後ブラッド命名の上に公式の命名を載せときますので各B.O.Wの種類はそこで判断して下さい。
○月☆日⑩
地下にいると思われる未知の敵と、現在洋館内を徘徊中の
というかアイツら最終的には突っ込んでくるのでショットガンを構え近づいて来たところを大口径の得物かショッガンでズドン!する戦術が有効だと判明したので下手すると脅威度
後、あの皮剥ゴリラ達が他のB.O.W…特に犬っころに喧嘩を売りまくっていたのが幸いした。
どうやら犬っころ達全体で皮剥ゴリラ=敵と見なす方程式が出来上がったようで、俺たちに不意打ちを仕掛けようとした個体に犬っころ達が窓を突き破って襲撃をかけていた現場もあった。犬が仲間思いなのはゾンビになっても変わらなかったらしい。
そんなこんなで『皮剥ゴリラVSゾンビ犬』というZ級モンスターパニック映画の撮影現場を荒らしながら皮剥ゴリラを撃破していき、1時間ちょいぐらいで全滅させることが出来た。
…うんまぁ、約束なので俺とジルさんは今地下への扉の前に立っていた。
風が吹いてるのか『ヒュオオオ――』という風切り音と共に微かに聞こえる何かの呻き声と
正直今すぐにでもありったけの手榴弾やC4、プラスチック爆薬を使ってこの地下への扉を埋めてしまいたいが、その場合お隣から苦情が来るのでグッと我慢しながらも道中の謎解きで入手した“地下への鍵”を鍵口へ差し込み、回した。
そんな訳でやって来ました洋館地下。てっきり洞窟だか牢獄だかハイテク研究室でもあるかと思ったが、どうやら中庭の一部に繋がっていたらしい。
古びた小屋を発見したので入ってみたが…一見すると、普通の小屋だった。生活用品が毛布や机といった必要最低限のものしか置かれていないが、それでも人一人が生活する分には申し分ない程度の場所だった。
そこで何故かクランクを手に入れた。どうしてこんな小屋の中にあるのかはわからないが、外の噴水にクランクを回すところがあったのを覚えている。使えるかもしれないな
探索場所が増えた事に嘆息しながら小屋から出て行こうとすると―――
見覚えのある化け物に遭遇した。
体躯は俺やジルさんよりは低い程度、異様に細い手足に、腕には頑丈そうな鎖付きの手錠。何より特徴的なのは、その香りだ。乾いていて判別が効かないが、普段から
アレは人の皮…それも、顔面のだ。
そんな
「「ッ!!」」
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!?」
突如として出現した化け物に二人も一瞬呆然とするが、直ぐに正気を取り戻し己が持ち得る最大火力で迎撃を始めた。
ジルはグレネードランチャーを、ブラッドは背中に背負った【AA-12】をそれぞれ構え一気に発射。堪らず地面に蹲った化け物の脇を抜け、二人は一気に小屋の外へと飛び出し脱出した。
「背後から追って来てないでしょうね!?」
「見えません!追って来てはないみたいです!」
今更ながら恐怖を感じ冷や汗をブワッと大量に出しながら一気に噴水近くまで走る。背後からは呻き声こそ聴こえるものの、こちらに走り寄るような音は聞こえてこなかった。
「…フゥー。ここまで来りゃ大丈夫でしよ」
「そう、信じたいわね…」
息も絶え絶えに噴水近くまで辿り着き、縁に体を預け呼吸を整える。
「そういえば……」
ふと何かを思い出した様子のブラッドが、噴水の脇へと近付いた。
「ブラッド?どうしたの」
「いえ、さっきクランク手に入れたじゃないですか」
「ええ。途中であの化け物と出会って、使う場所の推理どころじゃなかったけど」
蔦柄のカーテンをナイフでバッサバッサと切り払い、見えた壁には丁度クランクを嵌め込まなそうな穴を発見した。
「多分ここ、使えると思います」
「…よく見つけたわね。前ここ来た時は少し見ただけで通り過ぎたような気がするけど」
「後方支援なんで、情報把握には自信ないとやってけません」
ジルからクランクを受け取り、穴にはめ込みギーコギーコと回し始めた。
「この先に、クリスがいればいいんだが…」
「そういえば、アナタやバリー、ウェスカーとは再開できたけど、未だにクリスとは会えてないわね」
「まぁ生きてるとは思いますよ。アイツは銃撃や近接格闘共に我がチーム随一ですからね。俺が生きてるなら、きっと無事ですよ」
そのまま回していると、噴水が変形して中から階段が現れた。
「なんかこーゆう仕掛け多いですね」
「持ち主のシュミかしら?」
さりげなく洋館の仕掛けをディスりながらも階段を降りてった。
降り立った先は天然の洞窟を整備したらしく、鉱山のトンネルのようになっていた。梯子を降りきった二人は、いったん小休憩とし談笑を交わす途中で……
「あっ、そろそろ状況報告しときますか」
「そうね。お願いできる?」
ブラッドは通信機をピピっと弄り、リチャードの周波数に合わせたが――
「…………?何も聞こえない」
「電波が悪いって事?」
「いや、多分繋がってないんだと思う…けど周波数はこれであってるしなぁ」
「…壊したのかしら」
「ですかねぇ…あっレベッカのも通じない。うーんどうにもイヤな予感が」
そう言いながらも周波数を弄るブラッドを尻目に、油断なくハンドガンを構え周囲を警戒するジルは。ふとかすかな
「ん…こっちから気配を感じるわ。先に行っても?」
「いや単独行動は不味いです。俺も行きます」
作業を中止し。不満げな視線を無線機に送りながらもジルの跡へついてった。彼はそもそも単独行動が嫌いな質ではあったが、この洋館事件という緊急事態においてもそれは変わらない……いや、寧ろ少し強まったようである。
「にしても、人気ですか…他のメンバーならそれこそエンリコ辺りか?」
「まぁ私の気のせいかも知らないし、期待はしないでおくわ」
○月☆日⑩+①
なんとブラボーチームの隊長、エンリコと再会出来た。正直この極限状態でこの人と合流出来たのは非常に頼もしい。近接戦闘から長距離射撃までこなす正に“戦闘のエキスパート”と呼ぶにふさわしい人物であり、推薦枠でもあるウェスカー隊長がいなければそれこそアルファチームの隊長に就任する予定だった人物だ。
と言うのもこの人は俺とリチャードがS.T.A.R.S.に所属する直前に俺たちヒヨッコの指導を請け負ってくれた人でもあるので個人的に恩義を感じる人物でもある。
にしてもあの人いつの間にか銃弾をナイフで弾けるようになったのか、『お前達のおかげで射線がかなり限定されてたからな』と言ってるが明らかに人間業ではない。
…そう、先の記述で言った通り。エンリコに銃撃を試みた人物がいた。もちろん俺やジルではないぞ?
まぁ姿を直接見れた訳ではないが。
一先ずエンリコに治療を施しいったん地上で戻る事にした。これまでの出来事をエンリコに伝えると、驚いた顔をしながらも『どうやらもうヒヨッコなんて言えそうにないな』と言ってきた。
――討ち漏らした
予め確保した中庭の広いスペースにヘリを着地させ、エンリコはそこで待機してもらう事にした。本人は戦わせろと言っていたが流石に怪我人を無理して戦わせるほど切羽詰まっているわけではない。
結局エンリコは『じゃあちょっと周囲の偵察してくる』と言い出しそのままヘリを駆り行ってしまった。というかあの人ヘリの操縦も出来たのか……
少しエンリコ師匠の異常っぷりに怖さを感じ、同時にエンリコから入った『ヘリポートを見つけた』と言う連絡に戦慄を受けた。
エンリコの『そこまでヘリで行ってしまおうか』という提案は、断った。確かに
上空でホバリングを続けるというエンリコと別れ、俺たちは再び地下道へと向かった。
――インディ・ジョーンズごっこすることになるとは知らずに
ウェスカーいなかったらアルファチーム隊長確実って結構凄くねと思い書きました。後悔はしてない!