なのは?side
私は今この状況をどう切り抜けようかと必死に考えています
どんな状況ですかって?
それは10分程前の事なの
~10分前~
私の名前は高町なのは
最近お父さんがSP?とかいう仕事の事故で入院することになっちゃって
いつもは、お母さんが家で経営している喫茶店を
今はお父さんの分までお兄ちゃんとお姉ちゃんが手伝いとして一緒に頑張っているので
忙しくてなのはの事をかまってくれる余裕もないみたいなの
だから・・・
「良い子にしてないと、良い子にしてないときっと皆の迷惑になっちゃうの
それに、良い子にしてればお父さんも元気になって、きっと前みたいに皆笑顔に」
だから、寂しくても我慢するの
泣きたいのも我慢できるから、きっと大丈夫
「あ、もうこんな時間そろそろ帰らないとなの」
すでに時間は夕刻に迫っており、日も傾き始めていた
なのはは帰ろうと座っていたベンチから立ち上がると
「こんな所に居たのか、我が嫁よ!」
「ふぇ?」
そこには、髪の色が銀色?で目の色が右が赤で左が青
そして整った顔立ちの知らない男の子がいた
「だ、誰ですか?」
「おお!自己紹介がまだであったな!
我が名は黄金鏡《こがねかがみ》ぞ!
気軽に旦那様でもご主人様とでも呼んでくれたまえ!」
と、胸を張りながら答えてきた
「はははは!所で何で泣いていたんだい?我が嫁よ!」
「泣いて何かないの、一人にして欲しいの!」
内心ドキッとしたなのは
(何なのこの人?いきなりなのはの事我が嫁なんて言ってきて
嫁ってあのお嫁さんの事だよね?確かに顔は綺麗だけど
なんだろう、この子と一緒にいちゃいけないって何か感じる
そう嫌な感じがするの)
「何を言ってるんだい嫁よ?
我が傍に居なくて、誰が君の傍にいるというんだね!」
「少なくともあなたじゃないの・・・」
(どうしよう、このままじゃお家に帰るのが遅れちゃうの)
そんな事を考えていたら急に別の方向から
「おいてめぇ!俺のなのはに何してやがる!」
と、何とも嫌な予感しかしない声がして
恐る恐る声のする方向を見てみると
「うわぁ・・・」
と、声を出してしまうほど目の前の人物と瓜二つの男の子がいた
違う所と言えば、髪の色が赤色で目が右が青で左が黄色と言う事ぐらいだろう
そして名前が
「やぁなのは、俺の名前は大庭魁人《おおばかいと》だ!よろしくな!」
と、聞いてもいないのに自己紹介を始めそして
「ヒッ!」
行き成り頭を撫でようとしてきた
何故だが悪寒が走ったなのはは触られるよりも前に後ずさり
悲鳴を上げてしまった
「ふむ、恥ずかしがり屋さんだな、なのはは」
何を勘違いしたのか本気の悲鳴を、単なる恥ずかしいだけと捉えた目の前の人物
「貴様!我が嫁に許可もなく触れようとするとは、万死に値するぞ!」
「あん?てめぇこそ何さまのつもりだゴルァ!!」
本人の与り知らぬ所で勝手に盛り上がる二人
(ど、どうしたら良いの?ホントは係わり合いになりたくないのに
でもでも何だかなのはの事で喧嘩しちゃってるみたいなの
あれ?でもなのははこの子達の事何も知らないわけだし
別にこのまま帰っても良いんじゃないのかな?
あう、でもこのまま放っておいたら周りの人に迷惑なの
もうどうしたらいいのーー!)
sideout
「はぁ、なーにやってんだかあいつら」
増えた(おそらく)転生者がどういった人物なのかを観察していたら
案の定喧嘩を始めた二人と巻き込まれただけの高町なのは?
「まったく、あのまま家にでも帰っていれば良いものを
しかたない、助けてやりますか」
と、助けることにした恵
“何故か”近くに落ちていた狐の面を装着し・・・
―――ヒットリカバリーがUPしました―――
「ん?何か聞こえたような・・・?気のせいか」
顔ばれは余りしない方が良いかもな
あの二人に顔覚えられるのは後後面倒そうだしね
さて
「そこのガキ二人、同属嫌悪による喧嘩はやめたまへー(棒)」
「「あん?」」「ふぇ?」
一斉にこちらを見る3人
「誰だおっさん?」「おっさ!!」
「部外者は引っ込みたまえ、変態よ」「へんた!!」
狐の面なんて白昼堂々しているから変態と呼ばれてしまうのは仕方ないだろう
だがしかし!おっさんだと!!良いだろう、おっさんの強さを思い知らせてやる!!
「ふふふふ・・・ガキどもが、大人の強さを思い知らせてやろう・・・」
「はっ!モブ風情が粋がってんじゃねーぞゴルァ!」
確かカイト?だったかが行き成り殴りかかってくるが
ブンッブンッ!
「ッチ、ちょこまかと!」
「この程度か・・・」
おそらく転生したてなのだろう、確かに力はありそうだが
愚直な軌道での殴りしかしてこないので避け安い
(きっとこれから修行して、強くなってくるのか・・・
この力で殴られでもしたら流石の俺でもHPがかなり削られそうだ)
「ふん、雑魚が・・・その程度の変態も倒せぬとはな!
どくが良い!我が相手をしてやろう!」
もう一人のカガミ?がカイトを押しのけ俺に殴りかかってくるが・・・
(確かにさっきの奴よりは断然ましな戦い方だ
一つ一つの殴りも鋭く、おそらく武道でも習っていたのだろう
だが・・・)
「銃弾よりは遅いな・・・」
「何をぬかすか!」
キリ姉さん本気のウェスタンファイアを徐々に距離を近づけながら
避ける練習をさせられてきた俺だ、この程度ではどうと言う事はない
「くそ!なぜあたらんのだ!」
「当ててくださいよ」
大人げなく挑発する俺
いやだって、こいつら転生者だろ?たぶん
なら年齢的には俺と大差無いかそれ以上だろう
「そろそろ飽きてきたな・・・
二人同時にかかってきたらどうだ?」
「っち、なめた事ぬかしやがって、後悔させてやる!」
もう一人も加わってきた所で
「そこの嬢ちゃんや」
「ふぇ?((゚д゚o)キョロキョロ(o゚д゚))
わ、わたしですか?」
「そそ、君きみ
ちょっとばかし目と耳を塞いでいてくれないかな?」
「は、はい」
と、状況についていけていないながらも支持にしたがってくれたなのは?ちゃん
「「死にさらせ―!!」」
と二人仲良く殴りかかってくるのは避けて
「さて、少しばかり眠っていてもらおうかな」
おもいっきり息を吸い込み、そしてそれを衝撃波として吐き出す
『喝!!』
ゴウ!!
「がっ!」「ぐっ!」「ひゃぁ!」
ばたん
ふむ、上手く言ったようだな
「ふぅ、もう良いよ嬢ちゃん」
「ふぇ?え?いったい何がおきたの??」
余りにも大音量だったためか気が動転しているなのは?ちゃん
「おーい、大丈夫かい?」
「あ、はい・・・大丈夫なの・・です」
少し言葉づかいがおかしかったが
まぁ、大丈夫だろう
「さて、もうこんな時間だ帰った方が良いんじゃないかい?」
「え?あ、あぁ!」
暗くなっている空と時計を見て驚くなのは?ちゃん
「うぅ・・・どうしよう、怒られちゃうの。゚(●'ω'o)゚。」
すがるような目で見てくる
「なのは、せっかく良い子でいようと思ってた所なのに」
「はぁ、分かった分かった、俺も一緒に言って事情を説明してあげるよ」
「ほんと!ありがとうなの!!」
本当に救われたような笑顔で返してくるなのはちゃん
「さて、その前に元凶のこいつらをっと」
気絶しているであろう二人を近くのベンチに座らせ
お互いが寄りかかるような格好にして
どこからか取り出した紐がついた板にマジックで文字を書いていく
「何を書いてるんですか?」
気になったのか訪ねてくるなのはちゃん
「ん?これだよ」
そういって気絶している二人に板をかけてやる
そして書いた文字を見たのか
「ぷっくふふふふふ」
笑いだしたなのはちゃん
板にはこう書かれていた
『僕達仲良し双子 いつまでも一緒だよ♡」
うん、こう言ったやつらには一番効果的だろう
「さて、帰るとしますか
道案内はよろしくね、なのはちゃん」
「あ、はい・・・あれ?」
「どうした?」
「私、自己紹介しましたっけ?」
「ん?あぁ、さっき自分で自分の名前言ってたからね、まずかったかい?」
「ふぇ?・・・あ、あぁ!大丈夫なの!」
まぁ、さっきの二人の件もあるし、警戒してあたりまえか
「まずは、どっちに行けばいいのかな、お嬢さん?」
「こっちなの!」
冗談めかした言葉に笑顔で道を教えてくれるなのはちゃん
「了解した、さ、帰ろうか」
「うん!」
道中
「そういえば、なんであの二人に絡まれていたんだい?」
「うーーん・・・分からないの、というかもう思い出したくもないの・・・」
うぅ・・・と気分が落ち込んでいるなのはちゃん
「すまんな、嫌な事を思い出させてしまって」
慰めるために頭を撫でてやると
「あ・・・」
「む、すまん嫌だったか?」
手を放そうとするが
ガシ!!
「違うの!もっと撫でて欲しいの!!」
「へ?」
「あ!あぅ・・・///」
何この可愛い生き物!!
yesロリータ!noタッ・・・チしちゃってるよ俺!
まぁ冗談はさておき
「そこまではっきり言えるなら、さっきもそれぐらいの勢いで断れば良かったのに」
「それは・・・その・・・」
急に歯切れが悪くなるなのはちゃん
「なんだか良く解らないけど、あの子達すごく嫌な感じがして怖かったの」
「そうか・・・俺は何ともなかったのか?」
「お兄さんは、違うの、さっきの子の一人がなのはの頭を触ろうとしてたんだけど
その時に何か嫌な感じがして、触らせたら駄目だって思って体が勝手に逃げちゃったの」
「そんな事が」
「でも、お兄さんのは何て言うか・・・
同じように行き成りだったけど、あの子とは違くて、なんて言うか
とても暖かくて陽だまりにいるようなポカポカした気持ちになれるの」
恥ずかしい事を臆面もなく言ってくれるぜ・・・
「そうか、ありがとうな」
「えへへ///」
もう一度頭を撫でてやると安心しきったような笑顔をみせてくれる
「そこまで嫌なら、今度会っちまった時にはちゃんと言葉で自分の気持ちを伝えないとな」
「言葉で・・・」
「そ、言葉でだ、自分の気持ちなんて言葉にしなければ伝わらないものさ
それでも駄目ならビンタの一発でもくれてやれ!」
「それは、難しいの」
あははと苦笑いで返すなのはちゃん
「ま、そのぐらいしないとあいつらは理解しないんじゃないか?」
「確かに・・・ε-(´ω`●)ハァ」
と、ため息をついて落ち込んでしまった
しばらく無言が続いたが突然なのはちゃんが立ち止まり
「あの、聞いてもらいたい事があるんです」
「ん?」
するとなのはちゃんは今現在の自分の家族の状況を話し始めた
(俺に相談する事なのかねこれって、まぁ頼りにされてるって事なのかな?)
話が終わったので尋ねてみる
「それで、なのはちゃんはどうしたいんだい?」
「へ?どうって?」
「今現在の状態でいいならこのままでいいさ
でも、なのはちゃん自身が今の家族の雰囲気を変えたいと言うなら
行動に移すべきなんじゃないかな?」
すると、手をギュッと握りしめ
「・・・ぇたいです」
「ん?」
「変えたいです!」
「・・・そっか」
上げた顔には話している時の悲しい気配は無く
代わりに決意の顔が現れていた
「ならまずは、自分の気持ちを家族に伝えなきゃな」
「はい!」
良い顔だ
「あの・・・」
「ん?」
「そのお面は何時まで着けてるんですか?」
・・・あ
戦闘描写って難しいね・・・
戦闘スキルを得たのに描写で活かせないなんて
宝の持ち腐れ以外の何物でもないよ!