【完結】この素晴らしいゆんゆんと祝福を!!   作:翳り裂く閃光

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016 ワニも怖けりゃクマも怖い

「出涸らし女神が運ばれてーくーよールルル……」

 

「おいその歌止めろ!! ただでさえ好奇の目で見られてるんだからな!! 」

 

 夕暮れの街の中、大型のリアカーに、檻に入ったまま乗せられているアクアに、それを引っ張るカズマが怒鳴る。同じくリアカーを引っ張る俺も同感だった。

 

「アクア。そろそろ元に戻ってくれよ。もう君に襲い掛かってくる奴なんていないから」

 

「元に戻る? 何を言ってるの……? 」

 

「ダメだこりゃ」

 

 俺はさじを投げた。

 

 今回のクエストは上手く行きはしたが、1名にトラウマができた。それもかなり深刻そうな。

 

「ほらアクア、もうすぐ檻を借りたところに到着だ。その後はギルドにすぐだからおいしいご飯が食べられるぞ? 」

 

「いや。ここから出たくない」

 

 ダクネスの言葉に顔を膝にうずめながら返答するアクア改め出涸らしちゃん。

 

「どうにか元気づける方法はありませんかね? 」

 

「アクアさんが好きなものと言えば……お酒? 」

 

 紅魔族2人が思索する。

 

「まぁ最悪元に戻らなくても、貸出業者についたら檻から引きずり出すけどな」

 

「それしかないな」

 

「外道ですかカズマとリョウタは。もう少しアクアに優しくしてあげましょうよ。こんな状態なのですから」

 

 めぐみんが俺たちにそんなことを言う。だがこの出涸らしちゃんどうにも元に戻りそうにない。

 

「そ、そうだ。今回のクエストの報酬はアクアが総取りということにしようではないか。借金の天引きはあるがそれでもアクアの好きなパーっと飲み明かすことぐらいならできるはずだ」

 

「そうですね。それがいいと思いますよ。ダクネスさんに賛成です」

 

「右に同じくです。男2人はどうですか? 」

 

「俺は構わないよ」

 

 めぐみんに俺はそう告げる。カズマはというと。

 

「まぁ、湖を浄化しきったのはアクアの功績だしな。それで俺も構わない。……どうだアクア? 30万エリスの天引きされた残りの分のエリスだが全部お前のもんだぞー」

 

「お金より安心が欲しい……」

 

「珍しくまっとうなこと言うなおい」

 

 アクアの抑揚のない返答にカズマがため息をついた。

 

「でも今は正直お金も大切ですよね……」

 

 ふと隣を歩くゆんゆんがつぶやく。

 

「そうだねゆんゆん。なんせ借金が一向に減らないからな。天引きの量から考えてこのままだと安全に越冬できるかどうかも怪しい」

 

 ゆんゆんのつぶやきに俺は危機感を抱きながらそう返す。

 

 俺とゆんゆんは宿暮らしをやめて、今はカズマ、アクアと同じ馬小屋で仲良く生活している。馬小屋にはわらが積まれているだけ。寝るときはその上にシートを引いて簡素な布団をかけて寝る。暖房器具など一切ない。おまけに冬になればクエスト数が圧倒的に減少する。理由は数々のモンスターが冬眠するからだ。よって食う物にも事欠く生活が待っている確率もある。

 

「お先真っ暗だな……今のアクアよりはマシだけど」

 

 カズマがうなだれた。

 

 すると。

 

「サトウカズマ、探したぞ、サトウカズマぁぁぁ!! 」

 

 どこかで聞いたことのある声がした。

 

「待ってくれサトウカズマぁぁ!! 」

 

 どんどん近づいてくるその声。

 

「なんだ? 」

 

 カズマがリアカーを引くのをやめて立ち止まる。俺も同じく立ち止まった。

 

「……ミツルギさんの声がする」

 

 ゆんゆんがおもむろにつぶやいた。

 

「なんだかまた面倒な絡まれ方されたら嫌だから無視していこうかカズマ」

 

「そうだなほっといて行こう」

 

「なぜ一度止まったのに再び歩き出すんだい!! 待ってくれ!!」

 

 ミツルギがそのレベルの高さからくる身体能力を生かして後方から俺たちの横を通り過ぎ、そして前に立ちふさがった。

 

「またお前か、今度はなんだ? 」

 

 カズマの前に陣取ったミツルギ。そんな彼に対し毅然とした態度でカズマとの間に立つダクネス。

 

「ああ、クルセイダーの人、どいてくれないかな? サトウカズマと今日は話がしたいんだ」

 

「と言っているがどうするカズマ? 」

 

「……話すことなんて何もないと思うけどな。まぁいいダクネスどいてくれ。用件は聞いてみるよ」

 

「わかった」

 

 ダクネスがカズマとミツルギの間から退く。

 

「それで何の用だよ? 」

 

「僕の魔剣を返してほしくて簡単に言うと交渉に来たんだ!! だけど何なんだこの状況は!? 女神であるアクア様を閉じ込めて運ぶだなんて、君は、君たちはアクア様を一体何だと思ってるんだ? そしてどうする気なんだ!? 」

 

「これはだな……」

 

「そうよ私は女神よ!! 」

 

 カズマが説明を始めようとした瞬間出涸らしちゃんが突如明るい声を上げた。アクアにどうやら戻ったようだ。

 

「思い出させてくれてありがとう。えーとマツルギさん? ミツラギさんだっけ? 」

 

「み、御剣です」

 

「そうだったわごめんね忘れてて」

 

「い、いえ」

 

 ミツルギが肩を落として落ち込む。

 

 お気の毒に。

 

「アクア様はなぜこのような目に? 」

 

「それはね……」

 

「話すと長いから要約して説明してやるよ」

 

「あ、ちょっとカズマ!! 」

 

 カズマがアクアの抗議を無視してこれまでの経緯をミツルギに説明した。

 

 ミツルギの顔はカズマの説明を聞いてるうちにどんどん引きつっていった。

 

「き、君たちは外道なのか? 」

 

「れっきとした作戦です。外道呼ばわりはやめていただこうか」

 

 めぐみんがミツルギの一言に即答する。

 

「そうよ。ちゃんと話し合った結果こうなったからみんなが外道なわけじゃないわ。あ、ここから出して」

 

 アクアの訴えを聞いてゆんゆんとめぐみん、ダクネスが檻の扉を開け始める。

 

「事情は納得したよ。……それじゃあ本題に入ろうサトウカズマ。……頼む。虫のいい話なのは分かっているが魔剣グラムを僕に返してくれ!!」

 

「……なんだそんなことか」

 

「サトウカズマ? 」

 

「残念ながら無理だ」

 

「た、頼む!! あれは僕にしか真の力を発揮できないものだし……。この街で一番いい剣をプレゼントするから!! 」

 

「無理だ。だって、俺はもう剣を売り払っちゃったし」

 

「え? え? 」

 

 ミツルギが困惑の表情を浮かべる。

 

「向こうの雑貨屋に売っちまった。いやぁデュラハン戦の軍資金として大いに役立ったよ。ありがとうカツラギ君」

 

 カズマが雑貨屋の方を指さしながらゲスイ笑顔を浮かべる。

 

「……ちくしょぉぉぉぉぉ!!!! 」

 

 ミツルギは雑貨屋の方へと駆けて行った。

 

「本当にお気の毒に。でもありがとうミツルギ。君の魔剣のおかげで俺の命は救われた」

 

 俺はミツルギの方を見てそれなりの角度でお辞儀しておいた。

 

「にぎやかな人ねぇ」

 

「お前もな」

 

 アクアのすまし顔の一言にカズマが突っ込んだ。

 

 

 

「さーて今日はパーっと飲むわよ!! やっほう、総取り最高!! 」

 

 ミツルギが去った後、俺たちはギルドに併設された酒場で夕食をとっていた。今回のクエスト報酬はすべてアクアの物になったため、ふところが潤っている彼女は酒を大量に頼んでいる。

 

「そんなに飲むと吐くよアクア様」

 

「大丈夫よ!! それに吐いたとしても楽しんだもの勝ちだわ!! 」

 

「ダメだこの女神」

 

 俺の心配をよそにのみ続けるアクアを哀れなものを見る目で見つめるカズマ。

 

「嘘のように元気になりましたね」

 

「女神だという思い込みもここまでくると素晴らしいな」

 

「そうですね」

 

 めぐみんが案心したような顔で呟き、ダクネスが感心し、ゆんゆんがそれに同意する。

 

「アクアさん飲んでるね」

 

 ふと、聞き覚えのある声がした。俺たち全員がそっちを向くとクリスがいた。

 

「クリス、久しぶり」

 

「久しぶりカズマ。みんなも久しぶり。魔王軍幹部ベルディアを倒したんだって? おめでとう」

 

「「「「「「……」」」」」」

 

「どうしたの? そんな辛気臭い顔して……」

 

「なぁクリス、冷やかしに来たのか? 」

 

 普段はパーティメンバー以外との会話を積極的に行わない俺が真っ先に突き放すような一言を言い放った。それほどにさっきのクリスの一言は俺たちの現状と照らし合わせると皮肉に聞こえた。

 

「ち、ちがうよ!! 本当にすごいことを成し遂げたから祝福したかっただけで!! 別に借金を抱えたことを笑いに来たわけじゃないから!! 」

 

「それならいい」

 

「ああ、スティールを食らわせようかどうか迷ってたところだったぜ」

 

 カズマの発言にめぐみんとゆんゆんがスカートを押さえ、クリスが赤面し怯えた表情をする。

 

 この3人にとってスティールはトラウマなようだ。まぁ公衆の面前で痴態をさらされるのだからトラウマになってても仕方が無いか。

 

「なぁクリス。情報通のお前に聞きたいんだが何かいいクエストは無いか? 稼ぎのいいやつだ。あ。あとできれば凶悪で一撃の重いモンスターがいい!! 」

 

「うーんそうだねぇダクネスの性癖も満たしてくれそうな儲けのいいクエストがあると言えばあるけれど」

 

「ぜひ教えてくれないか? 」

 

 俺はクリスに頭を下げて頼んだ。

 

「そんなことしなくてもいいよリョウタ。……教えてあげよう!! 秋と言えば食欲の秋!! 近いうちに山菜の収穫があるから……」

 

「収穫とかもう嫌なんですけど!! この前なんてブドウに泣かされたんだから」

 

「どや顔で語ることじゃなぇだろ」

 

「あ、いや、アクアさん最後まで聞いて。山菜の収穫があるからその山菜がある山のモンスター、一撃グマの群れを農家さんのために退治してほしいっていうクエストが多分そろそろギルドの掲示板に張り出されると思うんだ」

 

「山ですか」

 

 めぐみんがつぶやく。

 

「うん。一撃グマの群れを相手にしないといけないから結構高難易度なクエストだから超高額報酬だよ。この街の冒険者の平均レベルじゃちょっときつすぎる内容だけど魔王軍幹部を倒したみんなならなんとかなるんじゃないかな? 」

 

「一撃グマか!! おいみんな、ぜひそのクエストが出たら受注しよう!! 」

 

 ダクネスが興奮気味に俺たちに語り掛ける。それにアクアは速攻で返答した。

 

「いやよダクネス。私一撃グマに追い回されてひどい目に合ってるんだから!! 一撃グマの討伐だなんて冗談じゃないわ!! 」

 

 正直、クリスの言うクエストは何としても受けたほうがいい。越冬が心配な俺たちにとって四の五の言っていられる余裕などないのだ。ここはアクアをやる気にさせる必要がある。

 

「いや、アクア。君はゴッドブローで一撃グマを気絶させてたし君がいれば余裕のクエストになると思うんだが。どうかな? 」

 

「……確かに言われてみればそうねもしかしてかなりらくちんなクエストかしら? でもこの前は追い回されたし……」

 

 少しやる気になったがしり込みするアクア。そんな彼女に。

 

「やろうぜアクア。収入が多ければ今回みたいに飲めるしよ」

 

 カズマもアクアをやる気にさせようと甘い言葉をかける。

 

「……仕方ないわね、受けましょうそのクエスト」

 

「そうですね。私は賛成です」

 

「私もめぐみんと同じで賛成します。一撃グマなら狩り慣れてますし」

 

 しぶしぶ受ける気になったアクアに続いてめぐみんとゆんゆんも賛成する。

 

「そうと決まれば早くクエストが掲載されるのを祈るだけだな」

 

「そうだな、あぁ一撃グマ。どんな一撃を見舞ってくれるのか楽しみだ!! 」

 

 俺の言葉にダクネスが性癖を暴走させながら答えた。

 

「みんな頑張ってね!! 」

 

 クリスが女神のようなほほえみで俺たちを応援した。

 

 

 

 

 

 クリスの言う山の一撃グマの群れ狩りのクエストが掲載されたのは何と翌日だった。

 

 しかもその報酬は1500万エリス。

 

 俺たちはすぐさま依頼書をルナさんに渡し、推奨レベルがいささか高いそのクエストを受注すると、貯金と相談しながら装備を整えて紅葉がきれいな山へと赴いた。

 

 今回のクエストは一撃グマを討伐しなければ意味がないため、モンスター寄せのポーションを使用した。レベルが低ければ自殺行為だが幸い俺たちは重武装なうえ俺とめぐみんのレベルが突出して高く、アクアはステータスが低レベルなわりに高いために大丈夫。

 

 だと思っていた。

 

 甘く見ていた。一撃グマを。そしてこのパーティの際物具合も。

 

 結論から言うと一撃グマの群れは思った以上に知能が高く、数も多かった。俺たちの陣形を初手で崩しにかかってきたのだ(以前戦った一撃グマと言い一撃グマは総じて知能が高いのだろうか? )。 さらに、アクア、ダクネス、めぐみんががリーダーであるカズマの指令を受けようとせずその後各自の判断(欲望)で動いてしまった。その結果がこれだった。

 

「アクアー!!!! ゴッドブローを、こっちにもゴッドブローを早く!!!! 」

 

 矢が効かず複数の一撃グマに追い回されるカズマ。

 

「いやぁぁぁ何発殴らせる気よ!! もう拳が痛くてたまらないの!! それに私だって追い回されてるんだから自分のことは自分で何とかしなさいよ!!!! 」

 

 一撃グマを今まで10匹以上ぶんなぐって気絶させてきたため泣き言を言っているアクア。

 

「こうも追い回されていると爆裂魔法が撃てません!! 皆さん何とか一撃グマを足止めしてくれませんかね!!!? というかゆんゆん助けてください!! ゆんゆん!!!! 」

 

「あんたはファイヤーボール撃てるでしょ!? こっちだって手一杯なんだから爆裂魔法はあきらめなさいよ!!!! 」

 

「ファイヤーボールは制御が効かないので山火事を起こしてしまいます!!!! しかし爆裂魔法なら融通が利くので衝撃波で倒せるのですよ、ほら早く!!!! 」

 

「もう、どうしようもないわね!!!! 」

 

 涙目で一撃グマから逃げながらゆんゆんに助けを求めるめぐみんと、自分の相手の一撃グマを倒しながらめぐみんの援護に回るゆんゆん。

 

「いいぞもっと打ち込んで来い!! はぁぁぁ!!!! 最高の気分だ!!!! 」

 

 デコイを発動し一際一撃グマを寄せ集めて、その重い一撃を喰らいまくり、まるでボールのごとく吹っ飛ばされて弄ばれている、満足げなダクネス。

 

 連携が取れない。ベルディアとの戦いではうまく行ったのに!! きっと連携さえ取れれば楽勝なのに!!

 

 しっかり一撃グマを狩れているのはゆんゆんと俺だけだった。

 

 俺は苦虫を噛みつぶした表情で、レベルが上がり、高くなった(微々たるものだが)基礎スペックとスキル『両手剣』を生かして神殺しの剣を振り回し、1匹ずつ確実に葬っていく。

 

「ちくしょう!! みんな助けてやるから待ってろ!! 」

 

 一撃グマの前足の一撃をかいくぐり神殺しの剣を標的の喉元へと突き立てながら俺は叫んだ。

 

「ああリョウタ!! お前とゆんゆんだけが頼りだ!! たのむぅぅぅ!!!! 」

 

 

 そして一時間後。

 

 

 

「うぇ、うぇぇぇぇぇぇん!!!! 私の聖なる拳が痛いぃぃぃ、ヒール、ヒール、ヒール!!!!」

 

 泣きながら右の拳をさすりヒールをかけるアクア。

 

「爆裂魔法、撃てて満足です」

 

 爆裂魔法をぶっ放して倒れ伏しているめぐみん。

 

「まさかボール扱いされるとは思ってもみなかった……ぁぁ堪能した」

 

 鎧がボロボロの状態で上気しているダクネス。

 

「魔力がもうないです……」

 

 座り込んで苦しそうに言葉をこぼすゆんゆん。

 

「このパーティー。リョウタとゆんゆんが加わってもやっぱダメだ」

 

 涙声でそう漏らすカズマ。

 

 最終的に俺たちは何とか一撃グマの群れに勝利した。

 

 さっきまでのボロッカスな状態からどうやって逆転したかというと、めぐみんが結局、爆裂魔法を上空に放つことで発生した衝撃波で何匹もの一撃グマを気絶させた後、事前に救出したダクネスにめぐみんをまかせ、残ったクマどもを俺と、アクアの支援魔法を受けたゆんゆんとカズマの三人で殲滅した(すべてカズマの即興の判断でこなした作戦)。

 

 俺とカズマは隣り合って座り込んだ状態で会話する。

 

「お前とゆんゆんがまともに戦い続けてくれてなかったら死んでたよ。……レベル適正にあって無いクエストなんか受けるもんじゃないな」

 

「その後カズマの指示が無かったらどのみち全滅してたよ。ナイス判断、ありがとな」

 

「いやいや。最初に作戦をぶっ壊された後、みんな焦って陣形を再構築できなかったのはダメだったな。というかこのパーティー追い詰められないと指示通りに動けねぇのがな……」

 

 カズマがため息をつく。

 

「この調子だと越冬前に命を落としかねないな……」

 

「だな……」

 

 俺の言葉に同意するカズマ。

 

 果たして俺たちは無事越冬できるだろうか……?




 これにて第1章おしまいです。全部で7章の予定です。

 多くの方にお気に入り登録をしていただき感謝しています。また5000UA突破しました。多くの方に閲覧していただけて嬉しいです。

 厚かましいお願いなのですが評価の方も待っていますので、よろしければぜひ評価もつけていただけると幸いです。
 
 あと、リョウタが作中で一撃グマを倒しまくっていますが、これはベルディアさんとの戦いでレベル関係なしに技術的に成長したことが関係しています。

 最後に。次話より3日に1度投稿になりますのでよろしくお願いします。

 追記……投稿頻度を2日に1度に改めます。

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