【完結】この素晴らしいゆんゆんと祝福を!!   作:翳り裂く閃光

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039 ユニアゼロ=アヤメリス

 朝、宿屋の玄関の端の方で。

 

「おはようリョウタ、ゆんゆん」

 

「おはようございます。エリ……クリス」

 

「おはようございますクリスさん。それとリョウタさんなんで敬語? 」

 

「いや、貴族に会うから緊張してるからかもしれないな」

 

 本当はただ単にクリスをエリス様と言い間違えただけだが。

 

 昨日エリス様と、二人きりの時以外はエリスとしては接さず、クリスとして接すると取り決めをしたばかりだというのに。

 

「そっかー。リップルの領主さんに会うんですよね私たち」

 

 これから馬車で使いの者が俺たちを迎えに来る予定だ。

 

「緊張しなくてもいいよ2人とも。領主さんは手腕はともかく性格はいい人だから多少の失礼があっても多めに見てもらえるよ。まぁ最初から失礼が無いようにするのが一番だけど」

 

「一人称を『私』にしないとな……」

 

 俺はそれから、公的な場面での振る舞いを頭の中で確認をとる。

 

「そう言えばあの悪魔が言っていた六角形の宝石でパズルのピースっていうのは結局何だったんでしょうか? 」

 

 ゆんゆんがふと思い出したかのようにそれを口にする。

 

 確かに気になる。エリス様ならわからないだろうか?

 

「クリス、盗賊職の経験則からして何なのか推測できないか? 」

 

「あたしの推測としては、デストラクターの復活に関連した物なんだと思う。パズルのピースってことだからもしかすると要石にかけられているパズル型のプロテクトのピースとかなんじゃないかな? 」

 

 そうしているうちに馬車が宿屋の前で止まった。キャラバンにある馬車とは違いとても豪華な雰囲気の馬車だ。

 

 御者が俺たちに一礼する。それに俺たちも礼で応えていると、馬車の中から、執事だろう。初老のタキシードを着た男が出て来た。

 

「カガミリョウタ様にゆんゆん様、クリス様ですね。お迎えに上がりました。領主のユニアゼロ=アヤメリス様がお待ちです、お乗りください」

 

 そして俺たちは言われるがまま馬車に乗り込んだ。

 

 馬車の内装もキャラバンで使われていた馬車とはレベルが違う。しかし、気になる点が一つあった。

 

「古びてる」

 

 俺は誰にも聞こえない声で呟いた。

 

 そう、馬車が明らかに古びているのだ。使い古されていると言った感じで、リップルの財政難を物語っているようで悲しい気持ちになった。

 

 

 

 

 

 

 執事の人に、アヤメリス様はどのような方なのか失礼のないように訪ねた。執事はアヤメリス様の身の回りの世話を普段から担当している方らしく。彼女の人柄について優しげに語った。

 

 アヤメリス様はクリスが言っていた通り、心優しくおおらかで、真面目で勤勉な人柄であるそうだ。ただ、執事も認めているが、財政手腕が絶望的で、湧いてきたお金もなぜかどこかに消えてしまっているという悲しい人なのだそうだ。あとそのことを本人はかなり気にしているので、できれば指摘しないであげてほしいとのことだ。

 

 俺たちはそれを心すると。いよいよユニアゼロ家の敷地に馬車が入った。

 

「ここがユニアゼロ家……」

 

 ゆんゆんがおもむろにつぶやく。

 

「お、おお」

 

「あ、あらら」

 

 俺とクリスは言葉に詰まった。

 

 ユニアゼロ家はまず屋敷のサイズが、うちとそんなに変わらなかった。庭こそうちより広いがその差もそこまで大きくはない。そして馬車と同じくそれはもう大層に古びていた。美しさを感じさせるクラシックさではない。悲壮さを感じさせるクラシックな建物がそこにあった。

 

「ボロボロでしょう」

 

 執事の人が俺たちの反応を見てそう言って笑った。

 

「「「すいません」」」

 

 俺たちは同時に執事の人に謝罪したが、彼は「気にしないでください」と笑って無礼を許してくれた。

 

「それではお3方、こちらへどうぞ」

 

 俺たちは執事の人に先導されて屋敷に入っていく。屋敷の中もやっぱり古びている。大変失礼な物言いだがあえて言うなら辛気臭い感じだった。

 

「この部屋にアヤメリス様はいらっしゃいます」

 

 執事の人がダイニングルームと思しき部屋に招き入れた。

 

 俺たちが中に入ると。その後執事の人は一礼すると席を外した。

 

 そして。

 

「ようこそいらっしゃいました。街を救ってくださった英雄の皆様。私はユニアゼロ=アヤメリスです。……これは報酬にありませんでしたがほんの気持ちです。霜降り赤ガニ、お食べになってください」

 

 薄紫色のドレスに身を包んだ金髪碧眼ツインテールの美少女が出迎えてくれた。

 

「た、確かにかわいい!! 」

 

 俺はキャラバンでの冒険者たちのアヤメリス様の評価を思い出して、思わずそう声を上げてしまった。

 

 いかん失態だ。

 

「こ、これは失礼しました」

 

「リョウタはさぁ……」

 

「リョウタさん、かわいければ何でもいいんですか? 」

 

 クリスが呆れ、ゆんゆんが小声で毒づく。ゆんゆんに関してはおそらく嫉妬だろう。こっちもかわいい。

 

 面食らった様子のアヤメリス様は顔を赤くした後、うつむき。

 

「あ、ありがとうございます」

 

 小声でそう返答した。

 

 本当にかわいいなアヤメリス様。

 

「と、とにかく、どうぞお席についてお食べください……」

 

 ほんのり赤い顔で勧められた俺たちは席に着く。

 

「こんないいものをごちそうになれるだなんて幸せだね」

 

「俺……私は人生で二回目の霜降り赤ガニですね」

 

「あ、ありがとうございますアヤメリス様」

 

「いえいえ。あとカガミリョウタ様。口調は普段の崩したもので結構ですよ。私ごときを敬う必要なんてありませんから」

 

 何とマイナス思考な御方なのだろうアヤメリス様。しかし、一人称を変えるのを意識しなくてもいいとは有り難い。なので。

 

「ではお言葉に甘えて、一人称を俺にさせていただきます。あ、決してアヤメリス様を敬わないとかそう言うわけではありませんよ」

 

「ありがとうございます」

 

 頭をペコペコ下げるアヤメリス様。

 

 なんだろう。失礼ながら貴族なのにまるで威厳が無い。財政手腕が無いことで自己評価が低いのだろうか?

 

 俺はアヤメリス様をそう分析しながらほかの二人と同じく席に着くと。

 

「「「いただきます」」」

 

 霜降り赤ガニを食べ始めた。

 

 できるだけ上品に、可能な限り上品にと心がけながら。

 

 ちなみにゆんゆんは族長の娘と言うこともあってテーブルマナーはそれなりにきちんとしており上品に食べている。クリスというか、エリス様は言うまでもない。

 

 俺は二人の食べ方を観察しながらどんどん食べ方を洗練していく。

 

「霜降り赤ガニを召し上がった後は報酬のマントと10万エリスを贈呈しますね」

 

「ありがとうございますアヤメリス様」

 

「いえ、街を護ってくださった英雄の皆様に感謝の品をお渡しするのは当然のことです」

 

 はにかむアヤメリス様。

 

「とはいえ渡せるものも魔道具とたったの10万エリスで本当に申し訳なく思います。リップルはその……私のせいで財政難ですから。住人の皆さんにも迷惑をかけてばかりで……」

 

 自虐するアヤメリス様。その表情はとても優れておらず、曇り切っていた。

 

 沈黙し動作の止まる一同。

 

 この空気、あまりよろしくない

 

「そ、その人には得手不得手がありますから……」

 

 俺は精一杯考えた慰めの言葉を口にした。

 

「そう……ですよね。ありがとうございます。っ!! 」

 

 突然アヤメリス様は頭を抱えた。

 

「大丈夫ですかアヤメリス様!? 」

 

「ど、どうしたんですか? 」

 

 ゆんゆんとクリスがアヤメリス様を心配する。俺は霜降り赤ガニを口に入れたタイミングだったため何も言えなかった。それに、俺がトリガーを引いてしまった感が半端ないから何を言っていいか分からない。

 

「いえ、持病の頭痛ですので気にしないでください。財政や住人の皆さんの暮らしを思うといつもこうなってしまうんです。私の心の弱さが原因ですね……。お見苦しいところを……すいません」

 

 そう言って頭を抱えているアヤメリス様。やっぱり俺のせい? なのか?

 

 するとクリスが俺に耳打ちしてきた。

 

「ねぇアヤメリス様の腕輪になんかついてない? 」

 

「……本当だ。と言うかあれ六角形の宝石だよね。なんか妙にまがまがしい輝きを放ってるし」

 

 腕輪に取り付けられている宝石は邪悪さを秘めた紫に光っている。

 

「だよね。それに……なんだろうこの感じ。邪悪な力を感じるよ」

 

「お2人ともどうされました? 」

 

 頭痛から復活したアヤメリス様が俺とクリスを不思議に思ったのか声をかけてくる。

 

「……アヤメリス様。あなたと、あなたの腕輪から失礼ですが邪悪な力を感じるんです。呪いのようなものが渦巻いている感じと、邪悪な力の根源そのもののようなものを」

 

「ちょっ、クリス、何て言い草を!? 」

 

「そ、そうですよ、いきなりどうしたんですか? 」

 

「……やはり鋭い方にはわかりますか? そうです私は呪われています。そしてこの腕輪もまた邪悪な力を封印しているものです。これには破壊神デストラクターの力の一部と、その力を維持するためのほんのわずかな魂の欠片が封印されていて、王都の破壊神封印用の要石のプロテクトとして備わっているパズルのピースでもあります」

 

 アヤメリス様が俺たちを戦慄させる言葉を放った。

 

「な、え、うそ? 」

 

「それってクリスさんの推察通りの物じゃないですか!? 」

 

「だ、だよな……」

 

 なるほど、ゲキドラスが欲しがっていたのはこれだったのか。

 

「言うべきだろうか。クリス、ゆんゆん」

 

 俺は二人に確認をとる。

 

「あたしは言うべきだと思う」

 

「同じくです」

 

 俺も言うべきだと思った。残酷すぎる真実だが伝えないほうが問題があると思う。

 

「アヤメリス様。実はその宝石の件でお話ししたいことが……」

 

 それから俺たちはゲキドラスの目的がアヤメリス様が身に着けている腕輪の宝石だったことを伝えた。

 

「つまり私のせい、なのですね。多くの住人の皆さんや冒険者の方々が命を落とされたのは」

 

 アヤメリス様は表情を凍らせた後、再び頭を抱えた。

 

 やがて泣き崩れるアヤメリス様。

 

 俺はと言うと、神殺しの剣が起動していないか確認していた。そして予想通り起動していることに気づく。

 

「でもディナイアルブラスターが撃てるほどの稼働率じゃないか」

 

 もしそこまで起動しているのならこの忌まわしい宝石を許可が下り次第、消滅させてやるところだったのだが。

 

「アヤメリス様。いったいどうしてあなたがそんな危険なものを持っているんですか? 」

 

 クリスがアヤメリス様に問いかける。アヤメリス様は涙を拭きながら。

 

「私の家では昔から王室からの密命を受けて、私の家系に伝わる特殊な封印する力を生かして破壊神の力が詰まったこの宝石を封印し続ける義務があるんです」

 

 本来話をしていい内容のものではないのだろうが、冷静さを現状欠いてしまっているアヤメリス様は機密を簡単に口にした。

 

「何でそんな危険なものを封印を? 破壊してしまえばいいんじゃ? 」

 

 俺が安易ながらも最適解と思われることを提示するのだが。アヤメリス様から意外な言葉が返ってきた。

 

「それはそうなのですが……もともと王城の中庭で厳重管理されている要石のパズルのピースとしての役割の他に破壊神の力を利用して魔王軍との戦争の兵器にするためにこの宝石が作られたんです。だけど不安定で私の家系の者が触れていなければ暴走を始めて予測不能なタイミングで爆発してしまうんです。しかもその爆発は確実に爆裂魔法。おまけにその規模がわからないせいで処理しようにも処理できないんです」

 

 お気の毒に。

 

「ねぇ、アヤメリス様、それを破壊したり浄化したりすることを王都は許可してるの? 」

 

「いえ、いざとなれば私を魔王軍の中心に放り出して自爆させるという作戦が存在しているためそのような許可は下りないはずです」

 

「なんてひどい!! 」

 

 クリスが憤る。

 

「ああ、ふざけてる」

 

 こんな優しい子に死を強いるのか。

 

 そんな感想を抱くと同時に、言い方は悪いがリップルにそれほど危険かつ重要な存在であるアヤメリス様がいるにもかかわらず、騎士の派遣が遅いのも気になった。もしかするとだが財政手腕の悪いアヤメリス様や経済的に弱いリップルのことを重要視していないからなのか、アヤメリス様が悪魔とともに自爆するのを望んでいたのではないのかと邪推した。

 

「あんまりですね……。でも、これがあるとゲキドラスと同じ破壊神の眷族残り2体が襲い掛かってきそうですよね。この街に」

 

 ゆんゆんの言葉に押し黙る一同。

 

 確かにそうだ。あのレベルの悪魔が襲来したとなると対処できるのは俺たちのような高レベル冒険者か王都の騎士たちぐらいだ。

 

 やがて、シンとした室内で言葉を紡ぎ始めたのは沈黙を作ったゆんゆんだった。

 

「アヤメリス様を王城で匿ってもらうのはどうでしょうか? 」

 

「いい考えかもね、ゆんゆんのアイデア」

 

「王都なら確かに、魔王軍との襲撃に備えて戦力がそろってるからゲキドラス級の悪魔2体でも迂闊に手は出せないな」

 

 俺たちはアヤメリス様の方を向いて『どうだろうか』と目線で問いかける。

 

 アヤメリス様は黙り込んでいたがやがて意を決した表情で。

 

「そうします。私がいないほうがこの街のためになるというのならば」

 

 

 

 

 

 

 

 その後、アヤメリス様から報酬を贈呈された俺たちは、次なるクエストの開始を待っていた。そのクエストとはアヤメリス様の王都までの護衛である。と言ってもリップルからは王都まで何と馬車で1時間程度の場所だ。しかしゲキドラスの兄弟が狙ってこないとも限らないので気は引き締める。

 

 俺たちは遠出の準備をしているアヤメリス様を待ちながら馬車の前で談笑していた。

 

「リョ、リョウタさん、どうでしょうか? 私、似合ってますか? 」

 

 普段から身に着けていたローブを外し、代わりに金の刺繍の施された真っ白なマントを羽織ったゆんゆんが恐る恐ると言った感じで聞いてくる。

 

「ああ、よく似合ってるよ。かっこいい」

 

 俺の言葉を聞いてゆんゆんは笑顔になり。

 

「ありがとうございます!! 」

 

 そう言ってマントのすそをぎゅっとつかんだ。かわいい

 

「しかしゆんゆんも俺と同じ神器持ちになるとは、神器持ちコンビの完成だね」

 

「そうですね。私、早くグウェンの性能を確かめたいです」

 

「俺も見てみたい、ゆんゆんが活躍してるところ」

 

「えへへ」

 

「お2人さん、準備オーケーかな? アヤメリス様が出て来たよ」

 

「ああ」

 

「はい」

 

 屋敷の玄関から荷物を持った執事の人と一緒に出て来たアヤメリス様は。

 

「皆さんよろしくお願いします」

 

 そう言って頭を下げた。

 

「任せてください」

 

「護ってみせます!! 」

 

「じゃあさっそく出発しようよ。王都に」

 

 クリスの一声に全員が頷くと、馬車に乗り込み王都に出発した。馬車から街を眺めるアヤメリス様の顔はとても寂しげなものだった。

 

 それから、特に会話もなく、そして幸いにも襲撃に遭うようなこともなく王都へと到着した。

 

 王都はアクセルとは違い、往来する人の数がすごかった。アクセル以上に道も整備されており、街並みは豪奢で一国の中心地としてふさわしい様相だった。先ほどまでいた凄惨な様子のリップルと比べてしまうから余計にそう思わされるのかもしれない。そして王都と言うだけあって、その中心地に座す王城はすさまじい存在感を放っている。

 

 そして馬車が、王城の巨大な門の前に到着する。

 

 執事の人が馬車の扉を開くと、アヤメリス様は馬車を降りて城の門前の守衛の人に自らの家の紋章を見せる。その瞬間、守衛の顔の色が変わり、上の人とだろう。魔道具を使って連絡を始めた。

 

「アヤメリス様、無事匿ってもらえるといいんですけど」

 

「アヤメリス様の王室からの密命とかを考えたら匿わざる負えないんじゃないかな? 」

 

「だといいんだが」

 

 邪推したことが頭の中でちらつく。

 

 俺たちは馬車の外に出て、アヤメリス様がしっかりと匿ってもらえるかどうか心配していると……やがて、アヤメリス様が柔和な笑顔を浮かべて俺たちの方に戻ってきた。

 

「事情を話すとアイリス姫やその側近のクレア様がすぐに匿うと決断してくださいました……!! 」

 

「よかったですねアヤメリス様」

 

「はい、本当に良かったです」

 

「これなら悪魔のことも心配しないで済むね」

 

 一安心だ。邪推していた件が当たっていたとしても、さすがに破壊神の復活のために動いている連中がアヤメリス様の持つ例の宝石を狙っているともあれば匿うだろう。

 

「皆さんありがとうございます。護衛お疲れ様でした。この報酬も支払わさせていただきますね」

 

 アヤメリス様の言葉とともに執事の人が報酬として3万エリスずつ俺たちにお金を手渡した。

 

「それでは皆さん。短い間でしたがお世話になりました。すぐに私は王城内に入らなければなりませんので、ここで失礼します。悪魔を倒し領民を護ってくれたこと、本当に感謝しています。それではごきげんよう」

 

「ええ、お元気で」

 

「さようならアヤメリス様」

 

「あ、あの。頑張ってください!! 」

 

 そうして馬車に乗り込んだアヤメリス様と執事の人は、門の開いた王城の中に消えていった。




 味方側オリキャラ、アヤメリス様です。オマージュ元は特にありません。ちなみに本作での味方側のオリキャラはこの子とリョウタを転生させたミルデと、あと未登場のもう1人だけです。ちなみにアヤメリス様の活躍はもっと先の話で少しだけありますが、今後しばらくは登場しません。

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