Bチームの生き残り   作:いさな

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第4節 救いの手

「坊主、待ってたぜ」

 

アサシンを倒して一旦ベースキャンプに戻ってくると、そこにはフードで顔を隠した男が待っていた

 

「サーヴァント!?」

 

「おう、この世界のキャスターのサーヴァントだ よろしくな、嬢ちゃん」

 

キャスタークラスで呼ばれたクーフーリンと言われているサーヴァント

ただ中身は『二つ目の異質な宝具』『最終再臨には狼が二匹』などその情報から浮かび上がるのはオーディンという存在

 

そして何よりも特異点Fの修復後にその記憶を保持している異様さ

本来であれば修復後にはその特異点で起こったことはなかったことになり記憶はなくなるはず

 

――いや、そんなこと今はどうでもいい

重要なのは原作で仮契約を行い特異点Fで唯一仲間となってくれたサーヴァントってことだ

やっと、見つけた

 

「泥に侵された残骸とはいえよく二人でアサシンを撃破した―― やるな、お二人さん」

「それでこれは相談なんだが、俺もあいつらとは敵対関係でね 一緒に協力しねえか?」

 

よし、よし!よし!!! これで希望が見える!

 

「問題ありません、やりましょう、仮契約でいいですか?」

 

「ちょ、ちょっと待ちなさい貴方! まだ相手の話も聞いてないのよ!?」

 

所長が止めてくることで少し冷静になる

確かに相手の話も聞かずに即答はおかしいか?

まずい、これで警戒されるようなことになれば――

 

「嬢ちゃんの言う通りだな」

「そっちの事情も知りてえし、契約うんぬんはそっからだ」

 

――セーフ、か?

どっちかわからねえ クソ、焦りすぎた

 

「まあ契約するとしたらそっちの坊主だ やる気があるのは結構結構」

「お嬢ちゃんでも良かったんだが 見事なことにマスター適正だけがすっぽり抜け落ちてやがる」

「どうなってんだそれ?」

 

「うるさいわね、あなたには関係ないでしょ」

 

「ま、そうだな」

 

「――それではこちらの、カルデアについてから説明をしましょうか」

 

よしこの間に頭を冷やせ、この機会を逃したらもう何もない

――失敗は許されねえ

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

「人理修復、ねえ」

 

キャスターが相槌をうつ

 

「じゃあ次はこっちか、まずはここで起こってることについてでも説明するか」

「聖杯戦争って言ったら伝わるか? ――よし、問題ないな」

「この地でのルールは、そうだな簡単に言えばサーヴァント七騎のバトルロワイヤルだ」

 

「さっき倒したのはアサシンって言ってたわよね」

「まだあと五騎も同じようなのを相手にしないといけないってわけ?」

 

「いや、生き残ってるのは正確には俺とセイバーの二騎だけだ」

「あのアサシンはセイバーが倒したことで生まれた… そうだな、例えるなら残骸みたいなもんだ」

 

「――あれで、残骸」

 

「おう、だからセイバーさえ倒せばこの聖杯戦争は終わる」

「バーサーカー以外の残骸なんぞはマスターがいない状態の俺でもどうとでもなる」

「こっからが本題だ 俺はセイバーを倒して聖杯戦争を終わらしたい、あんたらは聖杯戦争を終わらせて特異点を解決したい」

「両者やることは一緒ってわけだ」

 

「そう、それで協力ってわけね」

 

「そういうこった」

「俺もマスターがいない状態であのセイバーに勝てるとは思えねえからな」

 

「――私たちとしても戦力が必要です、貴方の申し出を受け入れましょう」

「ジュリオ、じゃあ後は貴方に任せるわ」

 

――やった、やっとだ

やっとサーヴァントが仲間になる

 

「はい、了解です」

 

「おう、じゃあよろしくな坊主」

 

「こちらこそよろしくお願いします、キャスター」

「それでいきなりですが、出来るか相談したいことがあります」

 

「――お? 言ってみな」

 

これが出来るなら勝率は上がる、というよりもできなければそのままセイバーに押しつぶされて負ける

ただでさえマシュがいなくて絶望的なんだ

 

――――――――――――――――――――

 

「ははっ、おもしれえ ――そうだな、可能性はある」

「終わった後が怖いっちゃ怖いが まあ、乗った」

「いい度胸してんじゃねえか、坊主」

 

よし、キャスターの許可は取れた

単純にぶつかっても勝てる可能性は低いんだ、試すしかねえ

 

「ちょ、ちょっと! その作戦ほんとに大丈夫なんでしょうね!?」

 

「――分かりません」

 

「分からないって貴方ねえ!後は任せるってそういう意味じゃないのよ!?」

「ちょっと、聞いてるの!」

 

「大丈夫ですよ、この作戦のほうが普通にやるよりは勝率が高い」

 

何が大丈夫だ、白々しい

所長はもう既に死んでんだ

 

『■けた■■た』

 

――うるせえ、やめろ




キャスニキって色々言われてるけどやっぱり怪しすぎるよね
終局特異点の大集合の時にもいなかったし……
というわけでこんな感じで独自解釈交えながら進めていきますのでご了承ください

あと色々考えたんですけどライダーとランサーは理性薄そうだし
戦ってもキャスニキ使って勝つだけなので描写スキップします、ごめんなさい

ということで次は大聖杯のある洞窟へ突入です
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