それだけです、意味はありません
「ウフフフ、どうしたのなのはちゃんその程度?」
「うっくぅ、ディバイン!」
『shoot』
「アハハハ、そんなスピードじゃ当たらないわよ!お返しのメテオ!」
『protection』
「キャアア!」
ドドドン!
戦闘開始早々二人は俺から離れ徹底的になのはを攻め始めた、なのははまだ魔法初心者だ狙われるのも無理は無い
「それそれ、フリーズランサー!アイスニードル!」
「くっ、きゃぁ!」
氷の槍がなのは目掛けて放たれ、設置型なのか、逃げた先に氷の刺が出現する
俺の方に意識を向けようと念弾を放ってはいるが・・・
「アハハハ、駄目じゃないなのは私を忘れちゃあ、アグニ突貫しなさい!」
そんなの関係ねえと言わんばかりに無視されている
(対策を練るには丁度いいが…)
「はぁはぁ・・・」
(なのはの体力が限界だな)
放課後に行われた戦闘の疲れも取れないうちに友達との予期せぬ戦闘だ、精神的にも肉体的にもギリギリだろう
(仕方ない、さすがに二人をボコボコにする訳にもいかないし、これ以上長引いてもジュエルシードが二人の体にどんな影響を及ぼすか分からない)
「早期決着で終わらせますか、そうと決まれば」
俺は息を吸い込み大声で『挑発』をかけた
「おい!貴様らの力はその程度か!」
ピク
「何ですって・・・」
「さすがに聞き捨てならないよ恵・・・」
(この程度で挑発が掛かるのか)
「はっ!ジュエルシードだか何だか知らないが、その力を借りてまでしてその程度の力しか出せねーのかよw」
「言わせておけば勝手な事を!」
「そうだよ、誰のために力を手に入れたと思ってるの」
「あん?まさか俺の為とか言うんじゃないだろうな」
「そうよ!」「そうだよ!」
「あー・・・」
事情はどうであれ、理由は俺の為か
「まったく…ならその力の全力を俺にぶつけてみやがれ!」
「言われなくても!すずか!」
「うん!やるよアリサちゃん!」
「「ハアアアアアア!」」
二人は手を繋ぎ、空いた方の手を俺に向けて力を溜める、炎と氷二つの相反した力が一つになりそして
『メドローア!!』
「え…ちょ!」
「恵さん!」
「恵!」
「危ない!」
遠くで3人の叫ぶ声が聞こえるが
(全く、何てもの撃ちやがる)
「ネンガード!」
念障壁でメドローアを受け止めるが、多少遅らせただけで念障壁を破壊し進み始める
「その時間だけでもありがたい」
メドローアの動きが止まった間に俺は防具『聖甲ホーリーオーダーセット』と武器『栄光のイザトクロス』を装備し
「守護の光よ集え、『ヒールウィンド』!」
ブーストしたヒールウィンドでメドローアを耐えしのぐ!
「うおおおおお!」
ゴオオ
(くそ、まだ終わらないのか!そろそろ限界だぞ!)
オオン…
「はぁはぁ…んっく、何とか耐えたぞコノヤロー」
ギリギリ、あと1秒でも長かったらダメージは避けられなかったであろうほどの微妙なタイミングで勝利を掴んだ
「そんな…」
「うそでしょ…」
二人も流石に必殺の攻撃を耐え凌ぐとは思っていなかったのか驚きを隠せないようだ
「次はこちらの番だなお嬢さん方」
「まだ!メテオ!」
「アイスニードル!」
往生際が悪く二人はまだ攻撃を仕掛けてくる
「ふっ」
俺はテレポートで攻撃を避ける
「え?」
「人形?」
藁人形を置いてくるのも忘れない
「隙あり!はっ ふうぅ」
「きゃ!」
「何これ!網!?」
投網で二人を拘束しつつ引き寄せ
「ディッケーーード!!」
周りに5つの花の種を投げつける、その種は地面に落ちると瞬く間につぼみとなり
「光龍!」
グルオオォォォ
光の龍がそのつぼみを行き渡る度につぼみは成長し花を咲かせる
「綺麗・・・」
「うん、でもアリサちゃん」
「何、すずか?」
「綺麗なのは良いんだけど、嫌な予感しかしないのは気のせいかな?」
「奇遇ね、私も同じ意見よ」
そんな会話をしている二人に俺は
「ま、二人を助けるためだ勘弁してくれ」
「はぁ、しょうがないわね…その代り今度何か埋め合わせしなさいよね恵、例えばデートとか」
「うん、それなら許してあげる」
「分かった、でもその姿で言ってもロリコンの変態な女性にしか見えないぞ」
「な!変態って!それにロリコンじゃなくてショタ…には見えないわね」
「うっせ」
「あははは」
そして念花は成長の臨界点を突破し
「それじゃ行くぞ」
「うん」「優しくしなさいよね」
「約束は出来ん! バスターー!」
ゴオオオォォ ン・・・
「「キャアアア!!」」
念花の直撃を受け、ビノーシュとケラハの体だった二人の体が光はじめ、元の身長へと戻っていく
光が止み、元の体に戻った二人の体から二つのジュエルシードが出てくる
「なのは!封印を!」
「はい!」
「ジュエルシード 封印!」
『sealing mode.set up.』
『stand by ready.』
「リリカル! マジカル! ジュエルシード シリアル13、20 封印!」
『sealing.』
『receipt number XⅢ.XX.』
「すごい、もう魔法の簡略化を…」
「そんなにすごい事なのか?」
「は、はい!それはもちろん・・・」
なのはが魔法の簡略化したのをユーノ君は褒め、恭也さんはどれほどすごいのかを聞いている
「恵さーん」
なのはちゃんが走って近づいてきた
「アリサちゃん達は!無事ですか!?」
「シー」
「ふえ?」
俺は無言で二人を指差す
「あ」
納得行ったのか自然と声の音量が下がるなのはちゃん
「寝ちゃってますね」
「ああ、良い夢でも見てるのか笑って「恵さんそこ触っちゃダメ―もう」…叩き起こそうか」
「ちょ!駄目ですよ恵さん!」
「仕方ない・・・」
そんなやり取りをしていると、恭也さん達が近づいてきて
「お疲れ様恵、なのはも」
「お疲れ様二人とも」
「有難う」
「お兄ちゃん、ユーノ君も有難う」
ねぎらいの言葉をかけてくれた
「これで終わったのか?恵」
「はい、元凶も封印しましたし大丈夫かと」
「そうか、なら忍に連絡を入れて迎えを寄こしてもらおう」
忍さんに連絡をするため、携帯を取り出す恭也さん
「お待ちください」
「っ!誰だ!」
後ろから急に声を掛けられたので、反射的に剣を取り出し(本物か?)構える恭也さん
「驚かせてしまい申し訳ございません」
「あなたは確か」
そこにいたのは
「リーラ!?何でここに?」
「はい、貴方様のリーラでございます」
「・・・うん、如何してここに?」
「つれないですね」
リーラが言うには観測班が急激な魔力の流れを感知した事、同時に俺の反応もロストした事を踏まえ結界が張られた事を予測し、結界の中心地である学校へと移動し事が起きるのに備えていたらしい
「そうだったのか、心配かけたみたいだね、有難うリーラ」
「お気づかい感謝いたします、万が一に備え他の場所にも隊長人が待機しておりましたので、皆にもお言葉を掛けてやってください」
「そっか、うんわかったよ」
(他の皆にもお礼を言わなくちゃな)
「良いか?」
そんな事を考えていると恭也さんが尋ねてきた
「どうしました?」
「ああ、さっきはどうして忍に連絡するのを止めたんだ?無事の確認を言う位はいいだろう?」
「そういえば、如何してなんだい?リーラ」
妹であるすずかちゃんの安否の知らせぐらい教えてやっても良いと思うが
「今の状況から視るに、このお二方が巻き込まれたご様子、であるならばお二人に後遺症が有る可能性も捨てきれません」
「それは・・・」
「確かに」
「え?どういう事?」
「なのは、あのね」
ユーノ君が状況を理解できていないなのはに説明をする
「そんな!何とかならないんですか!」
「落ち付けなのは!」
「でも!」
理解出来たのか、リーラにどうにかならないのかと懇願するなのは
「落ち付いてくださいなのは様」
「あ…ごめんなさい」
「まだそうとは決まった訳ではございません、ですので精密検査をしたいと思います」
「精密検査?」
「はい、幸い我が屋敷にはその類の設備が整っているので問題は無いかと思われます」
「そうなのか?恵」
恭也さんが俺に聞いてくる
「え?あー、俺も最近来たばかりで全容は把握出来てないんですよ」
「そうなのか」
「はい、ですがリーラが言っているので間違いは無いかと」
「ふむ」
恭也さんは腕を組みしばらく考えると
「分かりました二人をお願いします、忍とアリサちゃんの家には俺の方から伝えておきます」
「有難うございます…セレン!ネリー!」
リーラが呼ぶと
「はいよ」「何でしょうか?」
「うわぁ!」「きゃ!」
俺となのはの後ろから気配もなく現れた
「話は聞いていましたね、お二人を屋敷の医療区へ丁重にお連れしなさい」
「りょーかいっと」「了解しました」
二人はそれぞれアリサとすずかを抱えるとそのまま校門へと移動してしまった
「気配も無く近づくとは…何者だ」
(うちのメイドです)
「それでは我々も帰りましょう恵様」
「ああ、そうだね」
もう深夜近い、さすがにこんな時間まで学校に居るのを見られたら面倒だ
「校門に車を待機させております、なのは様達もどうぞ」
「良いんですか?」
「はい、恵様の大切な方達のようなので」
「ふぇ!大切!?」
大切という言葉に顔を赤くするなのは
「何から何まで世話になりっ放しだな恵」
「気にしないでください」
「今度うちの喫茶店に来てくれ、奢るよ」
「有難うございます」
(喫茶店か、確か死神様も死ぬ前に一度は食べてみたい高町家のシュークリームとか言っていたな)
死神にも死があるのか?と思いながら顔を赤くしてショートしているなのはを引きずりつつ車へと向かう
二人にジュエルシードを与えたと言う謎の人物、何故二人なのかなどいろいろと気になる事は山積みだが
「一件落着ってね」
夜空を見つめながら呟くのであった
???side
かなりの魔力を感じ、結界が張られたので急いでその場所へと向かう
その場所にはすでに先客がおり戦闘を始めていた
「手出さなくていいのかい?」
「うん、様子をみよう」
戦っている相手もジュエルシードが狙いならどの道戦う事になる、もしそうなった場合すこしでも情報があると便利だ
「そうかい、てかあいつはどこ行ったんだい、協力するって言いながら居ないじゃないか!まぁ居ない方が良いんだけどさ」
「もうアルフ、そんなこと言っちゃ駄目だよ」
「でもさー、フェイトだって感じただろ?あいつの私たちを見る目、ねっとりとした嫌な視線をさ」
「それは・・・うん」
数日前に私たちに協力をすると言ってきた男の子、いらないと言ったけど、なんでも母さんからの応援らしい
母さんとは最近連絡が取れていないから本当かどうかは分からないけれど
「お、選手交代みたいだよ」
アルフの言葉に意識を地上に戻すと、先程戦っていた女の子とは違う女の子が戦うみたいだ
「なんだよあれは・・・」
「すごい・・・」
ジュエルシードから放たれる魔法は私とアルフが力を合わせても防げないほどの魔力、だが
「嘘!耐えた!?」
「・・・」
その魔法を一人で受け止めた女の子
(すごい・・・)
口には出さなかったが尊敬の念すら覚える、そして彼女が最後に放った技は
「綺麗・・・」
「うん」
巨大な花が散っていく様子だった
「終わったみたいだね、どうするフェイト?」
「・・・今回は止めておこう」
チャンスかもしれない、けど今戦うのは本意じゃない
「わかったよ、それじゃ戻ろうか」
「うん」
下の子達も帰るみたいだ
「!!」
「ん?どうしたんだいフェイト??」
「今、こっち見てた」
「え!?さすがに気のせいじゃないかい?こんなに離れているんだよ」
「そう・・・かな?」
一瞬だったけど彼女がこちらを見ていた気がした
(それにこの胸の高鳴りはなに?)
見られていたという驚きとはまた違う感じの胸の鼓動に疑問を持ちながら私たちは家へと帰るのだった
フェイトsideout
数分後グラウンド
「ヒャッハ~~~!!俺様参上だぜぇー…」
ヒュー
「…ふん!俺様に恐れをなして逃げやがったか」
「おい!そこに誰かいるのか!」
「うぇ、やべ!逃げるが勝ちよ!」
「あ!待ちなさいコルァ!!」
そんなやり取りが有ったとか無かったとか
アリすず編は長引かせると変な方向へ行ってしまいそうだったので
短めに終わらせました
もっとシリアスな展開を期待していた方はごめんなさい
シリアスな展開が見たいと言う要望があれば別途書くかもしれません(BADは避けるつもりですが)
そしてついに出てきた?4人目の転生者
能力などは一切決まっておりません!どしよ・・・
続きを待っててね!