【凍結】問題児たちにチートが紛れ混んだそうですよ? 作:夜叉猫
さてさて、今回のお話ですが……
かなりオリジナルが入ってきますっ!!!!
これからの話はオリジナルが入るので長くなりますが、どうぞ温かい目で見守って下さいませ♪
ちなみにですが、このオリジナルのお話ですがバッドエンドというルートもあるのですが……どう致しましょう?
さてさて、それでは本編をどうぞ♪
―――――お風呂騒動から次の日。
出発直前になっても十六夜のヘッドホンは見つからなかった。
「十六夜君、まだ見つけられないの?
夜通し捜してたのでしょう?」
「夜鶴も一緒に捜してたよね?どうだったの?」
耀は俺の方を向きながら聞いてくる。
「見つからなかったよ。
隅々まで捜したんだけど……ね……」
思いつく限りの場所は手分けして捜したが見つけることは出来無かった。
「……あ、十六夜さん!」
ジンが声を上げる。
しかし、こちらにやって来る十六夜の頭上にはヘッドホンが無く、代わりに髪を抑えるためのヘアバンドが載せてあった。
しかも、異様に似合っている。
「頭の上に何か無いと髪が落ち着かなくていけねぇわ」
ヤハハ、と笑う十六夜。
何処かいつもの元気ではないように見えるのは俺だけだろうか。
「やっぱり見つからなかったのですか?」
「ん?あぁ、捜したんだが出て来やしねぇ」
黒ウサギの言葉に全くどうなってるんだか、十六夜はそう言って肩を上げ首を振った。
「まぁ、取り敢えずだが―――――春日部」
「えっと……何?」
いきなり名前を呼ばれた耀は慌てながら返事をした。
そんな耀に十六夜は、
「南は幻獣が多くいるみたいだから事のついでに友達百匹ぐらい作ってこいよ。
俺としてはそっちの期待が大きいぜ?」
不敵な笑みを浮かべて言った。
おそらく十六夜なりの耀への応援なのだろう。
「ふふ、分かった」
耀は十六夜に向かって元気に手を振り、三毛猫と共に飛鳥たちの元へ駆け寄っていく。
本拠に残った俺と十六夜とレティシアは小さく手を振ってそれを見送った。
ジンたちの姿が見えなくなったのを見計らって俺は十六夜に言葉をかける。
「十六夜、大丈夫?」
「ん?……まぁ、幾分かテンションが下がってるが大丈夫だ」
手をひらひらと振って返す十六夜。
やはり、十六夜にいつもの元気が見られないように感じる。
俺は一瞬思考して、腹を決め口を開く。
「げ、元気出しなよ十六夜。
俺に出来ることならしてあげるからさ」
にこっと微笑みながら言うと十六夜の目がキュピーンという変な効果音をつけて輝いた。
「んじゃ、また女体化してくれ」
「予想してた通りだね十六夜……」
俺はハァ……と溜息を吐きながら自分が言った手前断るわけにも行かず女体化を刊行しようとすると、
「ちょっと待てよ夜鶴。
どうせならこのギフト使ってみようぜ?」
十六夜はそう言って指に嵌めている指輪を指す。
【
「まぁ……良いよ?」
「良し、んじゃ俺の願いは【夜鶴に女体化しておいて貰う】だな」
十六夜の嵌めている指輪が光る。
「ん。良いよ。
そのお願い叶えてあげる」
俺が了承の言葉を述べると俺の指輪も光り、一瞬の内に互いを淡い白光で包んだ。
「えっと……これで俺が女体化したらいいのかな?」
「……多分な。流石に分かんねぇよ」
困惑の表情を浮かべながらそう言った俺と十六夜。
ともかく、俺はギフトを行使していつも通り女体化する。
すると、
「おっ、なかなか良いじゃねぇか」
十六夜は自らの手首に浮き出た模様を見ながらそう言った。
「まぁ、変な模様よりもこういったモノが良いね」
私は胸に巻かれたサラシを緩めながら同意する。
すると、今まで黙っていたレティシアが、
「それよりも十六夜。
ヘッドホンはどうするのだ?」
少し緊迫したような顔で言った。
「まぁ、その内出頭するだろうし大丈夫だろ。
それに、たかが素人の作ったヘッドホンだ。一銭の価値もない」
懐かしむような口調で十六夜はそう言った。
「とりあえず、だ」
十六夜はぱん、と手を叩いていつも通りの笑みを浮かべる。
「腹が減った。
朝食にでもしようぜ?」
十六夜の言葉に私とレティシアは一度視線を交わられるとくすりと笑いながらそうしよう、そう言って同意した。
レティシアは食堂の厨房へ、十六夜はそれについて行く。
私は二人の姿が見えなくなったのを確認して、もう一度ギフトを行使する。
「……あれ……?
女体化が解除できない……?」
何度も【
能力の、ギフトの不備かと思った矢先、
「何してんだ夜鶴?」
「い、十六夜っ?!」
突然十六夜が姿を現した。
十六夜は私がしようとしていたことを瞬時に見破ったのかにやりと笑いながら口を開いく。
「無駄だぞ?」
やけにその声は私の心に響いた。
何かとんでもないことをしでかしてしまった。そんな感じがしたのだ。
「俺が願ったのは『女体化しておいて貰う』だ。
一応期間の指定はして無いんだが……夜鶴は細かい指定をせずに良いって言っただろ?
だから期間は俺の自由自在だ。あそこで期間もしっかりと決めておいたら良かったな?夜鶴」
そう言って笑みを浮かべる。
というかどこから見ても悪役のような笑みである。
「は、ハメたねっ?!」
「ヤハハ!!
ハメられた方が悪い!」
十六夜はそう言い、突然動き出したかと思うと、いつの間にか私を小脇に抱えて走り出したのだった。
(……私の反応出来ない速度とか……十六夜……君限界を突破し過ぎだよ……)
ヤハハハハハハハハ!!と楽しそうに走る十六夜。
私は抵抗は無駄かと諦めてしばらくは女性の姿で過ごす事を決めた。
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Side 三人称
「……由々しき事態です……」
神界のとある場所。
そこでは各地に奉られている神々が緊張した面持ちで座っていた。
「おい【オーディン】。
一体どうやって解決すんだよ」
「【スサノオ】……私としては今回、夜鶴に頼ろうかと思っています」
スサノオと呼ばれた青年のような姿をした神にオーディン―――オーミ―――はそう答えた。
「【シラヌイ】様に力を借りるというのですか?」
クールな美女と言った風体の女性は真剣な瞳でオーミを見詰め言う。
オーミもそれに対してゆっくりと首を縦に振った。
「【アルテミス】、今回の事態は夜鶴―――――【シラヌイ】の力を借りないと解決出来ない程に深刻です」
オーミの表情には何処か余裕が見えない。
アルテミスも自らよりも数歩先を歩んでいるオーミの【深刻】という一言に今回の事態がどれほどに脅威的なのかを改めて自覚する。
「【
一息着いて、
「
オーミは重々しく口を開いた。
周りに居る神々も表情を固くして沈黙してしまう。
「……そもそもアイツの動機はなんだ?」
重たい沈黙を破ったのはスサノオ。
眉間にシワを寄せながら言った。
「動機は……『俺を殺した神を許さない』、確か彼はそう口走っていました……」
「ったく……メンドクセェ奴も居たもんだな」
スサノオはオーミからそれを聞くと頭をガシガシと掻きながらボヤいた。
「つうか、そいつ殺した神って誰だよ……」
「それならうちの【コアトリクエ】だ」
「……【オメテオトル】……そんな冷静な声で言うんじゃねぇよ」
オメテオトルと呼ばれたのは見た目はまさに二面性を得ていた。
男性かと言われればそうではなく、女性かと言われればそうではない。
「ともかくです、【コアトリクエ】さんはどうなったんですか?」
アルテミスは心配そうな声をあげた。
すると、オメテオトルはしばらく黙った後に、
「
酷く冷静な、悲しい声。
アステカ神話の創造神であるオメテオトルにとってコアトリクエは家族のようなものである。それを殺されたとなれば悲しみ―――怒りもかなりの物だろう。
「……死体は……それはそれは無惨だったよ……。
陵辱され、嬲られて……ズタズタだった……!!!」
オメテオトルは拳を強く握り締めて語った。
「この手で一個人を殺したいと思ったことなんて……初めてだ……っ!!!」
怒りのオーラが漂う。
例えるなら鬼神。その表情には怒りが込められていた。
オーミはそれを見ると唇を噛んだ。
そして、口を開く。
「……この件は私と夜鶴。
―――――【全知全能の神】と【神々を司る神】に任せてください」
「な、納得がいかない!
それなら私も―――――」
「任せなさい」
「ッッ!!!!」
オーミから発せられたのは桁外れの【神力】。そして、鋭い眼光。
そのオーミの姿にオメテオトルは口を噤む以外の選択を取れなかった。
「相手は【神殺しの神】です。
万が一にもアナタたちに死なれる訳にはいかないのです……だから―――――分かって下さい」
自分の子供に言い聞かせるような優しい口調でオーミは言った。
そして、席を立ち上がると、
「それでは私は行きます。
後のことは【アマテラス】【フレイヤ】【ツクヨミ】に任せてありますので……」
そう言って空間を捻じ曲げる。
そこに一歩踏み出そうとした瞬間、その場にいる全ての神々が立ち上がり、
『どうかご無事にお帰りください』
口調は様々なものの皆、その旨を伝えたのだった。
オーミは嬉しそうに笑いながら振り返る。
「帰って来たら祝勝会でもしましょう!」
そう言って空間の狭間に飛び込んだ。
怪しげなナニカはその姿を徐々に現す。
本編如何でしたでしょうか?
楽しんで下さったのなら嬉しいです♪
さてさて、また雑談になるのですが……
今日、堪らず海に行って来ました!(゚∀゚)ノシ
ビキニを着て上からパーカーを羽織るというスタイルで海水浴に望みました!!!
泳ぐ時にパーカーを脱ぐのだけでも恥ずかしかったです……///
私が「スクール水着みたいなので良かったよぅ……」と言うと友人に「それは……いろんな意味で危ないから止めようね」と言われてしまいました……。解せません……。
とまぁ、雑談もここまでで……
感想などお待ちしています♪
それでらまた次回お会いしましょう♪