【完結】この素晴らしいゆんゆんと祝福を!!   作:翳り裂く閃光

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043 正体不明の危機

「森の中は……歩きにくいな」

 

「仕方ありませんよ、冬ですから」

 

「雪が積もってますからね」

 

 俺のボヤキにめぐみんとゆんゆんが反応する。セナさんやその護衛の二人のフルプレートの騎士は無言のまま俺たちを森の中へ誘導し続ける。

 

「リョウタの鎧、随分かっこよくなりましたね。紅魔族の琴線に触れるものがありますよ。特にその腰マントとか」

 

「ありがとう、ゆんゆんが選んでくれたんだ」

 

「それは本当ですか? 」

 

「そ、そうよ、私が選んだんだから」

 

「ゆんゆんにも紅魔族の血が流れていることを今ほど思わされた時はありませんでしたよ」

 

「え、それって私普段は紅魔族に思われて無いの? 」

 

「当たり前でしょう。黒髪紅目であろうと、あのカッコつけた名乗りを躊躇するような者を紅魔族として意識できるはずがありません」

 

「ええー!! ひどいわよめぐみん……」

 

 涙目になるゆんゆん。

 

「めぐみんだって本気では言ってないだろうさ。気にするなゆんゆん」

 

「リョウタさん……」

 

 ゆんゆんがパァッと明るくなる。かわいい。

 

「何を色ぼけた顔をしているのですか、腹立たしい」

 

「ち、ちちちち、違うわよ!! 」

 

 色ぼけた顔には見えなかったが、女から見ればそう見えるのだろうか? さっきのゆんゆんの笑顔は。ん? なんで色ぼけた顔をするんだ? 俺に対して? それなりに意識してくれてるのは知ってるけど俺が思っている以上なのか? だとしたら嬉しくもあり、……申し訳ないな。きっと今の俺は偽物だ。

 

「……リョウタ? どうしました? 」

 

「またあの時と同じ辛そうな顔してますよ」

 

「……雪にむかついてるからだと思うよ!! 気にしないで」

 

 表情に出さないように気を付けないとな。

 

「あなたはそんなに短気な人ではないはずですが。まぁいいです。それとゆんゆん聞きたいことと言いたいことが一つずつあるのですが……」

 

「なにめぐみん? 」

 

「まず聞きたいことからです。……あなたはハルバード持ってますけど近接職にジョブチェンジでもしたんですか? まぁ、かっこよさ追求のために大型武器を持つというのは授業で習いましたが……あなたの場合そうではないでしょう? アークウィザードを目指すのが普通の紅魔族の中でどれだけ異彩を放ちたいのですか?  」

 

「異彩を放つって……。これはねめぐみん。リョウタさんが私にって選んでくれた大事な武器なの。これがあれば私の神器グウェンと組み合わせることで戦い方の幅が広がるから……。だからアークウィザードをやめたわけじゃないわよ」

 

「そうですか。ちなみにハルバードに名前は突けたのですか? 」

 

「つけてないけど? つける予定もないし名付けようとしなくていいからねめぐみん」

 

「ちっ!! 」

 

「何で舌打ちするのよ!! 」

 

 めぐみんが名づけると、ちょむすけのような奇抜な名前がこのハルバードにつけられることだろう。さすがにあんまりだ。

 

「めぐみん。名前絶対つけるなよ」

 

「な!! リョウタまで言うのですか!? 」

 

「当たり前だよ。俺の買ったハルバードに変な名前を付けてほしくない」

 

「変とは失礼ですね!! 何度も言いますが変わっているのは皆さんのセンスの方ですよ。例えばこのゆんゆんのマント、グウェンとか変な名前もいいところです」

 

「やめなさいよ!! 私グウェンのこと気にいってるんだから」

 

「と言うかリョウタたち紅魔族でない人々ならこのハルバードにどんな名前を付けるのですか? 」

 

 この世界はわからないが、俺の元居た世界ではハルバードは神話には出てこないから名を拝借できない。つけるとしたら槍系統から拝借するべきだろうか。だとしたら。

 

「ガングニール……とか? いや、投擲すると必ず当たって持ち主の手に帰ってくる槍だし、第一、ガングニールだと拳のイメージが強いから正式名称のグングニルか。とにかくハルバードに合う名前はなかなか思いつかないな」

 

「そうですか。どちらにしろガングニール? グングニル? どちらもダサいと思います」

 

「グングニルはともかくガングニールをダサいっていうのはあんまりだ」

 

 めぐみんに好きなアニメの造語な撃槍の名をダサいと言われてモヤっとする。

 

「私はいいと思いますけどね。かっこいいんじゃないんでしょうかどっちも」

 

あなたはリョウタが言ったものなら何でもいいんでしょうに

 

 めぐみんが小声でそんなことを言う。

 

 いや、さすがにそれはないだろう。

 

「そう言えばめぐみん、私に言いたいことってなに? 」

 

「それはですね。……似合ってますよそのマントとハルバード

 

「えっ!? 今なんて? 」

 

「な、何でもありません忘れてください!! 」

 

「聞こえなかったからもう1回言ってめぐみん? 」

 

「な、何をニマニマしながら言っているのですか!! 絶対聞こえていたでしょう。もう言いませんよ。言いませんとも」

 

 赤い顔のめぐみんが、同じく目を紅く輝かせながらゆんゆんの申し出を拒否する。

 

 かわいいな。2人とも。何度も思うがこの2人のやり取りはいつまでも見ていられる。

 

「お3方、そろそろ問題の場所に到着しますよ」

 

「わかりました」

 

「はい」

 

「了解です」

 

 めぐみんにゆんゆんに俺はセナさんの呼びかけに応え臨戦体系になる。俺は神殺しの剣を引き抜き、ゆんゆんはハルバードを持ち、若干浮遊する。そしてめぐみんは杖を構える。

 

「まずはこれをご覧ください」

 

 たどり着いた森の開けた場所の木陰からセナさんの指さした方を見る。そこには、多数で隊列を組んで歩いている仮面をつけた小さな人形がいた。

 

「これが件のモンスターです。標的を見つけると取りつき自爆する習性があります」

 

「火力はどれくらいですか? 」

 

「レベル20くらいの職業〈戦士〉が軽傷を負う程度のダメージです。フルプレートの鎧をつけているこの騎士の方たちやカガミリョウタさんなら余裕で耐えられるでしょう」

 

 セナさんの説明から分析すると、要するに俺たちの敵ではないということだ。

 

 サーチを発動して敵の数を割り出していく

 

「数は、サーチの範囲内にいるやつらだけでざっと100か」

 

「それなりの数ですが私たちならすぐに倒せそうですね」

 

「そもそも私の爆裂魔法で一瞬で消し飛ばせますよ」

 

「いや、めぐみんは温存だ。こいつらの数がサーチの範囲内にどんどん入ってきて増えてる。大元がどこかにある可能性が高い」

 

「なるほど。私は元を断つために必要と言うわけですね」

 

「ああ、それにな。この場にいる全員に聞いて欲しい……こいつらに神殺しの剣が反応してる」

 

「か、神殺しの剣ですか? 」

 

 セナさんが戸惑い、騎士二人は顔を見合わせる。ゆんゆんはそれを聞いて。

 

「まさかまた破壊神関連でしょうか? 」

 

「ああ。この人形もどきの爆発するという特性から考えてその可能性は高い。もしかすると眷族が何かしてるのかも」

 

「だとしたら私の力がますます重要になってきますね。破壊神の眷族の悪魔は非常に強力なのでしょう? 」

 

「うん。だからめぐみんはまだ爆裂魔法を撃たないでくれ」

 

「了解です」

 

 セナさんは少し怖がりながら。

 

「あの、破壊神の眷族の悪魔と言うのはあなたたちだけで対処できるのでしょうか? 」

 

「はっきり申し上げるとわかりません」

 

「そ、そうですか」

 

「とりあえず大元を突き止めませんか? 」

 

 めぐみんが提案する。

 

「そうだね。ならまずはここの連中を片付けるか。ディナイアルブラスターは一応撃てるみたいだからベルディア戦くらいの強化具合だし瞬殺できるだろう」

 

「私がコウクウ支援しますしね!! 」

 

 ゆんゆんが嬉しそうにマントを握って振った。

 

「ああ、支援頼むよゆんゆん。いくぞ!! 」

 

「はい!! 」

 

 俺とゆんゆんは木陰から勢いよく飛び出した。さっそく人形たちは足を止めると俺たちの方に向き直り取り付こうと飛び跳ねてくる。

 

 ゆんゆんは飛行し、人形たちのジャンプ力が届かない場所まで到達すると、そこで停止、ハルバードを地面に向けて。

 

「ライトニング!! 」

 

 穂先から電撃を発射した。それは横なぎに振るわれ、いっきに多数の人形を爆散させる。

 

 俺はゆんゆんがそうしている間に、飛びついてくる人形を片っ端から切り裂いていった。

 

 取りつかれるより早く切り裂けるのだが切り裂かれても爆発するため煤がせっかくの鎧についてしまうのが残念で仕方ない。

 

「一気に消し去るか!! 」

 

「リョウタさん私インフェルノを撃ちます!! リョウタさんはディナイアルセイバーで!! 」

 

「わかってるよゆんゆん!! 」

 

 俺は人形たちを足蹴りして吹っ飛ばしながら神殺しの剣を構え、ディナイアルセイバーを発動する。

 

「ディナイアルセイバー!!!! 」

 

 俺が呪いのビームソードを横なぎに振るうと同時に。

 

「インフェルノ!! 」

 

 上空から回避不能な炎の放射が人形たちを襲う。

 

 二つの大火力を同時に味わうことになった人形たちは一瞬で炭化したのち蒸発して爆散した。

 

 大量の爆発が巻き起こり周囲を揺らす。さすがに小規模な爆発と言っても100を超える数になると相当な衝撃だった。

 

「終わりましたね」

 

 ゆんゆんが、雪が解け去り、下の土が露出した地面に着地する。

 

「ああ、このあたりのはね」

 

 俺のサーチの範囲内に依然として人形たちが入ってきていた。

 

「まだまだ来るよゆんゆん」

 

「わかりました。じゃあ人形たちがやってくる方向へとどんどん進んでいきましょうか? 」

 

「そうしよう。めぐみん、セナさん、騎士のお2人ー!! 人形がやってくる方へ向かって大元を探ります!! 行きますよ!! 」

 

「了解です!! 」

 

「わ、わかりました」

 

 めぐみんに続きセナさんが返事をし、騎士の人たちも頭を縦に振る。

 

 俺はそれを確認すると全員でまとまって人形が歩いてきている方向をさかのぼっていく。人形を俺がやや前に出て切り払いながら進む。

 

「この人形たち、ちょっとかわいらしいですね」

 

「そうですか? まぁつけている仮面はなかなかセンスがいいと思いますけどね」

 

 ゆんゆんとめぐみんが人形を見てそんな感想を言う。

 

「かわいくないし仮面も趣味が悪いと思うよ俺は」

 

 そう言いながら俺はとびかかってくる人形を切り払い、進んでいくだけの簡単なお仕事をつづけた。

 

 

 

 

 

 

 やがてセナさんが訪問してきたのが朝9過ぎだったのでハイペースで移動し現在13時過ぎごろ。俺たちは仮面の人形が湧き出ていると思われる場所に到着していた。人形たちの現れている場所。それはキールダンジョンだった。行儀よく並んで歩きながらダンジョンの入り口から外に出てきている。

 

「キールダンジョンから出てきてたんですね」

 

「どうなってるんでしょうか? 」

 

 めぐみんとゆんゆんが首をかしげながら、木陰から人形たちを観察する。

 

 ダンジョンの入り口の周囲は開けた場所になっているが、とりつく標的がいない人形たちはその場にどんどん溜まっていく。現在数はサーチで確認するとざっと300ほどだった。

 

「今は約300だけどまだ増えるぞ。これはまずいんじゃないか? 」

 

「あ、あなたたちは本当に心当たりがないのですよね? 」

 

「当然です。私のチームメンバーもしっかりアリバイがあります。リョウタとゆんゆんも同様にキャラバンを使用していたので1週間分はアリバイがあります。完全に無関係です」

 

「そうですか……でも困りましたね。これは中に入って調査をしないと……それもかなりの人数かつ、高レベルのパーティーでなければなりませんね」

 

「その条件に合うパーティーなんて真っ先に俺たちになるんだがセナさん? レベルの高さで言ったらアクセルで俺が現状トップでしょうし。行くのは構いませんが中の状況がわからない以上こっちはフルメンバーかつ、協力してくれる他の冒険者がいないと調査はできませんよ」

 

「わ、わかっていますよ」

 

 セナさんの受け答えの焦りようからして、別に俺たちをけしかけようとしていたわけではないようだ。

 

「この事件私たちの手で解決しましょう。破壊神の眷族の可能性もありますが、もし魔王軍関係者がやっていることであれば、それを討伐なり捕縛すればカズマや私たちの嫌疑も晴れるでしょうし」

 

 めぐみんが提案する。ナイスアイデアだし俺もその気でいる。

 

「そうだな。セナさん。俺たちはこの現象の解決に尽力する。今から一度ギルドに戻ってあなたは有志を集めてくれないか? 俺とゆんゆんとめぐみんはいったん残りのパーティーメンバーがいるダスティネス家に戻って事情を説明してから参加するからさ」

 

「わかりました。では一度アクセルの街に戻りましょう」

 

 

 

 

 

 

 ダスティネス家は無駄な飾りっけなどはない気品のある豪奢さの邸宅で、ユニアゼロ家と違って古びていない上にメイドさんや執事がたくさんいた。そんな邸宅の中を俺とゆんゆんとめぐみんは使用人に案内されてカズマたちがいる面会室に向かった。

 

 そして、事情を俺は3人に説明し終えた。

 

「と言うわけでこの事件俺たちも解決に参加しようと思うんだが、今からでも大丈夫か? 」

 

「あ、ああ」

 

 俺の問いにカズマがどもりながら反応する。

 

 理由は面会室のソファで、ダクネスのお父さんであるダスティネス=フォード=イグニス様が「我が初孫」などと言いながら泣いているからだ。

 

「まずはこっちの誤解を解いてからになるけどな」

 

 カズマがイグニス様に目を向け、次いでダクネスをキッと睨みつける。ひらひらのお嬢様らしいルームウェアを着ているダクネスはそれに目を逸らした。

 

「あ、あのね神殺し、めぐみん、ゆんゆん。ダクネスとカズマの間に子どもができたみたいなの……!! ダクネスのおなかの中に今いるみたいなの……!! 」

 

「え、えぇぇぇ!!!? 」

 

 ゆんゆんがアクアのわけのわからない発言に悲鳴に近い驚き声を上げる。

 

「そ、そんなわけが無いではないですか。で、ですよねカズマ? 」

 

「何でお前まで挙動不審になりながら問いかけてくるんだよめぐみん!! 当たり前だろ!! 俺は童貞だ!! ダクネスが適当なこと言っただけだ!! っておいリョウタ、お前はなんで口を開けたまま驚いて固まってる!? 嘘に決まってるだろ!! 」

 

 え、本当に違うの? ダクネスがカズマに気があるとか言ってたからないとも言い切れなくって驚いてたんだけど……。

 

「驚かせるなよダクネス。俺はあのこと知ってるんだから本当だと勘違いしかねないだろう」

 

「……はつ!? お、おいリョウタ!! それを言うんじゃない!! 」

 

「ん、あのことってなんだよ? 教えろよダクネス!! 」

 

「い、言えるか!! 」

 

「あ、あの皆さん、急がないと有志の冒険者グループとの合流時間になっちゃいますよ!? 」

 

「……そうだねゆんゆん」

 

「おいダクネス、とっととこの初孫の誕生という誤解でフリーズしてる親父さんを元に戻せ!! それから俺の嫌疑を晴らすのにちょうどいいかもしれない事件の解決に動くんだよ!! ほら、さっさとしろ!! 」

 

「わ、わかった!! 」

 

 ダクネスがイグニス様の前でひざまずき、説得と言うか弁解を始めた。

 

 

 

 

 ダクネスが自分のおなかの中にカズマの子供がいると言ったのは、バルターを引き下がらせてイグニス様を納得させるためのその場しのぎの言い訳だったらしい。ダクネスなりの名案だったようで、実際効果てきめんだったが、誤解を解くのに時間を喰ってしまった。

 

 俺たちは今、セナさんや夜道を有志の冒険者メンバーと一緒に歩いている。そんな中でとある女神がカズマに頭をしばかれて泣いていた。

 

 なぜしばかれたのか。それは、キールダンジョンのキールがいた隠し部屋に仕掛けた本気の浄化用魔法陣だ。今も残っていて、邪悪な存在を寄せ付けないようになっているとのことだが……。これでは問題解決しても、ダンジョンにアクアの魔方陣が残っていれば俺たちの関与が疑われかねないのだ。

 

「お前本当にろくなことしないな……!! どうにかして証拠隠滅しないと……。魔方陣消すための道具は一通りアクアが持ってたからいいとして……」

 

「ねぇ、今回は私本当に悪くないと思うのよ!! みんなもそう思うでしょう!? 叩かれるだなんて理不尽よ!! 」

 

 俺たちはそれを聞きながら、顔を見合わせる。確かにアクアは悪くないのだが、問題ではある。

 

「まぁあまり大声で話してセナさんに感付かれてもいけませんからこの辺でやめにしましょうアクア? 今回はあなたは悪くないですよ。みんなそれはわかっていますから」

 

「めぐみん……」

 

「ああ、だからもう泣くなアクア」

 

「ダクネス……」

 

 二人に慰められるアクア。

 

「でも魔方陣をどうにかして消す算段をたてないといけませんね」

 

 慰められてもいまだに涙目なアクアの方を気にしながらゆんゆんが言った。

 

「ゆんゆんの言う通りだな、俺としてはダンジョン突入時、他の冒険者と足並みそろえずどんどん前に俺たちだけで進んで、あの人形が湧き出る大元を断つ前に先に魔方陣を消すっていうのがいいと思うんだがどうだろうカズマ? 」

 

「俺もその手しかないと思ってた。……そうするか」

 

 カズマが悲しそうに返事をした。

 

「でも証拠隠滅した後、リョウタたちですら死にかけた破壊神の眷族の相手をするかもしれないのか……。本当に嫌だなー……」

 

 さらに悲しみながらカズマは言った。

 

 気持ちはわかる。でもやらねばならない。

 

 俺は気を引き締めた。今度は絶対にゆんゆんに怪我などさせない。




 「撃槍ガングニールだぁぁぁぁ!!!! 」

 ガングニールというかビッキーはカッコいいですよね。あととてもかわいいと思います。同様にグレ響もかわいいです。

 さてシンフォギアの話は置いといて、そろそろ奴が登場します。あの仮面の悪魔がやってきますよ!!

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