GWマジで辛たん。休み無いしそれの代休とかも無いし有給無いし会社として終わってんね(ニッコリ)
どっかから労基の人飛んでこないかな〜。
説明って作者結構苦手分野ですが、あんまりこれはどうとかあーだこーだ聞いてくる方居ないのでそのまま行かせてもらうぜ!!
自らの歩みを振り返った時、果たしてそれは堂々足る姿勢を持って見つめる事が出来るだろうか。
言ってしまえばそれは、後悔の帯流し。過去というほんのコンマゼロの数字が動き出した後の存在しているようで手探りで集められない星の砂クズ。
流れる帯は途切れること無く伸び続け、触ろうとすれば感覚すら掴めず消失する砂素材。
数多幾多と動き続ける時間の彼方。時間という概念の中に埋まる自我の個調。
個々を置き去りにする極大な理は、動かす駒の如く少し少しと動かし続ける。
犬吠埼風もまた、その流れに身を任せていた。
頭の中を駆け巡る思考よりも先に訪れるであろう虚無感。考えどころか、思考すらままならないこの状況。生まれて初めて、自分の過去を呪った。
赤嶺の問は、現実を叩きつけてくれた。それ故に興奮気味だった気持ちが抑えられ、冷静を通り越して思考力低下を招いたのは言うまでもなく。しかし風達にとって、それは今ここで決断しなくてはならない事である。
偽善か正義か喋ることしか脳の無いお間抜けか。介してみややまるのは今後においてとても重要な事になってくるのは言わずもがな。
勇気を示し覚悟を見せしめ正義を貫く。今まさに問われているのはそれだ。
一市民である少女達に、その心はあるか。否定は兎も角肯定もない。あくまでそれは気持ちの持ちよう。然りとて変わらない勇敢な心の持ち主ならば、これから起こるであろう嵐の真っ只中でさえ容易に超えられるだろう。
臆病だから悪では無い。自身を守る事は大切なのだから。
赤嶺の笑みの裏側。容易に想像出来るものでは無いが、母の気親の気大人の気と、気持ちを読み取れば多少はわかるのでは無いだろうか。
「……あ、えっと……な、なんと言いますか……」
忘れているかもしれないが、風は今突然の事に思考が低下している。故に何を思って何を感じ何を伝えればいいのか少し分からなくなっている。
しどろもどろに口を動かす風だが、しかし勇者部部長として最初に口を開いたのは流石と言えよう。
「……少し話を詰め込み過ぎましたね。今の話は確かに重要ですが、1番大切なのは貴女方々の決断です。少しお時間をお使いになられてお考え下さい」
猶予を与えると、赤嶺がそう言った。緊張感が少し抜け、胸を締め付けられていた様な雰囲気だった場の空気が変わり、友奈と樹が肩を撫で下ろす。
しかし、風と美森だけは表情を曇らせたまま。じっと、赤嶺の方を目を細めて見つめている。映る色は黒く、それでいて透き通った眼。赤嶺の言葉を見透かす様な瞳は、しかして行動に移せるまでの意識はなかった。
(……猶予を与えられてるってこれ、断れない事態じゃない……)
華から断る気はさらさらなかった。しかし、蓋を開けてみれば想像以上の真実。確かに力哉だけを護るならと意気込んでいた美森や、巻き込んだ事への贖罪として志願した風ですら少し足元が揺らいでいるのだから。
なぜ揺らいでいるのか、と聞かれれば、それは彼女達それぞれに理由がある。
風は勇者となった時の重みを感じたからだ。物事に置いて責任は付き物だが、世界の命運なんて言えるぐらいの大事となればどれだけの責任が問われるか。晒し者として苦い生き方をしてきた風には、自ら率先してなどやりたくない理由に他ならない。
そして美森は、少し大赦について訝しんでいる。何か腑に落ちない痼があるからだ。
赤嶺の言葉。確かに力哉への愛を感じ、力哉を守る為に尽力を尽くして欲しいと言うニュアンスで美森は受け止めた。
しかし、そこがおかしい。確かに力哉は大切だ。美森も力哉を男として、兄として、家族として愛している。そこは変わらない。否、譲れない。正直他の男は対して興味が無いのが率直な意見だ。
だがどうだろうか。考えてもみてほしい。赤嶺は1度たりとも
「……もう一つ、お聞きしてもよろしいでしょうか」
明らかに何かあると、美森はそう睨む。まだ明かしていない、赤嶺の心情を。
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不気味な部屋がそこにあった。吹き抜けの天井から吊るされた巨大なしめ縄にぶら下がる何枚もの札が目を引き、そこに記された
部屋の奥、高台に設置された社に添えられた2本の蝋燭がユラユラ靡き、社の前に座る巫女装束を着た少女の影を床に映し出す。
雑音一つない静まり返った冷たい部屋で、少女はじっと正座している。不気味な雰囲気を出す少女だが、彼女の表情は仮面をつけているから分からない。表情を悟らせないようつけているのか定かではないが、この部屋と相まってただならぬ存在ではない事は確かである。
微動だにしない少女の身体が動いた。か細い指で握る扇子を懐にしまい、膝立ちの後後ろを向いて頭を垂れる。
部屋の入口、顔は見えないが大柄な女性がそこに佇んでいる。
「……首尾は?」
なんの、とは聞くに堪えず。頭をあげた後、仮面の下にあるであろう口を動かす。
「……私を疑っておいでで?」
「戯言を。神樹様のお声はよもやお前しか分からないのは知っている。本当に、
軽口があしらわれ、鋭い目付きがより鋭くなった。
肩を落とした少女は、渋々と言った様子で言葉を続ける。
「私は巫女です。神樹様からのお言葉を貴女方に伝えるのが役目。それを疑おうとは、大赦への冒涜と捉えられてもおかしくは無いのですよ?」
「……イマイチ信用ならんのだ、お前は」
悪態をつく女性に、思わずクスクスと失笑する。
「……何がおかしい」
「おかしいも何も。貴女の息がかかっていない私の言葉が信用出来ないなんて、何を今更。と、思いまして」
「……虚仮にしてるのか貴様ぁ!!」
苛立ちがピークに達する。いつ飛びかかってもおかしくは無いほどの憎悪。しかし、ここで手を出してしまえば自分の負けであることは明白。女性は今までのことを考え、何とか気持ちを抑えて思い止まる。
「……貴様があの様な神託を授からなければこんなことには」
「ですが、結局
「……分かっている。だからこそ、一斉して差し押さえ出来るよう用意周到に進めているのだ。防人とかいう
「赤嶺様が勇者を引き込んでいるのもご存知で?」
「……そこが痛い所だ。鏑矢としてでは無いとは言え、勇者は脅威。あの容姿故、生贄程度しか価値の無い存在を勇者として扱うのは如何せん許し難いが、あれも赤嶺の作戦なんだろう」
「私も完全に把握はしていません。神託を
やれやれと言った演技を見せる少女だが、それが嘘であることは明白だ。しかしそれを女性も分かってか、深く追求するつもりは無いようだ。
「……先祖返りかなんだか知らんが、巫女の力が僅か数人程度しか使えない以上、巫女の地位も危ぶまれるな」
「おやおや、私の心配ですか?それは嬉しい事ではありますが、貴女の方こそ……、その地位は……大丈夫でしょうか?」
まるで目を見開いて牽制しているかのように。小柄な少女からは出せない威圧感があった。百戦錬磨の大型猛獣を前にする子うさぎの様な気分を味わった女性は悪態をつく。
「……この狸が。話は終わりだ。事が済めば、約束は果たしてもらうぞ」
「ええご自由に。私としては魅力的ですが、報酬は報酬。好きに
少女が言い切る前に、女性はその場を後にした。既に空となった空間を名残惜しそうに見つめた後、少しだけ身体の力を抜いた。
カランと仮面が落ちるが、ここには誰もいないので気にする必要も無い。
「……全く、もう少し話を聞いていればいいものを。結局、目標の真意を最後まで知らないなんて、大赦ってやっぱりお馬鹿さんばかりなのですかね」
困りました困りました、と少し口元を緩ませて呟く少女は、懐にしまった扇子を取り出す。
「……終末の道筋は立てました。後は皆様次第ですよ」
独り言のように、少女はつぶやく。
「……皆さんの無念。私の代で終わりそうですよ。300年という長い歴史。必ず彼女達が終止符を打ってくださる」
————若葉ちゃんの思い、必ず果たします。
————千景さん、貴方の夢を永遠に。
ほろりと頬を滑る雫が、蝋燭の炎でキラリと光った。
まるで思い出が映り込んでいるかのような、煌びやかな雫であった。
扇子を握る左手に、呆気なく落ちて飛び散るのだった。
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「なんでしょうか?」
ピシッと手を挙げた美森に、赤嶺は問いかける。この後に何を質問するのか、全員予想がついていない。とは言え、この場で美森が下手な事は言わない筈だ。
「……私は、赤嶺さんがお兄様を愛し、護りたいと思う強い気持ちを感じました。私達に勇者となってお兄様を守る事は即ち、世界を守るという事を」
「ええ。勿論です。力哉さんを守るのは、文字通り世界を救う事。力哉さんの聞いていた通り、やはり美森さんは賢いのですね」
「……その言葉、とても有難いのでしょうが。少し今は気分が上がりません。今私の胸の中にあるモヤモヤしたものを吐き出さなければ解決しない」
「……と、東郷?アンタ何言ってるの……?」
何処か可笑しくなった美森を揺する風。友奈や樹、銀や夏凜ですら心配するその有り様が物語るように、普通の美森には似つかない貫禄があった。
「……単刀直入にお聞きします。何故
まるで冷水をかけられたような衝撃だった。動揺が走り、次いで数秒の間の内。真っ先に反応したのは赤嶺だった。
「……どういう、意味でしょうか?」
声が震えているのが分かる。明らかに動揺している。だが、美森の追求は終わらない。
「お兄様は確かに尊い存在です。ええ、この世界の何者にも度し難い貴きお方。私の兄であることを誇りに思うと同時に、心の底から親愛と敬愛愛による総ての想いを連ねてお兄様をお慕い申しております」
突然の兄語りに思わず息詰まるが、ここは美森のお馴染み姿。初めて目にする防人や赤嶺は唖然としている。
「赤嶺さんもそれは同じ。ええ、とても素晴らしい事です。同じ心情である貴女に尊敬と敬意を評します」
「……しかし、誠に勝手な事なのですが。私もこれはどうにも難しいと思うのですが」
————————お兄様に、世界を救う事など出来るはずがない。
「考えても見てください。例え尊いお兄様だとしても、世界を救う等という偉業。現実的に不可能だと思います。男女で差があるにも関わらず、出産率は年々低下。今や人類存続の危機であるこの世の中において、男であるお兄様が守られる存在なのはよく分かりました。しかし、それはお兄様以外の男性の方も対象となるのでは無いでしょうか」
男という存在自体年々減少傾向に陥り、出産率低下も目立つ今世。男である力哉が重宝されるのは確かに理解出来る。最も、醜い彼女達と共にする力哉だからこそ守りたいという主観的な視点もあるだろうが、兎に角男は貴重な存在だ。
赤嶺は力哉を守る事はと言葉を繋げていたが、何故
考えてみるが、どう考えても赤嶺の主観が入っているとしか言い様がない。それが力哉を愛しているからこその言葉なのか、果たしてまだ教えてられていない何かがあるのか。もしそれがあったとして、何故教えられないのかも気になる。
赤嶺の反応を見るに、間違いなく何かがあるのは明白。ニュアンス的にどちらかと言えば後者の可能性が高い。ならば、美森達にも隠したい何かとは、大赦に関わる機密なのかもしれない。
「赤嶺さん。貴方は言ってしまえば大赦に属する方。お兄様を第一に考えるのは至極真っ当な事ですが、先の話を聞いた限り赤嶺さんの口から他の男性の話題が一度も出ていません。それは何故か。明確な何かがお兄様と他の男性の方にあるから。そして行き着く先は一つ。……お兄様に何か秘密がある、ということでは無いでしょうか」
頭のキレる少女だと思っていたがここまでとは。思わず赤嶺は肩を竦めた。周りの反応を察するに、美森の言う隠し事に心当たりがある人物は居ないようだ。全員が戸惑い、どういう事だと鋭い視線を赤嶺に送っている者もいる。銀や夏凜、芽吹がそれだ。大事な事を教えてられていないというのは、近くにいる人間にとって重要な事。護衛の任を任されている2人なら尚更。一瞬で赤嶺は視線の莚に晒された。
「……成程、つまり私が何か隠していると、そう言いたい訳ですね?」
「真意はわかりませんが。しかし、明らかに裏がある。お兄様を守るという話は誠心誠意全うする思いではありますが、この期に及んで隠し事をされると私達にとってはむず痒さを感じるところ。嘘か誠か、それがある限り赤嶺さんの想いを正当化出来ません」
よく口が回る。減らず口だが、確かに重要な事。あくまでこれはカマをかけただけだが、動揺ぶりから察するに既に美森の手中にある。後は赤嶺が認めるかどうかだが、認めるのは赤嶺にとってはやぶさかでないだろう。認めたくないからこそ、美森達には、ひいては全員に隠し通そうとしたのだから。
ばっと視線が集まる中、居心地が悪そうにする赤嶺は動揺を抑えつつ元の音調に戻し口を開く。
「……ふふふっ、頭の回る子です事。力哉さんの話以上でした。が、それはそれこれはこれ。もし私が隠し事をしていると仮定するのなら、美森様。貴女は私に何を望みで?」
「先にも言った通りです。私はその隠し事を知りたい。それが最終的な判断になるかどうかは分かりませんが、隠し事をされるのは先にも言ったようにむず痒さを感じます。信用、信頼という言葉が通じるのであれば、私はそれを持って総てを貴女に捧げる思いであります」
「……そこまで、突き動かす貴方の原動力。力哉さんは本当に愛されているのですね」
「お兄様を愛しているからこそ、私は悔いが残らないようにしたい。それは、お兄様を慕う赤嶺さんにも理解出来る筈です」
怒涛の展開に思わず固唾を呑んだ。最早、この場で口を開けるのは美森と赤嶺だけのような気がした。それ程までにこの2人には気迫と熱意がある。
1本取られたと、銀は内心悪態をつくが、その表情はさっきとは違い穏やかな雰囲気だ。
「……そこまで言うのなら、全部お話しましょう」
赤嶺が折れたのが早かった。思わず美森も表情を少しだけ崩す。
「しかし私にも話せない事があります。
だが赤嶺にも譲れないものがあった。これには美森も押黙る。あれだけ押していた後でも、頑なに口を開かない赤嶺のその度胸に脱帽しつつ、これが大赦の上位角に君臨する者の姿であると美森達は心に刻んだ。
「……ふぅ。率直に申し上げるなら、力哉さんには私たちとは違う大いなる力があります。それ故に私は彼を赤嶺の養子に招き、彼を守ろうと決意した。力哉さんにはその自覚がありませんが、あの子にも時が来れば話す心積りでした。この事は、あの子にも内緒でお願いします」
「……それが、どう言ったものなのかは分からないのでしょうか?」
「凡そのことは分かります。しかし今それを明らかにすることは出来ません。時が来れば必ず。力哉さんの力を使う時が来る。だからどうか、私を信用してくださいませんか。力哉さんを守る為に、お力を貸して頂けませんか?」
断言する赤嶺に、気圧される美森。言い切るという事は、確実にその事態が起こるという事なのだろう。
美森の心は、いや。元より、勇者部達の心はその言葉を聞いて強く固まった。
初めから美森には分かっていた。それが話せるような内容ではないことに。しかし、赤嶺の言う力哉にこだわる何かについて知りたかったのは変わらない。
赤嶺がそれに何処まで執着しているかによって、その重要度も変わってくる。守るべきか否か。赤嶺の反応を見れただけでも美森の中では上々であった。
「……風先輩、宜しいですね?」
「……はぁ、全く。何事かと思ったけど、アンタが満足したならいいわ。私達の気持ちは、多分変わらないから」
「勿論です。私は全然心揺らいでなんかいませんから!!」
「わ、私も決めてたことだから、が、頑張る!!」
「……樹、逞しくなって……」
風達面々の考えは変わらない。少しでも勇者として世界を守る闘いに身を投じる何たるかを聞いただけでも、美森同様満足らしい。
「……赤嶺さん。気持ちは固まりました。私達、勇者として戦います」
「……宜しいのですね?きっと、血生臭い争い事になるかもしれませんよ」
「構いません。それが、私達の
その言葉に、一番衝撃を受けたのは銀だった。赤嶺も責任という言葉が出るとは思ってもいなかったが、銀はそれ以上に驚いた事があった。
(………やっぱ、記憶失っても
誰にも気づかれることなく静かに頬を伝う涙を堪えつつ、同時に銀は決意した。
(……今度こそ、私が守ってやるからな)
それは誓い。今度こそ果たそうとする意思。
無惨にやられた過去の自分は居ない。弱い自分はもう居ない。血の滲む努力を重ねた銀にとって、紛れもないこれはチャンス。
力哉を守る事は第一だ。しかし、銀にはもう一つ守りたいものがあった。
(
後に再会を果たす銀なのだが、それまでは銀の決意を尊重しておこう。これからどんな事が起きようとも、立ち向かうのは彼女達なのだから。
一先ず今は、新たな勇者達がここに誕生した事を、喜ぼうではないか。
それが後の悲劇になるという事も、今はそっと背中に隠して。
最近の悩みはお付き合いする相手が見つからない事です。
まあ休み無いから付き合っても遊んだり会えないから意味無いんけどね!!(迫真)
……親からなんか気にしてないよって顔されるのが1番つれぇたんんんん!!!
幸せにするからちーちゃんと一生添い遂げれねーかな〜(T_T)