その扉はフラグだった   作:クルックン

14 / 21
今回はどこかの扉にフラグが立っちゃいます
逃げて---!


どこかの扉にフラグが立った

「何処から来たのー?」

「親が旅行好きだから色々な場所へ行ったりしてたんだ」

「好きな芸能人は~?」

「んー、テレビとかは余り見る機会が無かったから良く分からないんだよね」

「じゃあ、好きな食べ物は?」

「食べ物は、しいて言うならコールスローかな?」

「こーるすろー?」

「コールスローってなに?」

「わかんない」

 

今現在は授業の時間を使っての質問タイムとなっている、実際前世では親の転勤なんてものも無く、転入なんて今回が初めてだ

いろいろと変な事は言えないし、結構激しい気付かれが襲ってくる

一通り質問も終わったのか手を上げる子が居なくなった頃、奴は動きだした

 

「初めまして荒川 恵嬢、我の名前は黄金鏡と申す、今後ともよろしく頼む」ニコッ♪

ゾワ!!

行き成り席を立ちこちらに近づいて着たかと思うと、自己紹介を始め最後に笑顔で締めくくる

一連の動きを見てみれば、質問タイムの時に行き成り席を立ってまで自己紹介をするのはいかがなものかと思うが、単に目立ちたがり何だろうで済まされるレベルだ、だが

 

(なんだ今の悪寒は、単なる笑顔でこんなに寒気が走ったのは、生まれて初めてだぞ)

「おいてめぇ!何抜け駆けしてやがる!」

 

続いて何を触発されたのか、もう一人の転生者が立ち上がり近づいてくる

 

「ふん、のろまな亀が悪い」

「んだと!」

 

目の前で喧嘩を始めるかと思ったら

 

「まぁいい、俺様の名前は大庭魁人だ!よろしくな」ニコ

「あ、はい、どーぞよろしくですー(棒」

 

社交辞令よろしくな挨拶を返したら、何を思ったか大庭魁人は手を伸ばし頭を撫でてきた

 

(うおーーーー、やめれーーーー!)

 

全身に鳥肌が立つ感覚、初対面の男、しかも相手がどんな奴だか知ってるだけに嫌悪感は半端なかった

 

(ああそうか、この嫌な感覚がニコポ・ナデポとか言うやつか、実際に体験する羽目になるとは思わなかったぞ)

 

さすがに我慢できなくなり、ブン殴ろうかと思った時だった

 

「ちょとあんた!なに気安く、恵さんに触ってんのよ!」

「そうだよ!私だって我慢してたのに!」

「うんうん!」

 

突然の怒鳴り声が聞こえ、声の主を確認すると

(アリサちゃんになのはちゃん、すずかちゃんか)

 

「ははは、どうした嫁達よ?焼きもちでも焼いたのか?」

「ふん、なにを勘違いしておる、貴様では無く我に焼きもちを焼いたのであろう」

「あん?」

「ふん!」

 

教室の中が一触即発になり、当事者であるためどうしたものかなーと暢気に考えていると

 

「ほらほら、皆喧嘩しないの、恵ちゃんも今日来たばかりなんだから、皆と仲良くしたいよ ね?」

「あ、はい仲良くしたいです」

「それじゃあ、恵ちゃんの席はっと」

「先生、私の隣空いてます」

「うん、それじゃあそこで良いかな?」

「はい」

 

俺の席はどうやら、教室の真ん中よりは後ろで、左側に窓際席のアリサ、右側になのは、そして前にはすずかというトライアングルフォーメーションの中心だった

ちなみに、鏡と魁人の席は教卓の真ん前  ではなく、それを挟んだ右と左の席だった

 

「よろしくね、みんな」

「うん、よろしくなの!」

「よろしくお願いします!」

「よろしく、恵さん!」

「いろいろ聞きたい事は有るだろうけど、またお昼休みにね」

「「「はい(わかったの)」」」

 

その後は通常授業へと戻り、授業の間の休み時間にはまた質問攻めに合い、あの二人が近くに居る男の子達を追い払い絡んできた

 

 

 

そして昼休み

 

「こっちよ!」

「はやく!」

「ああ」

「いないね?」

 

二人に捕まる前にいち早く移動して、安全地帯へと案内される、今回は屋上のようだ

 

「いつもこんな感じなのか?」

「うん」

「はい」

「そうです」

「そうか・・・」

「色々と場所を変えないとばれちゃうから、昨日は体育館の倉庫だったかな」

「全く、なんで私たちがこんな思いしないといけないのよ」

「にゃはははは」

「苦労してきたんだな」

「これからは、恵さんも一緒なの」

「苦労して行くんだな・・・」

 

この先の憂鬱に悲観していると

 

「あの、ほんとに恵さんなんですよね?」

 

アリサちゃんが先陣をきって尋ねてきた

 

「あぁ、間違いなく俺だぞ、それにしてもアリサちゃんもすずかちゃんも大きくなったな」

「いやいや、恵さんが小さくなったんだよ?」

 

そうでした

 

「なんで子供の姿に?」

「ん?一言で言ってしまえば友人の仕業だな」

「友人?友人ってあの扉の?」

「そうだ」

「何か納得しちゃうかも」

「だね」

 

真理の扉のインパクトは凄いからな、目の前で見てトラウマにならなかっただけ良かったよ

 

「ねえ二人とも?」

「ん?」

「どうしたの、なのは?」

「二人ともやっぱり恵さんと知り合いだったの?」

「ええ、そうだけど   やっぱり?」

 

なのはちゃんが、二人が俺と知り合いなのかを聞いてくる

 

「うん、ほら一昨日話したでしょ?同じお面を被った人と出会ったって」

 

お面?ああ、狐面の事か、確かに付けていたな

 

「そういえば、言ってたわね」

「うん、てことはその人が?」

「そうなの、恵さんなの!」

「「おーー」」

 

二人が感嘆の声を上げてこちらを見ている

 

「まさかとは思ってたけど」

「うん、ホントに同じ人、それも恵さんだったなんて」

「やー、偶然とはいえ奇妙な縁もあるもんだね」

 

こうやって原作に関わる3人に出会ったんだ、いやこれは偶然と言うよりも

 

「違うの!この世に偶然なんてものは無いの!有るのは必然だけなの!」

「そうね!必然というよりはむしろ運命ね!」

「運命です♪」

「運命かー」

 

死神様の仕業ですね絶対

 

「あ、そろそろ時間じゃないか?」

「え?いけない!次は移動しなきゃ!」

「忘れてた!」

「急ぐの!」

 

慌ただしくも再会の挨拶を済ませた俺達は急いで教室へと戻るのだった

 

「ところで何で女子の服なんですか?似合ってますけど」

「それはねすずかちゃん、悪魔の罠にかかってしまったからさ」

「はぁ?」

 

どこかで呪いのポーズをしている茜子の姿が脳裏によぎったのは言うまでもない

 

 

 

 

放課後

 

教室の掃除を済ませ、ゴミ捨て場までの案内をアリサちゃんにお願いして、ゴミ捨てを完了した時だった

 

「あれ?恵さん」

「どうした?」

「何か可笑しくないですか?まだ掃除も終わったばかりなのに変に静かというか、静かすぎると言うか、其れに空もやけに赤いような」

 

言われてみれば確かに、これは一体?

 

「とりあえず教室まで戻ってみよう」

「はい」

 

この異常事態はもしかして

 

「恵さーん!」

「なのはちゃんか!それにすずかちゃんまで」

 

なのはちゃんが居るのは分かるが、何故アリサちゃんやすずかちゃんまで巻き込んだんだ?

 

「恵さん!これってもしかして!」

「落ち付くんだなのはちゃん、ユーノ君には通信は繋がるか?」

「は、はい、試してみるの」

 

しばらくして

 

「繋がりました!」

「中継を頼む!」

「ちゅ、中継?」

「レイジングハートがやってくれるはずだ」

「お願い、レイジングハート」

《わかりました》

『なのは!?』

「ユーノ君か?」

『その声は恵さん!?ご無事ですか!?』

「あぁ、今のところはな、所でこの“結界”はもしかしてジュエルシードか?」

『はい、間違いないと思います、でもこんなに大規模な結界なのに気付くことすらできなかったなんて・・・』

 

補助がメインらしいユーノですら気付く事ができなかった結界、原作にこんな場面あったか?

 

「とりあえず今は合流しよう、なのはの魔力で大体の位置はわかるな?こちらはレイジングハートに頼んでそちらに向かう」

『わかりましうわぁ!』

「どうした!?大丈夫か?」

『くっ、なんだこいつらは!』

「ユーノ君?」

『いきなり変なフードをかぶった連中が切りかかってきたんです!』

 

変なフード?切りかかってきた?

 

「こちらに来る事はできそうか?」

『はい、動きはそんなに速くないのでなんとか、でも数が多すぎて時間がかかりそうです』

「わかった俺達も今からそちらに向かう、無理はするなよ」

『はい!それではまた後で!』

「あぁ、気を付けてな」

 

ユーノ君との念話を一旦切る

 

「恵さん?」

「ん?」

 

3人が心配して俺の顔を見てくる

 

「一体何が起きてるんですか?」

「あぁ、其れについては移動しながら話そう」

「え!?恵さん教えちゃっていいんですか?」

「こんな状況だ、仕方ないだろう」

 

こんな出来事に巻き込まれてしまったんだ、今後も知らぬ存ぜぬじゃ居られないだろう

 

「そう・・・ですね」

「なのは?」

「なのはちゃん?」

 

思う所はあるだろうが今は

 

「今は急ごう、ユーノ君が正体不明の集団に襲われてるんだ」

「え!ユーノ君が!?」

「あぁ、だから話すのは移動しながらな」

「はい!」

 

ユーノ君の居場所をレイジングハートに特定してもらい、その場所へと移動しながら今回の事に着いて二人にかいつまんで説明をする

 

「そんな事が」

「あまり信じられませんけど、こんな街の状態じゃあ」

 

街に下りてみたがどこも閑散とした風景、二人には魔法の事と今の状況を話した

 

「そうなの、ごめんね巻き込んじゃって」

「はぁ、別になのはのせいじゃ無いでしょうに」

「そうだよなのはちゃん」

 

自分のせいと思いこんでしまっているなのはちゃんに二人は正論を言う

 

「それにしてもなのは、あんたこんな危険な事に首突っ込んじゃったわけ?」

「そうだよ、友達なんだから少しぐらい、相談してほしかったな」

「うう、ごめんなさい」

 

友達は良いものだな、なんて思っていると

 

《マスター、もうすぐで犯行現場に到着します》

「ユーノ君は死んで無いよ!?」

《失礼、かみまみた》

「噛んだってレベルじゃないよ!」

 

(レイジングハートってこんなだったっけ?)

 

こんな事態にも関わらずボケてくるレイジングハートの言うとおり、曲がり角からユーノ君が飛び出してくる

 

「ユーノ君!」

「なのは!」

 

こちらに気付いたのか、走ってジャンプしなのはの肩におさまるユーノ君

 

「あれ?あのフェレットって」

「なのはちゃん、もしかしてその子が?」

「あ、うん、この子がユーノ君、私に魔法を教えてくれた子だよ」

「なのは!?なんで魔法の事を喋ってるの!」

「それは俺が説明しよう」

 

二人に教えようと言ったのは俺だ、ここは責任持たないとな

 

「そっか、それなら仕方ないのかな?」

「ごめんねユーノ君」

「なのはのせいじゃないよ、むしろ僕の方が・・・」

 

お互いが自分のせいだと主張する二人

 

「あーもう!この似た者同士が!今はこの状況をどうにかするのが先決でしょ!」

「「はい!すいませんでした!」」

「アリサちゃんったら」

 

二人に喝をいれて、自体を進めようとするアリサちゃん

 

「おー、格好良いぜアリサちゃん」

「な!?そそそそそんなことあるわよ!」

 

あるんだ

 

「「「むー」」」

 

そしてふくれっ面で俺を睨む三人、なんでユーノ君まで?

 

「さて、ユーノ君」

「はい!」

「今回のジュエルシードは何処にあるかわかるか?」

「大体の位置なら、でも・・・」

「どうした?」

「もう一つ結界が張ってあるんです」

「なに?どういうことだ?」

 

意外な事実に驚きながらも詳細を尋ねる

 

「はい、おそらくジュエルシードは向こう方面の少し離れた場所にあります、そしてそれを守るようにもう一つの結界が張ってあって、その結界を解かない限りは近づけないと思います」

「どうやったら解除できるんだ?」

「遠回りになりますが、その結界の力が収束している場所が向こう側にあります、そこを破壊すればきっと」

「破壊して大丈夫なの?」

 

さすがに何かを壊すのには躊躇いがあるのか魔砲少女は「恵さん?」魔法少女はユーノ君に聞く

 

「大丈夫だよなのは、結界内は現実とは違う世界だから、例え建物が壊れても現実世界には影響は出ないご都合主義なんだ」

「そ、そうなの」

 

(そんなご都合主義な世界なら思いっきりやっても大丈夫そうだな)

 

俺はどう戦おうか悩んでいると

 

「大本があるあっち側には確か海鳴神社があったわね」

「うん、結界の力の収束点側には市役所があったはずだよ、何かあるならそのあたりだと思います」

 

二人はユーノ君の話から、場所の特定をしていた

 

「すごいな二人とも、こんな状況なのにそこまで頭が回るなんて」

「そんな、大した事無いですよ」

「そうよ、それに恵さんが居てくれるから、ここまで安心していられるんだから」

「そうか、ならちゃっちゃと終わらせちゃいますか!行くよ皆!」

「「「「はい!」」」」

「パーティー―コ―――ル!!」

「「「「・・・・え?」」」」




フードを被った危ない連中に市役所
さぁ此処は何処でしょう!(迫真

次は戦闘回、転生者(笑)も出しゃばる予定です
皆さんはどのスキルがお好き?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。