【凍結】問題児たちにチートが紛れ混んだそうですよ?   作:夜叉猫

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今晩にゃ♪
夜叉猫です♪

今回は早めに更新できました(苦笑)
短めとなっていますが楽しんで頂けると幸いです!

それでは早速本編をどうぞ!!


~お祖父様との邂逅だそうですよ?~

しばしの流動の後、身体にまとわりつく感覚が消えた。俺はそれと同時にゆっくりと目を開き、己の置かれている状況を確認する。

身体には何の変化もなく、辺りに広がるのは広大な大地。更には視界を遮る遮蔽物がひとつも見当たらない。

 

「……ここは……一体……?」

 

呟きはその広大な大地に不思議と響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――儂の土地じゃ……それくらいもわからんのか青二才……」

 

突然、背後から声が聞こえて来た。

威厳と凄みのある老人の声だ。

俺はその声と背後から感じる威圧にその声の主が誰なのか理解した。

半歩片足を下げるとゆっくりとした動作で振り返りながら口を開く。

 

 

 

「青二才、とはこれまた耳が痛いですね……―――――【オーディン】様?」

 

完全に後ろを振り向いた俺の目前には明らかに強いであろうオーラを滲み出させる長い髭の老人が立っていた。

見た目は元気なお爺さんと言った所だろうがしかし、俺に向けられる殺気は万物を震えさせるに値するモノだ。

 

「儂の可愛い孫娘に手を出しおってからに……」

 

老人はスッと瞳を閉じて息を吸う、そして……

 

 

 

「身の程を知らんかこの糞餓鬼がッッッ!!!」

 

暴力的なまでの声量と威圧(プレッシャー)、そして濃密な殺気。

俺はその凄さに冷や汗が背を伝ったのを感じる。

 

「ははは……俺が誰を好きになるか、そしてオーミが誰を好きになるのかは貴方に関係無いでしょう?」

 

しかし、そんな中でも俺は冷静に、淡々とそう述べた。

 

「そんなこと分かっておるわ。

しかしの、儂は儂の認めた男にしか孫娘を任せるつもりは無いんじゃよ……。

その意味……お主に分かるか……?」

 

獰猛な笑みを浮かべ、オーディン様は俺を見つめる。

 

「……つまりは何ですか?

俺に貴方を納得させ得る強さを見せろとおっしゃるのですか?」

 

「―――――そうじゃ」

 

言って、オーディン様は俺に向かって唯の魔力の塊を放出した。

その数―――――数百。

 

「ほぅら!!!

防がんと直ぐに死んでしまうぞ糞餓鬼ッッ!!!」

 

「言われなくても……分かってますよ!!」

 

俺は急いで【ギフト】を行使する。

 

「【換装“金剛の鎧”】ッッ!!!」

 

その言葉と共に俺の体が重くなるのを感じた。その身に鎧を纏ったのである。

全体的にゴツゴツとしたその鎧は防御能力に長けており、今の状況に打って付けである。

 

「後これはついでに……来い!【全てを防ぐ神盾(アイギス)】ッッ!!!!」

 

俺は手元に現れたその盾を構え衝撃に備えた。

ズガガガガッッ……と俺の身を特大の衝撃が襲う。俺の周りの土地ごと抉りとるその魔力の塊はひとつひとつが必殺の威力があるようだ。

数分の間降りやまない攻撃を掻い潜った俺は痺れる腕を動かして立ち上がる。

 

「……耐えるとは中々やるのぅ……これで殺すつもりじゃったのだが……」

 

髭を撫でながらオーディン様は言う。

 

「確かにそれくらいの勢いはありましたね……。

というより唯の魔力の塊でこの盾を壊すとかどれだけ強いんですか……」

 

俺が【全てを防ぐ神盾】を手放すと、バラバラに砕け散った。

 

「儂をあまり舐めるな?糞餓鬼。

孫娘に近寄る虫を屠るくらいなら楽じゃわい……」

 

「ははは……本当に手厳しい……」

 

苦笑いを浮かべながらオーディン様の言葉を聞く。

そして俺は、使い終わった【金剛の鎧】から普段通りの和服姿へと戻った。

 

「なんじゃ?もう諦めてしもうたのか?」

 

「違いますよ……あの鎧は攻撃には向いていないですからね……だから次はコレです」

 

【換装】、短くそう呟くと次の鎧を身に纏う。その鎧は鎧と呼べる代物ではなく、防御能力にいたっては皆無に等しい。しかしその代わりに―――――

 

 

 

「……【決意の鎧】」

 

 

 

―――――この鎧は“心の迷い”を無くし、最高のパフォーマンスを魅せる事が出来る。

 

「緋色の袴にサラシ……お主防御を捨て去りおったな?」

 

「えぇ。こちらの方が動きやすいですからね」

 

オーディン様はそれを聞くなり愉快そうに笑った。

 

「面白い。儂相手に防御を捨て去るとは……余程自信があると見える」

 

「勿論ですよ。

長い間……それこそ俺が転生する前から付き合って来たモノが俺にはありますから」

 

微笑みながら、両の手に武器を持つ。

 

右の手には全てを照らす白銀の刃―――【蓐収(じょくしゅう)白霊虎(はくれいこ)】。

 

左の手には漆黒の闇を体現した刃―――【高龗(たかおかみ)月黒桜(げっこくおう)】。

 

「ほぅ……刀を使うか……」

 

オーディン様は興味深いといった表情でこちらを見つめてくる。

俺は右の刀の柄をしっかりと握り直す。取り落とさないようにしっかりと。そして、オーディン様の力量を見定めて、初めて不知火式の【構え】をとった。

 

「“二刀”壱の構え……【夜雀(よすずめ)】」

 

一歩右足を後ろに下げて腰を落とす。そして左右の刀の鋒が地面スレスレになるように脱力し、視線は前へ。

これが不知火式の【構え】のひとつだ。

 

「武術か……しかも相当の手練れのようじゃな……」

 

「舐めて掛かってたら――――斬りますよ?」

 

「口が達者な糞餓鬼じゃわい……」

 

言いながら、オーディン様は悠々と両の腕を開きかかってこいと言わんばかりの態度をとった。

 

「……だからあまり舐めないで下さい……」

 

ぽつりと呟くと、俺は行動を始める。

一歩の跳躍でオーディン様に肉迫すると【一龍】の要領で左右一閃。

しかし、オーディン様は腕に神力を纏わせ防いでしまった。

 

「くっ……?!

……中々やるのぅ……。

しかし、こんなに近づいても良いのか?

防御力能力皆無のその服で攻撃されたら―――――」

 

「―――――ご心配無く。

俺の勝利は確定しましたから……」

 

オーディン様の言葉を遮るようにして口を開く。そして、勝利への一手をさす。

 

腕と刀による競り合い中一瞬力を抜く。すると競り合っていたオーディン様は前に少しだけ体勢を崩した。

 

「……ッッ……!!!」

 

何とか踏ん張ろうとするがその一瞬が俺にとっては格好の攻撃のタイミングだ。

強めにオーディン様の身体に体当たりし、斬り下げる。そして、振り抜いた刀を返し、回転切りの要領で2回斬りつけ、止めと言わんばかりに、俺は柄を握り締めてオーディン様の胸を狙って刺突した。

 

「不知火式……二刀……【乱刀(らんとう)】」

 

長々と俺の行ったことを説明したがこれは一瞬、刹那の間に行って初めて完成する【業】だ。

二刀による手数の多さを武器にした不知火式の【業】。これが俺の勝利への一手。

 

 

 

 

 

「――――や、やるのぅ……」

 

しかし、オーディン様は最後の刺突を何とか受け止めていた。

 

(……怪我した右手じゃやっぱり速度が足りなかったみたいだね……)

 

俺は応急処置を施した右手を見つめながらそう心の中で呟く。

 

「……よく受け止められましたね……」

 

「儂を、甘く見るなよ……?糞餓鬼……」

 

そんなことを言うオーディン様だが身体はボロボロになっている。

流石に斬撃は避けきれなかったようだ。

オーディン様はその場から後方へと跳躍し、ふう、と息を吐く。

 

「全く……中々やりおるの……。

―――――じゃが、コイツは相手にできるかな?」

 

悪い笑みを浮かべたオーディン様は巨大な魔法陣を展開する。何処か自分の勝利を確信した顔にも見えた。

 

「一体何をするつも―――――ッッ!?」

 

地鳴りと共にソレは姿を現す。

巨大な身体とそれを覆う白銀に輝く毛。

四肢は細いながらも筋肉で固められ、覗く鋭い牙と爪は爛々と輝いていた。

 

 

 

「―――――【神喰狼(フェンリル)】……」

 

「さぁ、二対一と卑怯になるが……二回戦の始まりじゃぞ?糞餓鬼」

 

 

 

―――アォォォォォォォオンッッ!!!

 

【神喰狼】はその場で雄叫びを上げた。

 

 

 

俺とオーディン様の二回戦はどうやら本当に命懸けになるようだ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本編はいかがでしたでしょうか?

正直あまり納得しておりません……(苦笑)


さてさて、雑談なのですが……。
私の三作品のうちの1つ、【ハイスクールD×D編】なのですが……最近アイデアを出すだけ出して文章にできておりません……(苦笑)
そして、困ったことにヒロイン候補であるガブリエルの事が未だにしっかりと把握できていません(苦笑)
これからは大変になりそうです……。

近々更新いたしますのでお楽しみに♪


それではまた次回お会いしましょう♪
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