【完結】この素晴らしいゆんゆんと祝福を!!   作:菅原リディ

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093 襲撃

 爆発が眼前の壁や窓、柱に床に天井。室内を構成するすべてを粉砕していくのを、強化された動体視力で捉えていた俺は、携帯を投げ捨てゆんゆんを瞬時に抱き寄せると、同時に神殺しの剣を抜き放つ。そして。

 

 バリア展開!!

 

 強化された思考速度でそう念じると、周囲の人間を最大限護ることができるように最大範囲で球体上の黒いバリアを発生させる。

 

 バリアの中にはパーティーメンバー全員と、アイリス姫にアヤメリス様、クレアにレインさんその他、兵士の半分ほどが入っていた。

 

 爆発の衝撃波の後、それを引き起こした超高温の迫りくるエネルギー体が、バリアにぶち当たる。バリアに伝わってくる感覚からして爆発魔法と推測出来た。

 

「リョウタさん!? これは!? 」

 

 俺の腕の中にいるゆんゆんが声を上げる。

 

「爆発魔法だよ……!! だから!! 」

 

 破壊神の眷族だろう。そう直感的に悟った。

 

 やがてエネルギー体が消失し爆発が収まる。

 

「くそ、兵士の人たちは半分しか護れなかったか!! 」

 

 俺は、バリアの範囲内に入っていたところ以外が赤熱化し、天井も壁も崩れ去り、半分ほどは文字通り消滅してしまった凄惨な状態の部屋の中をバリアを解除しながら見渡すと、バリアの中に入れることのできなかった兵士の人たちが確認できなくなっていることが分かった。

 

「何事だ!? 今のは爆発魔法か!? 」

 

 アイリス姫を庇うような体勢になっていたクレアがそう言って剣を抜き放つ。

 

「皆無事か!? 」

 

「いったい何なのよ!? 」

 

「今のは爆発魔法ですね……」

 

 無事護り切ることのできたダクネス、アクア、めぐみんが各々発言する。

 

「お、王城が……!! 」

 

 アヤメリス様が、消滅して、切り立った崖の様になってしまっている部屋の端に行って、焦った声を上げる。

 

「どうしましたアヤメリス様って……これは……」

 

「嘘だろ」

 

「ひ、ひどい」

 

 ミツルギに俺にゆんゆんはアヤメリス様に駆け寄り、そこから見下ろせる景色を見て絶句する。

 

 王城が文字通り半分ほど消滅していた。

 

 それだけだはなく、残った半分も爆発の衝撃で当然ずたずたになっており、いつ崩落してもおかしくないと思わせるような状況だった。ベルディアの住み着いた廃城が、綺麗なお城と形容できるほどに、今の王城は悲惨な状態だ。

 

「そんな、城がこんなことになるなんて……。いったい何者の仕業ですか!? 」

 

 アイリス姫が激昂する。

 

 すると。

 

「私たちの仕業でしてよ!! 」

 

 聞いたことのある声でそんな言葉が上空から投げかけられた。

 

 俺はその声を聴いた瞬間、1対のウイングを展開して、間髪入れずに斬りかかった。

 

「テンロン!!!! 」

 

 俺はあの時のダメージが治りきったテンロンにディナイアルセイバーを発動した神殺しの剣とルーンオブセイバーを纏わせたソードメイスを振り下ろした。

 

 テンロンはダークオブセイバーとライトオブセイバーの二刀流で俺の斬撃を受け止める。

 

「せっかちですわね」

 

「黙れ!! この惨劇を引き起こしたのはお前だな!! いったい何人を死なせた!? 」

 

「知りませんわよ!! 今回は魂の収集もしていませんので!! 」

 

 そう言って俺から距離をとるテンロン。

 

「このっ!! 」

 

 俺は、エアスライサーとファイヤーボールの魔方陣を周囲に複数展開してテンロンに発射する。ファイヤーボールが爆発しエアスライサーが追尾する中でテンロンは黒い霧を左手から巻き起こしその中に入ったファイヤーボールとエアスライサーを消滅させた。

 

「それにしても、私の放った反発反応魔法と傀儡たちの放った爆発魔法を受けて死んでいないなんてさすがですわね神殺し」

 

 反発反応魔法も撃ち込んでたのか。いやそんなことより。

 

「傀儡たちだと!? 」

 

 ほかにも敵がいるということか。

 

 テンロンが高度を下げて半壊した部屋の上に降り立つ。

 

 兵士の人たちを含めた全員でテンロンを取り囲む。俺もその包囲網に着地して加わる。そして頷きあって同時攻撃をしようとした直前。テンロンが突如テレポートを発動した。その瞬間、テンロンを護るかのように全方位に、真紅のローブに身を包んだ紅魔族が10人現れる。彼らは皆、真紅の瞳に金の輪が浮かび上がっている。

 

「テレポートリンクですか……」

 

 めぐみんが呟く。テレポートリンクとは文字通りテレポートをリンクさせて発動するものだ。莫大な魔力消費と引き換えにリンクさせたテレポートの魔方陣の中を好きなように行き来できるようにする。おそらくそれによって金の輪が瞳に浮かんでいる紅魔族たちはここに現れたのだろう。

 

「な、お前たちは!! 無差別テロ行為で国際指名手配されている紅魔族ではないか!! 」

 

 クレアが金の輪が瞳に浮かんでいる紅魔族を見てそう叫ぶ。

 

「傀儡化されてるわねこの人たち……。しかも魂はもうとっくに壊れてるわ……」

 

 アクアが悲しそうにつぶやく。

 

「そんな、助ける方法は……」

 

「どのみち助かったところで魂が壊れちゃってるから廃人よ。だから元には戻らないわ」

 

 ゆんゆんの問いにアクアが答えた。

 

 破壊神との決戦が近いとは聞いていたがこんなにも早くその兆候が表れるとは……!! 

 

 おそらくテンロンと傀儡化されてしまった同胞の役割は俺の足止めとアヤメリス様からパズルのピースを回収すること。裏では要石の奪取が行われているはずだ。

 

 なんとしてもここで食い止めないと。

 

「シンフォニア卿、レインさんは今すぐ中庭の警備をしている騎士や兵士に向けて護りを固めるように命令を出してください!! こいつらには別に部隊がいて、その狙いは破壊神デストラクターの要石の奪取です!! 」

 

「ちっ、察しがいいですわね。まぁいいですわ。行きなさいな!! 」

 

 テンロンの命令を受けて、傀儡たちはいっせいにライトオブセイバーを発動して俺たちに迫る。

 

 相手が紅魔族というのもあって兵士や、ゆんゆんとめぐみんが怯む中、俺はホーミングレーザーを発射しつつテンロンに斬りかかる。

 

 ホーミングレーザーは傀儡たちに殺到し止む得ず全員にガーターを発動させた。そのままその場に縫い留めるためにホーミングレーザーを俺は照射し続ける。

 

 テンロンと俺は切り結びながら、全員に指示を出す。

 

「ミツルギはアヤメリス様の護衛を!! アヤメリス様の腕輪を奪われたらすべてが終わる。今は俺を信じて彼女を護ることだけに専念してくれ!! 」

 

「わ、わかったよカガミリョウタ!! アヤメリス様こちらへ!! 」

 

「っ!! はい!! 」

 

 アヤメリス様がミツルギの後ろに回る。

 

「カガミ殿!! 襲撃者の狙いは要石の奪取で間違いないのだな!? 」

 

「はいシンフォニア卿!! 」

 

「リョウタ、私の進言で約1週間前から要石の防衛には力を割いている!! お前はテンロンとの戦いに専念しろ!! 」

 

「ダスティネス卿の言う通りです!! 要石の方は万全の態勢をとっています!! 」

 

 クレアがレインさんとアイリス姫に何か指示した後、ダクネスの言葉に続く。

 

「それなら安心だ!! 」

 

「それはどうでしょうね? 要石奪取に向かったのは私の兄と残りの傀儡でしてよ? 兄弟の中で最強の兄さんと彼らがあなた方の言う万全の体制如き破れないとでも!? 」

 

 テンロンは、俺のライトオブセイバーを発動した状態のソードメイスと、ライトオブセイバーとダークオブセイバーで斬りあう中、自信ありげにそう叫んだ。

 

「だったらお前をぶっ殺して援護に行くだけだ!! ……アクアは魔法で全体の支援を、ダクネスはめぐみんを護ってくれ!! それとゆんゆん、めぐみん。……同族殺しはできるか!? 」

 

「わかったわ!! 」

 

「了解だ!! 」

 

 アクアとダクネスが返事をする。

 

 ゆんゆんはガーターでホーミングレーザーを防ぎ続ける同胞を見据え、一瞬何も言わなかったが、やがて決意の表情で叫ぶ。

 

「私はやがて族長になる者です!! 覚悟はできてます。私は戦います!! それにリョウタさんはもう覚悟してるんですよね? 同族殺しの十字架は一緒に背負います。あなただけに背負わせません。そしてこれ以上彼らの意思に反した行いをさせることも許しません!! 」

 

 やっぱり俺の愛する人は強い子だ。

 

 ゆんゆんはライトオブセイバーをハルバードにまとわせ身構える。

 

 そしてめぐみんはというと。

 

「わ、私も……私もやります!! 今回ばかりはファイヤーボールも使いますよ!! 」

 

 一瞬躊躇したが戦う意思を見せた。この子も強い子だ。

 

 俺はテンロンに斬りあいの中、隙を見つけて蹴りで後方に弾き飛ばすと。そのタイミングでめぐみんのところに降り立ち、リボルバーとスピードローダーポーチを手渡す。

 

「ありがとうございますリョウタ!! 」

 

「反動が強いから扱うときに気を付けて」

 

 俺は注意しておくと、いよいよホーミングレーザーの照射を止めた。

 

 そして俺たちは叫んだ。

 

「我が名はリョウタ、神を断つ剣にして、同胞の魂を解放する者!! 」

 

「我が名はゆんゆん!! やがて紅魔族の長になる者にして同胞の尊厳を護る者!! 」

 

「我が名はめぐみん!! アクセル随一に魔法の使い手にして十字架をこれから背負いし者!! 」

 

 そして各々が行動に移る。兵士たちはクレアとレインさんの指示で陣形を組んで傀儡に対抗すべく突撃し、ゆんゆんはハルバードで傀儡に斬りかかり、めぐみんは発砲し、ダクネスはめぐみんを庇うように立ち、ミツルギはアヤメリス様を背に庇いつつルーンオブセイバーを発射し、アクアは支援魔法を床に大きな魔方陣を展開して全員にかけていき、俺は二刀流で傀儡の内の1人に肉薄する。そんな中。

 

「私も戦います。勇者の末裔の名に懸けて!! 」

 

 まさに聖剣と言ったたたずまいの剣をいつの間にか装備したアイリス姫が俺たちに交じって傀儡に突撃した。

 

 王族は強大な戦闘能力を持っていることはもう知っている。戦力に加わってくれるというのなら大歓迎だ。

 

 ただこんなゆんゆんよりも幼い少女がこれから人殺しをしなければならないことには心が痛んだが、今の状況では四の五の言ってはいられない。

 

「終わりにしてやる!! 」

 

 俺はまず傀儡の1人をライトオブセイバーで切り裂かれる前に、神殺しの剣で両腕を切り落とし、ソードメイスという質量の塊を、強化された身体能力を以てして全力で振るい、横一文字に両断した。

 

 それから俺はこっちにビームを発射してきていたテンロンにバリアでビームを弾きながら空を飛び驀進していく。

 

「ごめんなさい!! 」

 

 そんな中、ゆんゆんが謝る声が聞こえた。一瞥してみると、傀儡のインフェルノをグウェンで防ぎつつその力でホバー移動しライトオブセイバーを纏ったハルバードで、傀儡を縦真っ二つに切り裂いていた。

 

「ちっ!!同胞相手でも鈍らないとは、その思いの強さは称賛に値しますわね……!! 」

 

「これが紅魔族だ!! 」

 

「それにしても神殺し。噂には聞いていましたけれど、あなたはいつの間に紅魔族になったんですの? 」

 

「お前と仲良くハンスの中に飛び込んだ時の呪いを解呪するために紅魔族になったんだよ!! 」

 

 フェイントオブバーナーを先端に設置し、発動させて速度を増したソードメイスを横なぎに振るう。テンロンはそれを踊るように回避しビームを右手から連射しつつ、左手のダークオブセイバーを俺に振り下ろしてきた。

 

 俺はディナイアルセイバーでビームを切り払い、ソードメイスからライトオブセイバーを伸ばしてダークオブセイバーとぶつける。相反する属性のため反発が起こり衝撃波が発生する中、俺はディナイアルセイバーの発動をやめてビットを大量生産。テンロンに殺到させる。

 

「くっ、やはり神殺しの剣は厄介ですわね!! 」

 

 俺から一気に距離をとると、ビットを爆発する黒い霧を放出して迎撃した。しかしビットは一方向からだけではない。様々な角度で迫っていくのだ。テンロンはその場で霧を吐き出しつつ高速回転。あらゆる角度のビットを迎撃する。

 

 俺はそんなテンロンにディナイアルセイバーを発射するが、テンロンは急降下して回避。両手から光と闇の属性のビームを連続発射してきた。

 

 それをバリアで防ぐと同時に俺はホーミングレーザーを発射してテンロンを牽制しつつ一旦、部屋の方に戻る。

 

 

 部屋は、傀儡と、ゆんゆんの魔法やアイリス姫やミツルギの斬撃波が飛び交いどんどんダメージが蓄積し崩落の危機を迎えているのがわかる。明らかに部屋の角度が水平ではなくなってきているのだ。あまり長時間戦わせているとみんな瓦礫に埋もれてしまうことになる。

 

「ホーミングレーザー!! ビット。最大発射!! 」

 

 俺はテンロンへの牽制をやめて、各々の味方にとって最も最適なタイミングでホーミングレーザーとビットを傀儡たちに叩き込む。不意打ちに近いものだったため反応しきれずに今の攻撃で傀儡のうち4人が死亡した。残り4人。

 

「よくもデストラクター様から賜った戦力を!! 」

 

 テンロンが苛立ちを口にしながら、真上から急降下しつつライトオブセイバーとダークオブセイバーの2本を同時に俺へと振り下ろした。

 

「邪魔すんじゃねぇ!! 」

 

 俺はバリアを展開して2本の魔力の剣を受け止める。そのままそれらを弾きながらテンロンへと迫っていく。

 

「厄介なバリアですわね!! 」

 

「神だの悪魔だのが発動したスキルに対しては特に硬いバリアだ。お前の攻撃で貫けると思うなよ!! 」

 

 今の俺は破壊神と戦った時とほぼ同等。いや、やや強化された状態だ。確実に性能では圧倒している。仕留めきれないのは俺の技術不足だろう。

 

 さっさと倒さないと要石が奪取されてしまう。

 

「そんなものやってみなければわかりませんわ!! 」

 

 テンロンが俺から距離をとる。俺は逃がすまいとウイングの出力を上げて追い回しつつ、ビットも展開、テンロンへと共に迫っていく。

 

「こうなれば!! 」

 

「こうなればなんだ!? 」

 

 俺は突如動きを止めたテンロンに全方位からのビットの強襲と二刀流による接近戦を仕掛けるが。

 

「テレポート!! 」

 

 テンロンはテレポートしてその場から消えた。

 

「どこだ、どこに行った!? 」

 

 俺はサーチで敵性反応を探ると俺のすぐ後ろに1つの反応があった。

 

 反射的にその場で回転斬りを行うと、テンロンがダークオブセイバーを発動して斬撃を受け止める。

 

 今のはランダムテレポートでできる芸当じゃない。

 

 あらかじめ王城のあらゆる個所にテレポート先を登録しているのだろう。

 

「クソっ!! 敵にやられると本当に嫌な手段だな」

 

 俺はテンロンに向けてディナイアルブラスターを発射するが、テンロンはそれを空中でステップを踏んで回避する。

 

 俺はディナイアルブラスターを照射したまま振り回しディナイアルセイバーにすると、それを回避するテンロンに向けてソードメイスからライトオブセイバーを発動し2方向からの攻撃を加える。

 

 それをよけ続けるテンロンだったが、ついに逃げ切れなくなりディナイアルセイバーとライトオブセイバーを同時に喰らう。

 

 その瞬間、サーチからすべての敵性反応は消失した。どうやら部屋の傀儡化された紅魔族も無事倒されたようだ。……ただし1つ問題があった。今倒したテンロンは断末魔も何も上げることなく霧散して消滅した。……魔力と光の屈折魔法でできた虚像だったのだ。

 

 そしてテンロンの虚像の無言から、着想を得た俺はふとテンロンが言っていた言葉を思い出す。

 

『そんなものやってみなければわかりませんわ!! 』

 

 確かこんなことを言っていた。

 

 ……まさかテンロンの奴!! 

 

「反発反応魔法を使う気か!? 」

 

「ご名答ですわ!! 」

 

 テンロンがテレポートしてきた直後にそう答える、その位置は俺たちよりはるか上の空で、その両手の中には反発反応魔法の球体が浮かんでいた。

 

「まずい!! 」

 

 俺はバリアを展開しようとする。だが。

 

 突如として俺の体にみなぎっていた力が減少する。ウイングが消失し俺は真下の部屋に着地することになった。

 

 まずい、要石が奪取された!! 畜生が!!

 

「これじゃあバリアも張れないか……レインさん、テレポートは!? 」

 

 俺は上限を超えて人を飛ばすことのできるレインさんに聞いてみるが。

 

「すみませんカガミ殿、この人数はとても魔力が足りません……」

 

 くそ、八方ふさがりか!! それにそもそもテレポートを使うにしてもそもそもウィズさんクラスじゃないと無詠唱でのテレポートは無理だ。多分間に合わない。

 

 そんな中。

 

「ファイヤーボールでかなり魔力を使ってしまいましたが……あの魔法は私がなんとしても相殺します!! 」

 

 めぐみんが杖を空に構える。

 

「私も手伝います!! 」

 

 アイリス姫も聖剣を振りかざす。

 

「まだ圧縮率は甘めですが皆殺しにするには十分。さぁまとめて消えるがいいですわ!! 」

 

 こっちにはまだアヤメリス様がいるって言うのに反発反応魔法を使うということは、パズルのピースは相当頑丈なのだろう。

 

 そんなことに思い当たりながら、めぐみんとアイリス姫以外の全員に伏せるように俺は指示を出した。そして俺とゆんゆんとレインさんとアヤメリス様はガーターを最大範囲で発動する。

 

 それと同時に俺は右腕だけはガーターに穴をあけて空にかざしておく。今の思考速度強化度合で、できるかどうかわからないが、万が一相殺しきれなかったときは錬金術を使って反発反応魔法を錬成して消滅させるためだ。

 

「いきなさい!! 」

 

 反発反応魔法の球体が一気にこちらに落ちてくる中で。

 

「エクスプロージョン!!!!!!!! 」

 

「セイクリッドエクスプロード!!!!!!!! 」

 

 めぐみんが爆裂魔法を射出し、アイリス姫が高い破壊力を秘めているのを直感させる真っ白な光の極光を照射する。

 

 3つの極大なエネルギー体が衝突し、混じり合った後、轟音と共に大爆発が発生した。

 

 強力な衝撃波が俺たちを真上から押さえつけるとともに、大爆発で発生したまぶしい輝きで何も見えなくなった。




 戦闘回でした。まだまだ戦闘回が続きます。というかこれからの残っているお話はほとんど戦闘回です。戦闘シーン書くの楽しい……。
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