^

声が小さいぞ~?

可 哀 想

 

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