ヤバい剣しか投影できないオリ士郎君 作:ぬぶぬぶ
語録ネタが多々あります。
設定おかしいかもだけれど許してください何でもしますから!
ほぼギャグ時空なので頭を軽くして見てください
[ご注意]新しく私の作品を見ていただいて大変感謝しております。
今まで感想欄で剣を紹介してもらっていたのですが、このことが規約違反に引っかかる恐れがあるとのことです。感想は大変ありがたいのですが、剣の紹介は今後ご遠慮してもらうと助かります。誠にすみませんでした。
気が付けばFateの衛宮士郎になってた。
最初目を開けた時、俺の視界には目のハイライトが消えたおっさんが涙を流しながら俺の手を頬ずっていた。思わず失神しそうになったが、異常に気温が熱かったのでよく周りを見てみると,視界全体が地獄と化していた。周りに見える建造物がすべてが燃え盛っており,燃えている影響か赤黒く染まっている。
あれこの景色なんだか見覚えがあるなと思って、いまだに俺の手を頬ずるおっさんの顔をよ~く見てみるとあら不思議。自分の大好きなFateの登場人物である衛宮切嗣にそっくりな男だった。そこまでくれば鈍い俺でもすぐわかった。
あっ...俺衛宮士郎に転生してしまったのか。
そんなあまりにも衝撃的な事実に耐えきれず、結局その場で俺は失神してしまった。
そのあとは原作のストーリー通り、両親を失った俺は切嗣のおっさんの養子となって過ごした。
だだっぴろい家におっさんと俺で住んでいて、時々ふじ姉こと藤村大河がおっさん目当てでよく遊びに来てた。おっさん目当てで来るのはいいけど、俺をいじめるのはやめていただきたい(切実)。
本来の衛宮士郎なら家事ダメダメのおっさんを見て家事が上達するはずなのだが、俺にはどうやら料理の才能がないようだ。食えればいいだろうと思っているのが原因かもしれない。
さてここまでは転生してからのありふれた日常を語ってきたわけだが、直視しなければならないことがある。
そう第五次聖杯戦争である。
どう考えても俺が巻き込まれることが確定してるので、俺は拾われてから一年ほどたってから毎日のように切嗣のおっさんに魔術を教えてくれるように頼み込んだ。そうしないと絶対殺される。さすがに衛宮士郎に転生してから十数年で無様に殺されるのはつらい。
最初は良い顔をしなかったおっさんだったが、俺の必死の頼み込みに折れ、何とか教えてくれることとなった。
魔術を教えてもらう最初の日。俺とおっさんは土蔵の中で練習を始めた。俺が土蔵の真ん中で座ると、おっさんは真剣に魔術のやり方を話してくれた。基礎的なものから少し応用を含んだものまで。あいにくこの体の性質のせいか、応用はまったくできなかったが。
そんな感じで魔術の授業を習い始めて数日後、いよいよとある魔術を教えてもらうこととなった。
「投影のやり方はわかったかい?それじゃとりあえずこの手ごろな包丁でも投影してみようか」
切嗣のおっさんはまず投影について教えてくれた。
原作を知っていた俺は得意げに右手を前に出し、集中する。そして大声で叫んだ。
「トレース、オン!w」
「どこに笑うところがあるんだい...」
おっさんは苦笑いして、俺の魔術の様子を見守った。
(包丁の創造の理念を鑑定、基本となる骨子を想定、構成された材質を複製...見えたッ!)
俺の脳の中で完璧な包丁の姿が浮かび上がる。
俺の右手の手のひらに何かができていく。それは光り輝き、つい左手で顔を光から避けるように覆う。
「これは....」
そんな光の中でもおっさんは顔をそらさずじっと見つめる。
右手にずっしりとした感覚ができるとともに光がやむ。俺は左手を顔の前からどかす。
俺の右手の中にあった包丁は、赤い模様が入った円筒が三つあり、その持ち手は黄金の輝きをってえええぇぇ!??!?
「ファッ!?乖離剣エアじゃん!!?」
なんでお前が投影できるんじゃい!?お前投影できないはずだろうが!本物のエミヤですら投影できないものを何投影してんの!あっやべ!興奮したせいで魔力が流れちゃった!
エアを投影してしまったという衝撃のせいだろうか。俺は集中してた気をゆるめてしまい、魔力がほんの少し乖離剣に右手から流れ込んでしまった。
そしていきなり高速で回転しだす三つの円筒。
「やべええええええッ!!」
とっさに俺は土蔵から飛び出し、庭のど真ん中で右手に持つエアをできるだけ上に上げた。エアの円筒の回転がさらに速くなっていき、それと同時にあたりに風が吹き始める。
(なにこれ!止まらないんだけど!)
回転を収めようとするが、どうすればいいのかさっぱりわからない。
そしていきなり吹き荒れるとてつもない暴風。エアは赤い光を発光しながらその直線上の空間を引き裂く。
右手で暴れる乖離剣を抑えるために、なんとかして魔力の流れを断ち切る。動力源たる魔力を失った乖離剣の円筒はすぐさま回転を止める。そうして暴風が止まり惨状を確認すると、日本式の庭園は荒れ果てており、屋敷の真上の空にあった雲はあとかたも無くなっていた。
滅茶苦茶になった庭を尻目に、屋敷にはそれほど壊滅的な被害がないことを確認した俺はひとまずほっとする。
「士郎」
ドキリと俺はおそるおそる声がした土蔵のほうへ振り向く。
土蔵からでてきた切嗣のおっさんは服を砂ぼこりで汚しながら、曇りに曇った目と真顔でこちらを見ていた。
「とりあえず投影は今後禁止ね」
「...ハイ」
おっさん...あんたのその顔はこええよ。
といったことがあったか。あの後、それでも俺は時々切嗣のおっさんに頼みこみ、他に何か投影できないか試した。
しかしその結果はさんざんであった。以下投影して出てきた結果を紹介すると
何かの種、おもちゃのような刀、指先に乗るほどの大きさの鋼、皆様ご存じの約束された剣などなど...
これマジ?知ってる人にはわかるヤバい剣しか投影されないんだが...
そんな剣ばっかり投影してたら人理のパパ(抑止力)に怒られちゃうだろ!いい加減にしろ!
蔵でこんな危険な剣ばっかり投影していると、こっそり覗いている切嗣からの視線が痛くなってきたので、今後は強化の魔術に専念することにします。
トレース、オン!(空元気)
月日は流れ、最初の魔術の訓練をしてから一年と半年くらいたった。ここ最近はおっさんが家から出てどこかに行く時間が増えた。
おっさんは旅行してくるとか言ってるけど、まあたぶんアインツベルンへ行ってイリヤに会おうとしてるのだろう。けどおっさんだけではあのアインツベルンの森は抜けられなかったはずである。俺はどうするべきなのだろうか。
そんなある日。旅行(アインツベルン)から帰ってきた切嗣は土蔵に駆け足で入ってきて、体の強化の魔術を練習してた俺に頭を下げてきた。
「士郎!お願いだ!その力を娘に会うために使ってほしい!」
「あっいいっすよ」(快諾)
アインツベルンのロリっ娘を迎えにいくとするぜ。
「ふん。またあやつが性懲りもなく来たか。」
そう呟くのはユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン。通称アハト翁と呼ばれる男。
すでに二世紀もの歳月を生き、第二次聖杯戦争から聖杯戦争に関わっている。
その視線の先は目の前に映された映像の中の男、衛宮切嗣。第四次聖杯戦争時に裏切り、優勝者が決まる前に聖杯を破壊するなどの愚行を行った男にアハト翁は大変激怒していた。それゆえこのアインツベルンの森を通らせることはなかった。
「すでに衰弱してる貴様にこの森の結界は超えられまい」
そう判断しているアハト翁は切嗣に興味を無くし、部屋に戻ろうとしたその時。
突如城が揺れ始めた。
「...なんだこの揺れは?」
ハッと思いもう一度衛宮切嗣が映っている画面を注視する。先ほどまでは気が付かなかったが切嗣のそばには幼い子供がいた。しかしその手にもっているのは恐ろしいほどに神秘が満ちた剣である。
「この剣...まさか宝具か?ホムンクルスたちよ。侵入者を撃退せよ。」
危機感を覚えたアハト翁はすぐさまその場を離れ、ホムンクルスを切嗣のもとへ行かせる。
そんなこんなでオリ主士郎君はというと
「
そう謝罪の言葉を口にして、乖離剣エアを城の前に立ちふさがる森めがけて放つ。最低出力にも関わらず、その破壊力はすさまじい。城まで続く木々は一切合切消し飛び、森にかけられていた結界は木端微塵となった。
そして破壊の渦が城に届く寸前でエアの回転を止める。
「やはりすごい威力だな」
そばにいる切嗣のおっさんはたばこをカッコよくふかしながらそう呟く。たばこは体に悪いから、あとでこっそり箱ごと燃やします。
「つい勢いでここまで来てしまって銃とかもないんだけど、何か僕にも使える武器はあるかい士郎?」
ありますあります。
トレースオンと唱えてとある武器を作る。出てきたのはおもちゃの刀。これなら戦闘能力皆無となったおっさんでもいけるだろう。
ほら受け取ってどうぞ。
「....これかい?見た目はただのおもちゃなんだけど」
おっさんが困惑した表情でおもちゃのような刀を手にもつ。ためしにとおっさんは刀を振ってみるがとても強そうには見えない。
「えっ?ここのスイッチを押せって?わかったけど...うおおおっ?!」
突如腕をピンと伸ばしたおっさんが城めがけて突っ切っていく。途中でホムンクルスたちが襲い掛かってくるが、多人数相手でも容易に刀で攻撃を受け流し、カウンターでホムンクルスたちを気絶させていく。
すごいでしょ?あの剣のすごいところは自動で戦ってくれることなんですよ。
あっ、おっさんについてかないと。
おっさんに倒されたのか城までの道は気絶したホムンクルスで川のようになっていた。
その川は城の門まで続いている。
お邪魔しまーす。はえ~すっごい大きい。まるでテーマパークに来たみたいだぜ。
と感嘆しながら城の中に入ると、中にはアハト翁と護衛のホムンクルスに向き合う切嗣のおっさんがいた。
「頼む!イリヤを返してくれ!」
おっさんはアハト翁に深々と頭を下げる。
「裏切者が...自分が何をしたのかわかっているのか?」
「くっ...聖杯は汚染されていた!あんなものを完成させていたら世界が滅んでいた!」
「ふん、我らは第三魔法の実現だけを望んでいる。手段である聖杯が汚染されているかどうかなぞどうでもよい」
「なんだと!」
駄目だこりゃ。聖杯の完成を悲願としているアハト翁は次の聖杯戦争の鍵となるイリヤを決して渡そうとしないだろう。
俺は切嗣の横まで行き、アハト翁に向けてこう言った。
「俺が聖杯をとればおっさんの娘を返してくれるか?」
「なっ!士郎!」
「貴様がか?...ふむ」
アハト翁は俺をじっくり見る。感情の感じられないその目と顔は人形のようである。
「なるほど。ただの人の身でありながら何かしらの宝具を使える貴様ならば、サーヴァントと共に聖杯戦争を楽に勝てるかもしれんな」
「そうだ。だから聖杯は俺が勝って持ってくるかわりにおっさんの娘を今返してちょうだい」
「まだ取ってすらいないのにイリヤスフィールをそう易々と渡すと思うのか?」
「別に返したくないならこちらが強引に連れ帰ってもいいんだけど」
右手に先ほどの乖離剣を投影して脅す。アハト翁はそれを見て、無表情な顔を少し歪める。
「フン....よかろう。イリヤスフィールを連れ帰るがよい。ただし聖杯は必ず持ってこい」
「わかったよ」
「本当にそれでいいのかい?士郎...」
切嗣は俺が聖杯戦争に参加すると聞いてひどく心配してる。まぁ息子を死地に送るようなもんだからな。
「でもおっさんは娘を取り返したいんでしょ?それに聖杯戦争は冬木で起きるそうだし俺も他人事ではいられないからね」
まあ絶対聖杯戦争に巻き込まれるから多少はね?それにもし俺が干渉しなかったら世界がヤバい。
「士郎...ありがとう」
切嗣は涙を流しながら俺に抱きついてくる。少し照れくさい。
その後、イリヤとの感動の再会をすました切嗣と俺は、イリヤの付き添いだったホムンクルスのメイド二人を連れて日本の冬木に戻った。
勝った!Fate staynight!完!
まあ終わるわけがなく日常は続くんですがね。
てか連れ帰ってきたメイドはおなじみのセラとリーゼリットなんすけど、この時期まだ生まれてないはずなのになんでいるんすかね?俺がいるせいか?まあ家事ができないおっさんと俺は大変助かるからいいけど。
「シローーーーー!!」
蔵で魔術の練習をしていると、どんっと後ろからかなりの衝撃がくる。
「イッイリヤ!魔術の練習中は危ないから急に飛びつくのはやめて!」
「むーイリヤじゅなくてお姉ちゃんって呼びなさーい!私はシロウより年上なんだぞー!」
と俺の背中で暴れるのはつい先月衛宮さん家にやってきたイリヤスフィール。切嗣が連れ帰ることに成功したからか、原作のイリヤとは違い切嗣と俺に憎悪を抱いてはいない。どちらかというプリズマイリヤのほうの性格に似てると思う。
おいおい純粋無垢なロリとか天使か?
そんなイリヤと俺は今現在同じ小学校に通っている。年齢はイリヤのほうが一個上のはずなのだが、おっさんが過保護なのか俺と同じ学年に転入させた。
イリヤに近づく野郎どもは俺が倒しますよ(漆黒の意思)。
「シーローウー何かして遊ぼうよー」
「わかったわかったって。それじゃあ何する?」
とりあえずイリヤの遊びにつきあうとしよう。
けどお馬さんごっこはやめてくれよな
アハト翁の口調がこれもうわかんねぇなぁ
別に約束せずともイリヤを強引に奪い返すことができるけど、さすがにアインツベルンが可哀そうなので...