キールダンジョンから戻ると周囲は暗くなっていた。夜道の中をわざわざ歩いてアクセルまで帰る必要もないので、俺たちはログハウスに一泊することにした。
そこで、今日あったことを、ダンジョンに潜っていない3人に話す。
「まさかキール本人がいて、そのうえ財宝までいただけるとは驚きだな」
「すごい体験ですね。それにこれだけの財宝があれば借金返済も大きく前進するという物です」
ダクネスにめぐみんが、キールが談笑時、ダンジョンを出る際に持って行ってもいいと言ってくれたいくつかの財宝を見てそう口にする。
「キールさんとお嬢様の間にそんなことがあったなんて、本当にロマンチックですね!! いい話だなー」
乙女なゆんゆんは財宝よりもキールダンジョンの真実について知ったことの方が嬉しそうだった。
喜んでくれてよかった。
「今日はいい気分だわ、お酒が無いのが残念でたまらないわね……ねぇ今からやっぱりアクセルに戻らない? 」
「今から戻っても夜中の11時くらいになるぞ。何ならお前だけで戻るか? 」
アクアの提案に意地悪な回答をするカズマ。
「い、嫌よ。絶対に1人でなんか夜の山道を歩かないし。モンスターに襲われたくないもの」
びくびくしながら返答するアクア。先ほどまでの女神らしさはどこへやら、素がやっぱり子どもみたいだ。
「ゆんゆん、めぐみん、ダクネスの3人が俺たちがダンジョンにいる間に近くの川で魚を捕まえてくれてたからそれを焼いて食べようアクア。飲み物は山のきれいな水だけどまぁ幸い塩があるから焼き魚もおいしく頂けるさ」
俺がそう言うとアクアは。
「明日はカエル肉の唐揚げが食べたいわね……。財宝を換金して飲み明かすわよ!! 」
笑顔で立ち上がって宣言した。
「現在レベルが34.あと1つ上がればルーンナイトか。楽しみだ」
「リョウタさんまたレベルが上がったんですね。すごい」
翌日。ログハウスで一晩過ごした俺たちは、アクセルの帰るために来た道を朝から引き返していた。俺とゆんゆんは昨日と同じで前方の警備だ。
「ゆんゆんの方はレベルはどうだい? 」
「私はレベル32です。ステータスはこんな感じですね」
ゆんゆんが冒険者カードを手渡してきたので目を通すと、俺より筋力等のステータスが軒並み高かった。
「ゆんゆんはすごいな。それと比べて今の俺は……。さすが冒険者。レベルが上がってもステータスの伸びが悪いんだな」
冒険者が最弱職と呼ばれる理由がよくわかる。どんなにレベルを上げても伸びしろが少なく、すべての職業のスキルを獲得できるにしても習得に必要なポイントが割高。昨日のキールダンジョンでの探索法を編み出したりとカズマのように頭を使わなければ多めにスキルポイントを消費して多数のスキルを習得していても生かしきれない。
俺はゆんゆんのカードを彼女に返却する。
「あ、あのリョウタさん。その……」
「どうしたゆんゆん? 」
「……ルーンナイトになったら覚えておいて損はないスキルを実は私調べておいたんです。今の戦闘スタイルも近い形で再現可能になるようなスキルもリストアップしておきました。それがこのメモです……よかったら受け取ってください」
恥ずかしがりながら俺に数枚のメモ用紙を差し出すゆんゆん。そこにはぎっしりとスキル名とそれの長所や短所、使用例が書き記してあった。ほかにも、自分やパーティーメンバーが教えられるスキルとそうでないスキルもしっかりと明記してある。
「ありがとうゆんゆん」
本当にありがたい。
人によってはこの優しさを重く感じるかもしれないが俺にとってはゆんゆんなので心地がいい。
「これはとっても助かる。すごいな、書いてる内容もわかりやすくてよくできてる」
「えへへ」
ゆんゆんが少し頬を染め嬉しそうな顔で下を向く。照れているのだろう。
「さすがは、紅魔族の中でもエリートだね……」
それも、族長を目指すほどのエリートだ。
「そ、そうですか? 」
上目遣いでこちらを見てくるゆんゆん。
ああ、かわいい。
「うん。本当に知力が高い人間はバカにでもわかりやすい説明ができるものなんだ。ゆんゆんは見事それを成し遂げてる」
「あれ? その言い方だとリョウタさん。まるで自分がバカだって言ってるみたいですよ? リョウタさんは職業選択肢にもアークウィザードがありますし、頭はいい方なんじゃ……」
「いや、紅魔族と比べたらはるかに劣るよ。これ俺の冒険者カード。知力の欄見てみてくれ。ゆんゆんよりもはるかに低いだろ」
「ほ、ほんとだ」
「多分なんだけど知力ってアークウィザードになるのに求められる必要ラインは結構低めなんだと思う」
というかこの国には学校なる教育機関が紅魔の里以外には魔法学院以外存在していないと聞いている。もしかしてだが、学校で学ぶような日本における一般的教養を身に着けて知力を上げていれば、魔力さえ足りればアークウィザードが狙えるのかもしれない。というか。
「知力ってレベルを上げても変わるものじゃないよな。地頭の良さなのかもしかして」
「知力は地頭の良さとその人が学んでいる知識の量によって変動するはずなので、地頭が良くなくても教養があれば知力は向上しますよ」
「だったら学校をたくさんこの国にも作ればウィザードやアークウィザードを量産できるのでは? 」
「そうかもしれませんね。あれ、もしかしてリョウタさん学校に行ってたんですか? 」
俺の話の内容からそう察したのであろうゆんゆん。
「まぁアクセルに来る少し前はともかく数年前まではまともに通ってたよ」
「そうだったんですね、あのどんなこと教わってたか教えてくれませんか? あ……昔の話はあまりしたくないんでしたよね。ごめんなさい」
「気にしないでくれ。これぐらいいいよ」
学校にはあまりいい思い出は無いがゆんゆんが求めるんだったらこれくらいなら答えよう。
それから日本の学校がどんなところだったか、日本ではどんな教育がされていたのかいろいろゆんゆんに話した。
「すごいですね。給食システム。それにモンスターと戦う教育をしないのは驚きました」
「それだけ平和だったってことだよ」
「あの、それならどうしてこの国に? あ、これも別に無理に応えようとしなくてもいいですからね」
「………」
なんて答えよう。異世界転生してきました。チートももらって人生イージーモードだと思ったからです。などとは答えられない。
俺が考えこんでいると。
「ご、ごめんなさい。言いにくかったですいね? 」
ゆんゆんが心底申し訳なさそうな顔で焦る。
確かに言いにくいのだが。それにしたってそんなに焦らなくても。きっと友達を傷つけてしまったとか思っているのだろう。
「えっと、スキル錬金術と神殺しの剣があるから冒険者になってみるのもいいかなって思った結果だよ」
俺はやっと適当な返事を思いつきゆんゆんに言う。
「そうだったんですね。よかった。すごく大きな地雷ふんじゃったのかと思って焦りましたよ……」
「この世界にも地雷って言葉あるんだな……」
きっと地球にあるのと同じで、踏んだら爆発する魔道具か何かなのだろう。
「そういえばゆんゆん」
「はい? 」
「なんで俺の国の学校のことを聞きたがったんだい? 」
割と不思議だった。
「いずれ紅魔族の長となるものとして見聞は広めておいて損はないと思うので。それに将来族長になったら里の学校のシステムにも手を加えてより良く出来たらと思ってです」
「真面目で賢いなぁゆんゆんは。偉いよ」
「あぅ……。と、とにかく、給食の制度は無償化したうえで取り入れようと思います」
「どうしてだい? 」
「私みたいに弁当を巻き上げられる子がいなくなりますし。めぐみんみたいな子が万が一いてもご飯に困らないで済むかなっと思って」
「真面目で賢いうえに優しい。女神だなゆんゆんは」
ゆんゆんマジ女神。略して「YMM」!!
俺が心の中でYMMと叫んでいると。赤面したゆんゆんが口を開いた。
「ほ、褒めすぎですよぅ……。それに最近は……」
「最近は? 」
ゆんゆんがしばらく沈黙するがやがて語り始めた。
「私小さいころに冒険者カードを作って、その時にさすが族長の娘だとステータスの高さを褒められたのが友達のいない私はうれしくて、族長を目指したんです。それが当たり前のことだと思ってましたし、それ以外目標となるものが無かったっていうのもありました。でも最近は正直、族長になることよりも今の友達とパーティーを組んで6人仲良く一緒に活動するのが楽しくって、族長にならなくてもいいかなって思い始めたんです。思えるようになったんです」
とてもきれいな笑顔で言葉を紡いでいくゆんゆん。
「そっか」
そう思ってくれているのはとても嬉しいことだ。
「はい。まぁでも、族長になるのをやめるわけにはどうやらいかないみたいなんですけどね。紅魔族はみんな自由な人が多いから誰かがまとめないといけないし。それに族長になるという目標が無かったら名乗りを上げるときにすごく困りますからね」
苦笑の後。
「……なにより、ライバルが爆裂道を歩むなら私は紅魔族族長の道を歩まなくっちゃいけませんし」
さわやかな笑みを浮かべるゆんゆん。
「それなら頑張らないとな!! 」
「はい!! 頑張ります!! 」
満面の笑みで答えるゆんゆんは、それはもうかわいかった。
キールのくれた財宝を換金してから借金返済の足しにすると、何とこれまでの頑張りと合わせて借金のおよそ3分の2が返済し終えた。
あの、みんなの命の危険を感じた一撃グマの群れ退治とキールダンジョンでの財宝の収入が大きかった。
「なんか悪いな。ゆんゆんとお前のおかげで返せてるようなもんだよ。ありがとう」
「いいっていいって、パーティーメンバーだろ俺たちは。それにキールダンジョンでの儲けはカズマたちのチームのお手柄みたいなもんじゃないか」
「カズマたちのチームじゃなくて私単体のお手柄だと思うんですけどー」
俺たちは、キールダンジョンから戻って1週間後、ついにこなせそうな戦闘系クエストが尽きてしまい、内職やアルバイトばかりやるのも暇だったため、ある目的の達成するべくカズマは俺とアクアを伴って商店街に来ていた。
商店街に来た理由は、ウィズ魔道具店を訪れるため。あのキールとは違って気弱そうなリッチーのいるところだ。
今回は、戦力増強のためカズマがリッチーのスキルを学ぼうと考えている。しかし、万が一、ウィズさんに以前の件の報復をされては敵わないため、対アンデッドにおいて最強の存在、アクアと、人外戦において高い戦闘力を出せる俺がついてきたわけだ。
ちなみに、俺は彼女からスキルを教わる予定はない。理由は近いうちに転職するからだ。
「言っとくがアクア、今から行く店についても絶対に変な気は起こすなよ。暴れるなよ。相手が何かしてこない限りはな」
「私を無法者か何かだと思ってるのアンタは。私は麗しい水の女神様なのよ」
アクアがカズマの言葉に胸を張って主張する。
「麗しいかどうかは置いといて女神様だから連れてきたんだよアクア。頼りにしてる」
俺は適当なことを言ってアクアがヒートアップしないようにする。
「ふん。仕方ないわね。でも私が麗しく見えないアンタの目は節穴ね」
「俺の目は節穴ではないぞ。ゆんゆんしか眼中に無いだけだ」
「お前、ほんと堂々としてるな。さっさと告ってみたらどうだ? 」
カズマがそんなとんでもないことを提案してくる。
「さすがにそれはやめとこう。キールも言ってただろ。恋は忍耐。まだその時ではない」
「あんた絶対告白する勇気が無いだけでしょ」
そんなやり取りをするうちにウィズ魔道具店に到着した。
「じゃあ開けるぞ」
カズマがドアを開ける。すると。
「いらっしゃいませ、ああ!! 」
驚き声でウィズさんが迎えてくれた。やはり相当の美人さんだ。血色は悪いが。
「ああ!! あんたはあのリッチーじゃない。ここであったが百年目!! 成敗してくれるわ!! 」
「やめいアクア!! 」
カズマがアクアの頭をしばく。
「あいた。なにすんのよカズマ!! 」
「ウイズは何もしてないだろう、攻撃すんな駄女神」
「そうだぞアクア。エリス様みたいに容赦のない女神じゃないんだろ? 君は」
「そりゃそうだけど……」
アクアはバツが悪そうに頭をかいた。
それを眺めていたウィズさんが不思議そうな顔で。
「女神? どういうことですか? 」
俺とカズマは人前? いやリッチー前でありながらアクアを女神として呼んでしまった失敗を犯す。
「「あ」」
「ふふん。私はねぇリッチー。1千万のアクシズ教徒があがめる水の女神その人、アクアなのよ!! 恐れおののきなさい!!!! 」
「ひぃぃぃぃ!!!! 」
何とウィズさんが恐れおののいた。
「ちょっ、ウィズどうしたんだよ。普通たわごとだと思うだろうに」
カズマが尋常ではないほどに怯えるウィズさんに駆け寄る。
「い、いえ、アクシズ教徒は頭がおかしいことで有名でして、関わり合いにならないほうがいいというのが世間の常識なんです。その元締めの女神様と聞いて」
「なんですってぇぇぇ!!!! このっ!! このっ!! 」
「ひゃぁぁぁ!!!! 」
アクアがウィズさんにとびかかった。俺とカズマはアクアをウィズさんから引きはがしながら。
「というかウィズさん。アクアが女神だって信じるのか? 」
俺はウィズさんに問いかける。
「私を簡単に浄化できるような方ですから女神以外の何物でもないと私は感じたのですが……」
「当たってるよウィズ。こいつこんなんだけど女神様なんだ。ほらアクア、ウィズから手を放せ!! 」
カズマがウィズさんにつかみかかって離れようとしないアクアの頭を再びしばいた。
ウィズさんが出してくれたお茶を飲みながらひとまず落ち着く俺たち。アクアはウィズさんのお茶においしいとこぼした。のだが。
「アンデッドの分際でお茶がおいしくて、アンデッドの分際で店なんか構えちゃって……生意気にもほどがあるわ」
「すみません、すみませんアンデッドの分際で色々すみません……」
「かわいそうだぞアクア」
「リョウタの言う通りだぞ。……ウィズ今日は頼みがあってきたんだ。俺にリッチーのスキルでおすすめなのを教えてくれないか? 」
「な、ななな、なんですって!! 仮にも女神の従者とあろうものが、なめくじの親戚みたいな連中のスキルを覚えたいですって!!!? 」
「ひ、ひどい!! 」
散々な言われように涙目になるウィズさん。
「リッチーのスキルだなんてめったに覚えられないんだからいいだろ。この前のキールの時はそんなこと頼める雰囲気じゃなかったしさ」
「カズマの言う通りだ。ウィズさん、ということでカズマにスキルを教えてください」
「え、えーと分かりました。これなんかどうでしょうかドレインタッチというのですが、対象から魔力や生命力を吸い取ったり、逆に分け与えたりすることの出来るスキルです」
「おおそれ便利だな!! めぐみんに爆裂魔法を日に2回撃たせたりとかできそうだ!! 」
「では早速伝授しますね。あ、リョウタさん手を出していただけませんか? ドレインタッチの性質上、相手がいないと使えないので」
「了解」
俺の手をウィズさんが握る。そこから光が俺の腕からウィズさんの腕へと伝っていくのが感じられた。
「魔力を吸われた感じがする」
「ドレインタッチですから。……どうでしょうかカズマさん。スキル習得できましたか? 」
ウィズが俺の手を放しカズマに問いかける。
カズマは冒険者カードを見ると。
「確かに習得可能欄にスキルが書き込まれてるよ。ありがとうウィズ」
「いえ。リョウタさんも協力ありがとうございました。リョウタさんもスキルを……」
「俺は近いうちにルーンナイトに転職する予定なので構わないですよ」
「あ、そうでしたか。わかりました……それにしても……皆さんがベルディアさんを倒したんですね。すごいです」
ウィズさんが突然俺たちを褒める。
なんだこの言い方。まるで。
「あのデュラハンのこと知ってるみたいな言い方するなウィズ」
「私はなんたって魔王軍幹部の一人ですから」
…………は?
「あれ皆さんその反応……、私言ってませんでした?」
「確保ぉぉぉぉぉ!!!! 」
アクアがウィズを押し倒した。
「さぁ滅びなさいリッチー!! 」
「あっ待ってくださいアクア様!! 」
アクアが馬乗りになってゴッドブローをかまそうとする。俺は敵感知をすぐさま発動し神殺しの剣を抜き放つのだが……。敵感知に感が無いうえ神殺しの剣が起動しない。
「ちょっと待てアクア様」
アクアのゴッドブローを放とうとする腕を引っ張り、止める。
「何で止めるのよ神殺し!! 」
「敵感知にも反応が無いし、神殺しの剣も起動してない。俺たちに敵意があるわけじゃないから事情を聴こう」
「え、それ本当? 」
「えーと、とりあえず冒険者という手前ウィズを見過ごすわけにはいかないんだが……」
カズマが跪いてウィズさんに話しかける。
そこからウィズさんの弁明を聞いた。彼女によると、結解の維持を頼まれているだけのなんちゃって幹部らしい。人に危害を加えたことはもちろんないらしく、あくまで中立の立場をとっているとのことだ。ちなみに中立と言っても人間側寄りで、冒険者のようなモンスターを糧としている職業を除いた人を目の前で魔王軍が殺害したりすれば容赦なくその場は敵対するというスタンスとのことだ。
ちなみにベルディアとは別段仲が良かったとかそう言うことは無く、ウィズさん曰く、頭を転がしてきてはスカートをのぞこうとする人だったとのことだ。
ベルディアの株が俺の中でがくんと下がった。
「心だけは人間のつもりですから……」
ウィズさんは寂しそうに笑った。
見逃すか。とりあえず敵意が無い人を倒すのはかわいそうだし……。
と、思ったのもつかの間。
「セイクリッドターンアンデッド!! 」
「ほぇぇぇぇ!!!! 」
アクアがセイクリッドターンアンデッドを発動。それが命中したウィズさんが透ける。
「ちょっアクア!! ストップ。人類の敵じゃないんだから別に見逃してあげても!! 」
カズマがアクアを止めるが、アクアが珍しくまっとうなことを言い始めた。
「こいつがいる限り人類は魔王城に攻め込めないのよ。そう考えれば見過ごすわけにはいかないでしょう!! あと懸賞金がかかっててお金になるじゃない!! 」
「せめてもう少しだけ生かしておいてください!! それに結解は私を含めて残り七人の幹部によって維持されていますからいくら女神のアクア様でも幹部が残り2、3人にならないと破ることはできませんから!! あと懸賞金もかかってません。お願い待って!! 消さないでくださーい!! 」
ウィズさんが透けた状態で訴えかける。
「……どうするカズマ? 」
アクアはカズマに判断を委ねる。
「見逃そう。今の俺たちが魔王軍に直接喧嘩を売れるほど強いわけじゃないしな」
「ありがとうございます、ありがとうございます!! 」
ウィズさんがなんども頭をひれ伏した状態で下げる。
すると。
「ウィズさん!! ウィズさん!! いらっしゃいませんか!? 」
突然そこそこお金を持ってそうな雰囲気の男性がウィズ魔道具店に入ってきた。
ウィズさんは本当のところ歳はいくつなんでしょうね? すごく気になります。
それと、知力云々の設定は本作独自の物です。公式ではありません。また、このすばのアニメではオリジナルストーリーの中に給食のパンの耳を集めるめぐみんのシーンがありますが原作にはないので紅魔の里は給食システムを採用していないということにしました。